どうして海外のニュースサイトを見ることが学習に推奨されるのか?

英語学習をする際に、インターネット上で海外のニュースを見ることをオススメする人が非常に多いと思います。音声や動画が記事と一緒に用意されているサイトも多く、リスニングや読解力、単語やフレーズの習熟、リーディングなど様々な能力を総合的に伸ばすことができるので、よくオススメされます。

今回は、どうして海外のニュースサイトが英語学習としてオススメされるのか、また実際にどういった学習効果、学習方法があるかなどを紹介したいと思います。

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常に新しい教材を無料で手にすることができる

ニュースというのは日々刻々と更新されていき、TV上、インターネット上に公開されます。しかも無料で閲覧できるものがほとんどです。

紙媒体で英語学習をする時は、参考書などを購入すればお金がかかりますし、ページには終わりがあります。しかし、ニュースサイトではいつでも新鮮な記事、新しい単語やフレーズに出会える機会も多いので英文にたくさん触れる、多くの表現を学ぶ、といった点で非常に適しているといえます。

総合的な学習をすることができる

最初に少し触れましたが、音声や動画がセットになっているニュース、記事の中の重要フレーズや単語を別ページでまとめているもの、レベルごとに分類されているもの、など種類が多く、自分のレベルに合わせた学習ができるのも魅力です。英語学習において不得意にしているものが何なのか、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング、それぞれのレベルを自分で確かめながら進めていくことが着実に英語能力をアップさせることができます。

ネイティブレベルの英会話のスピードに慣れることができる

オンライン英会話を利用すると、講師が生徒の学習レベルに合わせて会話のスピードを調整してくれることが多々あります。また、利用しているオンライン英会話によっては1日に利用できる時間が限られているということもあります。ニュースサイトのリスニングでは、ネイティブの視聴者に向けて公開されているものが多いので、良くも悪くも手加減がありません。大量のネイティブイングリッシュを浴びることができるという点でも学習方法としてオススメです。

また、オンライン英会話Native Campでは1日のレッスン回数が無制限なので、ニュースサイトと同じ様に1日に大量の英語を聞くことが可能です。英語スピードの話をしましたが、当然、生徒に合わせてスピードは速くも遅くもできるので、レッスン中の細かな対応ができるのも学習としては効果的ですね。

いつでも復習することができる

紙媒体を使った英語学習にも言えますが、ウェブ上でも記事の情報が残っているので、わざわざノートに書き写さなくても復習することができます。また、ネット上のものなので、ワードやエクセルに貼りつけて、容易にオリジナルの教材を作ることも可能です。スマートフォンで記事を見ることも可能なので、スキマ時間や通勤、通学時間にも手軽に学習できるので、特にまとまった勉強時間がとれない人にはオススメです。

リーディングを続けていけば、自然に英語を読むスピードも上がってくるので、勉強すればするほど効率は上がっていきます。

日本で報道されているニュースが海外or英語ではどう表現されているのか知ることができる

特に政治や経済、環境、ノーベル賞などの受賞についてのニュースは世界の中でも注目されやすいです。記者の見解や報道の仕方は国ごとに異なるので、日本で一度聞いたニュースでも海外の記事で見てみると違う角度から表現されていることが多いので勉強になります。自分が聞いた情報と合わせて、他者の意見を英語で見聞きできることがメリットですね。

世界の情報を目にすることができる

日本の中だけでもニュースはたくさんあります。ジャンルを絞らなければ、全て把握できないほどになりますが、世界規模で考えたらそれこそ多くの情報が溢れています。日本のニュースは当然日本人が知りたい事を重視して報道されていますが、海外のニュースはそうではありません。色々な考えや意見があることも実感できると思います。

サイトによっては、ニュースのジャンルによっての区分だけでなく、アジアや中東、ヨーロッパなどの地域ごとにジャンルを分けてニュースを掲載しているものもあります。

例えば、あなたがオンライン英会話や海外旅行で、もしくは外国人の友人と話をする時にその国の情報を少しでも多く知っていると、会話のきっかけも掴みやすく、話も盛り上がりやすいでしょう。

もし、利用しているオンライン英会話講師(特にお気に入りの講師などいれば)の国籍、海外に旅行する予定の国、もしくは行ってみたい国、外国人の友人の国籍などわかっているものがあれば、それに合わせてニュースサイトを見てみましょう。オンライン英会話や外国人の友達であれば「次回この話をしてみよう」と会話のきっかけになるし、行ってみたい海外旅行先であれば、「もっとこの国や地域のことを知りたい」と思い、学習効率やモチベーションも上がっていくこと間違いなしです。

特にオンライン英会話に限っていえば、ニュースサイトなどを元にした記事を使ってレッスンを進めていく方法がありますが、事前に自分が見聞きしたニュースをフリートークなどで実践して使ってみると、予習の効果も兼ねているので、より英語が頭に残りやすいです。

日本にいるとなかなか聞けない、固有名詞やフレーズを知ることができる

お決まりのフレーズや辞書に載っているような単語は日本にある教材でも学ぶことができます。

つい最近、広辞苑が10年ぶりに改訂されて約1万語が追加された、というニュースがありましたが、言葉は日々進化しながら増えていきます。それは海外でも同じで、特に新しくできた言葉は最新のニュースの方が目にしやすいです。またことわざや本来の意味を持つことが転じて別の意味を持つといったことも多くあります。

例えば、海外のニュースで“Boxed in a corner”という表現が使われていたことがありますが、これはボクシングの試合で不利な場所(コーナー)に追い詰められた時などに使いますが、それだけでなく自分が窮地に立たされた時の表現としても使われます。同じフレーズでも複数の意味を持つものは多いですが、ニュースサイトでは様々なジャンルで多くの表現を学ぶことができます。

まとめ

結局の所、英語学習を続けるコツは、①いかに手軽にいつでも学ぶことができて、②楽しく続けることができるか、この2つに尽きると思います。

英語を勉強するためには1時間以上のまとまった時間を確保する!と意気込んでも、用事や仕事などで継続が難しい時もあります。「昨日できなかったから、今日もいっか」となっていくうちに英語学習を止めてしまう、という話もよく聞きます。10分、15分でも継続する習慣が身についていれば、1日、2日勉強できなかったとしても、また勉強を再開することは、1時間確保して勉強、よりもよっぽど簡単です。

また、楽しくない、仕方なく、では英語学習ははかどらないですし、限られた時間をつまんない思いをしながら使うのはどんなに英語が必要だったとしても、とてももったいないです。

「知的好奇心」というとちょっと堅い感じがしますが、新しい知識を得ることに興味があり、おもしろみを感じる人は海外のニュースサイトを使っての学習方法はとてもオススメです。

ぜひ活用してみましょう。