「鳥肌が立つ」を英語で表現すると?鳥肌が立った時に使ってみよう!

goosebumps、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

「その演奏の素晴らしさに鳥肌が立った」

「犯人の残酷さに心が凍り、ゾクっと鳥肌が立った」

感動や恐怖を一言でズバリ表す「鳥肌が立つ」、皆さんは英語でどう表現するか知っていますか?

この記事では、言えるようになって英会話力をアップさせたい「鳥肌が立つ」の英語表現を紹介します。

鳥肌は英語で何という?

何かに感動して鳥肌が立つことがあります。

一方、恐ろしさのためにゾッとし、肌にブツブツが浮き上がるときにも「鳥肌が立つ」と表現します。

本来は恐怖だったり寒さのために皮膚がブツブツになることを指すようですが、現在はそれ以上に物事に深く感じて心が刺激され動かされるときに「鳥肌が立つ」「鳥肌が立った」という表現が使われているかもしれません。

さて、英語で「鳥肌が立つ」をどう表現するのか興味が湧いてきますね。こんな表現をサクッと英語で言えるようになると会話が楽しくなります。

ところで、日本語で「チキン肌」とも呼ばれる鳥肌、関西では「寒イボ(さぶいぼ)」と呼ばれています。このチキン肌がヒントになるんです。

鳥肌をなぜ鳥肌またはチキン肌と呼ぶかというと、恐怖のために皮膚が羽をむしった鳥のようになることからきています。あのブツブツが出た状態の皮膚ですね。

鳥肌の英語は「goosebumps(グースバムプス)」、または2つの単語を分けた「goose bumps」です。なぜ、チキン肌がヒントになるかというと、gooseがチキンではないものの鳥だからなんです。

gooseは「ガン・ガチョウ」、そしてbump(bumps)のほうは「突起•凸凹」などの意味を持つ単語です。

”恐怖のために皮膚が羽をむしった鳥のようになること”である「鳥肌」、チキンの代わりにガチョウの羽をむしったときのブツブツの状態をうまく言い表しているんですね!ちなみに、鳥肌は毛があまり生えていない腕や首などで目立ちます。

日本でガチョウを食べる機会は一般的でないものの、英語圏ではクリスマスにターキー(七面鳥)の代わりにも食べられる種類のためgooseが鳥肌の鳥に抜擢された(?)可能性があります。でなければ、chicken bumpsかturkey bumpsかというところだったでしょう 笑)

鳥肌の英語は「goosebumps」という点を抑え、ここからは英会話に使えるようにしたい「鳥肌が立つ」のフレーズを紹介していきましょう。

「鳥肌が立つ」英語での表現5選

「鳥肌が立つね」「それって鳥肌モンだね」「鳥肌が立ったんだよ」鳥肌が立つときとは、恐ろしいとき、寒いとき、感動したときでした。このような日常会話で使われますが、本記事では以下の表現を5つ紹介します。

get goosebumps

give someone goosebumps

get chills

get goose skin

give someone goose pimples

さっそく、それぞれを例文とともに詳しく解説していきましょう。

get goosebumps

まず一つ目のフレーズは「get goosebumps」です。「人」を主語にするこのフレーズによって、自分または誰か他の人が何かによって「鳥肌が立つ」と言うことができます。

goosebumpsをgetする、この2つの単語の組み合わせをしっかり覚えましょう。getを過去形にしてgot goosebumpsにすれば「鳥肌が立った」にできますね。こちらのほうが会話で使いやすいでしょう。

I’ve got goosebumps!

鳥肌が立った!

シンプルな表現ですが、get goosebumpsを知っていれば感動をこの一言で相手に伝えることができます。

次に、腕に鳥肌が立ったという表現にしてみましょう。

I’ve got goosebumps on my arms!

腕に鳥肌が立った!

そして、次の例文ではどんなときに鳥肌が立ったのか足した英文にしてみましょう。

We got goosebumps when the time for ballet started!

バレエが開演したとき鳥肌が立ったんです!

「鳥肌が立つ」は怖いとき、寒いときにも使える表現ですので、それらの例文も紹介しましょう。

My son said he’d got goosebumps when he watched a horror film by himself last night.

昨夜、息子が一人でホラー映画を観たら、鳥肌が立ってゾゾっとしたそうよ。

ここでも、まだ”息子”が主語のパターンで使われていることが分かります。「鳥肌が立ってゾゾっとしたそうよ」はわざと自然な日本語訳にしています。「鳥肌が立ったそうよ」でも十分ではありますね。

It’s a snowy day. All of the students got goosebumps when they went outside.

雪の日。外に出たとき、生徒たちは全員鳥肌が立ったんです。

暖かい屋内から雪の日に一歩、外へ足を踏み出したとたんにブルっとくることがあります。これも鳥肌が立つ表現の一つなんですね。

「主語+get+goosebumps」のパターンをしっかり抑え、次の表現に進んでいきましょう。

give someone goosebumps

二つ目の表現は「give someone goosebumps」です。

一つ目の「get goosebumps」と異なるポイントは、主語が”人”ではなく、”モノまたは状況”になる点です。何かがあなた(または誰かに)goosebumpsを与えたといった解釈になります。

It gave me goosebumps.

鳥肌が立ったの。

さらに、情報を追加していきます。

The end of the speech by Steve Jobs, who was the co-founder of Apple, “Stay hungry, Stay foolish” gave the crowd goosebumps.

アップル社の共同創業者であったスティーブ・ジョブズ氏のスピーチ最後の「ハングリーであれ、愚か者であれ」に観客は鳥肌が立った。

crowdは「群衆・集まった大勢の人・人混み」といった意味であり、例えばワールドカップやスポーツの大会などの観客をまとめてこう呼びます。イギリス人がよく使う言葉です。

伝説のスピーチと呼ばれるジョブズ氏のスピーチの締めである言葉によって皆に鳥肌が立ったという捉え方です。give/gaveが「~によって」のニュアンスを表しています。

ここで一息つきましょう。皆さんは西澤ロイ氏のラジオ番組「頑張らない英語」をご存知ですか?

英語をキーワードに著名人などにインタビューします。The Japan Times ST編集長である高橋敏之氏をゲストに招いた際には、英字新聞を使った学習法を解説しました。

このインタビューのなかで「goosebumps」についても触れています。そこで、鳥肌はgoosebumpsであることを知るだけでなく、giveを使って○○は私にgoosebumpsを与えた(鳥肌が立った)というところまで注目したい、とあります。

一歩進めてどうやったら英語を使えるようになるのか、使いやすい状態で頭に入れることによって、いつか使うためという英語学習の目的に沿うというヒントになっています。

参考:logmiBiz 「鳥肌」は英語で”goosebumps”では「鳥肌がたつ」はどう表現する?

https://logmi.jp/business/articles/293572

get chills

さて、三つ目はgoosebumpsから離れて「get chills(ゲット チルズ)」というフレーズになります。

chillsのchillを辞書で調べると、もともと冷たさや肌寒さに加えて「悪寒・寒気」という意味を持っています。

そして、フレーズget chillsになると「ゾッとする・ゾクゾクする」になるのです。これは感激や恐怖などで背筋がゾクゾクする=鳥肌が立つと解釈できます。

I’ve got chills.

ゾクゾクした(鳥肌が立った)。

I got chills when I found the ending of the documentary.

そのドキュメンタリーの結末が分かったとき、ゾクっと鳥肌が立ったんだ。

get chillsの主語が”人”である一方、”モノまたは状況”を主語にするやり方もあります。一つ目また二つ目のgoosebumpsでも同様でしたね。

”モノまたは状況”を主語にするときは「give someone chills」ということで、こちらもgoosebumpsとgiveの組み合わせで学習しました。

It gave me chills.(ゾッとした/鳥肌が立った)を基本に展開していきましょう。

「鳥肌が立つ」の意味のなかで、怖さや寒さにゾッとする、鳥肌が立つと言いたいときにはchillを使ったこの表現がピッタリと言えます。

get goose skin

次は「get goose skin」というフレーズを見ていきましょう。

goose(ガチョウ)のskin(皮)をゲット?という面白い翻訳になりますが、実はこの表現でも「鳥肌が立つ」を言い表します。

I get goose skin, just thinking how lucky I am to have survived the car accident.

交通事故から生還できたことがどれだけ幸運だったか考えるだけで鳥肌が立つよ。

give someone goose pimples

「鳥肌が立つ」、最後はイギリス英語を学びたい人におすすめのフレーズ「give someone goose pimples」です。

単語の組み合わせは二つ目で紹介の「give someone goosebumps」とほぼ似たものになっています。違いはbumpsの代わりにpimplesが使われているところです。確かに、ニキビも皮膚の上の凸凹ですね。

pimplesはpimpleの複数形です。pimple(ピムプル)には「ニキビ」の意味があります。そこで、gooseのpimples(ガチョウのニキビ)が寒さや恐怖によって皮膚に起こる鳥肌という意味に変化するのです。

そして、give someone goose pimplesとgive someone goosebumpsは同じ表現と考えて間違いありません。

The history gave us goose pimples.

その歴史に私たちは鳥肌が立った。

The football match’s result is a miracle! It gave all of us goose pimples!

そのフットボールの試合結果はミラクル!みんな鳥肌が立った!

もちろん、give someone goosebumpsと同じ使い方ができるフレーズですので、主語を人に持ってきて「get goose pimples」とすることも可能です。

いろいろ使い分けてみて、応用できるようにしてもいいかもしれませんね。もちろん、イギリス英語かアメリカ英語かで選んで使うのも良しです。

まとめ

この記事では紹介した5つの「鳥肌が立つ」フレーズは以下です。

get goosebumps

give someone goosebumps

get chills

get goose skin

give someone goose pimples

getを使う場合は人が主語、giveを使うときは鳥肌が立つ要因であるモノや状況が主語にきます。そして、goose pimplesはイギリスで使われる「鳥肌が立つ」のフレーズということも分かりました。

「鳥肌が立つ」のように感動したことについて感情をシェアするような英会話は楽しいものですし、怖かった話にしても共有すれば相手の鳥肌が立った話しを聞けるチャンスにもなるかもしれません。

「鳥肌が立つ」「「鳥肌が立った」などと話せるようにすればご自分の体験を伝えるチャンスです。英語で話す機会を探している方は、ネイティブキャンプの講師との無料のレッスンをぜひご活用ください。

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