「あとどれくらい待てばいいかな?」「どれくらいの大きさだった?」とさっと英語で言えますか?
友人との会話で、もっと話を膨らませたい!海外旅行先で、もっと細かく問い合わせをしたい!ときにぜひとも使いたい表現です。
そこで、今回の記事では、「どれくらいですか?」と質問するときの英語フレーズをご紹介します。「時間」「期間」「量」「大きさ」に分けて、日常生活で使えそうな表現を学んでいきましょう!
この記事を読めば、「どれくらいですか?」とスムーズに質問できるようになりますよ!!
「あとどれくらいですか」の英語表現
「あとどれくらいですか?」と所要時間を質問するときは、「how much longer…?」を使うことができます。
「how long…?」と「how much longer…?」はとてもよく似ていますが、注意が必要です。
「how long…?」は、これから起こる事柄についての時間や期間を質問するときに使います。
「how much longer…?」は、もうすでに始まっている事柄に対して、「(現時点から)あとどのくらいか」と質問するときに使います。
「あとどのくらいですか?」の「あと」を強調して、質問に含みたい場合は、「how much longer…?」が適しています。
日常生活で起こりがちな、レストランが満席の場合の例文をみてみましょう!
「あとどのくらい待てばいいですか?」を英語で表現してみましょう。
Situation: At a restaurant
(場面:レストランで)
A guest: Excuse me, a table for two, please.
(客:すみません、2人お願いします。)
A server: I’m afraid, but we’re full right now.
(店員:申し訳ございませんが、ただいま満席です。)
A guest: Oh, OK. How long do we have to wait?
(客:あ、そうなんですね。どのくらい待てばいいですか?)
A server: Well, I think it could take 10 minutes. Would you like to wait?
(店員:そうですね、10分ほどかと。お待ちになりますか?)
A guest: Yes, that’s fine.
(客:はい、待ちます。)
---20 minutes later---
A guest: Excuse me, how much longer do we have to wait?
(客:すみません、あとどのくらい待てばいいですか?)
Situation: A mother and her son are talking about dinner for today.
(場面:親子が今日の晩ごはんについて話しています。)
Son: Hey, mom, what’s for dinner today? I’m starving.
(息子:ねえ、母さん、今日の晩ごはん何?お腹空いたよー。)
Mother: Alright!! I’m gonna cook up a storm!! First, I need to go grocery shopping.
(母親:了解!!たっくさん料理するわよー!!まず買い物に行かなくちゃ。)
Son: What? Wait, wait. How much longer is it going to take?
(息子:え?ちょっと待ってよ。どのくらいかかるんだよ?)
※cook up a storm 「たくさん料理をする」という意味のイディオム
どれくらいの時間かを聞く時
「どのくらいの時間〜ですか?」と質問したい場合は、「how long」や「how much time」を使うことができます。
「how long」
Situation: At a ticket office
(場面:駅のチケットカウンターで)
A tourist: Excuse me, I’d like to go to King’s Cross station. How long does it take from here to King’s Cross station?
(旅行客:すみません、キングスクロス駅まで行きたいのですが、どれくらいかかりますか?)
A ticket officer: Well, about fifteen minutes by tube.
(駅員:そうですね、地下鉄で15分ほどです。)
A tourist: Alright, a return to King’s Cross station, please.
(乗客:なるほど、往復チケットをお願いします。)
※tube ロンドンの地下鉄(underground)の愛称。アメリカ英語で地下鉄は、subway
Situation: In front of a cake shop
(場面:ケーキ屋の前で)
Customer A: Excuse me, are you at the end of the queue?
(客A:すみません、列の最後尾ですか?)
Customer B: Yeah.
(客B:そうですよ。)
Customer A: How long have you been waiting?
(客A:どれくらい待っていますか?)
Customer B: About fifty minutes or so.
(客B:50分くらいですかね。)
※a queue:列 アメリカ英語では「line」がよく使われる
「how much time」
Situation: On the Shinkansen (bullet train)
(新幹線の車内で)
A passenger: Excuse me, can I ask something?
(乗客:すみません、ちょっといいですか?)
A clerk: Sure, of course. How can I help you?
(乗務員:ええ、どうされましたか?)
A passenger: How much time is left before we arrive in Hakata?
(乗客:博多まであとどれくらいかかりますか?)
「how long…?」と「how much time…?」は、置き換えることができます。
「how long…?」は使ったことがあるけれど、「how much time…?」はあまり聞きなれない!と思った方も多いのではないでしょうか?「how much time…?」は比較的丁寧な印象があります。
海外旅行先では、公共交通機関を使うことも多いですよね。ご存知の通り日本の交通機関は、とても時間に正確です。海外では電車やバスが時間に遅れる、来ない、キャンセルになる…だけでなく、目的地とは違う場所で降ろされるなんてことも!乗り物に関係する基本的な表現は覚えておきましょう!サバイバル英語は大事です!
・due: 到着予定
・destination: 目的地
・platform: プラットフォーム(platと省略して書かれていることが多い)
・expected: 予測
・on time: 定刻通り
・delayed: 遅延
・cancelled: 取り消し
どれくらいの期間かを聞く時
Situation: At the passport control
(場面:入国審査で)
An immigration officer: How long do you intend to stay in the UK?
(入国審査官:イギリスにはどのくらい滞在予定ですか?)
A tourist: For three months.
(旅行客:3ヶ月です。)
Situation: At a language school
(場面:語学学校で)
Student A: How long have you been studying English here? Your English is very well.
(生徒A:どれくらいここで英語を勉強しているの?英語とっても上手だね。)
Student B: For about three months. Before I came here, I had been taking English online lessons. That helps me a lot.
(生徒B:3ヶ月ほどかな。ここに来る前、オンライン英会話のレッスンを受けていたんだ。とても役立ったよ。)
どれくらいの量かを聞く時
どれくらいの量かを聞くときは、「how many」「how much」を使うことができます。
「how many」は可算名詞の量を聞く場合、「how much」は、不可算名詞の量を聞く場合に使います。
<参考:不可算名詞の例>
money(お金)、water(水)、luggage(荷物)、furniture(家具)
「how many」
Situation: Mari and Bob are talking about the weekend’s plan.
(場面:マリとボブが休日の予定について話しています。)
Mari: Why don’t you play tennis this Sunday?
(マリ:日曜日にテニスしよう。)
Bob: That’s a good idea. We should invite Anne and Takeshi.
(ボブ:いいね、アンとタケシも誘おうか。)
Mari: How many tennis rackets do you have?
(マリ:ラケット何本持ってる?)
Bob: One. But we can borrow some rackets at the office.
(ボブ:1本だよ、でも事務所でラケットを借りられるよ。)
「how much」
Situation: At a ticket office
(場面:駅のチケットカウンターで)
A tourist: A return to King’s Cross station, two adults and two children, please. How much is the fare?
(乗客:キングスクロス駅までの往復チケットを大人2人、子ども2人分お願いします。おいくらですか?)
A ticket officer: Sure. The total comes to…
(駅員:かしこまりました。合計で…)
“How much is it?” “How much does it cost?” は、基本英語フレーズなので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
※「return ticket」 は、イギリス英語で「往復チケット」のこと。アメリカ英語では、「round-trip ticket」。ちなみに、イギリス英語で「片道チケット」は「single ticket」、アメリカ英語では「one-way ticket」。
Situation: In the kitchen
(場面:キッチンで)
A: I’d like to make pancakes for breakfast today.
(A:今日は朝ごはんにパンケーキを作りたいな。)
B: Lovely. How much milk and butter do we need? I guess the milk is running out.
(B:いいね。牛乳とバターどれくらいいるかな?牛乳切らしているかも。)
どれくらいの大きさかを聞く時
どのくらいの大きさか質問したいときは、「how big」「how large」を使うことができます。
ここで、「big」と「large」の違いを簡単に確認しておきましょう。
どちらも「大きい」と日本語に訳されます。しかし、ニュアンスの違いがあります。
「big」は主観的に「大きい」と感じたものに対して使います。
一方、「large」は客観的に「大きい」と感じたものに対して使います。衣服や食事のサイズは、「large」を使って表現されていますよね。
「how big」
Situation: A father and his daughter are chatting.
(場面:父親と娘がおしゃべりしています。)
Daughter: Guess what daddy, I saw a big doggy at the park.
(娘:ねぇ、お父さん、公園で大きな犬を見たの。)
Father:Sounds interesting. How big was the dog?
(父親:そうなんだ、どれくらいの大きさだったの?)
Daughter: The doggy was bigger than me!!!
(娘:私より大きかったの!!!)
※doggy:犬、わんわん「dog」の幼児語。子どもがよく使う英単語。
この例文では、「犬」の大きさが主観的に捉えられています。子どもにとっては大きな犬でも、大人から見るとそれほど大きくはないことを含んでいます。
「how large」
Situation: At a hamburger shop
(場面:ハンバーガーショップで)
A customer: Can I get a cheese hamburger and a large French fry? Oh, hold on. How large is the French fry?
(客:チーズバーガーとフライドポテトのLサイズをください。あ、ちょっと待って。フライドポテトってどのくらいの大きさですか?)
A server: Here is a small, medium, and large box. I think the large one is quite big.
(店員:S、M、Lサイズの箱がこれです。Lサイズは、結構大きいと思いますよ。)
A customer: I think the medium size would be fine for me. I’ll take the medium one.
(客:Mサイズで良さそうだなぁ。Mサイズでお願いします。)
※フライドポテトは、イギリス英語で「chips」、アメリカ英語で「french fries」。
店員さんのセリフ” I think the large one is quite big.”に注目してください。
(お店で規定されている)largeサイズは、(私の主観では)bigだよ。とお客さんに伝えています。どちらを使っても「大きい」という意味は通じますが、細かいニュアンスを知っていると、よりナチュラルな英語表現ができますね!
一緒に覚えたい!よく使う英語フレーズ
〇〇まであと△△だ!
3 more days until my birthday! I can’t wait!!
(誕生日まであと3日だ!待ちきれない!!)
There are 5 hours left to the deadline. We must dush!
(締切まであと5時間だ。急がなきゃ!)
あと△△日/週/月?
Are you going to take the TOEIC exam? How many weeks do you have left? Hang in there!
(TOEICテスト受けるんだって?あと何週間あるの?頑張れ!)
まとめ
・「あとどれくらいですか」の英語表現
-「how much longer…?」
・どれくらいの時間かを聞く時
-「how long…?」
-「how much time…?」
・どれくらいの期間かを聞く時
-「how long…?」
・どれくらいの量かを聞く時
-可算名詞の量を聞く場合 「how many…?」
-不可算名詞の量を聞く場合 「how much…?」
・どれくらいの大きさかを聞く時
-「how big…?」
-「how large…?」
いかがでしたか?
今回の記事では、「どれくらいですか?」と質問したいときに使える基本的な英語表現をご紹介しました。
この日本語は英語でどのように言うのかな?と疑問に感じたら、気軽に講師に質問してみてくださいね!ネイティブキャンプでは、24時間365日レッスン回数無制限で英会話レッスンが可能です。
初めての方は、なんと7日間無料でトライアルを受けられます!一緒に英会話を楽しみましょう。お待ちしています!
この記事がみなさんの英語学習の参考になると嬉しいです。

◇経歴
語学留学、大学学部留学、留学アドバイザー業務、海外特許法律事務所とのやりとりなど
◇英語に関する資格
IELTS 6.0(学生時代に受験)
現在は、新たな目標に向けてやり直し勉強中!
◇海外渡航経験
イギリス(語学留学、ホームステイ、旅行)
スイス(人文科学系学部に学部留学、大学寮滞在、旅行)
フランス、ドイツ、イタリア、リヒテンシュタイン、オランダ、オーストリア、バチカン市国、デンマーク、ハワイ、サイパン、韓国(すべて旅行)
◇自己紹介
小学生の時に映画で観たロンドンの街並みに魅了され、英語学習を開始。
大学時代にロンドンで語学留学、スイスで学部留学を経験した。留学アドバイザー、法律事務を経て、現在は英語の学習を続けながら、育児に奮闘中。
バイリンガル育児にも関心があり、楽しく!をモットーに日々試行錯誤している。
滞在先で食べた料理を食卓に出しては、家族に当時の思い出を語っている。
趣味は、語学学習(英語に加えてドイツ語・韓国語にも挑戦中!)、旅行、食べ歩き、ヴァイオリン、世界の料理を作ること。
将来の夢は、家族と一緒にたくさん旅行をすること。
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I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.