もうすぐ梅雨のシーズンですね!この時期になってくると梅雨の話題になることも多いのではないでしょうか。
「最近雨が多いけど、梅雨入りしたのかな」
「梅雨だから、休日なのにどこにも行けないよ」こんな会話をしたいとき、皆さんは英語でどう表現しますか。
こちらの記事では「梅雨」を表す英語表現やその例文を紹介します。
梅雨についてのちょっとした雑学も一緒に英語で話せるようになると、ネイティブスピーカーとの会話も盛り上がりそうですね!ぜひ記事を最後まで読んで参考にしてください。
- 梅雨の英語表現
- rainy season / wet season
- monsoon season/summer rains
- tsuyu/plum rain
- 海外の梅雨
- 梅雨の関連表現
- 梅雨入り・梅雨明け
- 梅雨前線・停滞前線
- テルテル坊主
- まとめ
梅雨の英語表現
世界的に見ても、日本の四季の移り変わりは独特です。梅雨は春から夏への切り替わりの時期にあたる「雨季」のこと。雨季と伝えるだけなら、the rainy seasonで問題ないでしょう。
ただしthe rainy seasonだけでは、日本の「梅雨」というニュアンスを正確に説明することはできません。
日本の梅雨について説明するとき、次のようなポイントを含めるとよりわかりやすいでしょう。
季節(夏に降る)
梅雨の漢字の意味
それぞれのニュアンスを伝えられる英語表現を紹介します。
rainy season / wet season
梅雨を英語で表すとき、最もよく使うのがrainy seasonです。
ただしrainy seasonで表せるのは「雨がよく降る季節」ということだけ。梅雨を知らない海外の方が、日本の「梅雨」を理解するには少し情報が足りません。
また東南アジアのdry season / rainy season東南アジアの(雨季・乾季)をイメージして何ヶ月もずっと雨が降り続いているかのように伝わってしまうかもしれません。
日本の梅雨はずっと雨が降り続いているわけではなく、曇りの日も多くジメジメとした気候です。湿度の高さを強調してwet seasonと言うこともできます。
rainy season / wet seasonどちらにせよ、日本の梅雨を説明するには補足の説明が必要でしょう。
梅雨は日本の雨季、もしくはジメジメした季節です
梅雨と言う雨季は6月から7月くらいまで続きます
このジメジメした季節の間、日本では雨や曇りの日が多いです
梅雨の間はジメジメした気候で蒸し暑くて不快な日が続きます
monsoon season/summer rains
梅雨について季節感も合わせた表現をするなら、monsoon season/summer rainsがよいでしょう。
monsoonはインド洋・南アジアの季節風のことです。The monsoon season で「南アジアの雨季」を表すフレーズになります。ただし日常会話で使われることはほとんどなく、気象予報のニュースでたまに見かける専門的な用語です。
日本の地域では、南アジアの雨季のようなものが6月初旬から7月中旬まで続きます。
summer rainsはその名の通り「夏の雨季」という意味です。こう表現することで日本の夏には梅雨という雨季があると伝えられますね。
B: It will rain a lot there because of summer rain, make sure to bring your wet weather gear.
A: 来月、日本へ旅行に行ってくるよ
B: 梅雨でたくさん雨が降ると思うよ。雨具を持っていくのを忘れないでね
tsuyu/plum rain
ramen(ラーメン)やsushi(寿司)のように、そのままtsuyu(梅雨)と表すこともできます。
ただし日本の梅雨を知らない人には「梅雨が何を意味するのか」補足の説明が必要です。
また「梅」と「雨」をそのまま英語に直して、plum rainとすることもあります。「梅雨」の名前の由来を知っていますか?
「梅が熟すころに降る雨」ということからその名前がきています。梅雨の説明の際に、名前の由来などちょっとした雑学を伝えると会話も弾むでしょう。
日本では雨季のことを梅雨と呼びます。
「梅の雨」と呼ぶこともできます。なぜかというと、梅の花が熟す頃に雨季が始まるからです。
海外の梅雨
「梅雨」と呼ばれる時期は、日本を含む東アジア(中国・韓国・台湾)にしかありません。
6月〜7月の季節風がもたらす梅雨前線によって降る雨を「梅雨」というため、梅雨前線がかかる地域のみの名称となります。
とはいえ東アジア以外にも「雨季」rainy season はあります。世界の雨事情について一部紹介します。
東南アジア
赤道に近い国とそうでない国で違いはありますが、5月〜10月ごろまでの長い雨季があります。短時間に大量の雨が降るスコールsquallでも有名ですね。
オーストラリア
オーストラリアでは11月〜4月までが雨季のシーズンです。その期間ずっとどんよりとしているのではなく、とつぜん降り出す雨が特徴です。さっきまでからりと晴れていたのに、急に雨が降ってくるというようなことが起こります。
ヨーロッパ
まとまった雨季はありませんが、年間を通してどんよりと曇った天候が特徴です。ヨーロッパ旅行の際は、雨具の準備を忘れないようにしたいですね!
北米
北米は土地が広大なため地域によって気候が異なりますが、まとまった雨がふる雨季はありません。ニューヨークなどの東海岸は1年を通して雨が多く、カリフォルニアなどの西海岸ではからりとして晴れの日が多いのが特徴です。
梅雨の関連表現
梅雨の時期には、雨を話題にした会話も増えます。ここからは覚えておくと便利な、梅雨に関する英語表現を紹介します。
梅雨入り・梅雨明け
「もう梅雨入りしたの?」「もう梅雨明けしたらしいよ」など、梅雨の時期は気になるところですよね。英語での表現方法をみてみましょう。
梅雨入りの英語フレーズ
The start of the rainy season
The rainy season has begun.
The rainy season has set in.
B: Yes, I think the rainy season has begun.
A: 最近、雨が多いと思わない?
B: そうね、梅雨入りしたんじゃないかな
梅雨明けの英語フレーズ
The end of the rainy season
The rainy season has ended.
The rainy season is over.
B: I think the rainy season has ended.
A: 最近、何日かずっと晴れてるよね
B: 梅雨明けしたんじゃない
梅雨前線・停滞前線
6月になると天気予報ででよく耳にするのが「梅雨前線」「停滞前線」などです。「前線」を英語でfrontと言います。
stationery front「停滞前線」
停滞前線のstationeryは、文房具のstationaryとつづりが似ているので注意しましょう。
日常で使われることは少ないですが、英語でニュースを見たり読んだりしている時にこれらの用語が出てくるかもしれません。インプット学習の際に役立つため、覚えておくと良いでしょう。
テルテル坊主
子どものころ、遠足の前日にテルテル坊主を作って「晴れの日」を祈った人もいるでしょう。
そんな経験を梅雨の話題とともに、英語で話しても面白いですね。
テルテル坊主とは、白い紙や布でできた人形です
良い天気を呼ぶと信じられ、ときどき家や学校の外に吊り下げられます
子供のころ、遠足や運動会など、大切な行事の前に「晴れますように」と祈りをこめてテルテル坊主を作ったものでした
まとめ
日本の梅雨を英語で説明するとき the rainy season(雨季)という表現のが一般的です。他にも次のような言い方ができます。
monsoon season(南アジアの雨季)
tsuyu(固有名詞として使う)
plum rain(梅+雨)
英会話の糸口で「天気の話題」「梅雨の話題」にチャレンジしてみてください。
日本独特の梅雨のシーズンについて、英語で説明してみると大変興味をもってくれ会話も弾むでしょう。相手の国の雨季について教えてもらうのも、面白いですね!

◇経歴
・四年制大学の英語専科を卒業
・アメリカ通信高校の卒業を目指す生徒のコーチング1年
・都内進学塾にて英語講師(早慶クラス担当)3年
・東京のインターナショナル幼稚園にてスクールマネージャー3年
・公立中学校英語科教諭4年
・小中学校のALT(外国籍英語指導者)の補助、英語通訳(現在)
◇資格
・TOEIC 880点
・英検準1級
◇海外渡航経験
留学経験はありませんが、インターナショナル幼稚園でのスクールマネージャー時代は、同僚の先生はみんなネイティブ。
日本人スタッフも生徒もオールイングリッシュだったため、海外のような環境で勤務していました。
◇自己紹介
こんにちは!ライターの横石あいです。留学経験はありませんが、日常英会話は問題なし!
今まで英語に関わる仕事にかかわりながら、英語力を磨いてきました。
こちらの記事では、30年以上の英語学習歴を活かして「今日から使える英語フレーズ」をわかりやすく解説しています。
ネイティブキャンプさんのような学習ブログやオンライン英会話を利用すれば、ネイティブと会話できるほどの英語力は身に付きますよ!
一緒に英会話力アップを目指しましょう。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.