英語学習を頑張っている皆さんに、今回は英語のニュースを見るために覚えておくべき単語やフレーズをご紹介します!
英語のリスニング力を上げたいと思うなら、少々ハードルが高いニュースにも挑戦してみましょう。英語のニュースは、アナウンサーの発音が良いことで聞き取りやすくはあるのです。
それなのに難しいイメージが多いのは、単語やフレーズがビジネス英語レベルだから。ということは、高いレベルの単語とフレーズさえ押さえれば、ニュースは各段に聞きやすくなるというわけなのです!
では、以下で英語のニュースを見るために覚えるべき単語とフレーズを見ていきましょう。
政治に関する英語表現
ニュースと言えば政治に関することが多いですよね。
英会話スクールに行っていても、日常英会話なら政治的な単語はそんなに多用しませんから、今ここで覚えていきましょう。海外の政治事情がわかるようにもなれば、現地の人と意見を交わすことだってできます。
President:大統領
政治に関するニュースに頻繁に出てくるのが「大統領」という言葉。
日本の総理大臣ではなく、アメリカの大統領という表現にふさわしいのがPresidentです。会社の社長など、上に立つ人、偉い人に使われることもあるので、地位の高い人というイメージで覚えておきましょう。
Prime Minister:総理大臣
大統領がPresidentなら、総理大臣はPrime Ministerです。
こちらは日本の政治のトップが総理大臣ですし、イギリスも首相なのでPrime Ministerを使います。国によって国を治める人の呼び名が変わるのは日本語も英語も同じです。
ちなみに、ドイツの首相はPrime MinisterではなくChancellorになることに注意してください。
Government:政府
Governmentは中学英語なので覚えている方も多いのではないでしょうか。
ニュースを聞くなら頻繁に登場する単語なので、今おさらいしておきましょう。何気にスペルを間違えやすいので注意です。「日本政府」と言いたいなら「The Japanese government」のように使います。
Congress:国会・議会
政治の議論が行われる国会や議会はCongressです。
これは特にアメリカ議会を意味する時に使われる表現で、国によって英単語が変わります。イギリス議会ならParliamentですし、日本の国会はthe Dietと言います。
単語を聞けばどこの国の国会かある程度予想が付くという意味では、リスニングで内容をつかみやすいのではないでしょうか。
Legislator:国会議員
国会議員はLegislatorと言います。
こちらも知っていないと推測できない単語ですね。ただ、ニュースでは別の言い方としてlawmakerとも言うので、セットで覚えておきましょう。
lawmakerは、「法律を作る人」という意味ですからこちらの方が覚えやすいですね。
Bill:法案
政治のニュースでは、Bill「法案」も頻出します。
日常英会話を学んでいると、Billは請求書などの意味でとらえてしまいます。政治的な内容のニュースを聞く時には違った意味も持ち合わせていることを確認しなければなりませんね。
「法案を提出する」というフレーズの「Submit a bill」も覚えておきましょう。Submitは「提出する」という意味の動詞です。
経済に関する英語表現
ニュースと言えば、政治の他に経済の話もありますよね。
やはり難しいというイメージが強いかもしれませんが、語彙力を高めていけば意外と聞き取れるものです。日本語でもイメージがわかない場合は、まず日本語で意味をチェックしてから英語を覚えてくださいね。
Inflation:インフレ
インフレは英語がほぼそのまま日本語になっていますね。
しかし、ニュースで聞いているうちに聞き逃してしまうような単語でもあります。普段使うことがあまりない分、ここでしっかり脳に定着させていきましょう。
ちなみにインフレとは物価の上昇のことです。このイメージが即座にわくよう、何度も聞いて練習しておきましょう。対義語の「デフレ」Deflationもセットで暗記してくださいね。
Recession:不況
日本語ではよく言うのに、英語だと意外と知らないのがRecession、「不況」です。
日本の場合はバブル崩壊とともに不況が訪れ、それ以来パッとしないので不況という言葉はよく使われますね。
世界的に見ても不況続きの国は多いので、Recessionは経済を語る時の必須英単語と言えます。こちらも、対義語である「好況」Boomとセットで暗記しましょう。
Demand:需要
需要と供給は対義語でよく使われるので、英語では「需要」がDemand、「供給」がSupplyであることを覚えておきましょう。
経済活動を行う上での大事な単語になるため、ニュースや新聞でも頻繁に使われます。
Budget:予算
経済に必要なお金に関する言葉、「予算」はBudgetと言います。
TOEICでも頻出単語として単語帳に載っていますよ!経済的なニュース以外にも、会社の予算として使える単語なのでビジネス英語としても活用できます。
Financial market:金融市場
日本のニュースでも、金融市場という言葉はよく聞くのではないでしょうか。
英語にするとさぞかし難しいのかと思いきや、案外そのままです。Financialは「金融」という意味ですが、「ファイナンシャルプランナー」でよく聞くためお金に関する言葉だと予想がつきます。
そしてMarketは「市場」で、マーケットと言っても日本で通じるため比較的暗記しやすい単語になっています。
Monetary policy:金融政策
「金融政策」は、Monetary policyと言います。
ここで先ほど習った「金融」を意味するFinancialを使わないのが注意点ですね。
Monetaryは「お金」を意味するMoneyから来ているので見たら推測できそうだなと思う方も多いと思いますが、リスニングするとなると先に単語を知っておいた方が良いでしょう。
これに「政策」、Policyを付け加えますが、ポリシーも日本語になっているので覚えるのにそれほど時間がかからない単語になります。
英語のニュースで頻出するフレーズ
英語のニュースを聞くなら、単語だけでなく頻出するフレーズも覚えておくべきです。
英語に慣れている方でも、初めて聞くフレーズだと文脈から意味を判断しなければなりません。ここで暗記してからニュースを聞くことで、よりスムーズな理解につながるでしょう。
Media-darling:メディアの好物の
芸能ニュースになると、メディアによく取り上げられる芸能人に対してMedia-darlingというフレーズが使われることがあります。
少しくだけた英語と言いますが、辞書には載っていないこともあるため比較的新しいフレーズのニュアンスになります。
According to informed sources /:情報筋によると
According toは「~によると」という意味で、英語学習者なら目にしたことがあるはずの表現です。
いろいろなシチュエーションで使えるため便利表現として覚えておきましょう。「情報筋」を英語で表すとInformed sourcesとなります。
Informは「知らせる」や「情報」という意味として使われ、Sourseは「元、ソース」という意味です。According to a witness「目撃者によると」なども事件を伝えるニュースでよく聞きます。
It remains to be seen whether~:~かどうかはまだ不透明である
ニュースでは、速報だとまだ不確かな情報もありますよね。
そんな時に使われるフレーズがIt remains to be seen whether~です。このWhetherの後には主語+動詞が続き、何がまだ不透明なのかを説明します。
Remain to be seenはなかなか意味のイメージがわきにくいですが、直訳すると「これから結果が見られるために残っている」となります。つまり、まだ結果は見えないのだという意味になります。
Be believed to~ :~だと見られている
こちらも、ニュースでまだ断言できない事柄に使える表現です。
単語自体は簡単なので、使い方さえ覚えればすぐに使いこなせるでしょう。こちらのToの後には動詞が続き、何がどう見られているのかを説明します。
他にIt is believed that~という言い方もでき、この場合は主語+動詞が続きます。Be believed to~は、直訳すると「~だと信じられている」ですね。
そして見通しが経てば、ニュースでは断言するフレーズに変わって伝えられます。
Lack teeth:厳しさに欠ける
英語の少し面白い表現に、Lack teethがあります。
直訳すると「歯が足りない」になりますが、意訳すると「厳しさに欠ける」という意味になります。厳しさに欠けるものを主語にすれば、それだけで一文出来上がります。
まとめ
英語のニュースで頻出する単語とフレーズをご紹介してきました。これだけ覚えれば一気にニュースが聞き取りやすくなりますよ!
もともとニュースは発音が良いアナウンサーによって読まれるのですから、あとは単語とフレーズの対策をすれば意外と早く聞き取れるようになるものです。
今回は政治と経済をメインにしましたが、自分が聞きたいニュースのジャンルに合わせて頻出単語を優先して覚えるのがおすすめです。
最初は英語の速さにびっくりするかもしれませんが、速さ対策はアプリなどを使い、自分が聞き取れる速さに速度調整をしながら耳を慣らしていきましょう。

◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇留学経験
イングランドのオックスフォードのOxford English Centreに3週間の語学留学と、スコットランドのエディンバラのUniversity of Edinburghに1年間の交換留学をしていました。
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.