go withの意味とは?ネイティブスピーカーが頻繁に使ってる実は「便利な言葉」

go withとは?ネイティブスピーカーが頻繁に使ってる実は「便利な言葉」

「go」と言えば「行く」という意味の単語。「go to 場所」としてセットで覚えている方も多いのではないでしょうか?

実は「go with」という使い方もネイティブが使うフレーズとして一般的で、いくつかの異なる使い方があります。

そこで今回の記事は、「go with」の代表的な4つの使い方を、例文を混じえて紹介したいと思います!

ネイティブスピーカーが頻繁に使ってる「便利な言葉」は実は多い

学校で習った英語や問題集に出てくる文章だけだと「何だか会話をするときにぱっと使える言葉があまりないな・・・。」と思っている方もいるのではないでしょうか?海外の映画やドラマ、またはyoutubeなどのチャンネルで聞く自然な会話に使われるフレーズをもっと知りたいと思います。

実はネイティブスピーカーは同じ1つのフレーズを使い、様々な言い回しを使っているのです。

今回は、その中の1つとして「go with」の4つの使い方や、意味やニュアンスを例文と共に解説していきます。

このフレーズを覚えておけば会話のバリエーションが増えるので、ぜひ参考にしてみてください。

go with の使い方1:~と合う

まずはじめに解説するgo withの意味が「〜と合う」や「似合う」です。I’ll go with you.の意味はあなたと一緒に行くよ、になりますので少しややこしいですが、何度も使って慣れていきましょう。あくまでも、go with itとしての意味は、何かと何かのモノが合うときに使えます。マッチしている、ぴったり合っていると言いたいときに使えるフレーズは覚えておくと便利です。 さっそく、例文を紹介します。

This necklace goes with your dress.

このネックレス君のドレスと合うね。

のように、「A go with B」( AはBと合う)という表現です。

食べ物やファッション、デザインや場の雰囲気など、2つの組み合わせの相性がよいものに使い、あらゆるシーンで用いられます。

とてもよく似合うと意味を強調したいときは、goes withの前にreallyを持ってきて「really goes with」としたり、間にwellを入れて「goes well with」と表現します。

(例文)

Edamame and Karaage go well with beer.

枝豆と鶏の唐揚げはビールによく合う。

These pumps go with your skirt.

このパンプスはあなたのスカートと合いますよ。

This venue really goes with weddings.

この会場は結婚式を行うのにぴったりだ。

Black T-shirts go well with anything.

黒色のTシャツは何にでも合う。

これらの例文のように、似合うの英語はgo withで表現できることをしっかり覚えましょう。

go with の使い方2:選ぶ

2つ目に解説するのが、go withで表す「選ぶ」になります。選ぶというときの単語にはもちろんchooseがありますが、go withは習慣的な言い回しであるイディオムです。

I’m going with a chocolate ice cream.

私はチョコレートアイスにします。

のように、「go with something」で「(複数の選択肢の中から)選ぶ」という表現です。

「~を選ぶといいよ、~にするといいよ」と人にすすめるときには「You should go with 〜」「私だったら~にするな」というときは「I’d (I would) go with 〜」と言うことができます。

(例文)

I’m going with an iced coffee.

私はアイスコーヒーにしよう。

I’m going with red.

(どの色にするか聞かれて)赤色にするよ。

You should go with these pants you’re wearing now rather than the ones you just tried on.

さっき試着したものより今履いてるパンツの方がいいよ。

You should go with this book if you want to learn that theme.

そのテーマを学ぶならこの本にするといいよ。

I would rather go with things that are expensive and high in quality.

私だったらむしろ高くて質がいいものを選ぶな。

go with の使い方3:~に同調する

3つ目に解説するのが、「同調する」と言いたいときのgo withです。友達同士でも仕事関連でも、自分の意見を伝える必要があるシーンがあります。そんなときに使えるgo withです。

have to go with him.

私は彼に同調します。

のように、「have to go with (人)」は「(人)に同調する」という意味です。

複数の人たちのいくつかの意見を聞いた上で、その中から〇〇(人名)に同調するというときに使い、「〇〇に同調せざるを得ない」というニュアンスがあります。

このときは「have to」と「go with」をセットにして使うのがポイントです。

I have to go with him on this one.

この点では彼に同意せざるを得ない。

のように「on this one(この点では)」と付けて、「いくつか意見がある中でこの点においては」のように付け加えて使われることが多いです。

(例文)

I have to go with Tom on the opinions brought up so far.

これまでに上がった意見の中ではトムに同調する。

I have to go with Rina if safety is a factor we consider.

安全面を考慮すればリナの意見に同調する。

I know what the residents say, but we have to go with the government.

住民の言いたいこともわかるけれど、行政の意見に同調せざるを得ない。

We have to go with Micheal on that one.

その点ではマイケルに同意せざるを得ない。

She is so smart. I always have to go with her.

彼女はとてもかしこい。いつも彼女に同意せざるを得ない。

go with の使い方4:流れに身を任せる

4つ目に解説するのが、go with the flowの形にした英語表現です。ネイティブたちが頻繁に使うフレーズですので、ぜひgo withの使い方を例文で理解してください。

I’ll just go with the flow..

私はその場の流れに合わせるよ。

のように、身の周りで起こる出来事に身を委ねることを意味する表現です。「I’ll go with the flow」「Let’s go with the flow.」のように、「go with the flow」をひとかたまりで使うのが特徴です。I’ll go with=I will go withですね。

基本的にポジティブな意味合いで使われ、周囲の意見に足並みをそろえるときにも用いられます。また、おおらかな人の性格を表すときにも使われます。キリキリして、自分のやり方だけを通そうとするのではなく、無理をしない感じですね。

(例文)

I’ll go with the flow.

(どこに遊びに行きたいか聞かれて)みんなのノリ合わせるよ。

Let’s stay here and go with the flow.

流れにまかせて、とりあえずここにとどまっていよう。

There’s nothing I can do, so I’ll go with the flow.

私にはどうしようもできないから流れにまかせておこう。

Nick is the type of person that always goes with the flow.

ニックは流れに身を任せるタイプです。

go withのそれぞれの類語

ここでは、上で解説した「go with」のそれぞれの意味の類語も紹介していきます!

〜に合う

1つ目に解説した「~に合う」という意味の「go with」の類語として、「match」と「suit」があります。

これらの違いとして、「go with」と「match」は「ものがものに合う」というときに使うのに対し、「suit」は「ものが人に合う」ときに使われます。

(例文)

This shirt matches this jacket.

このシャツにはこのジャケットが合う。

This shirt really suits her.

このシャツは彼女によく合っている。

また、のように「A look good on 人」という表現もよく使われるので覚えておきましょう。

Your new hat looks good on you.

あなたの新しいハットはよく似合ってます。

You got this jacket? Looks really good on you!

このジャケット買ったの?あなたにとてもよく似合ってるよ!

選ぶ

2つ目に解説した「選ぶ」という意味の「go with」の類語として「choose」と「pick」があります。

「choose」は文書でも会話でも使われますが、「go with」と「pick」は主に口語で使われることが多いです。

(例文)

Please pick one you like from these.

この中から好きなものを選んでください。

I chose my words carefully when I was explaining to her.

彼女に説明する際に注意深く言葉を選んだ。

〜に同調する

3つ目に解説した「~に同調する」という意味の「have to go with 」は、複数の意見の中で1つの意見に同調するときに使いますが、単に相手の意見を聞いて「あなたの意見に同感です」と言いたいときには「I’m with you.」と表現します。

(例文)

A: Don’t you think so?

そう思わない?

B: I’m with you.

同感です。

流れに合わせる

4つ目に解説した「流れに合わせる」という意味の「go with the flow」「the flow(流れ)」が使われますが、「the tide(潮)」も使うことができます。

また、類語として「do it like everyone else does it」があります。これを直訳すると「みんながやっているのと同じようにやってごらん」という意味で、同じく流れに身を任せるというニュアンスになります。

(例文)

Don’t worry too much. Just go with the tide.

心配しすぎないで、流れに身を任せてごらん。

You'll be able to do it once you get used to it, so you should go with the flow.

慣れればそのうちできるようになるから、まずは流れに身を任せればいいよ。

意外に便利な「go with」を使いこなそう

では今回の記事のまとめです!

・「A go with B」は「AはBと合う」

・「go with something」は「(複数の選択肢の中から)選ぶ」

・「have to go with」は「複数の意見を聞いた上で〇〇(人名)に同調せざるを得ない」

・「go with the flow」は「流れに身を任せる」

ネイティブがよく使うフレーズを色々みてきましたが、いかがでしたでしょうか?

今回は「go with」を中心に解説していきました。

他にも「go 形容詞」や「go for 〜」など、様々な「go」の使い方があるので、この機会にぜひ調べてみてください。

もし使い方がいまいちわからないという方は、ぜひネイティブキャンプのオンラインレッスンも活用してみてください!


■関連記事