イタリアの主要観光地は?エリア別のおすすめやアクセス・現地グルメなど【徹底解説】

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イタリアは何度訪れても見どころを制覇しきれないほど、数多くの観光スポットがある魅力的な国です。

世界遺産や芸術、自然はもちろん、食べ物も美味しく、何度行っても飽きることはないでしょう。

非常に観光スポットの多いイタリアですから、訪れる際には行き先を厳選することが求められます。

そこでこの記事では、イタリアの主要な観光地について、その魅力をお届けします。

旅行や留学でイタリアに行きたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

イタリアの基本情報

まずはイタリアがどんな国なのか、その概要をお伝えします。

場所と気候

イタリアは南欧にある国の1つ。

地図で見ると、ヨーロッパの南側、まるでブーツのような形をした場所がイタリアです。

南北に長い国で、面積は日本よりもやや小さめです。

日本も南北で気候がかなり違いますが、イタリアもそれは同様で、北はアルプス山脈、南は地中海に面しており、北は寒く南は暖かいと、まさに日本のような気温差があります。

日本との大きな違いは、イタリアは夏の湿度が低いため、気温が高くてもカラッとしていて過ごしやすいことです。

ヨーロッパは冬になると寒い場所が多いですが、イタリアは比較的温暖で、冬でも過ごしやすいエリアが多いのが特徴です。

ただし前述のとおり北部は寒いため、冬に北部に行く場合は注意が必要です。

ちなみにイタリアは、国内にイタリア以外の国が2つも存在しています。

一つはローマ内にあるバチカン市国、もう一つはフィレンツェの西にあるサンマリノ共和国です。

国の中に2つも別の国があるというのは、なかなか珍しいかもしれません。

言語と民族

イタリアの公用語はイタリア語となっています。

民族はイタリア人と思われがちですが、国境近くでは法的に保護された少数民族も存在しています。

イタリア語はバチカン市国やサンマリノを含めたイタリア全土で通じるものの、各国との国境付近の街では、第一言語がドイツ語だったり、公用語がフランス語・スロベニア語だったりと、イタリア語だけが話されているわけではありません。

アルバニア系の人も一定数存在しており、イタリア人とイタリア語がメインながらも、少数言語・少数民族も住んでいるというのが実情です。

通貨と物価

イタリアはユーロ加盟国で、通貨はユーロが採用されています。

物価はヨーロッパの中では平均〜やや高めといった感じですが、地域差も激しく、都市部の物価と地方の物価ではかなり差があります。

日本と比べると、ローマやミラノが東京と同等か少し安いものもある感じで、ヴェネツィアやフィレンツェは観光地価格で物価が高くなっています。

たとえばシチリアやナポリなどに行くと、日本より物価が安く感じられるかもしれません。

ただし物価が高いエリアがあると言っても、イギリスやフランス、北欧などに比べると、安価なものが多く、2025年現在の円安傾向の中にあっても、日本人にとって比較的旅行しやすい国です。

【エリア別】イタリアの主要観光地

イタリアにはたくさんの観光スポットがあります。

ここでは、世界中の旅行者が訪れる定番スポットを中心に、各都市の見どころや現地グルメ情報をご紹介します。

初めてのイタリア旅行でも外せない名所ばかりです。

ローマ

ローマは、古代ローマ帝国の遺跡と現代の街並みが共存する壮大な都市です。

コロッセオやフォロ・ロマーノは、遺跡ファンには欠かせない観光地ですし、パンテオンやトレビの泉、スペイン階段など、映画にも登場する名所が街のあちこちにあります。

そして、ローマ観光で欠かせないのがバチカン市国です。

この世界最小の独立国家では、サン・ピエトロ大聖堂のドームや、ミケランジェロの「最後の審判」で知られるシスティーナ礼拝堂など、芸術的な建築物を堪能できます。

ドームの上まで登ると、バチカン市国とローマの街並みを一望でき、その絶景には息を飲んでしまうでしょう。

毎週水曜日には法王謁見が行われていますから、ローマ法王に一目会いたいという人は、こちらもチェックしておきましょう。

ローマはグルメも充実しており、卵とチーズで作る本場のカルボナーラや、トマトパスタのアマトリチャーナなど、ローマ風パスタは旅の楽しみのひとつ。

エスプレッソを立ち飲みするカフェ文化も必見です。

フィレンツェ

芸術都市であるフィレンツェは、街の中を歩いているだけで、「まるで美術館の中を歩いているよう」と言われるほど、美しい街です。

フィレンツェと言われて多くの人が思い浮かべるドゥオーモは街の象徴となっており、頂上に登ると、この周辺一帯の屋根瓦が並んでいるのが一望できます。

フィレンツェから電車で1時間の場所には、あの有名なピサの斜塔のあるピサをはじめとしたさまざまな観光地に日帰りで行ける土地でもあり、観光拠点としても機能します。

さらには食の都でもあり、豪快なTボーンステーキ「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」は外せない逸品。

また、牛の胃袋であるトリッパを使った料理やジェラートなんかも、フィレンツェを代表する食べ物となっています。

ヴェネツィア

水の都と呼ばれるヴェネツィアは、幻想的な景観で知られる非常に人気の高い街です。

街の中は石畳の路地と運河が迷路のように広がっており、ただ歩いているだけでもその素晴らしさに胸が躍ることでしょう。

サン・マルコ広場には、中世の栄華を感じる建物が立ち並びます。

また、リアルト橋から眺める大運河の景色は、ヴェネツィアを象徴する絶景のひとつ。

この景色を見ただけでも「ヴェネツィアに来てよかった」と思うことでしょう。

名物料理は、イカ墨パスタやイワシのマリネなど。

立ち飲みバル「バーカロ」でワインと小皿料理をつまむことができ、物価が高い土地柄ながらも、安価で楽しむことが可能です。

ミラノ

ミラノと言えば、ファッションとデザイン

ファッションやアートに興味のある方にとっては、外せない街です。

モダンな雰囲気の中で歴史的な建造物が立ち並び、こちらも歩いているだけで楽しめる景観が特徴となっています。

街の中心にある大聖堂ドゥオーモは、ゴシック建築の傑作として知られるミラノの人気観光スポット。

屋上に上がると、街全体を一望できます。

高級ブランド店やカジュアルなファッションブランド店なども多く、ショッピングを

楽しみたい人にもぴったりです。

他のエリアに比べると、シンプルめな料理が多いのがミラノの食の特徴です。

ミラノ風リゾットやミラノ風ミネストローネ、ミラノ風カツレツなどが名物で、シンプルながらもバリエーションは非常に豊富です。

アマルフィ海岸、チンクエテッレ、その他

ここまでご紹介した人気かつ有名な都市以外にも、イタリアにはまだまだ魅力的な観光スポットがあちこちに点在しています。

特に海岸線沿いの街は、国内外の観光客に高い人気を誇ります。

たとえば、南部のアマルフィ海岸は、断崖にカラフルな家々が立ち並ぶ絶景のリゾート。

ポジターノやアマルフィ、ラヴェッロなど、それぞれの町に異なる魅力があるので、どこに行くか迷ってしまうでしょう。

このエリアでは、レモンを使ったリモンチェッロや魚介のパスタが名物です。

また、リグーリア海岸沿いに位置するチンクエテッレは、色とりどりの家々が海沿いの断崖に寄り添うように建ち並んでいます。

こちらは世界遺産にも登録されており、時間があれば足を延ばしたいスポットです。

海岸沿いということで、新鮮な魚料理が楽しめます。

また、レモンの産地のため、レモンを使った料理もよく食べられています。

その他、シエナやオルヴィエートなど中世の街並みが残る街も魅力的ですし、シチリア島のさまざまな文化が入り交じった独特の雰囲気も一見の価値あり。

本当にイタリアは目にも楽しく、そして美味しいスポットがたくさんありますから、訪れる場所を絞るのに困ってしまうことでしょう。

イタリア国内の主な交通手段

魅力に溢れる観光スポットがあちこちに点在するイタリア。

時間があるなら、ぜひあちこち足を延ばしてみたいところですが、イタリア国内を周遊しようと思ったら、どういう交通手段が考えられるのでしょうか。

ここでは、イタリア国内を移動するための交通手段についてご説明します。

鉄道

イタリア国内を周遊するなら、鉄道が非常におすすめです。

高速鉄道が主要都市を結んでおり、主要都市間の移動を短時間で叶えることができます。

たとえばローマからフィレンツェは1時間半、フィレンツェからミラノ、もしくはヴェネツィアは2時間程度と、実は日帰りもしようと思えばできてしまうほどなんです。

鉄道料金も、それほど高価ではありません。

上記で挙げたルートなら、日本円で5,000円前後と思っておくと良いでしょう。

高速鉄道に頼ってしまえば、たとえ短期間のイタリア滞在であっても、複数都市を堪能することができます。

短期間のイタリア旅行で周遊をするなら、鉄道を使うようにしましょう。

バス

時間がそこそこあって、節約をしたいという人なら、バスがおすすめ。

バスも主要都市間や地方の観光都市を結ぶ路線がたくさんあり、とても便利に移動できます。

価格も高速鉄道よりは安く、早めに予約すると割引が受けられる場合もあります。

ただし、時間がやや不正確なことがあること、渋滞に巻き込まれやすいことなどは考慮し、余裕を持って利用することをおすすめします。

国内線飛行機

主要都市間は鉄道を使うのがずっと楽で安価ですが、島に行ったり、北部から南部に行ったりする際には、国内線の飛行機を使うのも良いでしょう。

LCCがたくさん飛んでいるため、そこそこ安価に長距離の移動が叶います。

ただしLCCは荷物の持ち込み規定などがかなり厳しいため、飛行機に乗る前には、確認を怠らないようにしてください。

まとめ

イタリアは歴史や芸術、自然、それに食と、あらゆる魅力が詰まった国です。

主要都市はどこも歩いているだけで楽しめるような美しい街並みをしていますし、海岸線のエリアでは、美しい地中海の絶景と美味しいシーフードが楽しめます。

鉄道網が発達している国なので、効率よく周遊しやすいのもポイントです。

次の海外旅行は、ぜひイタリアを検討してみてはいかがでしょうか。

できればじっくり時間をとって、さまざまなエリアを楽しめると良いですね。

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