「雪が降った」は英語で?それぞれの時制で「雪が降る」を表現しよう!

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今回は、英語で「雪が降る」という表現を学んでいきましょう。中学校の序盤で習う簡単な単語で表すことができるので、まずは基本をおさらいします。そのあと、いつ雪が降ったのか、時制を交えて言えるように練習しましょう。例文を作る際には、雪に関する表現をいくつか知っておいた方が良いので、わからない単語があればこの場で覚えてみてくださいね。

「雪が降った」の英語表現

雪が降ることを英語で表すのに使う単語は、snowです。簡単ですね。snowは名詞で「雪」という意味もありますが、動詞で「雪が降る」という意味にもなるのが特徴です。どちらの品詞として使うのか考えつつ、例文を作っていきましょう。

例文を作りやすくするために、ここで雪にまつわる表現をまとめておきます。

・大雪:heavy snow

・小雪:light snow

・豪雪:heavy[very heavy] snow

・吹雪:snowstorm/blowing snow

・初雪:the first snowfall of the year

・万年雪:permanent snow

・にわか雪:flurries

・新雪:fresh snow

・粉雪:powder snow

・ぼたん雪:large snowflakes

・綿雪:fluffy snowflakes

・氷雪:snow and ice

・ひょう:hail

・みぞれ:sleet

いろいろな言い方がありますが、雪や雨の激しさはlightとheavyで表すことに注目です。日本語では「軽い」「重い」という意味ですが、雪や雨に対して使うので覚えておきましょう。

雪が降っていたと言いたいとき(過去形)

それでは、まずは過去形から学んでいきましょう。

過去に雪が降っていたことを伝えたいときには、動詞のsnowを過去形にします。単純ですね。

以下で例文を見てみましょう。

It snowed yesterday.

It was snowing yesterday.

「昨日雪が降ってたよ」

過去形でも良いですし、降っていた様をよりリアルに表現したいのであれば、過去進行形でもかまいません。

動詞のsnowは不規則変化動詞ではないため、そのまま-edを付ければ過去形になります。

ちなみに、天候を表すときに主語にするのはItです。「それは雪が降っています」などと「それは」を付けると訳が変になってしまうため、訳さないことに注意しましょう。訳さない主語に使うItは形式主語と呼ばれます。

具体的には、晴れや雨などの他、暖かかったり寒かったりする気温に関するときにも使います。

It is sunny today.

「今日は晴れだね」

It was hot yesterday.

「昨日は暑かった」

It rained last Thursday.

「先週の木曜日は雨が降ってた」

このように、天候に関することを言う際にはItが主語となります。日本語をそのまま英訳しようとすると一体何を主語にすればいいか困りますが、形式主語を知っていれば迷いません。

いつも雪が降ると言いたいとき(現在形)

いつも雪が降っている状態であることを伝えたいときは、現在形を使います。

It snows now.

It is snowing now.

「雪が降ってるね」

天候を表す表現のうち、雨や雪を表す英語には注意が必要です。

以下の例文を見てください。

It snows.

It is snowy.

「雪が降っている」

どちらも雪が降っていることを表す表現で、基本的に意味に違いはありません。雨が降っていることを表すときも同様です。

It rains.

It is rainy.

「雨が降っている」

ここで着目したいのは、snowやrainが動詞として使われているときと、スペルが少し変化して形容詞として使われていることです。

形容詞を使うなら、動詞が別に必要ですからbe動詞を入れます。主語は形式主語のItなので、当然isを入れます。

しかし、ここで置きがちなミスに、名詞と動詞の働きしかないsnowを、形容詞として使ってしまうことがあります。

It is snow.

このような文は間違いで、英語が苦手な中学1年生がよくやってしまっています。be動詞と一般動詞が原形で並んでおり、文法が間違っているので修正が必要です。

また、snowを動詞として使う際には、三人称単数のsを忘れないよう気を付けましょう。主語が常に形式主語のItになるため、現在形で表すなら必ずsがつくことになります。

今まさに雪が降ってきたことを表現したい場合は、以下のように言うこともできます。

It’s starting to snow.

「雪が降ってきた」

動詞のsnowを使ってはいるのですが、to不定詞のあとに置くのがポイントです。そして主語の直後に置く動詞には、「始まる」という意味のstartを現在進行形で置くのです。こうすることで、「~し始める」という意味になります。まさに今、ちらちらと雪が舞ってきた光景を表す表現です。

同じように、雨が今降ってきたことを言うなら、同じ文法で以下のように言います。

It’s starting to rain.

「雨が降ってきた」

一日中雪が降っていると言いたいとき(現在完了進行形)

実は、日本は世界でも積雪量がとても多い国。一日中雪が降っていることもありますよね。そんなときは、現在完了進行形を使います。

It has been snowing.

「ずっと雪が降ってるよ」

現在完了進行形の形は「have/has + been + 現在分詞(動詞 + -ing)」です。意味は、「ずっと~している」です。

現在完了進行形は使い慣れないと少しややこしいです。現在完了進行形で使うhaveが動詞に見えたり、かと思ったらその直後にまた動詞、その後ろにもまたまた動詞・・・と厄介な仕組みになっています。

しかし、これは分けて考えればそう難しくありません。

haveは、現在完了形の「have + 動詞の過去分詞形」から来ていることを確認しましょう。

そして、haveのあとの形はbe動詞と動詞のing形なので、現在進行形の「be動詞 + 動詞のing形」を思い出しましょう。

これら2つの文法をくっつけたのが、現在完了進行形の「have/has + been + 現在分詞(動詞 + -ing)」の形です。

現在完了進行形を使う際には、その動作が現在まで継続していることに注意しましょう。雪が降っているのであれば、その雪が今までずっと降り続いているときに使います。今は降り止み、過去に降っていたことになればまた違う文法を使わなくてはなりません。

いつから雪が降っているのかを伝えたいときには、現在完了進行形にsinceかforを追加しましょう。

It has been snowing since this morning.

「今朝から雪が降ってるね」

It has been snowing for 5 hours.

「雪が5時間降り続けてる」

sinceとfor、どちらをどんなときに使えばよいのか迷ったら、以下を参考にしましょう。

since・・・「~から」と、過去のある時点から始まったと伝えたいとき

for・・・「~の間」と、ある期間ずっと継続していることを伝えたいとき

英語を日本語を介さないと話せない、書けない場合や慣れていない場合は、日本語でどちらの表現を使いたいのか考え、それからsinceとforのどちらが適しているか決めましょう。

雪の関連表現

それでは、ここからは雪の関連表現をもう少し掘り下げていきます。日本でもよくやる雪の遊びを英語で言うのはどうしたらいいのでしょうか。知っている単語だとしても、その組み合わせを知らないとなかなかスムーズに会話できないので暗記しておくことをおすすめします。

雪遊び

雪遊びは、英語で「playing in the snow」と言います。

「遊ぶ」をplayで表すことがあるので、これを名詞にするためにingを付けます。あとは、「雪の中で」という表現をくっつければそれだけで完成です。

英語を見れば「なるほど」とわかることも、日本語からいきなり英語で「雪遊び」と言おうと思うと難しいですね。言い方はいろいろありますが、一番ポピュラーでわかりやすいplaying in the snowを覚えておきましょう。動詞として使いたいときには、play in the snowを使っても問題ありません。

My son loves playing in the snow.

「息子は雪遊びが大好きなんだ」

loveやlikeを使って雪遊びが好きであることを言いたいなら、動詞のあとは不定詞か動名詞にしましょう。loveもlikeも、両方どちらを使っても問題ない動詞です。中には、不定詞か動名詞のどちらかしか使えない動詞もあるので注意が必要です。

不定詞しかくっつかない動詞・・・want, hopeなど

動名詞しかくっつかない動詞・・・finish, enjoyなど

中学生のうちに習う基本的なものです。今覚えておきましょう。

雪だるま

雪だるまは、英語でsnowmanと言います。

日本語ではだるまと言いますが、海外文化ではないので、男や人という意味を持つ「man」を使います。

Let’s make a snowman!

「雪だるま作ろうよ!」

まとめ

雪が降っていることを表すのに使う単語はsnowでしたね。そして、天候を表すときに主語となるのは形式主語のItでした。ここをもう一度復習したあとは、時制を意識していつ雪が降ったのかを言えるようにしておきましょう。雪に関連した単語の中には、高校までにあまり降れないものも多くあるので、これからネイティブスピーカーと会話するときのために覚えておきましょう。語彙力が増えれば表現豊かになります。

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