「赤毛のアン」で有名な
カナダ東部プリンス・エドワード島の州都シャーロットタウン。
自然にも恵まれた美しい町並みや、歴史ある建物が並んでいるため、この町を楽しむためにやってくる観光客もたくさんいます。
本記事では、そんなシャーロットタウンの魅力と共に天候や観光名所などをご紹介していきます!
- シャーロットタウンまでの行き方
- プリンスエドワード島での入国審査は?
- シャーロットタウンと赤毛のアン
- 「赤毛のアン」の物語そのままの世界観
- 「プリンス・エドワード島」の魅力
- シャーロットタウン 観光スポット
- シャーロットタウン おすすめのお土産
- シャーロットタウンの天気やベストシーズン
- プリンス・エドワード島とは?
- まとめ
シャーロットタウンまでの行き方
まず、日本からプリンス・エドワード島シャーロットタウンまでの行き方についてご説明します。
シャーロットタウンまで行く方法は2種類あります。
1.エアカナダ・羽田空港発~トロント着の直行便からの乗り継ぎ
2.エアカナダ・成田空港発~モントリオール着の直行便からの乗り継ぎ
両方とも、乗り継ぎは1回となります。
※2020年・運航スケジュール参照(夏季のスケジュール)
・成田空港17:30pm発 ~モントリオール空港16:45pm着
・羽田空港17:40pm発 ~トロント空港16:35pm着
両方とも約12時間のフライトで、運航は毎日しています。
また、各都市からシャーロットタウンまでの所要時間は2時間程です。
同じ日に乗り継ぎとなり、到着は深夜になります。
その他にも、シャーロットタウンへはハリファックスやオタワからも乗り入れているので、ご自身が行きやすいルートを調べてみてくださいね。
プリンスエドワード島での入国審査は?
海外に行く際、国によって入国審査が異なるため、不安になることがありますよね。
そこで、プリンスエドワード島での入国審査についてご説明します。
日本国籍の方で、6ケ月以内の観光の場合はビザは不要となりますが、飛行機でカナダに入国する場合は電子渡航認証(eTA)が必要になります。
・eTA申請には、パスポート(残存期間:カナダ出国日+1日あれば可能)とクレジットカード、Emailアドレスが必要です。
・eTA申請の専用WEBサイトから手続きが可能です。
・申請時に7ドルの申請費用が必要(クレジットカード決済) となります。
必ず出発までに手続きをしておくようにしましょう。
また、日本から直行便でカナダに行った場合、最初に降り立つ都市である「トロント」か「モントリオール」で入国審査があります。
この時、入国審査官から英語で質問されますので、質問されそうな事項に対する回答を準備しておくことをおすすめします!
また、入国審査官からよく聞かれる質問をご紹介します。
【質問/回答例】
①「What’s your purpose of visit?」カナダ入国の目的は何ですか?
ー観光です。「Sightseeing」
②「How long will you stay in Canada?」どのくらいの期間滞在しますか?
ー7日間です。 「7 days」
③「What’s your occupation?」あなたの職業は何ですか?
ー会社員です。 「Office worker」
ー主婦です。 「Housewife」
ー自営業です。 「Self-employment」
④「What is your final distance?」最終目的地は?
ーシャーロットタウンです。 「Charlottetown」
⑤「What is your accommodation there?」どこに泊まりますか?
ーハンプトン バイ ヒルトンです。 「Hampton by Hilton」
シャーロットタウンと赤毛のアン
「赤毛のアン」の舞台となったカナダ東部プリンス・エドワード島。
その世界観や島の特徴についてお話していきます。
カナダ最小の州「プリンス・エドワード島」
カナダの東海岸、セント・ローレンス湾に浮かぶ「プリンス・エドワード島」は、日本でいうと愛媛県と同じくらいの大きさで、人口は14万人程です。
広大な地カナダの中では小さく、地図で見ても分からないほどの小さな島ですが、カナダで最小の州として成立しています。
元々、ミックマック族という先住民が暮らしていた島ですが、大航海時代以降にヨーロッパが流入したことにより、17世紀にフランス領となった背景があります。
その後、イギリスとフランスによる植民地戦争が起こり、1758年にイギリス領になりました。
この島で1864年に、カナダの独立を議論する「シャーロットタウン会議」が開かれ、1867年のカナダ建国へと繋がりました。
ただ、当初プリンス・エドワード島はカナダ連邦に参加せず、独立した植民地としての道を選択し、連邦に参加したのは建国から6年後でした。
島の人々は、小さいながらも一つの「州」であることを誇りに思っています。
「赤毛のアン」の物語そのままの世界観
プリンス・エドワード島は、世界的に有名な小説「赤毛のアン」の舞台となったことで、その名が世界的に知られるようになりました。
「赤毛のアン」の作家は、この島の出身だそうです。
孤児であったアンが、大自然の中で様々な人々との触れ合いを通し、成長していく物語で、世界中の人に読まれていますが、特に日本での人気が高く、現地では日本人向けのツアー会社もあるほど大人気です。
この島には、小説に描かれたままの美しい風景や場所が溢れています。
例えば、孤児だったアンが引き取られ生活していたアボンリー村は、島の北部にある街「キャベンディッシュ」がモデルになっています。
また、アンが暮らしていた家グリーン・ゲーブルズは、モンゴメリご自身がよく子供の頃遊んでいた従兄弟の家だそうです。
そして、数多くの場所が文化施設として公開されています。
「プリンス・エドワード島」の魅力
「赤毛のアン」で有名になった「プリンス・エドワード島」ですが、この島の魅力はそれだけではありません。
特に魅力的なのが、のどかな空気感です。
ゆったりとした穏やかな海や、綺麗なパッチワークのような田園地帯、美しい緑や花々など・・・そこにいると、時間の流れを忘れてしまうくらい癒される空間です。
先住民であるミックマック族は、この島を「アベグエイド=波間に浮かぶ揺り籠」と呼んでいただけあり、穏やかな海に包み込まれているような居心地の良さがあります。
シャーロットタウン 観光スポット
歴史ある建造物が多く、自然にも恵まれた美しい街並みのシャーロットタウン。
そんなシャーロットタウンの観光スポットをご紹介していきます!
セント・ダンスタンス・バシリカ教会
シャーロットタウンの市街地であるグレート・ジョージ通りにある「セント・ダンスタンス・バシリカ教会」は、存在感ある大きなゴシック式の教会で、街のシンボルにもなっています。
結婚式も行われており、地元の人々からも愛されています。
美しいステンドグラスも魅力的なので、是非一度訪れてみてください!
ビクトリアパーク
シャーロットタウンの中で最も大きな公園「ビクトリアパーク」。
市街地西側のウォーターフロントにあり、街からも徒歩で行ける距離です。
地元の人々がジョギングや散歩、サイクリングなどしたりして、皆に愛されている公園です。
ここで特に見て欲しい景色は、感動するほど美しい朝陽と夕陽です。
早起きしてコーヒーを飲みながらのんびりするのもおすすめです!
ビクトリア・ロウ
観光客に大人気のストリートモール「ビクトリア・ロウ」。
ここには、レストランやカフェ、様々なジャンルのお店が立ち並んでいます。
スタイリッシュなストリートで、観光客のみならず地元の人々も集う場所です。
いくつかあるお土産店の中には、「赤毛のアン」のグッズも販売されています。
カフェやレストランのテラス席で、食事と共に街の雰囲気を楽しむのもおすすめです!
市庁舎
重厚な赤レンガで歴史ある市庁舎は、シャーロットタウンの市街地にあります。
アーチ型の入り口が美しく、思わず見惚れてしまう建物です。
ロマネスクリバイバルスタイルという建築様式で、カナダの国定史跡にも指定されています。
建物の中には観光案内所もあるので、ここで街の情報を入手するのも良いかもしれません。
シャーロットタウン おすすめのお土産
続いては、シャーロットタウンで買えるおすすめのお土産をご紹介していきます。
赤毛のアンのお店 Anne of Green Gables Store
このお店では、「赤毛のアン」のグッズを買うことができます。
場所は、ダウンタウンのクイーンズストリートに面しており、赤レンガの建物が目印になっています。
赤毛のアンのお店 Anne of Green Gables Store
※営業時間:(平日)10:00~17:00・(日曜日)12:00~17:00
赤毛のアンのチョコレート店 Anne of Green Gables Chocolate
チョコレート好きにおすすめなのが、こちらのお店!チョコレートは美味しいだけでなく、パッケージも可愛くお土産に喜ばれるでしょう。
赤毛のアンのチョコレート店 Anne of Green Gables Chocolate
※営業時間:(平日)9:00~19:00・(日曜日)12:00~19:00
シャーロットタウンの天気やベストシーズン
一度は訪れてみてほしいシャーロットタウン。
観光に適したシーズンや人気のある時期についてお伝えします。
まず、人気のあるシーズンは6月~8月と言われています。
この時期の気温は20度~25度前後で、晴天が多く湿度が低いため、過ごしやすいのでおすすめです。
10月~11月にかけては美しい紅葉が見られ、4月~5月にかけては穏やかな春風の中で美しい花々が見られるため、観光におすすめの時期です。
プリンス・エドワード島とは?
世界的に人気の小説「赤毛のアン」で有名になった「プリンス・エドワード島」。
州人口は17万2,000人程(2022年時点)で、島の面積は5,660km²です。
住んでいる人々が話す言語は英語が9割、フランス語が1割弱で、牡蠣やロブスターなどの海産物が名産となっています。
美しい街並みと穏やかな海、パッチワークのような田園風景は、訪れた人皆を癒してくれる島です。
まとめ
本記事では、「赤毛のアン」で有名なカナダのプリンス・エドワード島の州都シャーロットタウンの魅力や観光名所、天候などについてお伝えしてきました。
小説を読んだことがない方でも、美しい海や田園風景の中で、穏やかな時間が流れる街「シャーロットタウン」を堪能できると思います。
日本からシャーロットタウンまでの行き方や、観光にベストなシーズン、おすすめの観光スポットやお土産など、訪れる前に是非参考にしてみてください!

◇経歴
・大学時代の4年間
(そのうち1年はシドニーのニューサウスウェールズ大学)
・外資系ブランドの接客時代2年間
・外資系ホテルのコンサル営業時代5年間
◇資格
TOEIC870点、英検2級
◇留学経験
オーストラリア・シドニー・1年間ア・ニューサウスウェールズ大学
◇海外渡航経験
・オーストラリア(留学・旅行)
・アメリカ(海外派遣・旅行)
・オランダ、ベルギー、ドイツ、スペイン、ポルトガル、イギリス、インドネシア、バンコク、ドバイ、マレーシア、フィンランド、デンマーク、シンガポール(旅行)
◇自己紹介
小学生の頃から英語が好きで、英会話教室に通っていました。
さまざまな国籍の方々とコミュニケーションをとることも好きです。
休日は国内外問わず旅行やカフェ巡り、ピラティスなど割とアクティブに過ごしております。