
老若男女を問わず、旅行先として大人気の国
イタリア
地図で見るとブーツの形をしているイタリアは、南北に細長く伸びており、場所によって気候が異なります。
この記事では、北部、中部、南部の気候の特徴と、観光のベストシーズンやおすすめのイベント、イタリア観光をする際の服装について詳しく紹介します。
行きたい都市や旅行の目的に合わせて最適なシーズンを選び、思う存分旅を楽しんでくださいね。
- 【地域別】イタリアの気候
- 【季節別】イタリアの気候に関する注意点
- イタリア観光のベストシーズン
- イタリア観光でおすすめのイベント7選
- イタリアを観光する際に注意するべき服装のマナー
- ベストシーズンにイタリア観光を楽しもう
【地域別】イタリアの気候
イタリアは南北に長く伸びた地形で、緯度は北緯36度〜47度、おおよそ日本の北海道から関東が収まるくらいの位置にあります。
そのため、北部、中部、南部で気候が大きく異なるのが特徴で、その違いを楽しむのも旅の醍醐味のひとつといえるでしょう。
イタリアの大部分の気候は、地中海性気候に分類され、夏は暑く、冬は温暖、春と秋は快適に過ごすことができます。
しかし北部は大陸性気候に近く、冬は寒くなり雪も降るので、旅の目的に合わせて訪れる場所と時期を決めるといいでしょう。
それぞれの地域の気候の特色をまとめておくので、参考にしてみてください。
北部
ミラノやトリノ、ヴェネツィアなどが位置するイタリア北部は、アルプス山脈を控え、イタリアの中でも冬らしい冬を体感できる場所です。
夏は蒸し暑く、冬は寒いのが特徴で、山岳部では雪が降るところもあります。
2006年にはトリノで冬季オリンピックが開催されましたが、アルプスのスキーリゾートが競技会場となったことからも、冬はウィンタースポーツが楽しめるような気候であることがわかります。
冬に北部を訪れる場合は、防寒対策をしっかりしてから行きましょう。
中部
ローマやフィレンツェなどが位置するイタリア中部は、地中海性気候で四季がはっきりしていて、夏は日差しが強く乾燥しています。
冬は比較的穏やかで雪が降ることはほとんどありません。
春と秋は過ごしやすく、歴史的建造物が多いローマやフィレンツェの街を歩いて回るのに最適なシーズンと言えるでしょう。
南部
ナポリやシチリア島、カプリ島などが位置するイタリア南部は、典型的な地中海性気候で、夏は非常に暑く40℃くらいになることもあり、雨がほとんど降らないため乾燥しています。
一方、冬は暖かく、氷点下になることはほとんどありません。
南部の気候はオリーブやトマト、レモンやブドウの栽培にぴったりで、太陽の光をたくさん浴びた風味豊かな農産物が多く採れます。
春と秋の気候は20℃前後でとても過ごしやすく、雨が少ないため、観光のベストシーズンといえるでしょう。
【季節別】イタリアの気候に関する注意点
イタリアは主要都市の間を電車で移動しやすいので、一度の旅行で複数の都市を周遊することもあるかと思いますが、南北に伸びている地形のため、北と南で大きく気温が異なります。
服装や持ち物など、あらかじめ用意をしておいた方がいいものがいくつかあるので、下記を参考に、準備を万全にしておきましょう。
夏
北部は30℃前後、南部は40℃近くまで上がることもあり、地域によって気温が大きく異なります。
南下すればするほど日差しが強くなるので、帽子やサングラスなどの日除けグッズを用意しておくことをおすすめします。
室内は冷房が効いている場所が多いので羽織るものを持ち歩く、こまめに水分や塩分を摂るといった熱中症対策も忘れないようにしましょう。
冬
北部は氷点下になることもあるので、注意が必要です。
雪が降る地域が多いため、防寒対策は万全にしておきましょう。
中部、南部は比較的温暖ですが、冬は雨が降ることが多いので、雨具があると安心です。
また、一部の観光施設は冬季休業となっているところがあるので、事前に休業日を調べておきましょう。
春/秋
一年で一番過ごしやすい季節で、旅行のベストシーズンと言えるでしょう。
ただし北部は朝晩の寒暖差が大きいので、ジャケットなど上着が一枚あると安心です。
中部は最低気温が12〜15℃で、とても過ごしやすいですが、10月以降は雨が増えるので注意しましょう。
南部は日差しが暖かく、季節の変わり目は紫外線が強いので、日焼け止めや帽子があるといいでしょう。
イタリア観光のベストシーズン
イタリア観光のベストシーズンは、ずばり春と秋!
春は緑豊かで、色とりどりの花々が咲き誇り、観光しながら景色を楽しむことができます。
秋はイタリアの名産・ブドウやオリーブの収穫シーズンです。
ワインと郷土料理を楽しんだり、さまざまな文化イベントや芸術を嗜むのにぴったりの季節です。
春(3月〜5月)
3月の最低気温は、5〜10℃と北部と南部で大きく異なりますが、冬の名残がある中で、草花が芽吹き始め、春の訪れを感じられます。
4月になると北部でも最低気温が10℃を下回る日は少なく、イタリアの全域で観光がしやすくなります。
5月は段々と日差しが強くなってきて、南部は初夏のような気候ですが、ハイキングやテラスでの食事を楽しむ人も増えてきます。
雨が降る日はほとんど無いので、観光地を散策しやすく、まさに観光のベストシーズンと言えるでしょう。
秋(9月〜11月)
9月の最高気温は、26℃〜30℃と夏の日差しが和らぎ始め、外でのアクティビティを楽しみやすくなります。
ワインの収穫祭や文化イベントが始まり、食と芸術を楽しむ季節の幕開けです。
10月になるとぐっと秋が深まり、紅葉が始まるところも。 雨が増える時期なので、雨具を用意しておくといいでしょう。
11月は雨が多く、北部では10℃を下回る日も増えてきます。
本格的な冬が来る前に紅葉や各地のグルメを楽しむことができる、観光客に人気のシーズンです。
イタリア観光でおすすめのイベント7選

旅行のタイミングが合えば、現地ならではのイベントに参加するのもおすすめです。
日本では体験できないような魅力的なイベントがたくさんあるので、春から冬のものまで順に紹介していきます。
イースター(Pasqua)
毎年3月下旬から4月にかけて開催されるキリストの復活をお祝いするイベントです。
復活祭の日曜日には、各地の教会で特別なミサが行われ、バチカン市国のサン・ピエトロ広場には世界中から巡礼者が集まり、ローマ法王が説教を行う盛大なミサが開催されます。
事前に予約が必要ですが、観光客も参加することができるので、特別な日を一緒にお祝いしましょう。
ローズフェスティバル(Festa delle Rose)
毎年春にローマの市営バラ園 Roseto Comunale で開催されるローズフェスティバルは、5月に見頃を迎えます。
世界中から集められた数千種類のバラが満開となり、バラの美しさを競うコンクールも開催されます。
入場無料ですし、この時期にローマを訪れる方は是非立ち寄ってみてください。
アレーナ・ディ・ヴェローナ・オペラ・フェスティバル(Arena di Verona Opera Festival)
毎年6月から9月にかけて、ヴェローナの古代ローマ円形劇場でオペラフェスティバルが開催されます。
古代建築を舞台に名作オペラを鑑賞するという、イタリアならではの特別なイベントは、建築ファンにもオペラファンにもたまらない経験となるでしょう。
フェスタ・デル・レデントーレ(Festa del Redentore)
毎年7月の第3週末にヴェネツィアで開催される、キリストに感謝を捧げるお祭りです。
1577年に始まった伝統的なイベントで、土曜日の夜は大規模な花火のショーが開催され、ゴンドラの上や広場から鑑賞できます。
レデントーレ教会に行くための仮設の歩道橋が運河に架けられ、巡礼者も観光客も歩いて渡ることができます。
ワインの収穫祭(Festa della Vendemmia)
毎年9月になると、イタリア各地でワインの収穫を祝う、ワイン収穫祭が開催されます。
トスカーナやピエモンテ、シチリアといったワインの産地で、ブドウの収穫体験をしたり、出来たてのワインを試飲したりすることができる、ワイン好きにとってはたまらないイベントです。
ペアリングを楽しめる郷土料理や、バンドの演奏などもある、にぎやかで楽しいイベントです。
アルバの白トリュフ祭(Fiera Internazionale del Tartufo Bianco d’Alba)
毎年10月から11月に、ピエモンテ州のアルバで開催される、白トリュフのお祭りです。
アルバはトリノから電車で約1時間半の場所にありますが、白トリュフの名産地で、世界中からトリュフファンが訪れます。
イベント期間中は、採れたての白トリュフを使った料理や、地元の特産品が並び、ワインと一緒に秋の味覚を楽しむことができます。
ヴェネツィア・カーニバル(Carnevale di Venezia)
毎年2月から3月初旬に開催されるヴェネツィアのカーニバルは、世界で有名なカーニバルのひとつです。
仮面と豪華な衣装に包まれた人々が街中を歩き、水上パレードや「天使の飛翔」と呼ばれる、天使がワイヤーで舞い降りる伝統行事があり、街全体が華やかなムードになります。
サン・マルコ広場では仮装コンテストもあり、世界中から観光客が押し寄せます。
イタリアを観光する際に注意するべき服装のマナー
ファッションの国イタリアへ行くなら、オシャレも楽しみたいですよね。
イタリア旅行の服装で、注意しておいた方がいい点がいくつかあるので、以下のポイントを押さえながら洋服選びを楽しんでください。
露出を控える
教会や宗教施設では、肩や膝が出る服は禁止されている場合があります。
ドレスコードのある高級レストランも露出が高い服はNGな場合があるので、ノースリーブやミニスカートは避けておくのが無難でしょう。
防犯対策は万全に
スリやひったくりが多いイタリアでは、リュックサックはおすすめしません。
斜め掛けでファスナーがついているバッグを、常に目が届くところにかけておきましょう。
ひと目でブランド品とわかるものも避けた方がよいでしょう。
履きなれた歩きやすい靴で
イタリアは石畳が多いので、ヒールのある靴よりも、スニーカーやフラットシューズがおすすめです。
高級レストランへ行く場合は、カジュアルなものは避けておいた方がいいので、つま先が開いていないパンプスを荷物に入れておくといいでしょう。
夏は日除けグッズを忘れずに
特に南部へ行く場合、夏は日本よりも紫外線が強くなります。
日焼け止めに加えて、帽子やサングラス、UVカット仕様の上着があると心強いでしょう。
イタリアには日傘をさす文化は無いので、他の日除けグッズで対策するようにしましょう。
ベストシーズンにイタリア観光を楽しもう
エリアによって気候や景色、文化の異なるイタリアは、季節や場所を変えて何度も足を運ぶ観光客が多い、人気の旅行先です。
ベストシーズンは春と秋ですが、夏や冬ならではの伝統的なイベントもあり、一年を通して旅行を楽しむことができます。
北部、中部、南部それぞれに人気の旅行スポットがありますが、旅先の気候を事前に調べた上で、準備を万全にして、快適なイタリアの旅を満喫してくださいね。
◇経歴(英語を使用した経歴)
英米語学科卒業
米国企業の日本法人でマーケティング、事業戦略等を担当
現在はフリーランスのライター、戦略アドバイザー
◇資格
TOEIC 935点
◇留学経験
学生時代、米国ワシントン州のESLと大学に約半年間留学。
現地の学生と相部屋の寮生活とホームステイを経験しました。
◇海外渡航経験
米国企業での勤務中、3カ月間のプロジェクトでワシントン州本社にて勤務。
現地のアパートでひとり暮らしを経験し、仕事の傍ら海外生活を満喫しました。
出張で米国の他の州や、欧州、アジアへ行くこともあり、世界中の社員やクライアントとの交流を楽しみました。
◇自己紹介
学生時代の海外経験や米国企業での勤務経験を活かして、海外生活や英語学習に関する記事を執筆しています。
異文化交流や海外の教育に興味があり、コミュニケーションツールとして日々英語を学んでいます。
海外に行きたい方や、英語のスキルアップをしたい方の参考となるような記事をたくさん書いて、新しいチャレンジをする際のサポートができるとうれしいです。