
忙しくてまとまった休みが取れない...でも海外旅行に行きたい!
そんな時にぴったりなのが、短い日程でサクッと海外を楽しむ
“弾丸旅行”です。
LCC(格安航空会社)の普及や深夜便の増加によって、1泊2日、フライトスケジュール次第では日帰り旅行が可能なケースもあります。
「時間がない=旅行は無理」と諦める時代はもう終わり。
私自身もこのスタイルで旅をすることが増えてきており、費用も抑えられ、荷物も少なくてすむので、メリットばかりを感じています。
今回はアジア圏に絞り、弾丸旅行に向いている国や楽しむコツ、注意点などを詳しくご紹介します。
弾丸旅行とは?
弾丸旅行とは、その名の通り「短期間で一気に旅を楽しむ」スタイルの旅行を指します。
長期休暇を取るのが難しい社会人や、忙しくても旅行は諦めたくないという人にとって、最小限の時間と費用でリフレッシュできる手段として注目されています。
かつての海外旅行といえば、3日〜1週間ほどの滞在が主流でした。
しかし弾丸旅行は、それよりさらに短く、0泊〜2泊程度で海外を満喫するのが特徴です。深夜便を活用して機内泊をしたり、朝早く出発して夜に帰国するなど、移動時間を工夫することで短時間でも観光や食べ歩きが十分に楽しめます。
近年、深夜便・早朝便の増加やLCCの就航が増えたことで、海外がぐっと身近になりました。便利な旅行アプリの普及もあり、フライトもホテルもタクシーもすぐに予約できて「週末だけ海外」は特別なものではなくなりつつあります。
特にアジアの国々は、日本からのフライト時間が3〜5時間前後と短く、時差も少ないため、体への負担が少なく観光できるという大きなメリットがあります。
もちろん、短期間だからこそ入念なスケジュール管理や事前準備が重要です。
全部を回ろうとせず、目的を一つか二つに絞る「目的特化型」で旅を組むのがコツ。
「韓国で推し活」
「台湾で夜市グルメ」
「香港で夜景と飲茶」
など。
また、スーツケースを持たず機内持ち込みだけで旅することで、空港での手続きもスムーズになりストレスも減らせます。
今や弾丸旅行は、一部の旅好きさんや上級者だけのものではなく、誰でも挑戦できるリアルな選択肢となっています。
弾丸旅行におすすめのアジアの国
日本からアクセスが良く、短期間でも満喫しやすいアジアの国を一覧で見てみましょう。
・台湾(台北・高雄)…フライト時間:約4時間。夜市グルメと街歩きが魅力。
・香港・マカオ … フライト時間:約5時間。夜景とシティ感を味わいたい人に人気。移動効率も◎。
・タイ(バンコク) … フライト時間:約6時間半。深夜便を使えば週末旅行も可能。グルメ天国。
・ベトナム(ダナン・ホーチミン)…フライト時間:約5時間。ビーチとローカルグルメの両方を楽しめる。
・フィリピン(マニラ・セブ)…フライト時間:約5時間。リゾート滞在型の弾丸旅行にぴったり。物価も安い。
・マレーシア(クアラルンプール)…フライト時間:約7時間。屋台文化とカフェの両方を楽しみたい人に。
・シンガポール …フライト時間:約7時間。コンパクトな都市国家で観光が効率的。
この中でも特に弾丸旅行ユーザーの満足度が高いのが「韓国・台湾・香港」の3都市です。以下、それぞれの魅力を詳しく解説していきます。
韓国
日本から最も近い海外のひとつである韓国は、まさに弾丸旅行の王道。
東京(羽田・成田)や大阪(関西国際空港)からソウル・仁川(インチョン)国際空港まではフライト時間約2時間半です。
羽田発の深夜便や早朝便を使えば、仕事終わりに空港へ直行し、そのままソウルに到着するスケジュールも組めます。LCCのセールを活用すれば、運が良いと往復1万円台で航空券を予約できることも。
ソウルはエリアごとにテーマがはっきりしていて、弾丸旅行との相性抜群。
韓国は深夜まで営業しているお店が多く、到着後すぐに観光をスタートできるのも嬉しいポイント。
美容や推し活目的で訪れる人も多く、アイドルショップ巡りや韓国コスメの買い物、屋台グルメのはしごなど、短時間でも楽しめる要素がぎゅっと詰まっています。
台湾
台湾は「弾丸でも満足度が高い国」として人気。
東京から台北までは約4時間、時差も1時間だけなので、身体に負担が少なく、到着後すぐに観光モードに切り替えられます。
特に人気なのが、「夜市グルメ」と「レトロな街歩き」。
ここでは、小籠包や胡椒餅、タピオカミルクティーなどを食べ歩きながら、台湾らしい雰囲気を楽しめます。
さらに、レトロカフェやアート系スポットも増えており、迪化街(ディーホアジエ) もおすすめです。
ここは古い建物をリノベーションしたカフェや雑貨店、漢方・乾物店が並ぶレトロでおしゃれな通り。散策や写真撮影に人気のスポットで、夜市とは違った落ち着いた台湾の雰囲気を楽しめます。
台湾は観光スポットが比較的コンパクトにまとまっていて、台北市内は地下鉄MRTが発達しており、移動が簡単なのも弾丸旅行向きのポイント。到着当日夜は夜市、翌日はカフェ巡りやマッサージで癒されるプランもおすすめ。短時間でも、台湾らしい食・文化・街並みを体感できます。
香港
香港はコンパクトな都市ながらも、エネルギッシュな雰囲気が魅力の街。
東京からのフライトは約4時間半で、香港国際空港から市街地へはエアポートエクスプレスで約24分とアクセスも抜群です。空港を出た瞬間から観光をスタートできます。
朝は 茶餐廳(チャーチャンティン) で香港式ミルクティーやトースト、スパゲティやローカル麺など、香港ならではの庶民的な朝食を味わうのがおすすめです。茶餐廳は香港独自のカジュアルな飲食店で、リーズナブルに現地の味を楽しめるのが魅力です。
その後は中環エリアでおしゃれなカフェやショップ巡り、九龍側にフェリー(約10分)で渡ってネイザンロードを散策するプランもおすすめです。
また、フェリーで約1時間の場所にあるマカオとセットで楽しむ人も多く、「1日目は香港で夜景、2日目はマカオで世界遺産巡り」という贅沢なプランも弾丸で実現できます
弾丸旅行を成功させるためのポイント

弾丸旅行を楽しむコツは、「目的を絞ること」と「事前準備をしっかりすること」です。
韓国や台湾など観光エリアが多い都市では、欲張って全部巡ろうとすると、移動ばかりで疲れてしまいます。
2. 荷物は最小限:機内持ち込みサイズで収められると、到着後すぐに行動開始でき、空港での受け取り待ち時間もゼロに。
3. アプリの事前準備:Kakao T(韓国で使える配車アプリ)、Uber(台湾・香港などで利用できる配車アプリ)や、MRTアプリ(台湾の地下鉄路線検索・運賃確認ができるアプリ)、翻訳アプリも忘れずに
4. 移動時間の計算:Googleマップだけでなく、NAVERマップ(韓国でGoogleマップの代わりになる地図アプリ)など、現地向けの地図アプリもダウンロードしておくと安心です。日本語非対応でも、地図機能だけで十分使えます。
事前にルートと優先順位を決めることで、短期間でも「やりたいことを全部達成した!」という満足度が得られます。
私自身は「欲張らない」と決めていて、腹八分目くらいで、また行きたいと思えるくらいが、ちょうど良いと思っています^^
弾丸旅行に行く際の注意点
弾丸旅行は自由度が高く魅力的な旅スタイルですが、短期間だからこそ注意すべきポイントもあります。まず、大事なのは、なによりも体調管理です。
深夜便を利用する場合、睡眠不足になりやすく、到着した頃にはすでに疲れていることも...
旅の前からコンディションを整えておくこと、機内ではネックピローやアイマスクを使って少しでも眠れるように工夫すると良いでしょう。
次に、スケジュールの詰め込みすぎに注意すること。
弾丸だからといって、あれもこれもと欲張ると、移動ばかりで疲れてしまい、肝心の観光や食事が楽しなくなることがあります。行きたい場所は3カ所までに絞るなど目安を決めておくと、焦らず満喫できます。
また、出入国に関する手続きやパスポートの有効期限も忘れずチェックしておきましょう。
アジア圏の多くの国は日本のパスポート保持者であれば短期滞在ビザが免除されますが、「入国時に3カ月以上の残存期間が必要」などの条件がある国もあるため、事前確認が必須です。
さらに、フライトの遅延やキャンセルに備えて、旅行保険に入っておくと安心です。
特にLCCは価格が安い反面、遅延・欠航が発生しやすい側面があります。弾丸旅行では1本のフライトがキャンセルになるだけで、予定全体が崩れてしまうことがあるため、「航空機遅延補償」などがある保険を選ぶと安心です。
弾丸旅行は計画次第で非常に充実した体験になりますが、体力・時間・移動手段のバランスを考えることが成功の鍵です
まとめ
弾丸旅行は、短い時間でも海外の空気を味わいたい人にぴったりの旅スタイルです。
アジア圏には、飛行時間3〜5時間で行ける都市が多く、LCCや深夜便を活用すれば週末だけでも海外に行くことが可能です。しっかり準備をして目的を絞れば、1泊2日でも十分に充実した旅になります。
次の週末、思い切って海外弾丸旅行に出かけてみませんか?
きっと、日常では得られないリフレッシュ感を味わえるはずです。
日本の教育課程を修了後、色々な英語学習に挑戦しましたが思うような結果が出ず、挫折。10年以上のブランクを経て、コロナ禍をきっかけに英語の再学習にチャレンジしました。その後は英語コーチとしても活動し、現在は医療従事者として勤務しながら英語学習を続けています。 仕事も英語も旅も大好きで、今も「自分らしい生き方」を模索中です。
◇英語に関する資格
TOEIC860
英検準一級
◇留学経験
オーストラリアに3週間のホームステイ(高校1年)
カナダに4週間のホームステイ(大学3年)
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
東南アジアを中心に旅を楽しんできました。
訪れた国は、台湾・中国・タイ・シンガポール・マレーシア・カンボジア・ベトナム・インドネシア・フィリピン。そのほか、トルコ・オーストラリア・カナダ・ドイツも訪問しました。
世界遺産めぐりやローカルフードが旅の楽しみです^^
◇自己紹介
私はオンライン英会話やコーチングを活用し、日本にいながら英語を身に着けました。英語へのハードルが下がったことで、以前よりもグッと旅を楽しめるようになり、仕事の選択肢も楽しみも増えました♪ 少しでも皆さんの背中を押せるような記事をお届けできればと思います