誰でも手軽に楽しく英語学習!漫画から生きた英語を学ぼう!

マンガ

英語学習において最大の敵は「モチベーションの低下」、いかに学ぶ意欲を失わずにコツコツと続けることができるかどうかが最も大切です。せっかく英語のレベルが上がっても、学習から遠ざかればどんどん忘れていきます。

今回は、日常生活の中に手軽に英語を取りこむ方法として、英語マンガの多読をオススメしたいと思います。

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外国人もよく知っているマンガ

Japanese Manga and Anime は、Tempura、Sushi、と同様に広く海外でも知れ渡ってきました。

特にジャンプマンガ(NARUTO,BLEACH,DRAGON BALL etc.)は外国人と話していてもとてもよく耳にする単語です。

もちろん日本語で読んでいるだけでも共通の話題として盛り上がることができますが、細かいシーンなどの描写は英語版のマンガを読んでいると非常に外国人に伝えやすくなります。外国人とのコミュニケーションに関わらず、人との会話にあると嬉しいのが共通性。お互いがよく知っている話題を話すと初対面でも打ち解けやすくなりますよね。

どんなマンガを読めばいいの?

もともと日本語で読んだことのあるマンガでもいいですし、まったくストーリーを知らないマンガでも構いません。「知っているストーリーをまた読んでもな~…」という人は全く知らないマンガに挑戦してもいいですし、「この表現は英語でどうやって言えばいいんだろう?」と気になる人は、すでに知っているマンガを読んでもいいです。どちらの方が、楽しく自分の時間を過ごせるかをまずは考えてみて下さいね。

また、初めのうちは、専門性の低い日常系のマンガが読みやすいと思います。言いかえると外国人と日常会話をするのによく使う言葉が詰まったマンガということです。機械やロボット、激しい頭脳戦が繰り広げられるマンガは専門用語も多いので少し難しいですが、挑戦してみるのもおもしろいかもしれませんね。

マンガによっては使われている単語や読みやすさなどをレベルで表示しているものもあります。特に「ALL AGES LEVEL “A”」と表記されているものは全年齢対象のためとても読みやすくオススメです。分厚い洋書を何日間もかけて一通り読み終えるよりも、毎日30分~1時間スラスラマンガを読んだ方がフレーズも文章も頭に残りやすいです。

教科書では学べない生きた英語

基本的にはキャラクターがしゃべる描写が多いので、文語よりも口語の比率が圧倒的に高くなります。教科書や参考書のようにキチッとした文章よりもやや砕けた表現が多く、しっかりと文法や文章を学んだ人にとっては「ん?」となることもあるでしょう。しかし、ネイティブはなんの違和感もなくそういった表現を使いこなしているのも事実。海外での生活や海外旅行をする時には覚えておいて損はありません。

実際にどんな口語表現があるのでしょうか?少しだけご紹介します。

Hafta = (I) have to~の略語
Lotsa = lots ofのさらに砕けた表現
Beats me = よくわかんない、全然わからないよ
Please pardon my intrusion = お邪魔しています、ごめんください
Went back to sleep = 二度寝
Watch the house for me = 留守番しててね
Not a chance = とんでもない、そんなわけない(=absolutely not/no way)
I sure do = もちろん!当然だ!

他にも倒置表現や強調表現などリアルに感情を乗せた英語表現がたっぷり。教科書通りの英語表現だけしか見ていない人にとっては新鮮に感じるものも多いのではないでしょうか。

Am I angry!= 俺すごく怒ってる!
So do I= 私もだよ!

感情の抑揚をつけているため、通常の英文とは並びが変わった倒置表現。

What’s thiiiis?= これな~~~んだ?
It’s soooo nice= すっっごく素敵だよ!

感情や気持ちを強調する表現もたくさん使われています。

こういった表現は、日常会話だけでなく、SNS上でもとてもよく見られます。オフィシャルな場でなければ、とても使い勝手が多いので知っておいて損はありません。

楽しく英文多読

わからない、聞きなれない英語も出てくるかもしれませんが、最初はまず最後まで読み進めてしまいましょう。ゆっくり読んでも1冊読み切るのに1時間もかからないと思います。

例えマンガとはいえ、英文で書かれた本を1冊読み切る!この達成感をまずは味わって下さい。そして楽しみましょう。

英単語を覚える、日本語で書かれた参考書を読む、こういった勉強ももちろん大切ですし必要です。しかし、マンガを1冊読む、その時間は英語だけに触れている時間。日本語の解説もなければ、単語・熟語リストもありません。純粋に英語だけに触れる感覚を楽しんで下さい。

英語のインプット、アウトプットの比率についてもよく話題になりますが、大前提としてどちらも量が圧倒的に足りていない人がほとんどだと思います。職場で英語を使わない人は、1日のうち8時間以上は英語にふれず日本語だけを使って生活することになりますし、学生においても、インターナショナルスクールや専門的な学校に行かなければ、週に限られた英語の授業以外はほとんど日本語だけを使う環境の中で生活しています。

だからこそ、少しずつでも毎日英語を学習する、生活の中に英語を自然に取りこむことが重要!ただし、ストレスが溜まってしまったり、モチベーションが下がってしまっては持続するのも困難。無理せずに楽しんで英語学習を続けましょう。

少し話が逸れますが、私は英語マンガに加え、英語アニメも併用しています。マンガだけでは足りないリスニングを補っている感じです。北米版のアニメDVDなどは国内版に比べ、安く購入できるのでこちらもオススメです。アニメの設定をしっかり把握して反映させているものだと、登場人物によって英語の訛りを変えている作品もあるので、様々な種類の英語を聞くことができます。イングリッシュサブタイトルの有無も通常の海外映画と同様に選択できるものもあるので、それぞれのレベルに合わせて楽しく学習することが可能です。

なんだか、オタクっぽい内容ですが、全ては楽しく自然に英語学習を日常生活に取りこむため!1日の生活の中に当たり前のように英語が存在する、それだけで英語能力はグングン伸びていきます。

最後に… 音読のすすめ

みなさんが普段マンガを読むときに声を出して読むことはあまりないと思います。

しかし、もし可能であれば、英語マンガを見ながら、声に出して読んで下さい。あとでわからない表現や英単語を調べる時にもうまく発音できなかったものに関しては、音声も一緒に確認しましょう。

読めない言葉は覚えることができないし、まして自分のものにして使いこなすことは絶対にできません。マンガを読んでいる中で、どういうシチュエーションでどの表現を使っているのか、自分がその状況になった時に同じように外国人に話しかけることができるかどうか、表現の意味、発音方法と一緒に考えてみて下さい。

さらに余裕がある人は、でてきたフレーズを自分の生活に置き換えて使いやすい文章を考えてみましょう。

例えば、〇〇(キャラクターの名前) give me ××(マンガ上のアイテム)

○○の部分は自分の友人や家族、もしくはmeをyouやhimに変えて〇〇をIにしてもいいでしょう。××の部分は自分が実際にもらったものなどを思い浮かべてみましょう。

Kazuya gave me a present. (かずやは私にプレゼントをくれた。)

文章の構造や書き方はマンガに載っています。あとは、生活の中で使うものを英単語で覚えて必要な箇所に当てはめるだけ。

Can Tom come to school today? (トムは今日学校に来れますか?)

友達にトムもいないし、学校に行くかどうかを尋ねることもない、目にした文章をそのまま覚えるのではなく、自分に合った表現方法に変えて、どんどん英語を使っていきましょう。