英語の基本的な前置詞の覚え方!意味や使い方をわかりやすく解説

preposition

この記事をご覧になっている方は、「前置詞はたくさんありすぎて、どうやって使い分けるのか難しい……」「辞書で意味を覚えたけど前置詞の使い分けができない・・・」
とたくさんの前置詞があるために、それぞれ使い方や言い回しに迷っているかと思います。

今回は、前置詞が苦手でどうやって使えば良いのかわからない方に、基本的な前置詞の使い分けや意味、覚え方をわかりやすく解説します。

前置詞をマスターして使えるようになりたい方は必見ですよ。

 

 

前置詞とは?英語で前置詞が必要な理由

そもそも「前置詞」とはなんなのでしょうか。
ここを理解しないとすんなりと頭に入らないのでまずは「前置詞」とはなにか説明したいと思います。

前置詞とは、文章をつなげるときに使う言葉です。
日本語でいうと「〜に」「〜の」「〜で」「〜のために」「〜の前に」などたくさんの前置詞があります。前置詞を使うことでより、文章のイメージが付きやすくなります。

前置詞はたくさん種類があるので、今回はその中でも日常的によく使われる前置詞を紹介します。

■今回ご紹介する前置詞一覧

  • 「in」〜の中に
  • 「at」〜に、〜で
  • 「on」〜に、〜の上に
  • 「to」〜へ
  • 「from」〜から

前置詞は難しいですが、イメージをして覚えるとわかりやすいですよ。
※「前置詞とは、文書をつなげる言葉」というと、接続詞と混乱する方もいるかと思いますが、前置詞と接続詞の違いは下部に記載します。

それでは、順番に解説していきますね!

 

英語の基本的な前置詞の意味とその使い方

英語でよく使われる前置詞の意味と使い方

 

1:前置詞「in」の意味・使い方

よく前置詞に使われる「in」
その使われ方の1つが、「〜の中に」という意味で、何かが中に入っているイメージです。

◎例文
I’m in the car.
(わたしは車の中にいます。)

場所を示すことができる前置詞でもあります。
また、場所だけでなく期間を表すときにも使うこともできます。

<inがよく使われる期間や時間の例>
・年 in 2019(2019年に)
・月 in January(1月に)
・季節 in spring(春に)
・時間 in the morning / in the evening (その朝に / その午後に)

2:前置詞「at」の意味・使い方

「at」は、場所を表す前置詞としてよく使われています。
ですので、場所を表す前置詞で「in」か「at」どちらを使うか迷う方が多いです。

<「at」と「in」の使い分け方>
・「at」はある一点を指すイメージです。
 ※地図上に一点場所をさす場合に使われます。
・「in」はさきほども説明したように建物やその場所の中にいるイメージです。

◎例文
I’m in the hospital.
(わたしは入院しています。)
I’m at hospital.
(わたしは病院にいます。)

このようにinとatでは、意味が変わってきます!

<「at」は時間を表すこともできる>
特定の短期間や時間を使う時に使われる。

◎例文
The meeting is at one clock.
(会議は1時です。)

3:前置詞「on」の意味・使い方

よく文に使われる「on」は、ものが何かの上に乗ってあったり、面に接しているイメージです。
学校でよく使われる代表的な意味が「〜の上に」です。

◎例文
My cup is on the table.
(私のコップはテーブルの上です。)
The clock on the wall.
(壁の掛け時計)

※よく勘違いされるのは「on」は〜の上だけと思われがちですが、面に接している状態を表現するため壁でも壁の上ということで面に接しているので「on」を使います。

<時間を表す「on」>
みなさんご存知の方がほとんどだと思いますが、「on」は場所だけでなく時間を表すこともできます。

よく使われているのが、
・曜日 on Monday(月曜日)
・日付(何月何日) on the first January(1月1日)
・記念日や誕生日 on my birth day(私の誕生日)

イメージとしては、カレンダーの日付に月曜日やその日付が面に接してあると思うといいですよ。

「in/at/onの時間や日付の使い方の違いって何だろう?」とごちゃごちゃになってしまわないようにポイントをまとめてみると・・・

・in (年、月、時間)in 2019 /in January→長めの期間を表す
・on(日、曜日)on Monday→一定の期間
・at(一点のポイント)at the moment→特定の時間

逆三角形のイメージで、in>on>atと時間の長さも違います。

4:前置詞「to」の意味・使い方

「to」は、位置を表すin/at/onとは違い、「動作がある方向に向かい目的地に到達するイメージ」で動作を表す前置詞です。

◎例文
I go to a park.

(公園に行く。)
to→park というイメージで公園に向かって到達するイメージ

<人に対して使われる「to」>
I will give this to my mom.
(ママにこれをあげる。)

「give」は与えるという意味なので、私からあなたへたどり着いてあげるというイメージでtoが使われます。

「あれ?forでも使えそうだけど、forとtoの違いってなんだろう?」と疑問にふと思いますよね。

<forとtoの違いとは・・・>
・give以外でも動詞がshow/teach/tellなどの2人以上でする動作は「to」を使います。
また、目的地に向かって最終到達しているときはtoを使います。

・動詞がbuy/make/cook/choose/find/get/lentなど1人でもできる動作はforを使います。
目的地の到達をイメージするtoとは違い、forは目的地に向かっているもののまだ目的地に到着していない状態です。

◎例文とポイント
I have a present for you.
(あなたに渡したいものがあります。)
→プレゼントを持っているけど、まだ相手に渡していない状態
   目的に到達していない

I’ll give this to you.
(あなたにこれをあげるね。)
→プレゼントをあげる
   目的に到達した

いかがですか?なんとなくイメージがつきましたか?
イメージができるようになると「この場合はto、今回はfor」と使い分けができますよ。

5:前置詞「from」の意味・使い方

さきほど紹介した「for」や「to」は目的地に向かっていくイメージでしたが、「from」はその反対で目的地から離れていくイメージです。

「〜から」と日本語で訳されますよね。

◎例文
目的地から離れていく「from」
I came here from Osaka today.
(わたしは今日大阪からきました。)

開始時間などを表す「from」
We will play tennis tomorrow from 1pm.
(わたしたちは明日1時からテニスをします。)

発祥や期限を表す「from」
I heard the news from her.
(わたしはそのニュースを彼女から聞いた。)

 

大学入試によく使われる前置詞と接続詞は?

大学入試によく使われる前置詞

 

英語はテスト入試などでも使われるので、英語の試験の前置詞や接続詞はどのくらいのものかレベルなど気になりますよね。

結論から言えば、前置詞、接続詞はたくさん種類がありますが、数に限りがあるので意味をすべて覚えた方がいいです。

また、二語からなる二重前置詞(up to / as forなど)や三語以上からなる群前置詞(as soon as / by far of / with the exception of)を覚える必要もあります。

さて、「前置詞と接続詞の違いが分かりづらい・・・」と疑問に思っている方も多いと思います。

そこで次は、前置詞と接続詞の違いと覚え方について見ていきましょう。

前置詞や接続詞の違いとは

前置詞は基本的に、名詞や名詞句の前につき名詞にいろんな意味を修飾します。

前置詞+名詞 
I came here for this party.
(わたしはこのパーティーのためにここにきた。)

接続詞の場合は、基本的に接続詞の後に主語(S)+動詞(V)がきます。
節と節を繋げることができるものです。

I watched TV while I was eating dinner.
(わたしは夕食を食べながらテレビを見てました。)

意味が同じの前置詞・接続詞

意味が同じでも使い方が違う前置詞と接続詞、覚えてないとややこしいので覚えてしまいましょう!

接続詞 / 前置詞
・while / during  〜の間
・although / despite / in sprite of にもかかわらず
・because / because of ので、だから、のおかげで
・unless / without 〜でなければ

◎例文
I don’t go out today (because) it’s rainny.
→接続詞
I don’t go out today (because of) rainny.
→前置詞
(わたしは雨だから今日外に出ません)

同じ意味ですが、後ろに何がきているかで使い方が違います。
しっかりと覚えて文によって使い分けましょう。

接続詞と前置詞両方で使える単語

全く同じ単語ですが、前置詞と接続詞どちらにも使える単語を覚えておくと大変便利ですよ。

例えば・・・
・before(〜の前)
・after(〜の後)
・until(〜まで)
・as(〜のとき)

◎例文
I will study English after dinner.
→前置詞
I will study English after I eat dinner.
→接続詞

 

英語の前置詞はイメージ理解が大切

前置詞は難しいですが、しっかり意味を覚えて使い方のイメージができると理解が深まり、使い分けができるようになります。

そして理解が深まったらひたすら参考書などの問題を解きましょう!

特に「in / on / at」の使い分けができると英文を書くのにも自信がつきますよ。
みなさんの勉強がはかどって、英語がもっと好きになりますように。

また、しっかりとインプットをした後は、アウトプットの練習をして使いこなせるようにしましょう。実際に使えないと意味がないですからね!

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自分のレベルに合わせてぜひチャレンジしてみてください!


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