買い物中に使える「ちょっと考えます」の英語表現!ビジネス英語も

ちょっと考えます、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

英語圏で食事や買い物をするとき、またビジネスシーンや日常会話においても英語で「どれにしようか迷ってしまって決めるのに少し時間が欲しい」と伝えたい場面はよくありますよね。

「ちょっと考えます」と英語でスマートに伝えられたら良いのですが、意外とどう言えばいいのかわからない場合も多いものです。

今回は、「ちょっと考えます」と英語で表現する方法をシチュエーション別にご紹介していきます。

場面別「ちょっと考えます」の英語表現

「ちょっと考えます」の最も一般的な英語表現といえば、“I'll think about it.“です。

ただ、「ちょっと考えます」と日本語で言う時には、文字通りに「それについて考える」以外にいろいろな意味を持つことがあります。たとえば次のような場面ではどれも、「ちょっと考えます」と言うことができますよね。

・時間が欲しい

・決められない/迷っている

・あまり乗り気ではない

たとえばもし、あなたが「時間が欲しい」という意味を伝えたいのであれば、“I'll think about it.“よりも次のように言う方が、伝えたい内容にしっくりくるかもしれません。

Could you give me some time?

ちょっと時間をいただけますか?

このように、場面や内容によって「ちょっと考えます」という日本語を意味する英語表現にはさまざまなバリエーションがあります。

ここからは、場面別に「ちょっと考えます」にあたる意味の英語表現を詳しく解説していきます。

買い物中に使える表現

日本と英語圏では、買い物のマナーが少し違います。もともと海外では「ウインドーショッピング」という概念が薄く、用事がなければお店には入らないという考え方があります。そのため、入店すると店員さんが挨拶をしてきて「なにかお探しですか?」とコミュニケーションを取ってくることが多い傾向にあります。

日本でも店員さんが寄って来ただけでプレッシャーを感じる人は多いようですが、慣れない英語圏で店員さんに話しかけられ、さらに欲しくもない商品をおすすめされたりしたら、どう返せばいいか困ってしまいますよね。

そんな買い物シーンで「ちょっと考えます」と言いたいときの表現をご紹介します。

まず覚えたい定番フレーズは、こちら。

I’ll think about it.

ちょっと考えます。

”I’ll think about it.”は文字通りちょっと考えたいときにももちろん使えます。それ以外にも、試着をしたあとや興味のないものを勧められた場合などによく使われるフレーズです。直接的に断る表現ではないので、「角を立てずに、でも断りたい」というときにとても便利に使えます。

ちなみにはっきり断りたい場合は次のように言いましょう。

I’ll leave it.

やめておきます。

さらに「見て回っていいですか」と聞くことで、ちょっと考える時間を作るという方法もあります。

Can I look around a little more?

すこし見て回っていいですか?

Okay, thank you. I'll come back later.

そうなんですね、ありがとうございます。また後で来ますね。

I think I'll look around a bit more.

もうちょっと見て回りたいと思います。

こういった表現は、商品の値段を聞いたあとなど、1人になって冷静に検討したいようなときに便利ですね。

また、商品を決めかねているときやすこし時間が欲しいとき、定番フレーズの”I’ll think about it.”の代わりに次のような表現を使うこともできます。

I'm still thinking.

今考え中なんです。

I need more time.

すこし時間をください。

どちらもシンプルな表現ですし、買い物以外の日常英語でも使えますので、覚えやすいものをひとつ頭に入れておくと便利です。

レストランで使える表現

レストランでメニュー選びに迷っているようなシチュエーションで「ちょっと考えます」と言いたい場合の英語表現を見ていきましょう。

I’ll think about it.

ちょっと考えます。

Let me think about it.

ちょっと考えさせてください。

Give me some time, please.

ちょっと時間をください。

I need a few more minutes.

ちょっと待ってもらえますか。

I'm still deciding.

まだ決まっていません。(=もうすこし時間をください)

どれも短くてシンプルな言い方です。メニューに迷うようなときは、「ちょっと待って下さい」=「もう少しメニューを決めるのに時間が必要です」という意味になることが多いので、”time”(時間)を使った言い回しも便利に使うことができます。

海外の観光地では道路や広場にテラス席を広げているお店も多く、入り口付近で観光客の呼び込みをしている場合もあります。

呼び込みの人にメニューを見せてもらったけれど他のレストランも見てみたい、といった場合はこんな風に言いましょう。

I want to check out the other restaurants.

他のレストランも見てみたいんです。

I'll come back later.

また戻ってきますね。

実際にそのお店に戻るかどうかは別として、このように言えばとりあえずその場から離れて考える時間を作ることができます。

友達との会話で使える表現

友達とのカジュアルな会話で「ちょっと考えるね」といいたい場合の英語表現を見ていきましょう。

まずは単純に迷っていたり、決断しきれない場合の言い方をご紹介します。

I can’t decide right now.

今は決められない。

I can’t make up my mind.

決心がつかない/ひとつに決められない。

迷っている場合だけでなく、「ここではっきり答えたくないなぁ」とか「本当は行きたくないけど、はっきり断ると角が立つかも」というような場合は次のように言いましょう。

A: Do you want to go see a movie tonight?

今夜、映画観に行かない?

B: Let me think about it.

ちょっと考えてみるね。

C: Will you join the program in August?

8月のプログラム、参加する?

D: I need some time to think about it.

もうちょっと考えてみるわ。

E: He’s so nice! Why don’t you text him?

彼、とってもいい人だよ!テキストメッセージしてみたら?

F: Well, I’ll think about it.

うーん、考えとくわ。

大きな決断をするときなど、すぐに返事がしにくいと感じるときには次のような言い方もあります。

Let me sleep on it.

ちょっと考えさせて。

この表現には ”sleep”(寝る)という動詞が使われており、直訳すると「それの上で寝させて」という意味になります。ただ、実際には「それについて一晩かけてじっくり考えるね」、あるいは「じっくり考えたいからちょっと時間をください」といったニュアンスを持った表現になります。

ビジネスの場で使える表現

ビジネスシーンで「ちょっと考えます」と伝えたいときには、友達や店員さんよりは丁寧な表現を使う必要がありますよね。

まずは、ビジネスメールでの定番表現からご紹介していきます。

I will get back to you later.

後ほどまたご連絡いたします。

“get back to you”は「あなたの方へ戻す」=「あなたに返事をする」という意味です。日本語では「確認の上、折り返しご連絡いたします」などと言うことがよくありますが、それに当たる表現といえるでしょう。

直接的に「ちょっと考えます」と言っているわけではありませんが、「後ほどご連絡します」と伝えることによってこちらが考える時間を確保できる表現です。

また、「少し検討するお時間を頂戴できますか」といった内容を直接的に伝えたい場合には次のように言うこともできます。

I would like to have some time to consider.

少し検討する時間を頂戴してもよいでしょうか。

”I would like to” は ”I want to” の丁寧な表現でしたね。”consider” は ”think” と同じく「考える」という意味をもつ単語ですが、より熟考した結果の意見を述べるときに使います。

このフレーズでは、丁寧かつ熟考するニュアンスを伝わります。「少し考えます」を、日本語で言うところの敬語のような丁寧さで伝えることができる表現です。

“consider”を使った表現には次のようなものもあります。

I will take it into  consideration.

その件については検討いたします。

”under consideration” は「検討中」という意味です。”it”(その件)を検討中の状態に持っていく、つまり「その件について検討します」という意味になります。

また日本語でよく使う「社内で検討のうえ回答いたします」という表現は次のように伝えることができます。

We’ll consider it internally and get back to you.

社内で検討して、またご連絡させて頂きます。

”internally” は「内部で/組織内で」という意味の単語ですが、ビジネスシーンでは「社内で」という意味で使うことができます。

また、はっきりとは断れないけれども「検討はしてみます」と伝えたいときには次のような表現があります。

I would like to look at this from every possible angle.

この件につきましては、様々な角度から検討を重ねたいと存じます。

このあとに、”I will get back to you later.”(再度ご連絡したします)と続けてもよいですね。

まとめ

買い物やレストラン、ビジネスシーンで使える「ちょっと考えます」の英語表現についてご紹介してきました。

”I’ll think about it.” は買い物やレストランを含めた日常会話では最も便利に使える定番フレーズです。ビジネスシーンでも、同僚や気のおけない上司との会話であれば問題なく使えるでしょう。

より丁寧に伝えたい場合には ”consider” を使った表現もあります。その他にも「時間をもらえますか」「考え中です」「持ち帰ってまたご連絡します」など、ちょっと考えたい場合に使える英語表現はいろいろなバリエーションがあります。

相手やシチュエーションによって、自分がもっともしっくりくる表現を選んで使ってみてくださいね!

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