この記事では、「なんとなくそんな気がする…」と言いたいときに使える「気がする」の英語表現をご紹介します。
また、「〇〇の気分だ」や「気のせい」、「なんとなく」など、関連する便利な英語表現もご紹介します!
直感や予感を英語で表現できるようになりましょう! この記事が、みなさんの英語学習の参考になると嬉しいです。
「気がする」の英語表現
「気がする」は、「そのように感じられる」「そのような気になる」ときに使う慣用句です。
・危ない気がする
・食べる気がしない
日常生活でもよく使う表現ですよね。
英語では、「I feel like」「I have a feeling」「It seems to me」「I’m in the mood」「I fancy」などのフレーズで表すことができます。
次項より詳しくみていきましょう!普段の会話で使えそうな例文もたくさんご紹介します!
I feel like
「I feel like」は、「気がする」と言いたいときに使える一般的な表現です。
「feel」という単語は、物理的に物に触れて「感じる」だけでなく、抽象的なものに心で触れて「感じる」場合にも使われます。まず「feel」の使い方をみてみましょう!
「feel」の後に形容詞が続くと、感情を表すことができます。現在進行形(be動詞+ing)にすると、その時の一時的な感情が表現できます。
I feel sorry for him.
彼は残念だったね。
I’m feeling unlucky today.
今日は全然ついてないな。
ここからが本題!「feel like」には、2通りの使い方があります。1つめは、「気がする」「〇〇のように感じる」です。
「feel like」の後に主語と動詞がある文章、もしくは「名詞」でフレーズを作ることができます。
I feel like an idiot.
私ってバカみたいだわ。
I feel like I’m gaining some weight.
ちょっと太った気がする
I feel like we’ve met before.
以前どこかでお会いしたような。
Wait. I feel like I’ve heard that somewhere before.
え、待って。その話どっかで聞いたような気がする。
Come on. I feel like you’ve said that before.
ん?前にその話してたと思うけど。
・主語が「it」の場合
It feels like rain.
雨っぽいね。
この例文のように、主語を「it」にする場合もあります。実際に雨粒を感じた、雨雲が見えたなど、客観的な事実に基づいて述べる場合によく使われます。
2つめは、「〇〇が欲しい」「〇〇の気分だ」です。「feel like」の後に「名詞」、もしくは「動名詞(ing)」でフレーズを作ることができます。
“I want 〇〇” “I want to ”と同じように「〇〇が欲しい」「〇〇がしたい」という意味です。
しかし、「want」を使った文章は、とても直接的な表現です。我々日本人がよく使う「〇〇の気分だ」には、「feel like」が合いそうですね!
What’s for lunch today? Pizza? Again? I don’t feel like Italian food.
今日のお昼ご飯なに?ピザ?またかよ!イタリアンの気分じゃないな。
I feel like going out somewhere.
どこかに出かけたい気分だな。
ここで「知覚動詞」について、簡単にみてきましょう!「知覚動詞」とは、知覚・感覚を表す動詞です。例えば、feel(感じる)see(見える)hear(聞こえる)smell(においがする)などがあります。
「知覚動詞+目的語+動詞の原形」は、動作の一部始終
「知覚動詞+目的語+現在分詞(ing)」は、動作の一部
を表します。
I felt my house shake.
私は家が揺れたのを感じた。
He saw Anne crossing the street.
彼はアンが道を横切っているのを見た。
My husband heard my son crying.
私の夫は息子が泣いているのを聞いた。
I smelled something burning.
私は何かが焦げているにおいを感じた。
I have a feeling
「I have a feeling」は、前述の「feel like」と同様に使える表現です。
「feel like」に比べて、しっかりと予感や気持ちを伝えている印象です。「I have a feeling」の後に主語と動詞がある文章、もしくは「about+名詞」でフレーズを作ることができます。
I have a feeling I didn’t lock the door.
玄関の鍵を閉め忘れた気がする。
I have a good feeling she’s going to come to the party.
彼女がパーティーに来てくれそうな気がする。
I have a bad feeling about this.
嫌な予感がする。
「a good feeling」で「良い予感」、「a bad feeling」で「悪い予感」と表現できます。
It seems to me
「It seems to me」は、ややフォーマルな「気がする」の表現です。「seem」は、「〇〇であるように思われる」「〇〇らしい」という意味の動詞です。
It seems to me that he is ill.
彼は病気なようだ。
It seems to me that you guys are right.
君たちは正しいようだ。
It seems to me that she was lying.
彼女は嘘をついていたようだ。
It seems to me that he’s up to something.
彼は何か企んでいるようだ。
I’m in the mood
「I’m in the mood」の意味は、「〇〇した気分だ」です。「I’m in the mood」の後に「to+動詞」、もしくは「for+名詞」でフレーズを作ることができます。
I’m in the mood to stay in.
家にいたい気分だ。
I’m not in the mood to hang out.
遊びに出かける気分じゃない。
I’m in the mood for Korean food.
韓国料理を食べたい気分だ。
He’s not in the mood to take online lessons.
彼はオンラインレッスンを受けたくないようだ。
be in a good mood.
「機嫌が良い/悪い」という意味です。
Good morning, my sweetie! You’re in a good mood today, aren’t you?
おはよう、お嬢さん!今日はご機嫌だねぇ!
I fancy
日本語で「ファンシーショップ」と聞くと、可愛らしい雑貨を取り扱っているお店をイメージしませんか?
しかし、「fancy」という単語を辞書で調べてみると、「装飾的な」「オシャレな」「高級な」などの意味が出てきます。日本人が思う「ファンシー」と英語圏の方が思う「fancy」のイメージは異なるようです。
動詞の「fancy」は、イギリスでよく使われる表現です。「〇〇が欲しい」「〇〇を好む」という意味で使われます。
What's for dessert?- We’ve got shortbread and fairy cake. Fancy a cuppa?
デザートはなにがあるの?ショートブレッドとカップケーキがあるよ。紅茶はいかが?
「fairy cake」はイギリス英語。「cup cake」のことです!
「cuppa」は、「cup of tea」が変化してできたスラング。カッパ?河童?とならないように覚えておきましょう!
My little sister didn’t fancy going out in the morning.
妹は朝に出かけたくないようだった。
I fancy going to the cinema after dinner.
夕食後に映画に行きたい気分だ。
その他の関連表現
I guess
「I guess」は確信度の低い「〇〇と思う」「〇〇と推測する」です。
確信度の高い順に並べると、「I think」>「I suppose」>「I guess」となります。また、「I guess」には、あまり乗り気でない様子、当てずっぽうな印象があります。関西弁で最後に付け加える「知らんけど」といった感じでしょうか?!
I guess he’s gonna come to class.
彼は授業に来るんじゃないかな。
We can reserve a table on that day, I guess.
その日ならテーブル予約できるんじゃない?たぶんね。
Just because
この表現は普段からよく使うのではないでしょうか?「Just because」は「なんとなく」という意味です。
似た表現に「I’m just curious」があります。「ちょっと気になっただけ」「ちょっと興味を持っただけ」という意味です。すぐに使えそうですね!
Why did you skip the class?- Just because.
なんで授業サボったの?―なんとなくね。
Why are you asking me that?- I’m just curious.
なんでそんなこと私に聞いてくるの?―ちょっと気になってさ。
Just a hunch
「Just a hunch」は、「ただの勘だよ」「ただの直感だよ」という意味です。
How did you know I’m seeing Tom?- Just a hunch.
トムと付き合ってるってどうやって知ったの?―ただの勘だよ。
I had a hunch she was not coming to the party.
彼女はパーティーに来ない気がしていた。
It might be just me, but…
「It might be just me, but…」の意味は、「気のせいかもしれないけど」です。
自分は何かを感じたけれど、周りの反応がイマイチなときに確認を兼ねて使えるフレーズです。
It might be just me, but I feel like everyone’s looking at me.
僕の気のせいかもしれないけど、みんなが僕を見ている気がする。
It could be just me, but did you lose weight? Are you OK?
私の気のせいかもしれないけど、痩せた?大丈夫?
It’s just your imagination
「It’s just your imagination」の意味は、「気のせいだよ」です。直訳すると、「それはあなたの想像だよ」です。面白い表現ですね!「It’s all in your imagination」も同じ意味です。
I think she doesn’t like me anymore.- It’s just your imagination. I’m sure she likes you.
彼女はもう僕のこと好きじゃないと思う。―気のせいだよ。きっと好きだよ。
What was that? Did you hear that? – What? I didn’t hear anything. It’s all in your imagination.
なにこれ?今の聞こえた?―なに?なにも聞こえなかったよ。気のせいだって。
It’s all in your head
「It’s all in your head」の意味は、「気のせいだよ」です。
先ほどご紹介した「It’s just your imagination」と同じように使えます。直訳すると、「それは全部あなたの頭の中にあるよ」です。
ネガティブな考えに囚われている人に対して、「そんなことないよ」と励ますときに使えます!
I know my classmates don’t like me! – Why do you think so? It’s all in your head. Don’t worry.
クラスメートは私のこと嫌いなんだわ!―なんでそう思うの?考えすぎよ。心配しないで。
I have a feeling you’re lying! -Come on, I’m not lying. It’s all in your head. Calm down, mate.
嘘ついてるんじゃない?―そんなわけないだろ。気のせいだよ。落ち着いてくれ。
You’re (just) seeing/hearing things
「You’re seeing/hearing things」の意味は、「気のせい」です。直訳すると、「あなたはものを見ている/聞いている」です。
Look! Look at the window! I saw something like a black shadow. - Are you sure? I think you’re just seeing things.
見て!窓を見て!なにか黒い影みたいなものがあった…。―本当に?気のせいだと思うけど。
I heard someone’s voice. Did you hear that? – Really? I think you’re just hearing things.
なんか声が聞こえたんだけど。あなたも聞こえた?―マジ?気のせいじゃない?
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、「なんとなくそんな気がする…」と言いたいときに使える「気がする」の英語表現をご紹介しました。
使いやすいフレーズは、「I feel like 〇〇」覚えやすい表現なので、ぜひ使ってみてくださいね!
英語力アップのヒントは「口癖」にあります!家族や友人に対して、自分が良く使うフレーズはありませんか?そのフレーズを英語で言ってみましょう!
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◇経歴
語学留学、大学学部留学、留学アドバイザー業務、海外特許法律事務所とのやりとりなど
◇英語に関する資格
IELTS 6.0(学生時代に受験)
現在は、新たな目標に向けてやり直し勉強中!
◇海外渡航経験
イギリス(語学留学、ホームステイ、旅行)
スイス(人文科学系学部に学部留学、大学寮滞在、旅行)
フランス、ドイツ、イタリア、リヒテンシュタイン、オランダ、オーストリア、バチカン市国、デンマーク、ハワイ、サイパン、韓国(すべて旅行)
◇自己紹介
小学生の時に映画で観たロンドンの街並みに魅了され、英語学習を開始。
大学時代にロンドンで語学留学、スイスで学部留学を経験した。留学アドバイザー、法律事務を経て、現在は英語の学習を続けながら、育児に奮闘中。
バイリンガル育児にも関心があり、楽しく!をモットーに日々試行錯誤している。
滞在先で食べた料理を食卓に出しては、家族に当時の思い出を語っている。
趣味は、語学学習(英語に加えてドイツ語・韓国語にも挑戦中!)、旅行、食べ歩き、ヴァイオリン、世界の料理を作ること。
将来の夢は、家族と一緒にたくさん旅行をすること。
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I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.