「way」という単語を聞いたときに、まず思い浮かぶ意味と言えば「道」ですよね。
ただ、単語の組み合わせによっては他の意味になるものもあるなど、「way」を使った表現にはたくさんのバリエーションがあります。また「way」を文章の中で使おうと思ったときに、どのような形にすれば良いかわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、「道」以外の「way」の英語表現を紹介していきたいと思います!例文も載せているので、ぜひ参考にしてください!
wayの意味と使い方
「way」という単語は、主に以下の3つの意味に大きく分けられます。
②道・方向
③強調「はるかに」
それぞれ詳しく見ていきましょう。
方法・手段
「way」の1つめの意味は「方法・手段」です。
何かや誰かのやり方、どんなやり方、といったニュアンスで述べるときによく使われます。
私のやり方
最も良い方法
たくさんの異なる方法
「the way to 動詞」という形にして「〜するための方法」という表現をすることも多いので、一緒に覚えておきましょう。
我が道を進みます。
私はそれが英語を学ぶ一番ベストな方法だと思います。
あなたと同じやり方でやります。
道・方向
「way」の2つめの意味は「道・方向」です。
〜への道のり
長い道のり
反対の方向
道という意味の単語には「road」や「street」もありますが、「way」とはどのような違いがあるのでしょうか。以下が、「way」「road」「street」の違いです。
road:実際に存在している道路そのもの
street:道路の左右に色々なお店などがある通り
つまり、「way」は地面にある道路を指すのではなく、どこかへの道中を表します。
そのレストランまでの道のりはわかりません。
私は反対方向に行きました。
強調「はるかに」
「way」の3つめの意味は「はるかに」です。
何かを強調するときに使うので、「so」や「very」といった感覚に似ています。
すごく〜すぎる
あまりに〜すぎる
よりはるかに
かなり昔から
あまり聞いたことのない使い方かもしれませんが、ネイティブスピーカーはわりと頻繁に使うので覚えておきましょう。
テストはあまりに難しすぎました。
あなたの給料は私のよりもはるかに高いですよ。
wayを使った英語表現
「way」は様々な英語表現に使われており、バリエーションはとても豊富です。
ここでは、頻繁に会話で出てくる以下7つの表現に絞って紹介します。
②in my way
③on the(one’s) way
④no way
⑤the way of 〜
⑥the way 主語 動詞
⑦in a good/bad way
out of the way
「out of the way」は「不便な」という意味の表現で、主に場所について述べるときに使います。
「out of 〜」という形で「〜から外れている」という意味。「the way(通り道)」から外れている、つまりは離れた不便な場所にあるということです。
私のアパートは不便な場所にあります。
そのカフェは少し不便な場所にあります。
また、「get 〜 out of the way」で「〜を済ませる」という表現もあります。面倒ごとを先に済ませておく、という意味で使うのが一般的です。
私たちはこのタスクをまず最初に済ませたほうが良いです。
まずはそのレポートを済ませたいと思っています。
in my way / in the way
「in my way」や「in the way」は「邪魔になる」という意味の表現です。
何かが通り道にあると、回り道をしなければいけなくなるなど、何かと面倒ですよね。そんなイメージで考えておくと、「in my way」や「in the way」は覚えやすいでしょう。
「邪魔になっている」という状態のときは「be動詞 in my/the way」、「邪魔している」と動作的に言いたいときは「get in my/the way」が使われます。
なお、「in my way」と「in the way」の2つには、ほとんど違いはありません。もし「自分」を強調したいのであれば、「in my way」を使うのが自然でしょう。
あの男が私のキャリアの邪魔となっています。
この車が邪魔しています。
on the way / on my way
「on my way」や「on the way」は「道中で」を意味する表現です。
「on」はどこかに乗っているイメージの前置詞。道のりの上に乗っている状態をイメージすれば覚えやすいでしょう。「〜への道中で」と具体的な目的地を言いたいときは、「on the way to 場所」という形にします。
また、「on my/the way back」のように、「back」を付けると「帰り道」であることを表せます。なお、「on my way」と「on the way」の2つも、意味としては同じです。もし「自分」を強調したいのであれば「on my way」を使うと良いでしょう。
私は東京ドームへの道中です。
ホテルへの道中で迷いました。
帰りにガソリンスタンドに寄る必要があります。
no way
「no way」は「ありえない」や「まさか」という意味で使われる表現です。
何かショックなことが起きたり見聞きしたりしたときに、「No way!」とリアクション的に使われます。「No」と「way」をそれぞれ、ゆっくり伸ばしながら言うほど、その落胆感を大きく表すことが可能です。
また、「no way」には以下のような使い方もあるので、一緒に覚えておきましょう。
主語が〜することはありえない
逃げ道のない
詐欺にあったの?なんてこった!
ありえない!心の底から彼を信頼していたのに...
午後5時までにレポートが終わるなんてことはありえない。
the way of 〜 / my way of 〜
「the way of 〜」や「my way of 〜」は「〜の方法・やり方」という意味の表現です。
「of」は前置詞なので、以下のように、後に続くのは名詞または動詞になります。
挨拶の仕方
話し方
あなたの考え方が好きです。
私の考え方を変えるつもりはありません。
the way 主語 動詞
「the way 主語 動詞」は「主語が〜する方法」という意味の表現です。
例えば、「the way I talk」であれば「私の話し方」、「the way I do」であれば「私のやり方」となります。
誰の言うことも聞きません。これが私のやり方です。
あなたは考え方を変えた方が良いですよ。
in a good/bad way
「in a good way」は「良い意味で」、「in a bad way」で「悪い意味で」という意味の表現になります。
例えば、「彼は良い意味でよく話す」や「彼女は悪い意味で静かだ」のような使い方です。なお、「in a good/bad way」は、基本的に文末で使われます。
あなたは良い意味で楽観的です。
私の弟は悪い意味で真っ直ぐな人間です。
まとめ
最後に、本記事のまとめです!
①方法・手段
②道・方向
③強調「はるかに」
①out of the way:不便な
②in my way:邪魔になっている
③on the(one’s) way:道中で
④no way:ありえない
⑤the way of 〜:〜の方法・やり方
⑥the way 主語 動詞:主語が〜する方法
⑦in a good/bad way:良い/悪い意味で
いかがでしたか?「way」にはたくさんの表現があるので、まずは今回紹介したものを全て覚えてしまいましょう。また、どのような場面で使えるかを想像しながら、自分で英作文してみると身につきやすいですよ。
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◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.