「転倒する」「転ぶ」は英語で何と言えばいい?

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生活をしている中で、ついつい足が躓いて転んでしまったりすることがありますよね。その際、日本語では「転んじゃった」と簡単に言えるでしょう。

では、それを英語で言うことはできるでしょうか。パッと思い浮かばない人もいるかもしれませんね。

ですが、日常会話の中で言う可能性のある表現ですから、英語で言えるようになっておけば語彙力増強にもつながりますし、英会話が流暢にこなせるようになるでしょう。

そこでこの記事では「転倒する」「転ぶ」にあたる英語表現と、その使い方を例文とともにご紹介します。

「転倒した」「転んだ」と英語で言おうと思っても、なかなか思いつかない人は、こちらを参考にすれば英語で「転んだ」と言えるようになりますよ。

「転倒する」「転ぶ」にあたる英語表現

「転倒する」「転ぶ」を和英辞書で調べると、下記のような英単語が出てきます。

•fall
•trip
•slip
•tumble

和英辞書によっては、他にもたくさんの英語表現が出てきますが、その多くが上記の「動詞+副詞」などの形を取る熟語となっています。

そのため、「転倒する」「転ぶ」にあたる英単語は、上記の4つを覚えておけば、まずは十分です。

特に「fall」は一番よく使われると言っても過言ではない「転倒する」「転ぶ」にあたる英単語ですから、副詞をプラスしたバージョンもしっかり覚えておきましょう。

「転倒する」「転ぶ」を英語で言ってみよう!

ではここからは、上記で挙げた単語を使った例文とともに「転倒する」「転ぶ」にあたる英語表現の意味やニュアンスを解説していきます。

特に「fall」は副詞をプラスした熟語の形でも非常によく使われるため、まずは「fall」がついた表現から覚えていきましょう。

Fallを使った表現

Fallを使った「転倒する」「転ぶ」の表現は、単体で使うのに加えて下記のような熟語もしばしば使われます。

•fall down
•fall over
•fall off

それぞれ微妙にニュアンスが異なるため、そのニュアンスも含めて例文付きで解説していきます。
I fell and got injured.
転んで怪我をしました。
「転ぶ」「転倒する」を「fall」で言い表す場合、副詞をつけて熟語にすることが多いですが、上記のような文章では「転ぶ」とも取れますし、「どこかから落ちた」とも取れます。どちらなのかは状況や文脈で読み取れるでしょう。

【fall down】

I fell down when I was running.
走ってるときに転びました。
Be careful! You might fall down.
気をつけて!転ぶかもしれないよ。

この「fall down」という熟語は、「転倒する」「転ぶ」として非常によく使われる英語表現です。「down」とついていることからニュアンスがなんとなく想像できるかと思いますが、まさに転んで地面にひざをついてしまうような感じですね。

「転倒する」「転ぶ」として非常に使いやすい表現ですから、どれを使うか迷ったら、これを使っておくと良いでしょう。

【fall over】

I fell over.
私は転んだ。
I fell over the small box on the floor.
床の小さな箱につまづいて転んだ。
「Fall over」は「fall down」と同じくらいよく使われる「転倒する」「転ぶ」という表現です。これ単体で使っても、単純に「転んだ」と言えますが、overのあとに名詞を持ってくると、それにつまづいて転んだことを表せます。

【fall off】

I fell off the steps.
私は階段から落ちました。
The kids fell off the tree.
子供たちは木から落ちました。
こちらは「転倒する」「転ぶ」というよりは、何かから転び落ちるような時に使う表現です。「fall from」とも同意語のため、上記の例文は「I fell from the steps.」「The kids fell from the tree.」とも言い換えることができます。

Tripを使った表現

「Trip」と言われると旅行のイメージがあるかもしれませんが、こちらの単語を使っても「転ぶ」「転倒する」と言うことができます。

ネイティブスピーカーだと、「転倒した」と言う時にこちらの単語を使うことも多いですよ。旅行の場合の「trip」と同じ発音ですから、文脈などに注意しましょう。

I tripped and fell down to the ground.
私はつまずいて地面に転倒した。
I tripped over the boxes.
あの箱につまずいて転んだ。
「Trip」だけで使う場合は、「つまずく」という意味で、必ずしも転倒したとは限りません。転倒しているかもしれませんし、つまずいただけで、バランスを保っていた可能性もあります。

そのため、しっかり転んだ描写まで言い表すためには、1のように「fall」を文中につけることもできます。

また2のように「trip over」とした場合は、「fall」の場合と同じように、その後に続く名詞が表す物につまずいたことを意味します。

Slipを使った表現

「Slip」はすべるという意味なので、「slip」を使う場合には、「すべって転んだ」ということになります。

I slipped and fell.
足がすべって転んだ。
It’s snowing today. Don’t run on the street, or you will slip and fall.
今日は雪が降ってるよ。滑って転ぶリスクがあるから、道路を走っちゃダメだよ。
「Slip」を使って「転んだ」と言いたい時は、このように「fall」も使って「滑る+転ぶ」という形で文章を作ります。

「Slip」だけでも文章にはなりますが、「trip」と同じように転倒したかどうかまではわかりませんから、確実に転んだと言いたいときには、「fall」もつけましょう。

Tumbleを使った表現

最後にご紹介する「tumble」はここまでご紹介した表現に比べると、出てくる頻度は少なめですが、こちらは「fall」と同様に単体で「転倒する」「転ぶ」を表すことができる英単語です。

「Fall」と違う点は、「tumble」を使うと早い動作でコントロールできないうちに転んだ感じがすることでしょう。

I tumbled over because I was looking at my smartphone.
スマートフォンを見ていたから、転倒してしまった。
He tumbled down suddenly.
彼は急に転倒しました。
この「tumble」も「fall」と同様に「over」「down」などの副詞をくっつけて熟語の形で使われることが多いです。余裕があれば、この「tumble」も合わせて覚えておきましょう。

まとめ

「転倒する」「転ぶ」は基本的に「fall」を使って言い表すことができますが、文中のように、他の単語を使って表現することもあります。

英語学習をする際には、このように同意語や類似語も一緒に覚えてしまうと、どんどん語彙を増やすことができるでしょう。

今回ご紹介した表現を英会話の中で練習したい場合は、ぜひネイティブキャンプの講師と一緒に練習してみましょう!もっとたくさんの例文を思いつくかもしれませんよ。

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