「I don't know」と「I'm not sure」の違いは?使い方やニュアンスを徹底解説

I don't know, I'm not sure, ネイティブキャンプ

英語で誰かと会話するなかで、相手から質問や意見を求められたときに、「わかりません」「知りません」と答えることがあると思います。そんなとき、あなたならどんな英語表現を使いますか?

おそらくほとんとの人が「I don’t know」や「I’m not sure」というフレーズを頭に思い浮かべると思います。この2つのフレーズはどちらも似た表現ですが、微妙にニュアンスや使い方が違います。

今回は、これらの違いについて詳しく解説していきます。それぞれのフレーズについて複数の例文も載せているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね!

「I don’t know」の意味・ニュアンス・使い方は?

英語の動詞「know」には「知る」「わかる」という意味があります。

それに「don’t」を付けると否定文となり、「知りません」「わかりません」という意味になります。この、「I don’t know」は日本人にとって、「わかりません」ということを表現するときに一番なじみのあるフレーズではないでしょうか。知識や情報について、単に知らない、というときに使われます。

A: Do you know where Australia's capital city is?

B: I don’t know.

A: オーストラリアの首都がどこか知っていますか?

B: 知りません。

A: Does this bus go to Tokyo Station?

B: I don’t know.

A: このバスは東京駅に行きますか?

B: 知りません。

I don’t know this book. Is it famous? Who wrote it?

私はこの本を知りません。有名ですか?誰が書いたのですか?

この、とてもよく知られた「I don’t know」というフレーズですが、わりと強いニュアンスを持っています。はっきりと「知りません」「わかりません」と断言しているイメージです。

場合によっては、日本語の「知らん」「そんなの知るかよ」くらいのニュアンスになってしまうこともあります。そのため、相手からの問いかけに「I don’t know.」と一言だけで答えると、そこで会話が終わってしまい、状況によっては突き放しているような印象になってしまいます。

「I don’t know」を使うべきではないシチュエーションとは?

先ほど説明したとおり、「I don’t know」は強いニュアンスを持っており、相手にぶっきらぼうな印象を与えてしまうこともあります。そのため、「I don’t know」を使いたいときには少し注意が必要です。

例えば、以下のようなシチュエーションで使うのは避けた方が良いでしょう。

・知り合って間もない友人との会話

・目上の人との会話

・ビジネスシーン

また、単に「I don’t know」とだけ言うのではなく、それに「I’m sorry, but ~」や「I’m afraid, but~」などを付け加えるのも、柔らかく丁寧な印象になるのでおすすめです。

特に、仕事などオフィシャルな場では、「I’m sorry, but ~」や「I’m afraid, but~」と一緒に使うのが自然です。

A: Do you know where she lives?

B: I’m sorry, but I don’t know.

A: 彼女がどこに住んでいるか知っていますか?

B: ごめんなさい、知りません。

A: When is the next plane to London?

B: I’m afraid, but I don’t know.

A: 次のロンドン行きの飛行機はいつですか?

B: 残念ながら(あいにく)私にはわかりません。

また、次の例文のように「I don’t know」のあとに知らない理由を付け加えることでも、大きく印象を変えることができます。

A: Excuse me, where is the nearest post office from here?

B: I’m sorry, I don’t know as I’m not from around here.

A: すみませんが、ここから一番近い郵便局はどこですか?

B: すみません、このあたりの出身ではないのでわかりません。

「I’m not sure」の意味・ニュアンス・使い方は?

「I’m not sure」は、「I don’t know」よりも少し優しく、柔らかい「知りません」「わかりません」を表します。ここでポイントとなる「sure」という単語は、以下のような意味を持っています。

“certain; without any doubt”

(Cambridge Dictionaryより引用)

つまり、「物事がそうであると確信している」ことが「sure」になります。そのため、それに「not」を付けて「I’m not sure.」とすると否定形になり、「あなたに聞かれていることに対して確信が持てない」「はっきりとはよくわからない(けれど、推測する余地はある)」というニュアンスになります。

また、先ほど相手の質問に対して「I don’t know.」だけで答えるとぶっきらぼうな印象を与えることがあると説明しましたが、「I’m not sure.」は単体で使っても失礼な聞こえ方はしません。

I'm not sure if my wife will understand.

妻が理解してくれるかどうかわかりません。

A: Do you know what this is?

B: I’m not sure. Is it used for camping?

A: これがなにかわかりますか?

B: ちょっとよくわかりませんが、キャンプ用のものでしょうか?(つまり、確信は持てないけれど、見た目などから判断して恐らく、というニュアンスになります)

A: Do you know this song?

B: I'm not sure. I think it's 90s music.

A: この歌を知っていますか?

B: はっきりとはよくわかりませんが、90年代の音楽だと思います(確信は持てないけれど、曲調などから判断して恐らく、という意味になります)。

上記の例文のように、「I’m not sure」のあとに自信がなく不確かな情報を付け加えることも多くあります。また、本当にわからないときだけでなく、柔らかな印象を与えたいときにも「I’m not sure」が使われることもあります。

また、「I’m not sure」のように確信がない場合や印象を和らげたいときには、ほかにも「I’m not certain」や「I’m not positive」というフレーズを使うこともできます。

ただし、「I’m not sure」はそのまま単体として使えますが、「I’m not certain」や「I’m not positive」は主に「but~」をともなって使われますので、注意してくださいね。

A: When is the next train to Shibuya?

B: I’m not certain, but I think there is one in 10 minutes.

A: 次の渋谷行きの電車はいつですか?

B: ちょっとよくわかりませんが、たぶん10分後に来ると思います。

A: Do you know what time the web seminar starts?

B: I’m not positive, but I think it starts at 7 p.m.

A: いつWebセミナーが始まるか知っていますか?

B: よくわかりませんが、たぶん7時に始まると思いますよ。

「さっぱりわからない」ときには「I have no idea」を使おう

「わからない」ことを表すフレーズには「I have no idea」というものもあります。こちらは、「I don’t know」よりもさらに知らないことを強く言い表すフレーズです。

ネイティブスピーカーもよく使う英語表現ですが、「I don’t know」を強調した言い方なので、日本語の「全然知りません」「さっぱりわかりません」「まったく見当もつきません」「見たことも聞いたこともなく、何なのか想像ができない」のようなニュアンスになります。

なお、「idea」という単語には「考えや思いつき(いわゆる日本語での“アイディア”)のほかに、見当や想像」という意味もあります。「I have no idea」という場合は、これらのうち「見当や想像」の意味として使われます。

I have no idea what you're talking about.

なにを言っているのかさっぱりわかりません。

We have no idea which direction they headed.

彼らがどの方角に向かったかまったく見当がつきません。

A: Do you know where she is from?

B: I have no idea.

A: 彼女がどこの出身か知っていますか?

B: 全然知りません。

ちなみに、「I have no idea」「idea」を単数形ではなく「ideas」と複数形にして「I have no ideas」と使う場合は、「まったくアイディアが思い浮かびません」「なにも考えつきません」という違う意味になるので、注意が必要です。

さらに、「I have no idea」を省略して単に「No idea」と言うこともできます。「I have no idea」よりもカジュアルなニュアンスになりますので、親しい友人などとの会話で使う程度にとどめておくのが良いでしょう。

また、「I have no idea」と同じ意味を持つフレーズに「I have no clue.」や「I haven’t got a clue」「I don’t have a clue」というものもあります。「clue」という単語は「手がかり、糸口」という意味を持っています。

A: Do you know whether she comes to the party tonight?

B: No idea.

A: 彼女が今夜のパーティーに来るかどうか知ってる?

B: 知らないね(見当つかないね)。

I realized that I have no clue what is going on.

何が起こっているのか、まったくわからないことに気づきました。

A: Do you know what this means?

B: I have no clue.

A: これが何を意味しているかわかりますか?

B: まったくわかりません。

「知らない度(=確信の持てない程度)」の違いは?

これまで、さまざまな「わかりません」を表すフレーズをご紹介してきました。

「質問の答えがわからない、尋ねられたことについて知らない」ということは共通していますが、ここでは、まとめの意味も兼ねて、それぞれの「知らない度(=確信の持てない程度)」を確認していきましょう。

知らない度70%は「I’m not sure」

「I’m not sure」を使うと、「確信が持てないこと」「確かではないこと」のニュアンスを伝えることができます。

相手に何かを聞かれ、考えてみたけれど不確かなときに「(申し訳ありませんが、残念ながら)知りません」と柔らかく、断定を避けるようなイメージです。

はっきり、きっぱりと「わからない」というニュアンスはなく、単体で使っても失礼な印象を与えることはありませんので、覚えておくと便利なフレーズではないでしょうか。

知らない度90%は「I don’t know」

「I’m not sure」よりも知らない度が高いときには、「I don’t know」が使えます。

相手からなにかを聞かれたときに、「知りません」「わかりません」と即答するようなイメージです。単にわからない、知らない、と言いたいときに使いましょう。

知らない度120%は「I have no clue」

全然わからない、知らない、まったく見当もつかない、と言いたいときには、「I have no clue」を使います。

「I don’t know」には、即答するようなイメージがありますが、それに対して「I have no clue」は少し考えてから「申し訳ありませんが、まったく見当がつきません」と回答するようなイメージです。

まとめ

いかがでしたか?今回は「I don't know」と「I'm not sure」の違いについて、ニュアンスや使い方を解説していきました。

日本語で言うと同じような意味になりますが、使う場面や相手との関係性、さらにニュアンスの違いがあることがおわかりいただけたでしょうか。

「I don’t know」を単体で使うとぶっきらぼうに聞こえる、ということを知っておくだけでも、相手に意図しない印象を相手に与えるのを避けることができます。

英語ネイティブスピーカーのように、正しく「I don't know」と「I'm not sure」を使い分けられるように、ぜひ、本記事でご紹介したニュアンスを覚えて、例文を何度も口に出して練習してみてください。

また、本記事でご紹介した内容は、実際の英会話でもどんどん使ってみましょう。自分の言葉として使っていくうちに、正しい英語表現は自然と身に付いていきます。ネイティブキャンプのオンライン英会話では、講師とマンツーマンで英語を話す練習ができるので、ぜひ活用してくださいね!

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