今回この記事では、英語学習中や英語でのコミュニケーションに役に立つ英語フレーズを例文とともに取り上げ、皆さんが実際の英会話で使えるよう掘り下げていきたいと思います。
今回特集していくのは「worth」という英語表現です。英語学習をある程度の年月続けている方であれば、「worth」と聞いて一番最初に思い浮かぶフレーズは、「worth〜ing」ではないでしょうか。
確かに、「worth〜ing」は英語での日常会話や読み物、ポッドキャストや洋楽の歌詞などでも頻出する表現です。
しかし実は、「worth」を使った英語表現は「worth ~ing」の他にもまだまだたくさん存在しているんですよ。そこでここからは、「worth」を使ったさまざまな英語表現とその意味、そして具体的な使用方法を例文を参照しながら確認していきたいと思います。
状況、場面に合わせたさまざまな表現パターンの例文に触れながら、楽しく「worth」という英語表現について学んでいきましょう!
worthの意味と使い方
早速ですが、まずは英語表現「worth」の基本的な意味を確認しておきましょう。「worth」には、名詞と形容詞の二種類の意味があります。
名詞の「worth」には、「価値」「値打ち」などの意味があります。ちなみに「worth」は「不可算名詞」と呼ばれる名詞で、「worth」の前に「a」や「the」「some」などをつけてみたり、「worth」の最後に「s」をつけて複数形として使用することができません。必ず「worth」という形で用いましょう。
worthの意味と使い方は? 【英文記事で英語学習】| 最新記事 | おすすめ英会話・英語学習の比較・ランキング - English Hub
https://englishhub.jp/news/worth.html
be worth it
まず一つ目に紹介する「worth」を用いた英語表現は「be worth it」です。
「be worth it」で「それだけの価値がある」という意味を持つため、「be worth it」というフレーズとして丸ごと覚えてしまった方がいいでしょう。
会話の中で用いるタイミングとしては、何かについて話している際に「それほどの価値があるよ」「やってみる価値ありだね」のように用います。
日本語で表してみると、「留学をしようか迷っているんだけど、英語がまだ思うように話せなくて不安なんだ。」という発言に対して、「そうだとしても、絶対に行ってみる価値はあると思うよ。」と答える際に「But I think it's worth trying.」と表現することができるでしょう。
B:Oh, you should darling. It suits you and it’s worth trying.
A:この明るいピンクのドレスを今夜のパーティに着ていくかどうか迷ってるの。
B:着てみなよ!あなたに似合っているし、着てみる価値があるよ!
worthwhile
「worthwhile」という表現を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。
こちらは、「worth」を形容詞として使用しています。特に「worthwhile」は、時間や労力、お金をかけるだけの価値がある物事がある際に使用されます。
私はもう自分の仕事にする価値があるとは思わない。
ニュージーランドで過ごした3年間を振り返ってみると、ビクトリア大学での学びは価値あるものでした。
世界中でなにが起こっているのか人々が知ることができることから、調査をして記事を書くことは価値のあることだと思っている
参考資料:worthwhileの意味・使い方・読み方 | 英辞郎 on the WEB
https://eow.alc.co.jp/search?q=worthwhile
【英語】1分で分かる! 「It is worthwhile 〇〇ing. 」の意味・使い方・例文は? ドラゴン桜と学ぶ英語主要熟語 - ページ2/2 - Study - Z ドラゴン桜と学ぶWebマガジン
https://study-z.net/100039371/2
worthless
三つ目に紹介するのは形容詞の「worthless」です。
「価値」という意味の「worth」に「less」を付けると、人や物事に「価値がない」という意味の形容詞として使用することができます。
例えば、「この書類を期限までに提出できないと全ての努力が水の泡(価値がなくなる)だよ。」「彼がもうここにいないのだから、このプロジェクトをやる価値はないよ。」などと表現したい時に「worthless」を使います。
この書類を期限までに提出できないと全ての努力が水の泡(価値がなくなる)だよ
彼がもうここにいないのだから、このプロジェクトをやる価値はないよ。
この雑誌は価値がないと思ったから読むのをやめたよ。
参考資料:worthlessの意味・使い方・読み方 | 英辞郎 on the WEB
https://eow.alc.co.jp/search?q=worthless
A worth of B
続いて紹介する「A worth of B」という表現は、「worth」を名詞として使用している代表例です。
「A worth of B」で「Aの価値に相当するB」「Aに相応しいB」という意味を持ちます。例えば、「10000円相当のドレス」「500円相当量の商品」「1日分のカロリー(1日分に相当するカロリー)」などのように何かの量や価値を数値で表す際にも用いられます。
実際には5000円相当するこの美しいドレスを買うのに、1000円しかかかりません。
特賞は100ドル相当の商品です。
参考資料:猫の英語:A worth B、 A worth of B
http://blog.livedoor.jp/perdu/archives/51701366.html
well worth
最後に紹介するのは「well worth」という表現です。
「It's well worth ~.」のように使用でき、「worth」のあとの「~」部分には名詞や動名詞がきます。意味合いは「be worth ~ing」と同じですが、「worth」の前に「well」を置くことで「十分に価値がある」と強調された意味になります。
例えば、「この映画は十分にみる価値があると思う。」「この小説は長いけれど十分に読む価値がある。」のように使用できるでしょう。
この映画は何度もみる価値が十分にあると思う。
この小説は確かに長いけれど、十分に読む価値があるものだと思うよ。
世界中を旅することは十分価値のある経験だと思う。
参考資料:アメリカ人が選んだ英会話フレーズ: It's well worth...
https://american-phrases.blogspot.com/2015/12/its-well-worth.html
参考資料:「価値がある」のworth / worthyの意味と使い方 | ネイティブと英語について話したこと
https://talking-english.net/worth-worthy/
まとめ
この記事ではここまで、「価値」という意味を持つ「worth」という英語について深堀してきました。
「worth」という英単語を含んだ英語表現は複数あり、「be worth it」「worthwhile」「A worth of B」「worthless」「well worth」の意味と会話の中でも具体的な使用方法を確認できましたね。また、形容詞と名詞としての二つの使用方法があることもわかりました。
「〇〇 is worth ~ing」や「worthwhile」は特に、カジュアルな会話の中でも頻繁に用いることがあります。友人や同僚、上司や家族との最近流行っている映画や小説、音楽などの娯楽についての会話中に「それは試す価値があると思うよ」と助言することはよくありますもんね。
その他にも、「worthless」を使って「価値はないよ」という否定的な助言をすることや「A worth of B」という表現を用いて少々フォーマルな言い方をすることも可能です。今回学習した「worth」を含むさまざまな表現は英語でのコミュニケーションにとても役に立つので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。

出身地は静岡県の下田市です。実家の目の前にはエメラルドグリーンのビーチがひろがっています。小さい頃からスキンダイビングやボディーボードをして育ちました! フェリス女学院大学の英文科在学中にニュージーランドへ留学。そこで国際教育の重要さに気づき、横浜国立大学大学院教育学研究科へ進学。小学生の外国語教育の研究に携わる傍ら、アメリカからの留学生のチューター業務も経験。 修士課程修了後は、都内のインターナショナルプリスクールで5歳児クラスの担任を経験。外国人と日本人バイリンガルの2人体制でこどもたちと英語で探究学習を行う。日本語の授業も担当し、母語の大切さも伝えた。 現在は前職を退職し、英語を教えるだけでなく、国際交流•異文化交流の大切さをそだてるニュータイプのオンライン英会話をネイティブ講師とともに小学生に教えている。 ④ 趣味は洋楽をギターやピアノでカバーすること、ビーチでヨガ、サイクリング、ピアノ耳コピ、ダンス、犬と散歩。 夢は、英語をツールにして音楽やダンスや絵、スポーツなどの自分の得意なことを使って自分自身について表現し、世界の人と交流することを楽しいと思ってくれる子供達が増えるような「先生」そして「表現者」になること。 そしてもう一度大好きなニュージーランドにステキな家族、友人達と長期ステイすること!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.