
カナダ東部に位置するプリンスエドワード島は、「赤毛のアン」の舞台として世界中のファンの憧れの地です。
作者のルーシー・モード・モンゴメリも愛したこの島は、海と緑が豊かで、美しい自然と独特の赤土の風景が印象的な土地です。
今回の記事では、「赤毛のアン」の中でもおなじみの各スポットや島の観光名所、グルメやお土産までこの島の魅力を、実際に訪れたことがある私の実体験も踏まえて詳しくお伝えします。
- カナダ「プリンスエドワード島」の基本情報
- プリンスエドワード島へのアクセス方法
- 赤毛のアン関連の必見観光スポット
- カナダ プリンスエドワード島のその他観光名所
- プリンスエドワード島のおすすめグルメとお土産
- 観光のベストシーズンと服装
- プリンスエドワード島でアンの世界を体験しよう!
カナダ「プリンスエドワード島」の基本情報
「カナダ建国の地」としても知られるプリンスエドワード(PEI)州は、カナダで最も小さな州で、面積は約5,660平方キロメートルです。
全長が約225km、幅は6km〜60kmと細長い形で、島内は車で数時間あれば端から端まで移動できる大きさです。
州都はシャーロットタウンで、島で一番の都市ですが、歴史的な石造りの建物や木造の家が並ぶ可愛らしい雰囲気の街です。
日本との時差は、13時間(サマータイム時は12時間)で日本の方が時間が進んでいます。
現地通貨はカナダドルで、2026年2月現在「1カナダドル=約113円」程度で推移しています。
主要産業は農業で、特にジャガイモが有名です。島の特徴的な風景である赤土は、ジャガイモ生産に適した土壌です。
プリンスエドワード島へのアクセス方法
日本から遠く離れたプリンスエドワードですが、ここでは、島までのアクセス方法について解説します。
日本からはカナダ国内を経由
まずは、カナダのトロントもしくはモントリオールまで移動し、そこから国内線に乗り換えてシャーロットタウン空港へ向かうのが最短ルートです。
島までの所要時間は、日本からカナダまでが約12時間、国内線での移動が約2〜2.5時間です。乗り継ぎ時間を含め、合計18〜20時間ほど見ておくのが間違いありません。
実際、私は日本の地方から島に到着するまで約24時間かかりました。
2026年現在、エアカナダなどが主要な移動手段で、夏場のベストシーズンは便数が増えますが、人気のルートのため早めの予約をすることをおすすめします。
島内の移動手段
島内の移動手段で一番のおすすめはレンタカーで、自由気ままに風景を楽しみながら回るにはベストな方法です。
また、以前は観光客には不便だった公共バスですが、2026年現在はシャーロットタウンとキャベンディッシュ方面を結ぶ夏季運行(片道2ドル)があります(運行期間・時刻は要確認)。
運転をしない場合、現地の日本人ガイドによる観光案内ツアーがおすすめです。「赤毛のアン」ゆかりのスポットを効率よく巡ることができます。
タクシーは、市内移動には便利ですが、郊外へ行く場合はチャーター料金がかかるかを事前に確認しておく必要があります。
赤毛のアン関連の必見観光スポット
「赤毛のアン」のファンの聖地とも言うべきプリンスエドワード島には、ファンにはたまらない、作品の世界そのもののスポットが数多くあります。
ここでは、「赤毛のアン」好きに必見のスポットをご紹介します。
グリーンゲイブルズ博物館
物語の中で、孤児のアンが引き取られたマリラとマシューの住む「グリーンゲイブルズ(緑の切妻屋根)」のイメージそのままの家です。
別名「銀の森屋敷」とも呼ばれており、モンゴメリの親戚であるキャンベル家の邸宅です。
内部では、物語で欠かせないアイテムを含め、物語の世界を感じられる品々が展示されています。
この場所は、モンゴメリが実際に結婚式を挙げた場所でもあり、アンが「輝く湖水」と名前をつけた池もすぐ近くにあります。
恋人の小径
物語の中では、アンと腹心の友ダイアナが学校へ通う時に通った道として登場しています。グリーンゲイブルズの裏手にあり、小川が流れ木々の間から木漏れ日が差し込む美しい散歩道です。
恋人の小径は、きれいに整備されており、誰でも歩きやすくなっています。物語の風景そのままの静けさがあり、「赤毛のアン」のファンの聖地のひとつとして多くの人が訪れるスポットです。
お化けの森
物語の中で、空想好きなアンとダイアナが、お化けが出ると怖がった森で、昼間でも少しひんやりとした雰囲気が漂っています。
この森は、グリーンゲイブルズの2階にあるアンの部屋からも見えます。
キャベンディッシュ村周辺
キャベンディッシュには、「赤毛のアン」とモンゴメリに関連するスポットが複数あります。
まず、モンゴメリが住んでいた住居跡は、「赤毛のアン」を執筆した場所で、キャベンディッシュ共同墓地には、モンゴメリが眠っています。
そして、ぜひ立ち寄りたいのが、グリーンゲイブルズ郵便局です。ここから郵便を出すと、アンと三つ編みのデザインがされた特別な消印を押してもらえます。
私も、この郵便局から自分宛にポストカードを送り、旅の良い記念になりました。
アボンリービレッジは、物語に登場するアボンリー村を再現したエリアで、観光や食事、お土産などのショッピングを楽しめます。
最近は、グルメスポットとしても人気で、特に「Samuel's Coffee House」や、地元の有名アイス店「COWS(カウズ)」がおすすめです。
カナダ プリンスエドワード島のその他観光名所

プリンスエドワード島には、「赤毛のアン」ゆかりの観光スポット以外にも訪れたい観光名所があります。ここでは、その他の観光名所をご紹介します。
プロビンスハウス
プリンスエドワード島は「カナダ建国の地」であり、1864年にシャーロットタウン会議がこの地で行われました。プロビンスハウスは、その会議が行われた建物です。
大規模な修復工事が長期に渡り行われていましたが、2026年現在は内部の見学ができるようになっています。
ただし、状況により見学可否が変わるため、訪問前に公式情報で最新状況を確認しましょう。建物の内部には、当時の会議室などが再現されており、建国の歴史や当時の雰囲気を感じられます。
ビクトリアパーク
シャーロットタウンの南端に位置する大きな公園です。
この公園には、海沿いに整備された遊歩道があり、ローカルの人たちがジョギングや散歩を楽しむ憩いの場になっています。公園からは海を一望でき、ゆったりとした時間を過ごせます。
ポイントプリム灯台
プリンスエドワード島で最古の灯台で、カナダでも珍しい円形のレンガ造りの灯台です。
灯台の内部を一番上まで登ることができ、そこから一望できるセントローレンス湾のパノラマはまさに絶景です。
灯台の近くにある「Point Prim Chowder House」という有名なレストランでは、海を眺めながら絶品チャウダーを味わえます。
キャベンディッシュビーチ
白い砂浜と赤い断崖の色のコントラストが美しいビーチで、「赤毛のアン」にも登場するファンにはおなじみのスポットです。
このビーチは、プリンスエドワード島国立公園内にあるため、整備がされています。夏にはビーチで海水浴も楽しめます。
おすすめの時間帯は夕暮れ時で、島の特徴である赤土が夕日でさらに赤く染まり、写真撮影には最適なスポットです。
グリニッジ砂丘
国立公園のパラボラ砂丘を保護するために設置された浮き橋が有名で、まるで水の上を歩いているように感じられる遊歩道では幻想的な体験ができます。
「プリンスエドワード島で最も美しい散歩道」と賞賛する口コミも多く、キャベンディッシュから少し移動する必要はありますが、島の自然を楽しみたい観光客に人気のスポットです。
プリンスエドワード島のおすすめグルメとお土産
ここでは、プリンスエドワード島に旅行で来たら必ず食べたい名物のロブスター料理とおすすめのお土産をご紹介します。
ロブスター料理
プリンスエドワード島と言えば、大西洋で獲れる世界最高品質と言われるロブスターが名物です。漁の解禁時期が5〜6月と8月中旬〜10月までと決まっており、その期間限定で島中のレストランで新鮮なロブスターを味わえます。
定番の食べ方は主に2種類あり、ロブスターディナーは、1匹をそのまま丸ごとボイルし、溶かしバターで食べます。ロブスターロールは、 ほぐした身をマヨネーズなどで和え、パンに挟んだもので、ランチとして人気です。
私も両方の食べ方でロブスターを食べましたが、日本では高価でなかなかたくさん食べられないロブスターを思う存分食べることができました。
また、地元の教会が主催する「ロブスターサパー」では、安価に家庭的な雰囲気の中で楽しめます。
おすすめのお土産
「赤毛のアン」にちなんだグッズを売るお店が島内にあります。
「The Anne of Green Gables Store」はシャーロットタウンとキャベンディッシュのアボンリービレッジ内にお店があり、アンに関連した商品が数多く売られています。物語の中で登場する「ラズベリーコーディアル」は、持ち帰り用も販売されています。
アイスクリームで有名なCOWSでは、アイスクリームだけではなく、色々なデザインのオリジナルTシャツがあり、お店のキャラクターの牛がアンになっているユニークなデザインもあります。
PEI Preserve Companyでは、島で獲れたフルーツを使ったジャム各種やギフトも売られています。
他にも、カナダのメープルシロップやそれを使ったクッキーなども定番のお土産としておすすめです。
観光のベストシーズンと服装
プリンスエドワード島の観光のシーズンは、6月〜10月で初夏から秋までです。冬は雪が深く、多くの観光施設が閉鎖されるため「赤毛のアン」ゆかりの地を巡りたい場合には、注意が必要です。
ベストシーズンは、6月下旬〜9月上旬です。6月下旬になると、島中にルピナスの花が咲き、美しい島の風景を見ることができます。
気温は、日中は20℃〜25℃前後と過ごしやすいですが、湿度が低く日差しが強いので帽子やサングラスの用意を忘れずにしてください。
9月中旬〜10月の秋は紅葉の時期で、赤や黄金色に染まった景色を楽しむことができます。この時期の注意点として、10月に入ると観光施設や季節営業の多くのレストランが閉まり始めるため、事前に営業しているか確認をする必要があります。
島の天気は変わりやすいため、重ね着が快適です。
日中は半袖でも、朝晩や海沿いは冷え込むため、薄手のパーカーやカーディガンなどの羽織り物を常に持ち歩くことをおすすめします。また、足元は履き慣れたスニーカーが最適です。
プリンスエドワード島でアンの世界を体験しよう!
プリンスエドワード島は、「赤毛のアン」のファンにとっての聖地ですが、それだけではなく、島の優しく温かい人々との出会いやおいしいグルメ、美しい大自然をゆっくりと楽しめる所です。
小さな島ですが、一度訪れると再訪したくなる魅力のある島です。
今回の記事を参考に、ぜひプリンスエドワード島でアンの世界を楽しんでください。
◇経歴
日本、韓国の企業で通訳・翻訳、アシスタントとして勤務
日本にて韓国語講師として5年勤務
フィリピンにてフリーの通訳として英語、韓国語、日本語の3言語の通訳を担当
◇資格
・韓国語能力試験(TOPIK)6級
・延世大学校韓国語教員養成課程修了
◇留学経験
【オーストラリア】
・クイーンズランドカレッジオブイングリッシュ:3カ月
・ゴールドコーストカレッジオブビジネス:6カ月
【フィリピン】
・ファーストウェルネスイングリッシュアカデミー:3週間
【韓国】
・梨花女子大学校言語教育院:3週間
・延世大学校言語研究教育院(韓国語教員養成課程):5週間
【タイ】
・プロランゲージ(タイ語):1年6カ月
◇海外渡航経験
ワーキングホリデーにてソウルの企業数社で通訳・翻訳、セールス、マーケティングを担当
韓国語習得のための留学5回(一般韓国語、ビジネス韓国語)
延世大学校にて韓国人と共に韓国語教育について学ぶ
◇自己紹介
韓国語学習コンサルタント
韓国語講師
講座構築コンサルタント
オンラインで韓国語学習に悩みを持つ学習者の問題解決をする韓国語学習コンサルタント、韓国語講師として韓国語習得に成功する学習法や練習法も指導しています。
また、英語と韓国語習得に成功した経験とカリキュラム構築、教材作成の経験を活かし講座構築の方法をあらゆるジャンルのプロに指導するコンサルタントとしても活動しています。
海外就職でフィリピンのセブに移住して5年半在住、現在はタイのチェンマイに住んでいます。
外国語に興味があり、英語、韓国語(ビジネスレベル)、中国語(中級)、現在はタイ語習得を目標に勉強しています。