レストランで食事したとき、量が多くて食べきれないという場面に出くわすこともあると思います。
昨今ではSDGsという活動の一環として、フードロスという言葉をよく聞きます。食べ残してしまうと、破棄されるのでもったいないなと感じるような状況になったことがある方もいるのではないでしょうか。
お店の雰囲気的に持ち帰りができるか否かという問題もありますが、一部の飲食店やファミリーレストランなどでは持ち帰りをすることができる飲食店も増えています。最近ではテイクアウトが一般的になったことを受け、これまではお持ち帰りが不可能だった飲食店も今はテイクアウト可能になっているお店も多いです。
では、海外ではどうでしょうか?日本では、あまり一般的ではない印象なので海外も同じなのでは?と思う方もいるかもしれませんね。実は、むしろ逆です。海外ではごくごく一般的なことなのです。
もともと、食べきれる量を出していないお店も多いので最後まで完食できないことも多いことと、公園やビーチでテイクアウトして食べる文化が根付いているテイクアウト文化の海外では、テイクアウト容器はどの飲食店でも用意されてる場合が多いです。
今回は、そんな食べ残し・持ち帰りに使える英語表現をご紹介しますね!海外留学や旅行の際に使えるかもしれません。
食べ残しを英語でいうと?
まずは、「食べ残し(す)」を英語で何と言うのでしょうか?
そもそも日本人の私たちからすれば食べきれる量を頼むのが普通なのですが、その感覚で海外の飲食店で注文すると、一皿ものすごい量で運ばれてくることもあります。
どうしても食べ残してしまうこともあるので、そんな経験を英会話の話のネタにするのもいいですよね!それこそThe 日常会話というやつです。
食べ残し:leftovers
食べ残しはleftoversと言うのですが、ポイントは二語ではなく一語であることです。
ついついleft-oversと書きたくなりますがそれは間違い。一語としてleftoversと書くことを覚えておきましょう。
今日の夕飯は昨日の残り物を追加していいかしら?
冷蔵庫の残り物で今日はランチを作ったよ!
私が全部食べちゃったから残ってないよ。
あ!昨日のパーティーで残ったパイがあるね!
もう1つのポイントはleftoversの「s」について。
これは基礎中の基礎ですが、食べ残したものが複数あるなら複数形の「s」を付けること。もし、「ピザが~」「カレーが~」と特定の物1つであれば「s」は付けなくてもOK。
しかし、基本的に食べ残すシチュエーションは複数の品目が残るイメージなので覚えるのであればleftoversの方を覚えるといいと思います。
ちなみに、食べ物以外にもleftoversは使えますので便利です。
昨日のパーティーで使ったろうそくの残りがあるんだけど、持って帰らない?
いくつか例文を挙げてみましたが、ニュアンスが汲み取れましたでしょうか?
最後の食べ物以外に使ったleftoverは、「I have some leftover XXX~ 私はいくつかのXXX残りを~」という訳なのでXXXの箇所を別の単語にすれば応用可能です。
例文にあげた英語表現はそこまで難しい使いまわしをしていないので覚えてみるのもいいですね!
お腹がいっぱいの時の英語表現
では、飲食店で食事をしていてお腹いっぱいになってしまったという英語表現はどんな表現があるでしょうか。
シチュエーションとしては、友人や家族とランチをしにレストランやbarに向かい、あなたは食事をオーダーします。
ランチではランチ専用の食事を提供しているので、シェアするのではなくそれぞれが食べたいものを注文しました。仲良くお喋りしながらのランチで、とても楽しい時間を過ごしたのですが思ったより量が多くて食べきれません。
こんなシチュエーションの時、友人や家族に「お腹いっぱいになった」という話題を振りたいときはどんな英語表現を使いますか?
もうお腹いっぱいになっちゃった。
思ったより量が多くて食べきれない。
美味しいんだけど、お腹いっぱいでもうたべられない。
シチュエーションに合う英語表現でいくつか挙げた例文では、「full」という英単語を使っています。
この「full」は日本語で言う「フル」と同じ意味なので、「いっぱい・満杯」という意味です。お腹いっぱいという意味を伝えたいときに「full」を使うことができます。
一方で、他の例文では「full」を使わずに「お腹いっぱい」という意味を表現しています。「食べきれない」や「食べられない」=「お腹いっぱい」というニュアンスで相手に伝えている英語表現ですね。
英語では、こうして直接の英単語を使わずとも少し回りくどいかもしれないですがニュアンスを説明することで相手に汲み取ってもらうような表現もできます。日本語でいう「空気を読む」「察する」といったような感じでしょうか。
イメージとしては、「ほら、あれだよ。食べきれないのよ」と説明して「あぁ、お腹いっぱいなのね?」と相手から導き出してもらうような感じです。
お持ち帰りをしたい時の英語表現
先ほどのシチュエーションで、お腹いっぱいになったあなたは食べ残した料理を持ち帰りたいなと思いました。
そんな時に使える英語表現もご紹介しますね!
ちなみに、冒頭で紹介したように、海外では持ち帰ることはごく一般的です。海外ではテイクアウト文化が日本よりも馴染みが深いので、気軽に聞いてみるといいですよ。
もちろん飲食店の中には持ち帰りできない所もありますので、まずは店員さんに持ち帰ることができるか聞いてみましょう。
すみません、これを持ち帰りしてもいいですか?
この食べ残し(残り)は持ち帰ってもいいですか?
Can I get ~
具体的に例文を挙げて持ち帰ることができるか聞いてみましょう!
先ほど挙げた、Can I take these leftovers home? と同じ意味ですが少し言い換えてみます。
この食べ残し(残り)は持ち帰ってもいいですか?
持ち帰りの容器をもらってもいいですか?
この食べ残しを持ち帰るための容器はもらえますか?
ここでは、Can I get~の使いまわしをいくつか例文として挙げてみました。「~してもいいですか?」と丁寧な言い回しで店員さんに容器が欲しいことを伝えています。
Do you have~
Can I get~以外にもう1つの言い回しとして「Do you have~」という英語フレーズがあります。
Can I get~が「~してもいいですか?」というニュアンスに対し、Do you have~は「~ありますか?」というニュアンスです。
食べ残しを持ち帰るための容器はありますか?
もし食べ残したら持ち帰り用の容器はありますか?
上記2つの例文の意味は同じですが、少し言い回しを変えています。if文の表現はよく使う表現なので覚えておいてもいいと思います!
まとめ
今回は、「食べ残し」という言葉に対しての英語表現をご紹介してきました。冒頭からご紹介しているように、海外ではすごい高級レストラン以外は基本的にテイクアウトができるお店が多いので食べ残しても持ち帰ることができるお店も多いです。
例えば、最初は店内で食べて天気がいいから外で食べようと途中で気が変わってもテイクアウト用の容器に入れ替えてもらってお金を払って出ていき、公園や海辺で続きを楽しむなんてこともよくあります。
日本でもピクニックをすることがあると思いますが、海外ではそれを毎日している方がたくさんいるのでテイクアウトして外で食べることはとても日常的に行われているんです。その影響もあってか、海外発の飲食店は手で持って食べるものが多かったりテイクアウトし易いような形をしているのかもしれません。
筆者もあるレストランに行った時、出てきたサラダが物凄い量で食べきれずテイクアウトして持ち帰ったことは何度もあります。
もしあなたご自身が海外へ行った時、とてもじゃないけれど食べきれない量の食事であったらまずは店員さんに持ち帰ることができるか聞いてみましょう。日本はそこまで浸透していないので遠慮するかもしれないですが、相手は普通のことなので気にしてませんので遠慮しなくてOK!
これも海外ならではの経験になること間違いなしです!その時は今回の内容に出てきた英語表現を使ってみてくださいね!

生粋の関西人。高校卒業後、行きたい大学も無かったので18歳でオーストラリアへ渡豪。 シドニーで3年の学生生活を終え、現在は派遣社員×ライターとしてマルチワーカーと名乗り、 今までのマルチな経験を活かしながら、フリーランス活動中。 海外全般・音楽・スポーツ観戦・BBQ・飲み会・イベントなど、基本的に楽しいことは大好き。 得意テーマは、海外・日本文化・神社仏閣やPC&スマホの便利機能など、幅広く執筆中。 その一方で、サブカル好きなオタク気質があるライターです! 最近は、ラグビーW杯の大会ボランティア活動をきっかけにスポーツ観戦熱が再熱中! 涙もろく、おいしい食べ物全般には目がない私ですが、よろしくお願いします!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.