「Here you are」と「Here you go」の違いとは?使い方や似ている表現も紹介

ネイティブキャンプ、Here you are、Here you go

英語学習をしていると必ず出てくる、「Here you are」と「Here you go」という表現。

どちらも「はい、どうぞ」や「こちらです」という意味に訳されているため、ニュアンスの違いや使い分けがいまいちわからないという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、「Here you are」と「Here you go」の違いについて解説したいと思います。使い方や似ている表現もあわせて紹介していくので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!

「Here you are」と「Here you go」の違いを学ぼう

「Here you are」と「Here you go」はいずれも、「はい、どうぞ」や「こちらです」といったように、何かを相手に手渡すときに使う表現です。

実際に2つの表現に大きな違いはなく、どちらを使っても良いシーンも多々あります。

ただ、場面や相手によっては一方のほうが適しているということもあるので、ここでは「Here you are」と「Here you go」のちょっとしたニュアンスの違いを解説していきます。

Here you are

「Here you are」は、「こちらです」といったニュアンスで、何かを手渡すときに使います。後で解説する「Here you go」に比べると、やや丁寧な響きになるのが特徴です。

例えば、高級なレストランでウェイターがお客さんに食事を出すときや、ホテルで受付スタッフにクレジットカードなどを手渡すときによく使われます。

ただし、友人同士のカジュアルな会話で使えないというわけでもありません。フォーマル・カジュアルさのレベル感が自分の中で判断できない場合は、「Here you are」を使うのが無難だと覚えておけば良いでしょう。

A: May I see your ID please?
B: Here you are.

A: あなたの身分証明書を見せていただけますでしょうか?
B: こちらです。

A: Your total is 250$.
B: Can I pay by card?
A: Sure.
B:Here you are.

A: 合計で250ドルのお会計です。
B: カードで払えますか?
A: 大丈夫です。
B:こちらです。

A: Could you pass me my smartphone?
B: Here you are.
A: Thank you.

A: 私のスマートフォンを取ってもらえませんか?
B: はい、どうぞ。
A: ありがとうございます。

Here you go

「Here you go」も「Here you are」と同様、「こちらです」という意味になり、何かを手渡す際に使われるフレーズです。

「Here you are」に比べると、ややカジュアルな響きに聞こえるのが特徴です。

そのため、ファストフード店のようなあまりかしこまらない場所や、友人同士での会話であれば、「Here you go」が使いやすいと言えます。なお、丁寧・カジュアルさの度合いは、以下の日本語訳を参考にするとわかりやすいでしょう。

Here you are. ⇨こちらです。
Here you go. ⇨はい、どうぞ。

A: Can you pass me that pen?
B: Here you go.
A: Thanks.

A: あのペン取ってもらえない?
B: はい、どうぞ。
A: ありがとう。

A: Do you have our point card?
B: Yes. Here you go.

A: 我々のポイントカードはお持ちですか?
B: 持ってます。はい、どうぞ。

ちなみに、「また始まったよ」という意味で、「Here you go again.」という表現もあります。同じことや話を何度もしている人に対して言うフレーズなので、ついでに覚えておきましょう。

「Here you are」と「Here you go」に似ている表現

「Here you are」や「Here you go」の違いや使い方が学べたところで、ここでは2つの表現に似ているフレーズを紹介していきます。

いずれもよく使われるので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね!

Here it is

①はい、どうぞ

「Here it is」は、「Here you are」や「Here you go」と同様、何かを手渡すときに「はい、どうぞ」と言うためのフレーズです。

基本的には「Here you are」や「Here you go」と同じように使えますが、文章内に「it」が付いていることからもわかるように、特定の何かがわかっている状態で使うのが自然です。

例えば、「そのペンを取ってください」と頼まれた場合は、特定のペンを指しているので「Here it is」が使えます。具体的にどれのことを指しているのかわからない状態だと、やや不自然に聞こえるので注意しましょう。

A: May I see your passport?
B: Sure, here it is.

A: パスポートを見せてもらえますか?
B: 大丈夫です。はい、どうぞ。

②ここにあるよ

「Here it is」は、「ここにあるよ」という意味のフレーズです。

例えば、誰かが探し物をしているときに自分がたまたま見つけた場合は、場所を指しながら、またはその物を渡しながら「Here it is」と言えます。

また、自分で探している物を見つけたときに、「ここにあったか」というひとりごとでも使えます。

A: Where is my wallet?
B: Here it is.

A: 財布どこにあるんだ?
B: ここにあるよ。

I can’t find my smartphone. Where did I put it last? Oh, here it is.
スマートフォンを見つけられない。最後にどこに置いたんだっけ?あ、ここにあった。

Here’s 〜

「〜はこれです」と、具体的な名詞を入れて手渡す際は「Here’s 〜」が使えます。

例えば、「これが私の会員証です」と言いながら会員証を手渡すときは、「Here’s my membership card」となります。

ちなみに、「Here’s 〜」は「Here+is 〜」の略です。「here」は副詞なので基本的に主語にはなりませんが、「〜 is here」を倒置させて「ここにある」というのを強調している、と考えると覚えやすいでしょう。

A: Here’s your drink.
B: Thank you.

A: こちらがあなたのドリンクです。
B: ありがとうございます。

A: Here’s my phone number. You can call me anytime when you are down.
B: Thank you so much. It means a lot.

A: これが私の電話番号です。落ち込んだときはいつでも電話してきてください。
B: ありがとうございます。とても感謝しています。

There you are

①はい、どうぞ

「There you are」は、「はい、どうぞ」を「Here you are」とほぼ同じ感覚で使えるフレーズです。

後に説明する「There you go」と比べるとやや丁寧な響きになるので、相手やシーンによって使い分けるのが難しい方は、「There you are」が無難だと言えます。

「There you are」と「Here you are」の違いはさほどありません。強いて言うのであれば、差し出すものがどの位置にあるかという意識の違いくらいです。

There you are.
「there(そこ)」なので、渡す物が手から離れている

Here you are.
「here(ここ)」なので、渡す物がまだ手から離れていない

②そこにいたのか

「There you are」には、「(あなたは)そこにいたのか」という意味もあります。かくれんぼや待ち合わせのときに、相手がいる場所を見つけたときに使えます。

A: There you are! I was looking for you for over 10 minutes.
B: Really? I should’ve called you.

A: そこにいたのか!10分以上あなたを探していたよ。
B: 本当に?電話すれば良かった。

There you go

①はい、どうぞ

「There you go」も「はい、どうぞ」と何かを手渡すときに言うフレーズで、「Here you are」や「Here you go」、「There you are」と同じ感覚で使えます。

ただし、「Here you are」や「There you are」よりもややカジュアルな響きになります。また「There you are」と同様、手渡すものが手から離れている(there)か離れていないか(here)という意識が、「Here you go」とのちょっとした違いになります。

ちなみに、「また始まったよ」という意味で、「There you go again.」という表現もあるので覚えておきましょう。(「Here you go again」とほぼ同じニュアンス)

A: Can I have this one please?
B: There you go.

A: これ1つもらえますか?
B: はい、どうぞ。

②ほらね

「There you are」には、「ほらね(、言った通りでしょ?)」という意味もあります。自分の言ったことを信じなかったがゆえに招いた、良い・良くない結果などに対して使われます。

A: Oh no…it’s closed today.
B: There you go.

A: なんてこった、今日閉まってるじゃん。
B: ほら、言った通りでしょ。

③よくできたね

「There you go」は、「よくできたね」や「その調子」と誰かを褒めてあげる際にも使えます。「Good job」のような感覚で使えるので、ついでに覚えておきましょう。

A: I got a perfect score!!
B: There you go!

A: 満点取ったよ!
B: よくやったね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?「Here you are」と「Here you go」にはわずかな違いしかないので、慣れないうちはあまり深く考えずに、とにかく使ってみましょう。

もし一人で練習するのが難しいという方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話も活用して、講師と一緒に練習してみてくださいね!