「sweet」や「tea」の意味とは?意外な意味を持つ英単語

「sweet」や「tea」の意味とは?意外な意味を持つ英単語

「sweet」や「tea」など、誰もが聞いたことのある基礎英単語。

ほとんどの人が意味を即答できるほど日本ではメジャーな英単語ですが、実はみんなが知っている意味とは全く違う意味で使われていることがよくあるんです。

今回の記事では、実は意外な意味を持つ英単語をまとめて紹介していきます!

実は多い?teaやsweetなど意外な意味を持つ英単語

「tea」と聞いて、何を思い浮かべる?

「tea」という単語を聞いたとき、ほとんどの人が「お茶」を頭に思い浮かべると思います。

しかし、イギリスやオーストラリアでは「tea」は「夕食」という意味で使われることがあります。特に、早い時間に食べる軽い夕御飯のことを指します。

さらに、海外Youtuberやネット記事などで「spill the tea(=直訳では「お茶をこぼす」)」というスラングを聞いたことがありませんか?

これは「(何かについて)ゴシップする・噂話をする」という意味で使われています。この場合の「tea」は「バラされたくない秘密事・ゴシップ」という意味となります。

「sweet」=「甘い」だけじゃない

もう1つ例を挙げてみましょう。

日本で「sweet(スイート)」という単語は、一般的に「甘い」という意味で使われることが多いですよね。

カタカナ英語で「スイーツ」と読んで、甘いお菓子を指す時にも使われるほど日本人に浸透している言葉だと思います。しかし、この「sweet」にも、別の意味があるって知っていましたか?

例えば、「sweet」には「優しい・親切な」という意味もあります。

誰かが優しい親切な行動をした時に、「You’re so sweet(あなたって優しいね)」と褒めたり労ったりします。

また誰かに何か良い事が起こった時、「That’s so sweet.(素晴らしい!いいね!)」と声をかけることもあります。

ここでの「sweet」は、「cool/awesome(かっこいい、すごい)」のような単語と同じニュアンスで使われています。

このように誰もが知っている有名な基礎英単語なのに、あまり日本人には知られていない意味を持つ基礎英単語はたくさんあります。

「tea」や「sweet」は代表的ですが、その他にも英会話で使える意外な意味を持つ英単語がありますので、まとめて紹介していきます!

実はポジティブな意味をもつ英単語一覧

nail

「nail」には「爪」以外にも、「うまくやる」という意味があります。

You nailed it!
やったね!

うまくいった時や何かをやり遂げた時に、相手を褒めるために使うフレーズです。

hot

「hot」はセクシーで大人な魅力を持つ人に対して、褒め言葉として使われることがあります。

女性に対してのみ使われると思われがちですが、男性に対しても使えます。日本語だと「イイ女/男、イカしてる」という表現に近いかもしれません。

He looks really hot with glasses.
彼、メガネをかけたらとてもステキだね。

neat

「neat」は「整った」という意味の形容詞ですが、「すごい、良い」という意味でも日常的に使われます。カジュアルに相手を褒めたい時に使える便利な言葉です。

That’s pretty neat!
すごくいいね!

move

動詞で「動く」ですが、「be + moved」で「感動する/感激する」という意味にもなります。文字どおり、「(心)動かされる」というからですね。

I was moved to tears by that movie.
あの映画を見て泣きました。

fire/on fire

SNSなどで絵文字付きでよく見かける「fire」と言う単語。ここでの「fire」は「cool」と同じようなニュアンスで「最高」という意味で使われます。

They are going to set the stage on fire tonight.
今夜は彼らが会場を沸かせます。

stunning

「stun」は「気絶させる」という意味の動詞ですが、形容詞の「stunning」は「すばらしい・驚くほど美しい」という意味になります。

「beautiful」よりくだけたカジュアルな口語表現で、よく会話で使われるため覚えておいて損はありません。

We enjoyed a stunning view on the top floor.
最上階で素晴らしい景色を堪能しました。

sick

「病気の/気持ち悪い」という意味の「sick」には、「魅力的・カッコイイ」という意味もあります。「cool/crazy」と似たニュアンスでカジュアルな表現です。

This song is sick!
この曲すごくイイ!

killer

キラーといえば「殺し屋」という意味で、物騒なイメージがありますが、日本語の「ヤバい」と同じような使い方で使われることもあります。「cool」「awesome」「sick」とニュアンスは同じです。

Those shoes are killer!
この靴かっこいい!

他にも「killer」は「めちゃくちゃ難しい」という意味で使われることもあります。

I just finished my killer final exam.
死ぬほど難しい学期末試験終わったよ。

Yes

こちらはなんとなくイメージできるかもしれませんが、「Yes!」と一言で「やったー!」といった喜びを表現できます。ぜひこぶしを握って、感情を噛み締めるイメージで呟いてみてください、ネイティブスピーカー感が出ます!

Yes! It’s finally complete!
よし!やっと完成した!

実はネガティブな意味を持つ英単語一覧

Potato

「couch potato」で「ごろごろしている人、怠け者」という意味にもなります。またネットスラングで「potato quality」というと、画質が低かったりピントが合ってないような動画に対して使われます。

Stop being a couch potato!
だらだらしないで!

roast

日本語でローストとは、肉などを焼く時に使う言葉ですが、スラングで「からかう」という意味もあります。自分がからかわれた側の時は「get roasted」と受け身にします。

I used to get roasted for watching cartoons.
カートゥーンを見てよくからかわれていた。

shade

「影・日陰」という意味ですが、「悪口・批判」という意味もあります。

アメリカで使われるスラングでは「throw shade on 〜(人)」で「(遠回しに/さりげなく)小バカにする、悪口を言う、けなす」という意味になります。

Don’t throw shade on your classmate.
クラスメートの悪口を言わないで。

screw

スクリューは「ネジ」という意味ですが、日本語でも、おかしかったり考えがぶっとんでいる人のことを「頭のネジが外れてる」と言いますよね。

それと似たような表現で「頭がおかしい、イカれている」ことを「a loose screw(緩んだネジ)」と表現することがあります。また「screw up」で「台無しにする」「ヘマをする」という意味にもなります。

Don’t let emotion screw up your decisions.
感情で決断をしないように。

nuts

「nuts」は「ナッツ(木の実)」を表しますが「おかしい、クレイジーな、狂っている」という意味のスラングにもなります。「Are you nuts?」は「おかしいんじゃないの?」「大丈夫?正気か?」といった訳になり、悪口や侮辱に近い言葉です。

Don’t talk to him. He’s nuts.
彼と話さないほうがいいよ。頭がおかしいから。

その他:日常で使える意外な意味をもつ英単語一覧

book

これは有名ですが「予約する」という意味があります。

Did you book the tickets?
チケットの予約は済んでいますか?

company

「company」=会社と思いがちですが、実は「一緒に連れている人・仲間」が元々の意味です。

I have company.
来客があります。

line

「line」と聞くと線、ラインを思い浮かべますが、「列・行列」という意味があります。

I’ve been waiting in line for an hour to get in the store.
店に入るのに1時間も列に並んでいる。

Kick

「蹴る」という意味の「kick」ですが「靴(この場合は複数形:kicks)」を意味するスラングとしても使われます。


I’m going to treat myself to a new pair of kicks.
自分へのご褒美に新しい靴を買うよ。

wig

髪の毛の「ウィッグ」以外にも「(ウィッグが吹っ飛ぶくらい)びっくりするような、驚きの」という意味もあります。ネットで使われることが多いようです。


My wig flew away!
超ヤバい!

steal

「盗む」という意味の単語ですが「激安」「お買い得」と表現する時にも使えます。

What a steal!
なんてお買い得なの!

意外な意味を持つ英単語を覚えて、おしゃれに使いこなそう!

誰もが知っているのに意外な意味を持つ英単語、いかがでしたでしょうか?

有名な単語だからこそ、固定観念があって違う意味があるとは気づかない時も少なくありません。そのため文章の意味を取り違えてしまったり、内容が理解できず「?」状態に陥ってしまうこともよくあります。

しかし、このような単語やフレーズは非常に頻繁に会話で使われ、使いこなすことができるとかなりネイティブスピーカーに近づけるかもしれません!

ちょっとでも「あれ?」と思ったら、そのまま流さず辞書やネットで調べてみること。

その積み重ねで語彙数が増え、全体的な英語力もアップしていきます!知っている単語でも、「もしかして違う意味があるのでは?」と疑う気持ちを忘れずに、英語学習、頑張っていきましょう!