こんにちは!ネイティブキャンプで日本人スタッフとして働いているco-zです!
僕は現在セブに住んでいて、日々「文化の違い」を感じています。
セブに住む経緯も含め、簡単に自己紹介をさせて下さい。
以前僕は「海外に行って世界観が変わった」と聞いても信じていなかったほど海外には興味がなかったのですが、前職である日本の会社の研修でセブに行く機会がありました。
当時は嫌々ながら参加したのですが、たった1週間ながら初めての海外は衝撃的で、楽しそうに生きているフィリピンの方々を見て、自分はいかに不平不満を見つけて生きてきたのか思い知りました。
しかし彼らと話すにも英語ができないため、コミュニケーションが取れないことがとても悲しかったです。
その後、思い切ってセブに移住し今に至ります。
今回は海外に住んでいて感じた文化の違いの1つ、"White day"についてご紹介します。
ホワイトデーは日本独自の文化!
日本でのホワイトデーを一言で表すと…「3/14に男性から女性にバレンタインのお返しをする日」ですよね。
僕も日本にいる時は、職場で義理チョコをいただき、お返しのプレッシャーを感じていました。(笑)
お返しするものは”バレンタインデー=チョコ”と比べると、これといった固定の品が決まっていないのも、頭を悩ますポイントです。
キャンディー、マシュマロなどがメジャーでしょうか。
私はオシャレさ重視でマカロンをよくチョイスしていました(笑)。
しかし実はマカロンには「特別な人」という意味があるそうで、それを知らずに義理チョコへのお返しに使っていました。
本命のお返しにはマカロンをプレゼントしてもいいですね♪
ご存知の方も多いかもしれませんが、そんなホワイトデーは日本独自の文化です。
バレンタイン発祥の欧米では、3/14はjust normal dayです!
日本でもバレンタインが始まった時は、ホワイトデーは存在していませんでした。
しかし何かをもらったお返しをしないと気が済まないのが日本人の性格・・・そしてそこに目を付けたお菓子業界が、販売促進のために設定をしたのが”ホワイトデー”という文化です。
海外に興味がなかった私は、セブに来るまでその事実を知りませんでした。
ネイティブキャンプの講師とバレンタインデーの話をした時に、「White day」というフレーズを普通に使いましたが、講師たちは頭に「???」を浮かべた表情をしました。
バレンタインデーの文化の違い
ホワイトデーは海外では存在しない文化とお伝えしましたが、バレンタインデーは世界的に行われているイベントです。
そもそもバレンタインデーって何?
269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌスに由来する記念日と伝えられています。ウァレンティヌスとは当時、結婚を禁止されていた兵士達を憐れみ、隠れて結婚式を執り行っていた、キリスト教の司祭です。それに怒った皇帝がウァレンティヌスを処刑した日が2月14日と伝えられており、それがバレンタインの発祥となった言われています。このためこの日はキリスト教徒の祝日になっており、”恋人たちの日”となったのが一般論のようです。
日本でのバレンタインデーは世界の文化とは少し異なります。
現在は様々な形式で楽しまれていますが、日本では「女性から(意中の)男性にチョコをあげる」のが一般的ですよね。
これをフィリピンの女性に伝えると、とても驚かれます。
というのも女性から何かしらアクションを起こすというのはかなり稀で、とても勇気がいることのようです。
実は世界的には「男性から女性に花や手紙等をあげる」のが一般的なのです。
日本ではお菓子をあげるのが一般的ですよね?
その文化はお菓子メーカーが作り上げた日本独特の文化です。
そうです!バレンタインデー・ホワイトデーを誰よりも待ち望んでいるのはお菓子メーカーさんなのです(笑)
話が脱線しましたが、要するに海外では…バレンタインは男性から女性にプレゼントはするものの、その見返りは特にない…ということになります。
日本文化に染まっていた私はそれを聞いた時、フィリピン人講師に「It’s unfair!! When can I get something from women?」と冗談交じりに言いましたが、完全に「何を言っているの?」という顔をされて、やはり海外は”レディーファースト”に基づいて成り立っていると痛感しました。
ホワイトデーを英語で説明しよう!
ということで前述したように、海外の人に「White Day」と言っても「白い日?」と疑問に思ってしまいます。
ではどのように説明するのがわかりやすいでしょうか?
White dayを英語で説明してみましょう
March 14th is White Day in Japan.
(3月14日はホワイトデーです。)
In Japan, Valentine’s Day is typically observed by women presenting chocolate as a gift to men, showing an expression of love, courtesy, or social obligation.
日本ではバレンタインデーは愛、礼儀、または社会的義務の表現として、女性が男性にチョコレートをプレゼントするのが一般的です。
Men will give return presents to women who gave them chocolates on Valentine's Day.
男性はバレンタインデーに受け取ったチョコに対してお返しをします。
This is a famous example of a popular Japanese culture.
これは人気のある日本文化の一例です。
It started in Japan and it is said that White Day is also celebrated in South Korea, China and Taiwan.
日本で始まったもので、韓国・中国・台湾でも祝われていると言われています。
Couples go on a date on White Day and men usually buy flowers, sweets, etc.
カップルはホワイトデーにデートへ出かけ、男性は花やお菓子などを用意します。
上記のように話せば、海外の方も”なるほど!”と理解してくれることでしょう。
ホワイトデーで使える”あま~い英語フレーズ”!
ということでバレンタインデー・ホワイトデーは(特に男性目線で)日本の素晴らしい文化と言えるでしょう!今私がこれを記載しているのは実はバレンタイン直前…日本ではもうすぐバレンタインデーということで、私も日本にいればドキドキし始めているタイミングかもしれません(笑)。しかしフィリピンにいる今、逆に何かをあげないといけない立場です。
そんなせっかくの素敵な日本文化のホワイトデーで、日頃の感謝の気持ち、または意中の人に思い切って気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?
ではホワイトデーに女性にもっと喜んでもらえるような、英語のフレーズをいくつか紹介したいと思います!
口頭で、もしくは一言メッセージカードに添えてみてはいかがでしょうか♪
★サラッと使えるフレーズ
シンプルな表現なので使いやすいフレーズです!
- Stay as you are.
(あなたのままでいてください。) - You make my day bright.
(あなたは私の日々を輝かせています。) - I’m crazy about you.
(私はあなたに夢中です。) - You’re all I need.
(私に必要なのはあなただけです。)
★情熱的なフレーズ
日本人には少し抵抗があるかもしれませんが、海外の人にはこのくらいの情熱的な表現が好まれます!
- I can’t see anyone but you.
(私にはあなた以外見えない。) - I can’t stop thinking about you that it makes me forget how to breathe.
(息ができないくらい好き。) - Your beauty leaves me breathless.
(あなたは息を呑むくらい魅力的です。) - Fate brought us together.
(私たちが出会ったのは運命です。) - You are the love of my life.
(あなたは私の愛の象徴です。) - My heart beats only for you.
(私はあなたのために生きています。) - I want to be the only shoulder you can lean on.
(私はあなたに頼られる存在になりたい。)
★番外編~シャイな日本人向け~
上記フレーズは少し恥ずかしいなぁ~と思ったあなたにおススメ!
おそらくすぐには意味が理解出来ないフレーズなので、女性が意味を調べた時点で伝わる表現です!
- You’re the apple of my eye.
(あなたは私にとって大切な存在です。)
※ここでの “apple” は「瞳」のことを指しています。「他の何よりも大事なもの(人)・かけがえのないもの(人)」という意味で使われるフレーズです。 - I’m under your spell.
(私はあなたに夢中です。)
※spellには”綴る”という意味以外に”魔法”という意味があります。「あなたの魔法の下にいる」という意味から、上記表現に繋がります。 - You are my muse.
(私はあなたに夢中です。)
※Muse様々な芸術をつかさどる、ギリシャ神話の女神を表します。my muse という言い方で「考え/アイディアを触発してくれる存在」という意味で使われます。 - You swept me off my feet.
(あなたに心を奪われました。)
※sweep me off my feet は直訳すると「足をさらわれる(すくわれる)」という意味で、思わずひっくり返るほど「夢中にさせられる、心を奪われる」という意味になります。 - I’m head over heels for you.
(あなたにぞっこんです。)
※「頭からつま先まで」相手にはまり込んでいる=「完全にほれ込む」という意味になります。
”ホワイトデー”という一つのトピックを扱っても、そのイベントの行われ方の違い、伝え方の違いなどから、文化の違いを感じ取れておもしろいですよね!
ネイティブキャンプでは、このような文化の違いを題材に講師と話せる”異文化コミュニケーション”という教材もご用意しています!
ただ英語を学ぶだけでなく、文化の違いを学びながら英語も学べ、楽しみながら英語を学習出来ます!
ぜひお試しください♪