英語の仮定法はConditionalsで制す!複雑な仮定法もシンプルに理解できる方法。

最終更新日:2019-05-19

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数ある英文法の活用形の中で、仮定法が苦手という人は少なくないでしょう。

学校のテストでも、
「仮定法が範囲になっているとげんなり・・・」
となっていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そう言う私も仮定法の説明はよく意味がわからないと思っています。

しかしそんな私でも、仮定法に当たる文法は使いこなして英会話でも使っています。

それにはイギリスの語学学校で習った
“Conditionals”という文法用語が役立っています。

実は仮定法はConditionalsというもので覚えた方がずっとシンプルでわかりやすいのです。

そこで今回は、仮定法をとてもシンプルに“Conditionals”という言葉で覚える方法と使い方をご説明していきます。

 

Conditionalsとは

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Conditionalとは、条件という意味のConditionから来ている言葉です。

日本語に直すなら「条件文」や「条件法」ということになるでしょうか。

Conditionalsには、0から3まで種類があります。

 

Zero Conditional

Zero Conditionalと呼ばれるものは、例えば下記のような文章のことです。

If you drink a lot, you get drunk.
(もしたくさんお酒を飲んだら、酔ってしまうよ。)

If+動詞の現在形, 動詞の現在形
「もしそれをしたら、そういう結果になる」ということを表現する文章です。

 

ただしこのタイプの文章については、If文を習うときに出てくる基本的な文章で、「仮定法」でみなさんがつまづいてしまう内容ではありませんので、詳しい説明は割愛します。

それでは、First ConditionalからThird Conditionalと呼ばれる、日本語で英語を習うときに「仮定法」として習う文法についてみていきましょう。

 

First Conditional

First Conditionalは起こり得る未来

First ConditionalもZeroと同じく、If文を習うときにも出てくる文章です。
まずは例文から見てみましょう。

If it rains, I will stay at home.
(もし雨が降ったら、家にいることにします。)

If you go to the party, I will go with you.
(もし君がパーティーに行くなら、自分も一緒に行くよ。)

 

If+動詞(be動詞含む)の現在形, willを使った未来形
というのが、First Conditionalの形になります。

これは起こり得る未来についての仮定です。

これらの文章では、条件節の「雨が降る」や「あなたがパーティー」に行くなども未来の話になりますが、Ifの後にwill文を持ってくることはありません

これは、ifもwillも可能性を示すための言葉なので、重複して使うことはないためです。

他のConditionalsでも、ifの後ろに可能性を表すwillやwouldは入らないということは基本ルールになります。

このFirst Conditionalはすでによく使うという人もいるでしょう。

 

Second Conditional

英語学習者が仮定法でつまずき始めるのは、このSecond Conditionalからが多いようです。
まずは例文を見てみましょう。

If I had a lot of money, I wouldn’t be working.
(もしたくさんお金があったら、働いてないよ。)

If I were you, I would just do it.
(もし自分が君だったら、それをやるだろうよ。)

If+動詞(be動詞含む)の過去形,助動詞 would文
というのが、Second Conditionalの基本形になります。

 

これは、実際には起こり得ないことについての仮定・推量です。

動詞の時制を過去にすることで、現実から距離があるイメージ=起こり得ないというのを表しています。

普通はすぐにお金持ちになることはありませんし、他人には絶対なれませんよね。

例文のように、
「もしもそんなことになったら、こうするよ。」
という気持ちを表すのが、Second Conditionalということになります。

 

ちなみにIf I were youという文章は、友達に相談を受けたときなんかによく使う表現です。

「自分が君の立場だったら、こうするよ。」という意見を言うようなときにとても使えます。

しかしこの文章、何か変ですよね。

なぜ主語がIなのに、wereと来ているのか不思議に思う人もいるでしょう。

これは、ネイティブにも説明がつかないそうなのですが、恐らく絶対に起る可能性がないことと、youという部分が関係しているのではないかとのこと。

あまり難しいことは考えずに慣用表現ということで、“If I were you…”と丸覚えしてしまいましょう。
そしてIf文ではありませんが、下記のような文章もSecoud Conditionalの仲間になります。

I wish I was prettier.
(もっと可愛ければよかったのに。)

I wish my mother was much happier.
(お母さんがもっと幸せだったらよかったのに。)

実現しないことについて、
「もっとこうだったらいいのに」
「もしこうだったらよかったのに」

というような願望を表すときには、
I wish + 過去形
の文章を使います。

これも一緒に覚えておくと、Second Conditionalの雰囲気・ニュアンスが理解できるのではないでしょうか。

 

Third Conditional

最後は私も未だにたまに使うときに、つまってしまうことのあるThird Conditionalです。

とても使い勝手はいい文章なのですが、文章が長くなりがちな点が覚えにくいという人もいるでしょう。
まずは例文をいくつか出してみます。

If you had helped me, I would have been finished much earlier.
(もし君が助けてくれたなら、もっと早く終われたのに。)

If I hadn’t told a lie to my mother, she wouldn’t have been angry with me.
(もしお母さんに嘘を付かなかったら、お母さんは怒らなかっただろう。)

If she hadn’t been late, we would have been on time.
(もし彼女が遅れなかったら、私たちは時間どおりだったのに。)

 

If+過去完了形→would have+過去分詞
というのがThird Conditionalの基本形です。

Secondまでと比べて、急に難易度が上がったと思いませんか?

このThird Conditionalについては、現在完了や過去完了などの作り方をマスターしていなければ、難易度が非常に高くなってしまうので、まだ完了形がよくわからないという人は、まず完了形をマスターしてください。

 

Third Conditionalはすでに終わってしまったことについて、
「もしこうしていたら(こうだったら)、こうなっていたのに」
というようなことを表すときに使います。

「過去について、事実とは違うことが起きていたら、違う結果になっていた。」というような感じです。

ちなみにThird ConditionalでもI wishが使えます。

I wish I hadn’t told a lie to my mother.
(お母さんに嘘をつかなければよかった。)

I wish I had been on time.
(時間通りに来れたらよかったのに。)

「実際にはお母さんに嘘をついてしまったけど、そんなことしなければよかった。

「実際には遅刻したけど、時間通りにこれたらよかった。
というような気持ちを表す文章になります。

 

文脈から感じ取るのも大切!
構えずに仮定法のニュアンスを掴もう

First ConditionalからThird Conditionalまでご覧いただきましたが、
「やっぱりなんだか難しいな・・・」
と感じている人もいるかもしれませんね。

でも、自信を無くす必要はありませんよ!

日常的な英会話の口語で登場する仮定法は、英検や試験英語で登場する仮定法ほど難しくはありません。

なぜなら、前後の文脈で話の方向性がつかめるので、話し手が
「仮定の話をしているな」
「実現できなかったことについて話しているな」

というのは、仮定法の文自体が正しく訳せなくてもちゃんとわかるのです。

 

Conditionalの考え方を参考に、仮定法の世界を大まかにつかんだら、あとはif節を見ても構えることなく柔軟な頭で捉えることで、仮定法に対する心のハードルを低くしていきましょう!

一方で、自分で実際に使っていくとなると、やはり文の構造や作り方が分かっていなくてはなりません。

ConditionalはFirstからSecond,SecondからThirdにステップアップするにつれて時制を一つずつ過去にずらしていくという特徴もありますので、シンプルにそういった切り口で理解しておけば自分でも文章が作りやすくなります。

とにかく難しく考えたり苦手意識を持ったりすることなく、まずは使ってみましょう。

 

まとめ

Third Conditionalについては、まだまだ難しいと感じる人もいるかもしれませんが、「仮定法」として勉強するよりは、わかりやすいのではないでしょうか。

活用の幅が広がると、とても便利なConditionals。

日本語でも「もし~だったら・・・」と実現不可能な話をすることはよくありますから、やはり仮定法が自由自在に使えるかどうかで会話の広がりが全然違ってきますよね。

中級レベルまでの人は、まずはSecondまでしっかり文法ポイントを押さえ、実際に使う練習をしておくことで、聞く側・話す側共に対応できるようになりましょう。

中上級レベルに達している人は、Third Conditionalにもチャレンジして、さらに英語力を高めていきましょう!

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