「モチモチしているお菓子が好きです」
「ネバネバした食べものはどうしても苦手なんです」
「外はふわふわ、中はサクサクでおいしいね」
など、日常生活のなかで、食べものの「食感」を表現することはとても多いですよね。そんな食感ですが、英語ではどのような表現が使われているか知っていますか?
そもそも「食感」自体はどのような単語を使って表現するのか知らないという方も多いのではないでしょうか。また、サクサク、ふわふわ、もちもちといったようなさまざまな「食感」についても、それぞれ英語表現があります。
今回の記事では、食感を表すいろいろな英語表現をご紹介します。なかなか学校の授業や教科書では扱われない表現ばかりですので、きっと参考になるはずです。それぞれ例文とともにわかりやすく解説していきますので、ぜひ例文を何度も口に出して練習してみてくださいね。
食感の英語表現
それではさっそく、食感を表すさまざまな擬音語の英語表現をご紹介していきます!
Texture
そもそも、「食感」は英語で「texture」といいます。日本語で「テクスチャ」というと、布などの触り心地や、ファンデーションをはじめとしたコスメのさわり心地やつけ心地、肌にのせたときの質感をイメージするかと思います。英語では、食べたときの感覚・質感、舌触りなども「texture」で表現できます。アクセントは「te」の部分に置かれます。
なお、「texture」という単語はポジティブ・ネガティブのどちらかに偏ったニュアンスはなく、あくまで中立的な意味合いを持ちます。そのため、たとえば「食感が良い」と言いたい場合は「great/good/nice/pleasant texture」のように「良い」ことを表す形容詞を付けて表現します。
あなたはこの食感が好きでしたか?
大根は素晴らしい食感です。
この2つの食べ物は食感がまったく違います。
クリーミーな食感をしています。
すみませんが、あまりこの食感が好きではありません。
もちもち
もちもちとした食感は、「chewy」で表現することができます。おもちなどの弾力があるもの、グミやガム、かたいパンなどの噛み応えのあるものなどに対して使います。「よく噛んで食べる必要がある」というニュアンスがあります。
日本語で「もちもち」といった場合には、基本的にはポジティブな意味合いになると思いますが、英語の「chewy」はお肉などが「ゴムのようにかたい、くちゃくちゃ噛まないと食べられない」といったようにネガティブなニュアンスで使われることもあります。
わあ、驚くほどもちもちしていますね!
そのお肉は噛み応えがありました。
このパンは噛み応えがあります(もちもちしています)。悪くないですけどね。
彼女はもちもちしたチョコレートクッキーが好きです。
もちもちしすぎている食べものは好きではありません。
パリパリ
パリパリは「crispy」で表現することができます。パリッとした食感のもの、カリッと揚げたようなものなどを表す際に使われます。「crispy」は基本的にポジティブなニュアンスを持つ言葉であり、英語圏の食べもののテレビCMなどでもよく使われます。
外はパリパリですね。
ネバネバ
納豆などのネバネバ・粘り気は「sticky」で表現することができます。とろろやオクラなどの食感を伝える際にもぴったりです。「stick」は「くっつく」という意味があります。ベタベタ、ベトベトというように訳されることもあります。
生地はまだネバネバしている。
実は、納豆のようなネバネバした食べものが結構好きなんです。
とろろはネバネバした食感があります。
B:Yeah, but it’s good for your health.
A:オクラってネバネバしていますよね?
B:ええ、でも健康に良いんですよ。
サクサク
サクサクはさきほどの「crispy」でも良いですし、パイ生地などのほろほろと崩れやすい様子を表すのであれば「flaky」も便利な単語です。「フレーク状の」という意味があります。
パンのサクサク感、パリパリ感を表したいときには「crusty」もおすすめです。「crust」は「crusty」の名詞形で、堅い表面、パンの皮、かたいパンの一切れなどの意味があります。
パン粉をまぶしたチキンはサクサクで美味しかったです!
それはサクサクした食感があります。
このクロワッサンはサクサク(ほろほろ)です。
そのパイはサクサク(ほろほろ)していましたか?
サクサクした(パリッとした)パンが好きな人もいます。
しっとり
水分を含んでしっとりしている食感は「moist」で表すことができます。潤いがある、水分が多い、というニュアンスがあり、食べもの以外にも「しっとりした肌」などにも使われます。なお、反対に水分量が少なく、パサパサしている場合は「dry」を使います。
ちなみに、人の雰囲気などを表す際に「しっとり」という表現が使われることがありますが、その場合は「modest(控えめな、おしとやかな、品の良い)」という単語が適しています。また、落ち着いていてしっとりとした雰囲気を表したいときには「mellow(落ち着いた、リラックスした)」がよく使われます。
あのケーキはしっとりしていました。
私の娘はしっとりしたパウンドケーキが好きです。
このチーズケーキは濃厚でしっとりしていますね。
この鶏むね肉はしっとりしています。
しっとりしたパンを買いました。
プルプル
ゼリーやプリン、わらびもちなどのぷるぷるした食感は、「jiggly」で表現することができます。動詞の「jiggle(小刻みに揺れる)」の形容詞形です。
そのゼリーはとてもプルプルしていました。
私のお父さんが作ったチーズケーキはプルプルしていました。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、「食感」を表す英語表現をたくさんご紹介しました。そもそも「食感」はどのようにいうのか、そしてネバネバ、プルプルといったそれぞれの食感はどのように表現すれば良いのかなど、意外とみなさんも知らない単語・表現が多かったのではないでしょうか。食感については日常会話でもよく話すものだと思いますので、ぜひ覚えてみてください。
今回ご紹介した単語・表現を自然に使えるようになれば、より英語でのコミュニケーションがスムーズに進むはずです。ぜひ、この記事でご紹介した例文を何度も口に出して練習してみてくださいね。
また、今回学んだ食感を表す英語表現について、「もっと詳しく学習したい」「ネイティブスピーカーはどのように文の中で使っているのか聞いてみたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブスピーカーの講師とマンツーマンで話すことができます。
今回ご紹介した食感を表す英語表現をさらに練習しても良いですし、ある食べものの食感を尋ねる・答えるなど、テレビのリポーターになったつもりで食レポをする練習をしても良いでしょう。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.