自分の仕事や生活に関する英語を覚えて実践しよう!

談笑

英語を勉強していても使う機会がなければどんどん忘れていきます。せっかく時間をかけて学習したものなので最大限に活かしましょう。

自分について話す内容をより深く英語で知っておくことで会話に幅や深みがでます。

実際に自分が学びながらレベルを高めていった方法を紹介したいと思います。

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自分の仕事について詳しく説明してみよう。

私は、どちらかというと特殊な仕事に就いていて、英会話などで職業の説明をするのが、学習を始めた頃はとても困難でした。

簡単に言えば、町おこしに携わっているのですが、福祉や交流の側面もあるしな~、と思い自己紹介する時は、I work as a welfare worker. とwelfare(福祉事業)という言葉を知っていたので、簡単に説明していました。

しかし、さらに質問をされるとどう答えていいかわからず、答えに詰まってしまうことも多々ありました。

なので、まずは自分の身の周りに関係があることから学習をしようと考えました。

まずは、町おこしですが、regional(地域、地方の) Revitalization(再生、回復、復興)、この2つのワードを使って説明することにしました。

I belong to regional revitalization team.と表現することでなんとなくイメージを掴んでもらうことに成功。しかし、地方創生、地域活性といってもまだまだ表現としては曖昧です。さらに説明できるように必要な表現を覚えました。

Social welfare activities(社会福祉事業)

Community center projects(公民館事業)

Inbound tourism activities(bringing in tourists from overseas) (インバウンド事業、海外観光客の誘致)


Setting up tourism companies(旅行会社の起業)

administrative(行政上の)

official(公務員、役員)

government employee(公務員)

など違う職種の人から見たらめったに使わないようなフレーズもありますが、私にとってはとても重要なものばかりで、英会話の上では欠かせない表現になっています。

例えば、Why are you learning English?と質問されても

I’m setting up a tourism company. I would like to guide tourists from overseas in English. That’s why I learn English.

とかなり具体的に自分の将来の夢などを含めて会話を広げることができます。

また、幅をもっと広げて、観光のことや自分の地域のことについても英語で説明できるようになりたいと思い、関連する英語も覚えていきました。

sunken hearth cuisine=いろり料理

Hunting culture=狩猟文化

thatch roofs=茅葺き屋根

rapidly aging population=急速な過疎高齢化

lodging guests=宿泊客

trial package tour=モニターツアー

などなどです。

自己紹介だけでなく、フリートークなどでもかなり時間を使って英会話をすることができるので、特に自分の身の周りのことに関する英語表現は覚えておいて損はないです。

自分の職業だけでなく、趣味や活動も英語で掘り下げてみよう

人生の中で多く時間を占めるのは仕事だけではありません。学生であれば、勉強以外に部活動もありますし、社会人にも趣味の時間があると思います。

自分の好きな事について話すことは、とても楽しいです。言語が英語になってもそれは同じことで、学習する際にも好きなことに関する英語表現であれば、難しい参考書を読むよりもモチベーションを保ちやすいです。

実際にどう学習を進めていけばいいかですが、例えば職業が料理人、もしくは料理が趣味の場合、料理や食材の名前を英語で覚えることから始めます。

mountain vegetables=山菜

Japanese pickles=おしんこ

grilled salmon=焼き鮭

grated Japanese radish=大根おろし

Stewed dishes=煮物

mozzarella cheese=モッツアレラチーズ

venison=鹿肉

starch=片栗粉

などなど調べれば調べるほど気になってきますが、自分の得意料理などから調べていくのがいいでしょう。慣れてきたら料理手順や調理方法についても英語でどう表現するのか知っておくと表現の幅が広がります。少しだけ例を載せます。

crack an egg shell=卵の殻を割る

peel an apple=りんごの皮を剥く

steam for 20 minutes=20分間蒸す

Deep fly the vegetables at about 200℃=野菜を約200℃の油で揚げる

食材や調理方法について表現をある程度覚えたら、レシピを検索、使用する際にも英語でかかれたレシピを見ると、料理を作りながら英語表現を学ぶことができるので一石二鳥です。

主婦の方や家事をよくされる方は家の中で使う道具や設備、家事の英語表現を覚えます。

tidy up the room=部屋を片付ける

mowing the lawn=草刈りをする

feed the dog=犬へのえさやり

preparing meals=食事の準備

ironing=アイロンがけ

併せてスケジュール帳などに自分の予定を英語で書けば、英語に触れる機会も増えます。

もちろん趣味でも英語の表現を掘り下げることができます。私は今でもドラムをするので音楽用語やドラムのパーツについての英語などを覚えました。

Drum=ドラム

snare drum=スネアドラム(太鼓の種類)

cymbal=シンバル

single stroke=シングルストローク

double stroke=ダブルストローク

drum sticks=ドラム用のスティック

metronome=メトロノーム

percussion instrument=打楽器

もともとカタカナ表記が多いので、すんなりと覚えることができました。

楽器はできないけど音楽を聴くのが好きという人も多いと思います。

洋楽を聞いて歌詞の意味を理解する、英語を聞く、という勉強法もオススメされていますが、洋楽の歌詞はリズムの都合上、きちんとした文法から省略されていることも多々あります。リスニングの練習としてはとても効果的なんですけどね。歌詞を理解するためにも直訳ではなく意訳でニュアンスを感じ取る練習も必要になります。

ちょっとハードルが高いと感じた人は、まず自分の好きなバンドやグループ名に英語が使われていたら意味を調べてみる、ということから始めてみましょう。手軽にできるのでオススメです。

自分の生活に直結していること、もしくは好きな事を英語で、というのが重要

私は自然が多い所(田舎)に住んでいるので、花の名前も英語で覚えようかな、と思い、調べたこともあります。

dandelion=たんぽぽ

sunflower=ひまわり

azalea=つつじ

これくらいならば覚えることもできましたし、日常会話で使うこともできます。しかし、あまり会話に頻出しないような花や専門的、学術的な事に関してはやはり覚えが悪いように感じます。

そもそもあまり植物や花、昆虫などのジャンルは日本語でさえあまり詳しくないというのも自分の頭に定着しづらい原因の1つだと思います。

英語表現を覚えるにはまず日本語から

英語に限らず第二言語を覚えるには日本語の語彙力が大前提として必要です。

例えば英文を読んでいて“exclusively”という単語が出てきて、意味がわからず辞書で調べたとしましょう。その辞書にexclusively=専ら と書いてあっても専ら(もっぱら)の意味がわからなければ、今度は日本語の意味を国語辞典で調べる必要が出てきます。

このようなまるで言葉の逆輸入のような学習方法をしていたら効率も悪くなります。日常生活の中で出会う英語表現に好奇心を持つだけでなく日本語の表現にも敏感になっておくと二重辞書を使うような事態は避けられます。

特に学生の方は国語の成績があまりよくないと英語だけでなく社会や理科などの成績も上がりづらいと言われています。理科や社会も日本語で学ぶし、日本語で書かれたテスト問題を解くので当然だと思います。

英語においても先述した二重辞書を使うような学習だけでなく、文法や語順、英語のルールを覚えるというのは高い語学レベルを目指すのであれば必要になりますし、その勉強過程を国語=日本語でうまくできないのであれば、英語でも相当苦労するはずです。

「英語を学習するにはまずは日本語から」

幸い、日本に住んでいれば、英語よりも新しい日本語のフレーズや単語に出会う機会は圧倒的に多いです。「これは英語でなんて表現するんだろう」という疑問とともに「日本語では別の表現の仕方、類義語などはあるのかな」という考えを持ち、常に調べるようになれば英語のスキルと一緒に日本語のボキャブラリーもどんどん増えていきます。

コツコツ継続して少しずつ英語能力を伸ばしていきましょう。