
「カナダ行きの航空券って、いつ見ても高い気がする…」
「できるだけ安くカナダに行ける方法を知りたい」
カナダは距離が遠く長時間フライトになるため、航空券が高額になる印象があります。しかし、実は「買う時期」や「選ぶルート」によって価格は大きく変わります。
また、航空券の購入方法も複数あり、それぞれの特徴を理解して選ぶことで、同じ路線でも大きく費用を抑えられる場合があります。
この記事では、カナダ行き航空券の安い時期、直行便と経由便の選び方、格安で探すコツまでをわかりやすくまとめました。
旅行や留学を控えている方が、少しでもお得にカナダへ渡航できるよう具体的なポイントを解説します。初めて海外航空券を購入する人でも迷わないよう、基本の考え方も補足しているので最後までご覧ください。
カナダ行き航空券が高い時期・安い時期
カナダ行き航空券の価格は、選ぶ時期によって大きく変わります。
特に長距離フライトは需要の変動が大きく、安い時期と高い時期の差が顕著です。
ここでは、カナダ航空券が値上がりする時期と、反対に価格が下がる時期、さらに安く購入するためのポイントを整理します。
カナダ行き航空券が高い時期
カナダ行きの航空券が高騰しやすいのは、日本とカナダ双方の「休暇シーズン」が重なるタイミングです。特に以下の時期は、旅行者が集中し、カナダ行きのフライトも値上がりする傾向があります。
・2〜3月:日本の春休み
・4月:春節・イースターホリデー付近
・4〜5月:ゴールデンウィーク
・7〜9月:日本の夏休み
・12月下旬〜1月上旬:クリスマス〜年末年始
このほか、世界中からの旅行客が増える旧正月(1月下旬〜2月下旬)周辺も、カナダ行き航空券が高くなることがあります。こうした時期は、同じ路線でもオフシーズンと比べて数万円の差が出ることもあるため、「この期間しか休めない」という場合は、早めの予約がほぼ必須です。
カナダ行き航空券が安い時期
一方、カナダ 航空券の安い時期として狙いやすいのが、5〜6月 と 10〜12月中旬 です。
この時期は、日本の長期休暇とも重なりにくく、カナダ側でも大きなホリデーが少ないため、需要が落ち着き、航空券が比較的安くなる傾向があります。
気候的にも過ごしやすい季節で、観光にも適しているため、実はコスパの良い渡航タイミングといえます。
さらに、以下のようなポイントを意識すると、同じ「安い時期」の中でも価格を抑えやすくなります。
・土日より平日出発の便を優先する
・連休初日・最終日は避ける
・出発日を前後1〜3日ずらして比較する
日付を少しずらすだけで価格が大きく変わることもあるため、出発日を決め打ちせず余裕をもって計画するようにしましょう。
カナダ行きの安い直行便おすすめ
カナダへ快適に移動したい人には直行便が向いています。日本からは成田・羽田・関西発で、バンクーバー、トロント、カルガリー、モントリオールへ直行便が運航されています。
主要航空会社は ZIPAIR、AIR CANADA、ANA、JAL、WESTJET の5社です。
このなかで最も安価なのは ZIPAIR で、JALが100%出資する国際線中距離の格安航空会社(LCC)です。
時期によっては片道4万円台のバンクーバー行きが出ることがあり費用を大きく抑えられますが、現状はバンクーバー行きのみとなっています。
次いで安価なのがAIR CANADAです。AIR CANADA は路線数が多く、サービスの安定感が特徴です。
ANA・JAL は快適さに優れていますが、高価格になりがちでAIR CANADAの2倍になることもあります。
トロント・モントリオールに直行便で行きたいなら今のところAIR CANADAが唯一の選択肢です。
カナダ行きの安い経由便おすすめ
費用をより抑えたい人には経由便が有力な選択肢です。また、東京・大阪以外の名古屋・福岡などから出発する場合は経由便が候補になります。
日本からカナダへの経由地として多いのは、韓国、香港、台湾などで、利用航空会社は大韓航空やキャセイパシフィック航空が一般的です。
私がトロントに行ったときは大韓航空を利用し韓国のインチョンで乗り換えました。
経由便は直行便より時間がかかるものの、数万円以上安くなることが多いのが最大の魅力です。乗継時間によっては経由地を少し観光できる場合もあり、旅行の幅が広がります。移動が長くなる分、フライト間で休憩できるというメリットを感じる人もいます。
カナダ行き航空券を安く探す3つの方法
カナダ行きの航空券は、検索ツールや比較サイトの使い方によって大きく差が出ます。ここでは、より安い航空券を効率よく見つけるための方法を3つ紹介します。
Google Flightsで検索する
Google FlightsはGoogleが提供する、複数の航空会社をまとめて比較できる便利な検索ツールです。
ルートを登録しておくことで値下げがあった時に通知を受け取ることができ、値下がりのタイミングを逃しにくいのがメリットです。
経由地・手荷物・出発時間など細かい条件を設定でき、目的地を地図から直感的に選べる点も使いやすいポイントです。
航空券比較サイトで検索する
航空券比較サイトを使うと、直行便と経由便の最安値を一覧で確認できます。
Skyscanner は細かな絞り込みが可能で、安い便を見つけやすい点が魅力です。また、Booking.com は航空券とホテルをセットで予約でき、パッケージ料金が割安になるケースもあります。
複数の比較サイトを使い分けることで、価格差を把握しやすくなります。
航空券とホテルのセットプランで予約する
HISやJTBといった大手旅行会社は、独自の仕入れによって航空券とホテルを組み合わせた安価なプランを用意しています。
現地サポートをしてくれる場合もあるので、海外経験が少なく不安な方は大手旅行会社の利用がおすすめです。オンラインだけでは不安な人は、店頭で相談しながら決められる点もメリットです。
ただし、ホテルのランクが高めになることもあるため、総額を比較しながら検討すると安心です。
航空券購入前に知っておきたい4つの注意点
ここでは、カナダ行きの航空券を購入する前に知っておくと便利なポイントや注意点について4つ解説します。
購入前の知識で費用や手間が大きく変わることもあるため、予約前にぜひ確認しておきましょう。
オープンチケットは便利な反面割高になる場合も
留学やワーキングホリデーで帰国日が確定していない場合、日付変更ができるオープンチケットは便利です。ただし、通常の航空券より割高になる傾向があります。
さらに、変更後の日程が人気の曜日に当たると追加料金が発生するケースもあるため、柔軟性と費用のバランスを考えて選ぶことが大切です。
経由便は時間がかかるため、スケジュールに余裕が必要
経由便は直行便より安くなることが多い一方、乗継ぎが入る分フライト全体の所要時間が長くなります。ケースによっては移動時間が大きく増えることもあり、スケジュールに余裕がない人には負担になる場合があります。
ただ、経由便は価格面のメリットが大きく、例えば、東京からバンクーバー行きの往復チケットでは10万円以上の価格差が発生する場合があります。
乗継時間によっては経由地を少し散策できるなど、楽しみ方の幅が広がることもあります。
費用を抑えたい人には魅力的ですが、移動時間が長くなる点を理解したうえで購入するのが安心です。
航空券比較サイトは変更・キャンセルが複雑になりやすい
航空券比較サイトは複数の航空会社や旅行代理店の料金をまとめて確認できる便利なサービスですが、予約後の手続きが複雑になることがあります。
特に、キャンセルや日程変更が必要になった場合、航空券比較サイトでなくフライトをする航空会社に直接問い合わせを行う必要があります。
比較サイトによってはキャンセル規定が独自に設定されており、手数料が高かったり、返金まで時間がかかることもあります。予約前に規定を確認しておくことで、想定外の負担を避けられます。
検索履歴によって価格が上がる場合がある
航空券比較サイトの中には、同じルートを何度も検索している利用者に対して徐々に価格を上げて表示するケースがあります。これは「購入を迷っているユーザー」と認識され、購入を促すために行われます。
こうした価格上昇を避けるには、シークレットモード(プライベートブラウズ)を利用するのが効果的です。閲覧履歴やクッキーが保存されないため、よりフラットな状態で料金を確認できます。
検索していて「以前より高い気がする」と感じたときは、一度シークレットモードで試してみてください。
まとめ
カナダ行きの航空券は距離が長く高額になりやすいものの、時期や探し方を工夫することで費用を抑えることができます。とくに5〜6月や10〜12月中旬は比較的安くなる傾向があり、渡航日程を柔軟に調整できる人には狙い目です。
カナダ行きの航空券は購入方法によっても大きく金額が変わります。安くなるタイミングを意識しながら複数の方法で比較していくことが、費用を抑えるためのポイントです。
購入前に基本的な注意点を押さえておくことで、余計な出費やトラブルを避けられます。探し方を少し工夫するだけで選択肢は広がるので、自分の予算や旅程に合ったベストな航空券を見つけてみてください。