英語を学習する上で知っておきたい、おすすめの勉強法5選!

英語学習をしていると時々、行き詰まったり、やる気を失ってしまうことがありませんか。何かを学ぶということは簡単ではありません。

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英語の勉強をスムーズに続けるために必要なこと

得意分野から始めよう!

「英語学習」と一口に言っても、その意味は多岐にわたります。というのも、あなたも恐らく聞き馴染みがあるかと思いますが、英語の4技能として「リスニング、スピーキング、ライティング、リーディング」と呼ばれるものがあります。得意不得意も含めて、どの分野から勉強していくのが英語学習をスムーズに続けていく上で必要なのでしょうか。

私の経験上、ずばり「自分の好きな順序で勉強すること」が最も学習効果の高い方法だと考えています。
具体的に述べていきます。例えば、普段から読書をたくさんする人。本を読むのが好きな人。このような人は「本を読むことが好き」であり「本を読むことに慣れている」わけですので、その延長線上で、「英語の本を読むこと」つまりリーディングから英語学習をスタートするのが効率的かと思います。
よく考えてほしいのですが、世の中には本を読むのが嫌いな人も居るわけです。そんな中であなたは本を読むのが好き=得意なわけですから、これも一種のスキルとして考えましょう。既に持っている本を読むスキルを活かして英語学習をしていくのが始めやすく効果的かと思います。
同じ理屈で、音楽を聞くのが好きな人は「リスニング」から始めれば良いですし、文章を書くのが好きな人は「ライティング」から始めれば良いかと思います。そして、人と話すのが好きな人、よく独り言を言う人、物事を考えるのが好きな人は「スピーキング」から始めると良いでしょう。
4技能のうちどれが難しい、易しいなんていうことは考える必要ありません。自分が日本語で慣れている得意な部分、好きな部分を活かすことが英語学習をスムーズに続ける上で重要です。
どこから始めても最終的には全て1つに繋がります。これが英語学習の面白いところです。なので取っ掛かりとしては「得意なところから始める」のがハードルが低く、且つ楽しんで出来るので良いかと思います。英語学習と聞くと、「文法を覚えなきゃ・・・」とか「単語を覚えなきゃ・・・」とか、そんなことを考えただけで吐き気がしてくる方も居ると思いますが、最初はそんなこと考える必要ありません。ロールプレイングゲームで職業を選ぶような感覚で「私は音楽聞くのが好きだからちょっとリスニングをやってみよう!」と軽い気持ちで始めてみれば良いかと思います。

次に、選んだ英語の技能毎にどの様に勉強をしていくか書いていきます。

1.リスニングを選んだ場合(音楽等を聞くのが好き)

洋楽の歌詞を和訳してみる

洋楽を聴いて歌詞を和訳してみましょう。海外サイトなどで英語の歌詞を手に入れて、先ずはわからない単語を調べて、文法事項が分からなければそれも調べましょう。そして自分なりの日本語訳を完成させましょう。
答え合わせをするときは、公式の日本語訳と照らし合わせても良いですし、
有名な洋楽であれば既に文法レベルで和訳をしている人がいてネット上に歌詞が上がってたりしますので、それを参考にして「文法」と「単語」を学びましょう。
そして内容把握した後は、歌に合わせて発音の練習もしてみましょう。
また、下記のような、洋楽を聴いて穴埋めをしていくようなサイトもありますので利用してみると良いでしょう。

Lyrics Training
http://www.lyricstraining.com/

映画を見てみる

海外の映画(洋画)を見ることもリスニングの1つかと思います。
最初に日本語音声で一度見て内容を理解した後に、次に英語音声と英語字幕で見て、
聞き取れなかった所、わからなかった所は文法レベルで理解するようにしてみましょう。
(場合によっては英語音声、日本語字幕のパターン等で映画を見てみましょう)
そして聞き取れなかった言葉については真似をして発音してみましょう。

Podcastを聴く

英語のPodcastを聴いて、勉強をしましょう。
BBCの6 minutes Englishや、CNNのCNN10などが有名なところでしょう。
上記が難しい場合は、TOEICが提供しているEnglish upgraderや、英会話教室のGabaが提供しているG Style English シチュエーション別英会話などの日本語解説のあるPodcastを聴くのも良いでしょう。
どのプログラムが良いかは好き嫌いが分かれるところかと思いますので、ご自身で一度手当たり次第に聴いてみて良さそうな物を聴いて勉強しましょう。
「英語 podcast」「リスニング podcast」などと調べればたくさん出てきます。
そしてわからないところが出てきたら必ず調べて、発音も真似をして練習して下さい。

2.ライティングを選んだ場合(文章を書くのが好き)

英語の日記を始めてみる

簡単な英文からで良いので、英語で日記を毎日書くところから始めてみましょう。
「これ、英語でなんて書けば良いんだろう」という、分からない単語や文法事項が必ず出てきます。そういう場合、今はネットで検索すれば用意に回答が出てきますのでそちらを参考にして簡単な日記を書いていきましょう。
CHINAMIさんの書いたこちらの記事も参考にしてみて下さい。アプリを使った英語日記の作成方法などについて書かれています。

https://nativecamp.net/blog/study/12209

3.リーディングを選んだ場合(本を読むのが好き)

洋書を読んでみる

本を読むのが好きなあなたは、洋書を読んでみることから始めてみましょう。
ここでポイントが1つありますが、最初から難しい洋書を読まないで下さい!
多くの人の挫折ポイントですが、最初からハリー・ポッターやロード・オブ・ザ・リングの原作を読もうとしないで下さい。何故かと言うと「難しすぎる」からです。例えばハリー・ポッターの場合、ハグリッドの言葉が方言として英語で表現されており、初心者の方が学習をする上で、正しい英語が何なのかというのを学ぶ妨げになります。(方言なのか正しい英語なのか訳が分からなくなるということです)
ですので、洋書から英語を勉強する人にお勧めなのは「児童書」を読むことです。Curious George(おさるのジョージ)など、日本で有名な英語の児童書から読み始めるのがオススメです。何故かと言うと、児童書は簡単な英語で書かれているからです。その為初心者の方でも読みやすく、「私、英語の本が読めている!!」という気持ちいい感覚になることができます。それをモチベーションにして、どんどん読む本のレベルを上げていきます。

多読に挑戦

「洋書を読んで見る」と関連した内容になりますが、少し特殊な読書法になるためカテゴリを分けます。
これは私も学生時代に実践をしており、半年でTOEICのスコアを260点UP(500点→760点)にした方法なので是非やってみてほしいのですが、世の中には「Graded Readers(グレイデッド・リーダーズ)」と呼ばれる洋書がありまして、簡単に説明すると、英語レベルに合せて文法と単語(語彙)を調節して書き直された本のことです。出版社によってレベル分けは異なるのですが、だいたいLV1~LV6に分かれており、自分の語彙力や文法力にあわせてレベルを選んで読んでいきます。レベルが上がると本の中で使われる単語(語彙)と文法のレベルが上がり、一冊の分量(ページ数)も増える。という構図です。
往年の名作、ヘミングウェイの『老人と海』(The Old Man and the Sea) の原作を読もうと思ったら、ある程度の英語力が必要ですが、このGraded Readersであれば、簡単な単語と文法で書き直されているので、とっても読みやすい。というわけです。チャールズ・ディケンズのクリスマスキャロルなど、名作が簡単な単語と文法で読めるので、もちろん内容の濃さは原作に比べたら劣りますが、楽しく読めるかと思います。まずはLV1から始めてどんどんレベルを上げていくと良いでしょう。
尚、多読については様々なメソッドがありますので別の記事で書いていきたいと思います。(私がやっていたのは100万語多読というやつです)
それまで待てない方はご自身でお調べ下さい(笑)

4.スピーキングを選んだ場合(話をするのが好き)

独り言英会話をしてみる

最初は自己紹介からでよいので、独り言で声に出して自分自身に話しかけてみて下さい。
私の名前は~年齢は~職業は~住んでいる場所は~ など、英語で自分で発しているうちに
これ、英語で何ていうんだろう?と表現できないことが見つかると思います。
そしたらしめたものです。ネットで調べて言えるようにして下さい。
これを繰り返すことによって単語力と文法力、そしてスピーキング力も向上するでしょう。

学習理論を学んで見る

何かを習得するということには継続が必要です。

継続するためには努力が必要です。

努力するためにはやる気が必要です。

やる気を維持するためには根性が必要です。

こうなってくると、いわゆる根性論となってしまいそうですが、

今回は根拠のない根性論ではなく、いかにやる気を起こさせるか、いかに効率よく学ぶかを心理学に基づいた学習理論、忘却理論で勉強をスムーズに行う方法をご紹介したいと思います。

英語をより早く習得するための5つの勉強法

動機付け(モチベーションをあげる)方法

バラス・スキナー(1904-1990)は、ある行動をした結果、環境がどう変化したか、を経験することによって、環境に適応するような行動を学習することを発見しました。

これらの反応は学習理論の『オペラント条件づけ』として体系化されました。

オペランオ条件付けの基本となる考え方は、

行動→刺激を与える→行動の頻度が増加する。

『犬にしつけをするために、おすわりをするとエサを与える』という場合、

1.犬におすわりをさせる(行動)

2.ご褒美としてエサを与える。

3.犬はおすわりをすればエサがもらえると思い、おすわりをするようになる。

また、日常生活の例としては、

例)お手伝いをした子供にお小遣いをあげる。

お手伝いをした ⇒ お小遣いをもらった ⇒ お手伝いを率先して行うようになった

何か自分の取った行動が、良い結果に繋がることがわかった時、ひとは率先してその行動をとるようになります。

では、行動主義心理学のなかから英語学習のモチベーション維持に使える方法をご紹介します。

トークンエコノミー法

トークンエコノミー法とは、特定の行動を増やしたり強化するために報酬を与え、報酬が一定の量にたまったらより具体的な報酬を与える方法です。オペラント条件付けの応用になります。

その代表例がスーパーなどのポイントカードです。ある一定のポイントがたまると、金券や商品に変えることができます。

なかなか行動が続かないという方は、このトークンエコノミー法を使いましょう。

やり方は、以下の手順です。

(1)続けたい行動を決める。

(2)ポイントが溜まった時のご褒美を決める。

(3)実行し、ポイントを貯める。

では、これを英語学習に当てはめてみましょう。

以下は、参考例です。

【目標】毎日一回オンライン英会話レッスンをする。

【ポイント】一回レッスンをするごとに1ポイント獲得。

      休んだ場合は3ポイントマイナス。

【報酬】10ポイントたまるごとに、ご褒美としてショートケーキを食べる。

普段、ケーキは誕生日や記念日など特別な日にしか食べない方が多いですよね。

そこで、英語学習を10回したという自分の頑張りが達成された日を特別な日にしてしまいましょう。

もちろん報酬を得るための回数や報酬は自分で自由に変えてください。

スモール・ステップ法

スモールステップ法とは、最初から高い目標を掲げるのではなく、目標を細分化し、小さな目標を達成する体験を積み重ねながら、最終目標に近づいていく方法のことです。
簡単にできることから徐々に難易度をあげていき、詳細に細かいステップに分けることで、「できるという感覚」や「成功経験」を積み上げていく方法です。

例えば、甲子園に行きたいという高校球児がいたとします。

しかし、実際に彼の通う学校は毎年、県大会の1回戦で負けていたとします。

この場合、甲子園に行きたいという目標設定が間違っているというほかありません。

大きな目標を持つことは大切ですが、それが現実とあまりにかけ離れている場合、それはただの叶わない夢でしかないのです。

彼が持つべき最初の目標は、県大会の一回戦で勝つことであり、その目標を達成する喜びを経験することが、さらなる目標の高みへのモチベーションに繋がるのです。

では、英語学習に当てはめてみましょう!

【最終目標】日常英会話をマスターする

【スモール・ステップ】

(1)挨拶の言葉を覚える。

(2)自分の簡単な自己紹介ができるようになる。

(3)単語帳を買って1日5個ずつ単語を覚える。

(4)文法のテキストを買って1日1ページ進める。

(5)1日1回はオンライン英会話で勉強する。

例をあげればキリがありませんが、

ポイントは、「ひとつのステップはできるだけ負担の少ないものを」ということです。

設定した目的をまでの道のりを具体的に列挙してみましょう。

マイペースの原理

マイペースの原理とはその名の通り、自分のペースを大切にして学習を進めるということです。

自分の能力に応じて、適したペースで学習することが大切なんです。

最高のパフォーマンスを発揮できるように個人が自由に時間を使い学習することで高い効果が得られます。他人の目を気にしたり、周りと比較するのではなく、自分のペースで継続することが大切なのです。

オンライン英会話では、レッスン時間やレッスン内容も自由に設定できます。
マイペースを大切に取り組みましょう!

効率良く復習する

さて、効率のよい学習法とはいかがでしょうか。

ひとは物事を忘れてしまう生き物です。

では、皆様は、英語学習の復習をするときにどこから始めますか。

ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウス(1850-1909)は、かつて記憶と忘却の研究・実験を行いました。

彼が導き出した理論が『忘却曲線』です。忘却曲線とは、ヘルマンによって導かれた、人間の脳の「忘れるしくみ・過程」を曲線で表したものです。

縦軸は記憶の保持率(どのくらい覚えているか)、横軸は時間です。

ひとは何かを学んだとき、

・20分後には58%を覚えている。(42%忘れる)

・1時間後には44%を覚えている。(56%忘れる)

・9時間後には36%を覚えている。(64%忘れる)

・1日後には38%を覚えている。(67%忘れる)

・2日後には28%を覚えている。(72%忘れる)

・6日後には25%を覚えている。(75%忘れる)

・31日後には21%を覚えている。(79%忘れる)

忘却理論に基づけば、何かを学んだたった一時間後ですら、44%という半分以下しか覚えていないのです。

忘却は24時間までを境に急激に進み、その後は穏やかな経過を辿ります。

例えば、2日後に28%を覚えており、一ヶ月後は21%を覚えています。

この結果から導き出される結論とは、

復習をする場合は、24時間以内にすることがもっとも効率的である。

ということです。

例えば、二日後に復習をするのならば、一週間後、半月後、一ヶ月後に行っても、覚えている内容の期待値はほとんど変わりません。つまり、古いものの復習はいつやっても同じだということです。

つまり、一番新しいものからできるだけ早く復習をすることがもっとも効率のいい復習の仕方になります。

また、20分後にひとは58%を覚えています。

例えば、オンライン会話ネイティブキャンプのレッスンは25分です。

忘却理論に基づけば、一回のレッスン終了後(25分後)に終わったレッスンの内容を復習することこそがもっとも記憶量が多いときに行う復習になります。

ただ、復習には時間がかかります。

時間が無限にあれば、毎日復習すれば忘れずに済むでしょう。

しかし、現実の実生活では学習時間に費やせる時間に限りがあります。

効率的に覚え直す方法はないのかと様々な研究がなされてきました。

それらの研究を総括すると、50%を忘れた頃に覚え直すのがもっとも効率がよいと言われております。

期間で表すと、

1日後、3日後、7日後、30日後、90日後に再学習するのが効果的です。

これにより、勉強時間を短縮でき、最適な形で知識を定着させることができます。

先ほどの学習理論を英単語の暗記に当てはめて見ましょう。

例えば30個の英単語を覚えるために一時間の時間が与えられました。

もっとも効率の良い覚え方とはいかなるものでしょうか。

(1)1時間丸々使って単語を覚える。

(2)15分間暗記に取り組み、他のことをする。その後、30分後、1時間後、寝る前などと15分間だけ何回かに分けて取り組む

もちろん、答えは(2)です。

こまめになんども取り組み、忘却を取り戻すことこそが、記憶の定着(暗記)に繋がります。

机に向かうだけが英語の勉強ではない

机に向かって勉強することだけが英語の勉強ではありません。

音楽を聞く

英会話(ネイティブキャンプ)などを使用し、楽しみながら英語力を伸ばす

映画を観る

机に向かって勉強すること以外でも、楽しく英語を勉強してみてください。

おしまい

英語学習は一朝一夕では身につきません
時には挫折を経験することもあるでしょう。

でも、そんな時は今回ご紹介した方法をお試しください。

最後に、オンライン英会話ネイティブキャンプオススメの勉強をスムーズに進める方法をご紹介します。

それは、

誰かに相談することです。

ことわざに『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』という言葉があります。

『英会話をマスターしたいが、何から始めればいいか分からない』という方は、誰かに聞いてみるというのもおススメです。

実体験や専門の知識を持った人の話は本当に参考になりますよね。

『でも英語の専門家なんて知らない』という方に朗報があります。

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