英語で資料をうまく作るコツ!【プレゼンテーション編】

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英語でのプレゼンテーションの準備の仕方、基本編!

プレゼンテーションなら日本語ですることも大変なのに、まして英語でするとなれば、誰もが緊張してしまいます。緊張すれば、余裕もなくなり最悪の結果に陥ってしまう可能性も高くなります。そこで、まず初めに、腹をくくりましょう。日本語から英語へ言葉を変えるなら、考え方や気持ちのチャンネルも英語チャンネルの考え方や気持ちに変えてしまうのです。

英語を話す時には、英語チャンネルの考え方や気持ちに自分を変えることが非常に重要です。英語チャンネルの考え方や気持ちに変えるということは、アメリカ人やイギリス人に自分もなりきろうとすることです。まるでネイティブの俳優のようにプレゼンテーションというパフォーマンスに懸命に取り組んでいるあなた、つまりノンネイティブのあなたの姿をネイティブの聴衆が見れば、感動が起こるはずです。

私も初めて英語でプレゼンテーションをやらされた時は、頭が真っ白になり、どのようにプレゼンテーションを終えたのか覚えていませんでした。しかし、プレゼンテーションは慣れれば、余裕が出てきます。今回は、英語でプレゼンテーションをするためには、資料の作り方も踏まえ何をすれば効果的なのかを考えてみたいと思います。

英語を話すなら、日本語チャンネルから英語チャンネルに自分を変えよう!

日本は、ほぼ単一民族、日本人で構成されている国です。そして、正反対のアメリカは、移民が集まり構成されている国です。この二つの国の状態は、少し難しい英単語を使用して次のような英文で表せます。

Japan is a homogeneous society with few minority groups.
「日本は、少数民族が殆どいない同質性の高い社会です」

USA is a heterogeneous society with many ethnic groups.
「アメリカは、たくさんの少数民族がいる異質性の高い社会です」

日本は、同質性の極めて高い社会ですから、同じ日本人同士ならお互いの気持ちが理解しやすいと言えます。しかし、他の国なら事情が大きく異なります。もし、その国が異質性の高い社会の国なら、しっかりしたコミュニケーションを取らなければ、お互いを理解することは難しいでしょう。

日本語でよく使われる表現、「以心伝心」や「一を聞いて十を知る」は、日本人同士がコミュニケーションをとる場合には使えても異質性の高い国の場合にはまず使えないでしょう。

ここで、それを物語る面白い動画をご紹介しましょう。それは、1986年のアメリカ映画、「Gung Ho」の中の2分程度の短いクリップです。アメリカの片田舎の町に自動車工場を誘致してもらおうと、日本の自動車会社に主人公のアメリカ人がやって来ます。

そこで、彼は、自分の町を売り込むために英語でプレゼンテーションを試みます。ところが、その場に10人以上いる日本人重役連中たちは、沈黙を決め込みます。アメリカ人は、人と話す時、沈黙を極端に嫌います。そこで、誰も何も話さないのにたまりかねて、主人公がこう質問します。

“Do you speak English? I’m just curious.”
「英語は、話されますか、ちょっと好奇心からお尋ねしています」、

すると、ここで初めて重役の一人が答えます。

“We all speak English. Continue, please!”
「我々は、皆英語を話します。続けて下さい」

この動画では、大げさな演出がされているのは事実です。もし英語が話せるのなら、10人以上いる重役連中の中から、一人くらいは気を使い相槌を打つなり、何らかの言葉をかけると思うのですが、全くの沈黙が続くのです。確かにアメリカ人からだけではなく、世界の多くの人から日本人は寡黙な民族だという印象を持たれていると思います。しかし、寡黙では英語で外国人にプレゼンテーションをするのは不可能なのです。

この動画の中で、聴衆の沈黙に打ち勝とうと次から次へいろいろなことを話しているアメリカ人の主人公のように話しを続けて、ご自分のプレゼンテーションを一つのパフォーマンスとしてやり遂げなくてはいけません。その意味で、英語を話す時にはアメリカ人を演じてくださるように強くお勧めします。そして、ご参考のために下記で動画をご覧ください。

動画は、下記のYou Tubeのサイトでどうぞ。

Gung Ho (1/10) Movie CLIP - Japanese Board Meeting (1986) HD
https://www.youtube.com/watch?v=7trB7i2xpfc&list=PL1A232ED3E18BB447

効果的なプレゼンテーションの準備の仕方!

効果的だと思うプレゼンテーションの準備の仕方を箇条書きにしてみました。

・今回のプレゼンテーションは、何についてか、そのタイトルとプレゼンテーションの目的を明白に自分自身が理解できていることを確認します。

・どのような聴衆がプレゼンテーションに参加するのかを確認する。そして、その聴衆をイメージしながらリハーサルをします。

・プレゼンテーションの最も重要なメッセージは何かを確認し、それに合わせて序論、本論、結論の組み立てを考えます。これにより重要なメッセージを3回繰り返して聴衆にアピールできます。またそれに合わせて資料をしっかりと作っていきます。

・誰にでも理解されやすい言葉を使い、進行もシンプルな展開をこころがけてプレゼンテーションを進めていきます。

・プレゼンテーションにかける時間は、15分から長くても20分以内をこころがけ、スライドは多くても20枚以内にします。

・フォントのサイズは、聴衆に見せる媒体ごとに十分なサイズを考えます。私は、フォントならArialが好きで、こればかりです。

・視覚的にアピールするプレゼンテーションが好まれます。多用するのは逆効果になりますが、イメージ画像、グラフやビデオなどが効果的です。色彩を少し変ええるだけで、かなりイメージが変わりますので、何色か試してみて最終的な色を決めることをお勧めします。

・プレゼンテーションを行う場所を上手く使えるようにします。狭い場所なら狭いなりに自分が目立つように、広くて大きな場所なら、ビデオスクリーンや映写機の周りを歩き回りながらジェスチヤーも大きくして聴衆にアピールします(15分か20分のプレゼンテーションなら、俳優のように素敵なパフォーマンスを演じてみましょう)。

プレゼンテーションで使ってみたい英語表現!

プレゼンテーションで使ってみたい短くて力強い英語表現を箇条書きにしてみました。

1.挨拶の部分

Good morning (afternoon, evening) ladies and gentlemen. And thank you so much for your coming today.
「今日は、皆さん、そして、今日はお越しいただきありがとうございます」

Hello (to) everyone! And thank you so much for your coming today.
「皆様今日は、今日はお越しいただきありがとうございます」

Welcome (to) everyone! And thank you all very much for coming today.
「皆様ようこそ、今日はお越しいただき大変ありがとうございます」

2.自己紹介

My name is Ken Inoue and I am delighted to be here today to talk about our newly invented product “Super Quick”.
「私の名前は、井上ケンと申します。私どもが新しく発明しました「スーパークィック」という製品を喜んでご説明させていただきます」

My name is Ken Inoue and I am responsible for the sales department of ABC Company.
「私の名前は、井上ケンと申します。私は、ABC会社の販売部の責任者でございます」

3.プレゼンテーションの導入部

Today I am here to talk to you about our newly invented product “Super Quick”.
「本日、私は、私どもが新しく発明しました「スーパークィック」という製品をご説明するためにここにおります」

In today’s presentation, I I’d like to introduce our newly invented product “Super Quick”.
「本日のプレゼンテーションでは、私どもが新しく発明しました「スーパークィック」という製品をご紹介したいと思います」

My presentation is in three parts.
「私のプレゼンテーションは、3部からなります」

I’ll start with … .
「…から話し始めましょう」

Firstly I will talk about … .
「まず第一に…から話させていただきます」

4.展開、本論と結論に展開する時

Now let’s move on to … .
「さて、…に進みましょう」

Now I’d like to move on to … .
「さて、…に進ませていただきたい」

5.結論

I’d like to conclude by …
「…により、結論とさせていただきたく思います」

To summarize, I …
「要約させていただきますと、…」

Well, that brings us to the end of the final section. Now, I’d like to summarize by …
「さて、これで結論部分の最後となりました。さて要約をさせていただきたく…」

こんなところですね。
参考にして資料等の準備をして頂ければと思います。

英語のプレゼンテーションは、無料で使えるTEDで学ぼう!

誰もが無料で使えるTED (Technology, Entertainment, Design)では400以上のトピックに関する2400以上(2017年5月現在)の動画講演会が視聴できます。インターネットに繋がっているパソコンの前に座れば、いつでもどこでも2400以上のプレゼンテーションをみることができるのです。トランスクリプトも用意されていますので、リスニングだけではなく、英語でのプレゼンテーションの技術も学べます。

TEDは、1984年に設立されました。設立当時は少人数向けのサロン的な講演会でしたが、インターネット上で講演会そのものを2006年から無料動画配信するようになり視聴者が急速に増えました。TEDのプレゼンテーションのテーマは400以上もあり、毎日そのプレゼンテーションの数は増加しています。

ですから、あなたが興味を持つテーマも必ず見ることができるはずです。そして何よりも、プレゼンターの素晴らしさです。TEDでは世界中から選ばれた一線級の専門家による究極のプレゼンテーションが視聴できます。IT企業創業者、米国元大統領やノーベル賞受賞者など、本当に豪華な顔ぶればかりです。

TEDを利用して英語のプレゼンテーションの様々な技術を学ぶことができます。それは、プレゼンターの着こなし、ジェスチャー、話し方(速さ、抑揚、間の取り方や声の大きさ)、歩き方、そして進行のやり方や肝心の内容などです。ただ、あまりにも動画が多すぎてあなたが必要とするテーマのプレゼンテーションに出会えない。確かにそんな問題があります。

そこで、2400本以上のプレゼンテーション動画の中からあなたが必要とするものを探す方法を箇条書きで次にご紹介しましょう。

  • 公式サイトに進みます。
  • 画面上のWATCH にカーソルを合わせます。
  • TED Talksをクリックします。
  • 2400+ talks to stir your curiosity、Find just the right one の画面が出ます。
  • 左真下のSearch talks…の欄に英語でキーワードを入れて直接的に検索するか、
  • Topics 欄から自分の好みのトピックを選びます。
  • Durationの欄でプレゼンテーションの長さも選ぶこともできます。

「英語でのプレゼンテーションの準備の仕方、基本編!」のまとめ

まずは、TEDであなたが興味を持つトピックの短いプレゼンテーションを選び、トランスクリプトをコピーします。それは、ある種の映画の脚本のようなものです。最初は、10分から15分のものでいいでしょう。どんな英単語やセンテンスを使っているのかに注目します。そして、それを分析してご自分がしてみたいプレゼンテーションの構想の参考にします。

それから、今回ご説明した「プレゼンテーションで使ってみたい英語表現」とあなたがTEDのプレゼンテーションの中で特に注目した英語表現を組み合わせて、ご自分がしたいと思うプレゼンテーションの脚本を作成していきます。聴衆の反応なども意識しながら最初はコピーのようなものでも構いません。とにかく、非常にシンプルな脚本を作成してきてください。

これを何本かやれば、少しずつコツが分かるようになります。後は、プレゼンテーションの長さを20分くらいまで伸ばせるように努力します。それから、何よりも大切なのは、初めに申し上げたように、英語を話すならネイティブチャンネルに切り替えられることです。どうぞ、音読の反復練習をしてご自分の発音が聴衆に十分に理解してもらえるように努力してください。今回は、最後までありがとうございました。

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