
憧れのイタリア留学。しかし、留学生活が始まると大変さを感じることも少なくありません。言葉の壁や文化の違い、食生活の変化、人間関係の悩みなど、イタリア留学にはさまざまな試練が待っています。SNSを見ていると華やかな留学生活が目に留まるものですが、現地でのリアルな苦労を知っておくことも大切です。
本記事では、イタリア留学が辛い主な理由を掘り下げて、辛さを和らげられる解決策を詳しく紹介します。事前に心構えをしておけば、辛い経験をしても充実した留学生活を送ることができるはず!
今後イタリア留学を予定している方や留学中に悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
- イタリア留学は辛いのか?留学生活の特徴から検証
- イタリア留学で辛いこと①:言葉が通じない
- イタリア留学で辛いこと②:スリにあう
- イタリア留学で辛いこと③:同居人や友人と文化が違う
- イタリア留学の辛さを和らげるコツ
- おまけ:イタリアとはどんな国?
- まとめ
イタリア留学は辛いのか?留学生活の特徴から検証
美しい街並みや豊かな食文化が魅力のイタリア留学ですが、現地の文化や生活習慣に戸惑う方が多いのも現実です。日本との違いを目の当たりにしてカルチャーショックを受け、イタリアでの留学生活が辛いと感じる方も少なくないでしょう。
例えば、イタリアの大学や専門学校ではディスカッションが重視され、教授との距離も日本よりも比較的近いです。しかしながら、日本の教育システムと比べると授業の進行がルーズだったり、試験の評価基準が曖昧だったりすると感じることもあるでしょう。
また、イタリアの行政手続きは煩雑で、ビザの申請や滞在許可証の取得には時間がかかります。そして、役所の対応も日本よりもかなりゆっくりなので、こうした違いに戸惑う方も多いでしょう。
言語の違いはもちろんですが、日本とは大きく異なるイタリアの文化や習慣、社会的な事情が、イタリア留学で辛さを感じる原因になり得ると言えるでしょう。日本とは違う環境に身を置くことは辛いものですが、環境に適応できるとひと回りもふた回りも成長できます。
以下では、イタリア留学で体験する可能性がある辛い出来事や、辛さを和らげるコツを紹介します。
イタリア留学で辛いこと①:言葉が通じない
イタリア留学で多くの日本人が経験する辛さは、言語の壁です。以下では、イタリア語の特徴や文化的な背景などから、言葉が通じない辛さについてお伝えします。
日本語とは全く異なる文法構造
日本語とイタリア語は文法や表現方法が大きく異なるため、初めてイタリア語を勉強する際は戸惑うものです。例えば、イタリア語には名詞に性別があり、男性名詞・女性名詞それぞれ異なる形を取っているので、使い分けに慣れるのも一苦労です。
また、動詞の活用や冠詞の使い分けも複雑です。日本語では同じ表現を単純に繰り返せばいいですが、イタリア語では状況によって形が変わるので、理解するのに時間がかかります。
会話がスムーズにできない孤独やストレス
慣れないイタリア語のコミュニケーションでは、自分の考えをうまく伝えられず、孤独やストレスが募りがちです。
さらに、教室内でもこの言葉の壁は顕著に表れます。特に、日本人留学生は文法が理解できてもスピーキング能力をアップするのに苦戦するケースが多く、教室内で他の留学生よりも発言機会が減りがちです。また、授業中や友人同士のディスカッションの場でも、自分の意見を伝えなければ「関心がない」と見なされてしまうことがあるのです。その結果、やる気がないと判断されたり、教師からの質問にスムーズに返答できなかったりすることで、劣等感や孤独、ストレスを抱えがちになってしまいます。
また、イタリアの一部の地域では方言が日常的に使われているため、標準的なイタリア語を勉強していても言葉が通じずショックを受けることも多々あります。また、ローマやミラノなどの一部の観光地では英語が通じますが、地方ではほとんど役に立ちません。
イタリア留学で辛いこと②:スリにあう
イタリア留学中に日本人留学生が直面する経験でも特に辛いと感じるのが、スリの被害です。美しい街並みが広がるイタリアですが、公共交通機関や観光客が多いエリアではスリ被害が頻発しています。
特に、ローマやフィレンツェ、ナポリといった主要都市に滞在する際は要注意!「自分が被害に遭うはずがない」という気持ちだとスリへの警戒心も薄れてしまうので、財布やスマートフォンなどの貴重品を鞄から盗まれてしまいます。
スリに遭うと経済的な痛手となるのはもちろん、今後も安全に過ごせるのか不安になるため、イタリアという国自体への印象も悪化する可能性があります。また、日本に比べて警察や治安機関の対応が遅いので、問題解決に苦労する可能性も高いです。
イタリア留学で辛いこと③:同居人や友人と文化が違う
留学中は新たな出会いや人間関係が日常生活の中心となりますが、日本と異なる文化や価値観に直面すると、人付き合いが思った以上に辛くなりがちです。以下では、同居人や友人から感じるカルチャーショックについて紹介します。
イタリアの生活スタイルにカルチャーショック
日本出身者の多くは、フレンドリーで自由なイタリアの生活スタイルに戸惑うものです。例えば、シェアハウスに住んでいるとイタリアの同居人が音楽を深夜遅くまで流したり、食事の後片付けを気にしなかったりすることも珍しくありません。
日本ではお互いの空間を尊重するという考え方が比較的根付いているので、他者への配慮のなさにストレスを感じる方もいるでしょう。お互いの文化的背景を理解して、妥協点を見出す努力が求められます。
友人同士で話す話題の違い
仕事や学校生活の話が中心になりがちな日本と異なり、イタリアでは友人同士の会話でより感情的・個人的な内容を重視します。そのため、初対面でもぐっと距離を詰めた会話を求められるので、話題の違いに慣れるまで時間がかかる方もいるでしょう。
また、イタリア留学中は多国籍の友人を作る機会も多いのですが、文化背景の違いから誤解が生じやすく、無意識のうちに相手を傷つけてしまうこともあります。
イタリア留学の辛さを和らげるコツ
せっかくイタリアに留学しているのに辛い思いを抱えたままでいるのは、とても悲しいことですよね。現地の生活に適応して、少しでも実りある日々を送れるように、以下のポイントを意識してみましょう。
日常的にイタリア語を使う機会を増やす
イタリア語を習得するには相応の時間と努力が必要なので、失敗してもいいので日常的にイタリア語で話す・書く・読む頻度を高めることが大切です。
ある程度イタリア語で会話できるようになるには、最短でも6ヶ月から1年はかかります。授業だけでなく積極的に地元の人やイタリア人の友人と会話をしたり、映画や音楽を通じて学習したりするなど、日々コツコツと努力を積み重ねてくださいね!
最初は相手の話していることが聞き取れず、思ったように自分の考えを伝えられなくてもどかしいかもしれませんが、やり取りがスムーズになってくるとコミュニケーションがさらに楽しくなりますよ!
街中では安全対策を欠かさない
自分の身を守るためには、日ごろの安全対策が欠かせません。特に、スリの被害を防ぐためには、手荷物を必要最低限に留め、高額な現金を持ち歩かないなどの自己防衛が効果的です。また、鞄を体にしっかり密着させたり、周囲をしっかりと観察したりするなど、街中では油断しないようにしてくださいね!
スリという辛いトラブルを乗り越えると、危険回避能力や環境順応力などスキルが身につくので成長を実感できます。イタリアでの留学生活がより充実したものとなるために、トラブルを未然に防ぎ、困難に向き合う姿勢を保ちましょう。
日本での『当たり前』から一旦離れる
異文化に直面することは成長のチャンスなので、一度日本の当たり前から離れてオープンマインドで挑んでみてください。まずは、目の前で起こっていることをあるがままに受け入れて、どう対応するのかを考えることが大切です。
また、少しずつイタリアの生活に適応できるようになったら、日本とイタリア両方の長所と短所を客観的に見つつ柔軟な姿勢を養っていくと、現地の人間関係も楽になるかもしれません。
気分転換にヨーロッパやイタリア各地を旅行する
イタリア留学中の辛さを和らげるために、息抜き旅行をするのもおすすめです。ヨーロッパの中心に位置するイタリアからは周辺国へも行きやすく、RyanairやEasy Jetなどの格安航空会社の航空券はたった数千円!フランスやドイツ、スペインなどへの短期旅行もリフレッシュになりますよ!
また、イタリア国内の旅行も気分転換としておすすめです。イタリアは地域によって歴史や文化が異なるので、フィレンツェでルネサンス芸術を堪能したり、ナポリでピッツァ発祥の地を訪ねたりと、多種多様な経験ができます。忙しい日常から少し離れて新しい景色や体験を楽しむことで、辛い気持ちをリセットできます。
日々の生活にちょっとしたロマンを取り入れる
イタリア留学をより充実させるためには、日常生活にちょっとしたロマンを取り入れるのもいいでしょう。
街中のカフェやエスプレッソバーでイタリアの本格的なコーヒーを味わえば、小さな幸せを見つけられるかもしれません。また、美しい建築や風景をじっくり見たり、自分の留学生活を物語の一部として想像したりするのも良いでしょう。イタリアの伝統や文化を日常生活に取り入れて、「日本では経験できない時間を過ごしている」とポジティブに捉えて見てください。
「留学中の辛い経験は、自分の人生をよりドラマチックで価値あるものにしている」と考えることで、前向きな心持ちになれます。生活の中に少しのロマンを追求するだけで、イタリア留学が彩りと意義のあるものに変わるでしょう。
小さな成功体験を積み重ねる
イタリア留学の目的を達成するため、短期的かつ具体的なステップを設けて小さな成功体験をコツコツと積み重ねることも大切です。例えば、「3ヶ月以内に日常会話レベルのイタリア語を習得する」、「半年以内に現地で仕事やインターンの機会を見つける」などの短期的な目標に向かって、小さなステップを着実に実行していきましょう。「上級クラスで課題を提出して先生から褒められた」「留学生の仲間と議論をスムーズにこなせた」などの些細な成功が、自信とやる気に繋がります。
また、定期的に成長の過程を見つめ直すことで、自分の努力の方向があっているかもチェックできますよ!
おまけ:イタリアとはどんな国?
最後に、イタリアとはどんな国なのかも紹介します。
イタリアの基本情報
イタリアはヨーロッパ南部にある豊かな歴史や文化を持つ国です。首都のローマには、古代ローマ時代の遺跡やバチカン市国をはじめ、歴史好きにはたまらないスポットが所狭しとあります。また、ファッションや芸術の中心地であるミラノ、食の都として知られるボローニャやナポリなど、都市ごとに魅力が異なります。
◾️イタリアの基本情報
| 項目 | 内容 |
| 正式名称 | イタリア共和国 英語:Republic of Italy イタリア語:Repubblica Italiana |
| 首都 | ローマ |
| 公用語 | イタリア語 |
| 面積 | 30万2,110平方km |
| 人口 | 5,893万人(2025年1月1日現在) |
| 宗教 | キリスト教(ローマ・カトリック) ※国教ではない |
イタリアの文化や習慣
イタリアには、日本にはないユニークなライフスタイルが根付いています。
例えば、昼間はやや長めの休憩時間が設けられており、午後には3~4時間多くの商店が閉まります。また、ディナーが20時以降と食事が遅めなのも日本とは大きく異なりますね!
さらに、公共交通機関についてはイタリアではバスや電車の遅延が日常茶飯事で、日本のように時間通りに運行することは非常に珍しいです。
このようにイタリアの文化や習慣は日本とは大きく異なるので、留学中はイタリアの生活リズムや文化を理解した上で柔軟に対応しましょう。
まとめ
日本とは異なる文化や環境に飛び込めるイタリア留学は、たくさんの魅力や可能性を秘めていますが、言語の壁やカルチャーショックなどを乗り越える辛い経験も待っています。しかしながら、壁を乗り越えた先には成長や達成感、新しい価値観があなたを待っています。
イタリア留学中は息抜き方法を見つけたり、他国の文化や価値観を柔軟に受け入れたりしつつ、自分の目標に向かってコツコツ努力をすることが辛い局面を乗り越えるエネルギーとなります。留学中の困難は長い目で見れば人生の貴重な経験となるだけでなく、自信やグローバルな視点を養うきっかけとなるはずです。日本の環境や習慣と比較するのではなく、新しい体験を楽しむ気持ちを忘れずに、イタリア生活を楽しんでくださいね!
◇経歴
高校は日本国内の文部科学省グローバル教育指定校に通学。
高校卒業後、タイの国立タマサート大学に1年間正規留学。
その後、転入先であるチェコの国立マサリク大学で政治とメディア学を専攻。
イギリスの企業でマーケティングインターンを経験し、その後ジュニアマーケターとして採用され、英語での実務経験もあります。
◇資格
・TOEIC 800(高校2年次取得
・ IELTS 6.5(高校3年次取得
・ CEFR C1 (大学2年次取得)
◇留学経験
・アイルランド・ダブリンで2週間のホームステイ (高校2年次)
・タイ国立タマサート大学(1年間正規留学)
・チェコ国立マサリク大学(現在3年目で政治とメディア学専攻)
◇海外渡航経験
・25カ国訪問済み(例:ギリシャ、ベトナム、アルバニアなど)
・現地での留学やインターンシップの経験あり
・現在は30歳までに30カ国訪れることが目標
◇自己紹介
旅行が大好きで、異文化交流や新しい経験を大切にしています。これまでの経験を活かし、留学の良さを伝えていけたらと嬉しいです。
◇経歴
神戸市外国語大学卒業後、新卒採用で大手学習塾に就職し、講師職・個別指導部門のスクール運営に携わる。
8年間の勤務後、一念発起してドイツの語学学校に社会人短期留学。
帰国後は人材派遣会社の営業として4年間就業し、2023年11月からはフリーランスのライターとして活動中。
自身の経験を活かして英会話や海外旅行をはじめ、幅広いテーマについて執筆。
◇英語に関する資格
・実用英語技能検定 準1級
・TOEIC 850点
◇留学経験
・ドイツ(ハンブルグ):社会人短期留学(語学学校)
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
・海外旅行
・社会人短期留学(ドイツ語学学校)
◇これまでの渡航先
オーストラリア、韓国、インドネシア・バリ島、台湾、カナダ(トロント)、ドイツ(ハンブルグ・シュツットガルト・フランクフルト・アーヘン・デュッセルドルフ・ケルン)、イタリア(ベネチア)、ギリシャ(アテネ・ミコノス島)、クロアチア、アメリカ(カンザス)
◇自己紹介
初めまして!みきです。
中学生の頃から英語でコミュニケーションを取るのが好きで、コツコツと勉強を続けております。
長期での留学経験はありませんが、英語を通じて海外の方とコミュニケーションを取ることで世界が広がっていくのを楽しく感じています。
大学入学をきっかけに、アルバイト代やお給料を貯めて年に1回〜2回ほど海外旅行に行くように。
友人と旅行するのも好きですが、自分のペースでゆっくりと廻るのも好きです。
2018年には勤めていた会社を退職し、ドイツにて短期社会人留学。
世界中から集まった個性豊かなクラスメイトに出会いました。
ドイツ語学習の傍ら、先生に隠れて英語で話せたのも楽しい経験となりました。
現在は、交際している彼がアメリカ人なので、次回の渡航を楽しみに日々英語力アップに向けて取り組んでおります!
英語学習や海外旅行、国際遠距離恋愛などの経験を活かして、誰かの背中を後押しできる記事を執筆できたらと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします!