なにかをおすすめ・提案するときの英語フレーズ

提案

日常的に、誰かに何かをおすすめ・提案するということはしばしばありますよね。もちろん、英会話を話すときも同じように、さまざまなことを提案するような場面にでくわします。

たとえば、オンライン英会話のレッスンでも、講師に日本に旅行するときのおすすめの土地や食べ物について訊かれることもあるかもしれません。また、自分がしたことを話して、「おすすめだよ。ぜひやってみて!」と言いたいときもあるでしょう。

もちろん、講師相手だけではなく、外国人の友達相手にそういったおすすめや提案をすることもありますよね。

こうした場合に、あなたはスラスラと英語を口にできるでしょうか。そんな場面で困らないように、しっかりといくつか英語フレーズをマスターしておきましょう。

ここでは、おすすめや提案をしたいときに使えるフレーズをご紹介していきます。

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Recommendを使っておすすめするフレーズ

人に何かをすすめるというとrecommendが浮かぶ人も多いのではないでしょうか。おすすめするときの、定番中の定番の”recommend”は使い方も割と簡単です。

今話していたことについて、「それおすすめだよ。」というときは、こういう風に言うだけでいいのです。

I recommend it.

これなら、英会話初心者の人でも簡単に覚えることができますよね。

では、もう少し長い文章でもRecommendを使ってみましょう。

A: I don’t know what to do now.(もう何をしたらいいかわからない。)

B: I recommend taking a rest for a bit. (ちょっと休むことをおすすめするよ。)

この文章ですが、recommend+動詞ingとなっていますよね。

誰もがやりがちなミスとして、”I recommend you to take a rest for a bit.”という風に、recommend you to+動詞の形にしてしまうということがありますが、この形は誤りです。

Youを使いたければ、このようになります。

I recommend that you take a rest for a bit.

同じ意味の文章なら、こんな言い方もできます。

I recommend a bit of rest.

どれを使っても構いませんが、”recommend you to…”とは言えないということは覚えておきましょう。

Suggestをつかっておすすめするフレーズ

”recommend”と並んで定番のsuggestについても学んでおきましょう。

この2つは似ているため、何が違うのかわからないという人もいるかもしれません。日本語訳にしてしまうと、ほとんど同じ意味になってしまうこともあるのですが、”recommend”と”suggest”にはちゃんと違いがあります。

それは、”suggest”はちょっと間接的な表現で、おすすめするけど押し付けたくない場合、相手の意見を尊重するけど、他の方法もあるよと言いたいようなニュアンスを含んでいるということです。

「私はこうした方がいいと思うんだけど・・・」というような感じでしょうか。”recommend”よりも少し硬い表現になることもあり、ビジネスの場でもよく耳にします。「提案する」という言葉に一番近いのが、”suggest”かもしれません。

文章の作り方は、recommendとほぼ一緒です。”recommend”で使った文章を使って、”suggest”の使い方をみてみましょう。

A: I don’t know what to do now.(もう何をしたらいいかわからない。)

B: I suggest taking a rest for a bit. (ちょっと休んでみたらどうかな。)

“recommend”と”suggest”のニュアンスの違いを感じ取るために、日本語訳を変えてみましたが、大体このような感じかと思います。

“suggest”も”recommend”同様に、”I suggest that you take a rest for a bit.”という文章にできますが、”I suggest you to take a rest…”とは言えません。

Shouldを使って「〇〇した方がいいよ!」とすすめる

「〇〇すべきだ。」という時によく出てくる”should”を使っても、人に何かをおすすめすることができます。

ここまで使ってきた例文を使うなら、このようになります。

A: I don’t know what to do now.(もう何をしたらいいかわからない。)

B: You should take a rest for a bit. (ちょっと休んだほうがいいよ。)

日本語訳にすると、”suggest”と意味が似てしまうのですが、”should”で提案する方が「こうしたほうがいい」と提案するような形になり、直接的な提案になります。

また、”should”を使う場合は、常に、should + 動詞の原形もしくは、should+beで文章を作ります。いくつか例文をみてみましょう。

You should study English harder if you want to live in America.(アメリカに住みたいなら、もっと英語を真面目に勉強した方がいいよ。)

You should go to Japan! It’s wonderful!(日本に行った方がいいよ!すばらしいから!)

You should be more kind to your sister.(あなたの姉(妹)にもっと優しくしたほうがいいよ。)

You should be polite to your teacher.(先生には礼儀正しくした方がいいよ。)

なんとなく、”should”で作る提案フレーズの作り方がわかってきたでしょうか。

その他の提案フレーズ

それでは最後に、間接的且つ、少し複雑なフレーズで提案をする方法もいくつかご紹介しておきます。

まずは、ここまで使ってきた”take a rest for a bit”を使って、さまざまなフレーズ例をみてみましょう。

How about taking a rest for a bit?(ちょっと休憩するのはどう?)

Why don’t you take a rest for a bit?(少し休憩してみたらどうですか?)

If I were you, I would take a rest for a bit.(もし私があなたなら、ちょっと休むだろう。)

Don’t you think it might be a good idea to take a rest for a bit?(ちょっと休憩するのが良いと思いませんか?)

日本語訳が少し丁寧になっているものは、ビジネスの場で使っても問題ない言い回しです。もちろん、友達相手に使っても不自然ということはありません。

“How about…”で提案するのは、割とくだけた言い方です。友達と今から何をするか考えているときや、友達が悩んでいるときの提案フレーズとして使ってみましょう。

“Why don’t you…”というフレーズは、言い方によっては怒っているようになってしまうので、トーンに気をつけてください。少し直接的な感じもするので、ビジネス場で使えなくもないですが、私ならお客さん相手に使うのは控えます。

“If I were you…”というのは、少し他と毛色が違うフレーズですね。「私だったらこうするけどな・・・」というような、間接的な提案のときに使える便利なフレーズです。

“I was you”ではなく、”I were you”となっているところがミソですね。これは、仮定法というものですが、実際には起こるはずがないため、そのムードを作るためにwereになっていると、覚えておきましょう。詳細はいつか仮定法についてご説明できる機会があれば、一緒にご説明したいと思います。

“Don’t think think it might be a good idea to…”というのは、もうそのままの表現ですね。〇〇が良いアイディアとは思いませんか?ということです。ちょっと長いので無理をして使わなくても良いですが、こういう言い回しもあると覚えておきましょう。

まとめ

何かを提案するには、まだまだ他の言い方もありますが、ここでご紹介したフレーズさえスラスラ言えるようになれば、十分です。

使うべき時にスラスラ言えるようになるために、いくつか例文を作って復唱して口で覚えることをおすすめします。