「What do you think?」と「How do you think?」の違いと正しい使い方とは?

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「What do you think?」と「How do you think?」に違いがある?

さて問題です! 日本語の「どう思う?」「どう思いますか?」を英語で表現する時に「What do you think?」と「How do you think?」のどちらを使うと思いますか?

正解は「What do you think?」です。

どうして「What do you think?」でなければならないのでしょうか?今回は「What do you think?」と「How do you think?」の違いと使い方を説明していきたいと思います。 

「〜をどう思いますか」の英語表現で正しいのは?

「どう」または「どのように」と聞きたい時には「how」を使って表現する、と習い、そしてそれを覚えている人が多いと思います。

なので、「どう思う?」というのを英語で言う場合、「How do you think?」とつい言いたくなってしまうのもうなずけます。

しかし、これはとても不自然です。より自然な言い方としてネイティブスピーカーは「What do you think?」を使います。

日本語の「どう思う?」は、英語では「What do you think?」と覚え、考えることなく反射的に言えるようにしましょう。

なぜ「How do you think?」は不自然なのでしょうか? 「What do you think?」と「How do you think?」のどちらが正しいのかわからなくなる理由には大きく2つあります。

1つ目は、「How」を学校で「どう」や「どのように」と覚え、日本語に惑わされてしまっていること、2つ目は「How」と「What」の持つ単語のニュアンスの違いを理解していないこと、です。

日本語の「どう思う?」は、相手の考えや意見を聞いています。

「What」は「何」という具体的な答えを、質問を投げている相手に求めています。なので直訳すると「あなたは何を考えていますか?」という意味になり、「どう思う?」と相手の考えや意見を聞きたい場合に最適な文となります。

一方「How」には「方法や手段を尋ねる」というニュアンスが含まれています。このため、「How do you think?」と聞かれた時に、「どんな方法を用いて考えているのですか?」という意味になり、ネイティブスピーカーは「え?何?ん?どんな方法となると、脳で考えているから、脳みそ使って考えているということなのか!?そう答えていいのか!?」と、混乱してしまうようです。

また、もし「How do you think?」と聞くと「自分で考えればわかるでしょう?」といった嫌みなニュアンスを含んだ質問だと思われてしまう場合もあります。このため状況によっては相手に対して失礼な印象になります。

さてそれでは具体的に使い方をみていきましょう。

ちなみに「What do you think?」(どう思う?)だけでなく、「What do you think about/of〜? 」など、いろいろ展開することが可能です。それぞれ以下に回答例もつけた例文を挙げます。

会話で提案した後につける「What do you think?」の使い方

A:Where should we go for lunch?

ランチはどこに行く?

B:We should go to the new Italian restaurant. What do you think?

新しいイタリアレストランに行こう。どう思う?

A:I think it's a great idea.

それは素晴らしい考えだと思う。

このように会話で何かを提案した時、その後に「What do you think?」(どう思う?)と聞きます。

「What do you think〜?」への答えは「I think that〜」の形で返答することが多いです。ちなみにこの「that」は省略できます。他にもこれ以外の答え方もあります(以下の例文中の答え方を参考にしてください)。

また「どう思った?」「どう思いましたか?」と尋ねる場合はdoを過去形didにします。上記で新しいイタリアレストランに行った二人が食べ終わった後に以下のように使えます。

A:I think this restaurant was very delicious. What did you think?

このレストランはとてもおいしかった。どう思いましたか?

B: I feel the same way.

同感です。

「〜をどう思いますか?」という「What do you think about/of〜? 」

thinkの後にaboutまたはofをつけて、より具体的に「〜をどう思いますか?」と聞くこともできます。about/ofは前置詞なので後ろには、名詞や代名詞、動名詞などがきます。

例えば新しい先生がやってきました。熱心な先生のようで、生徒たちは好意的に迎えているようです。

A:What do you think about the new teacher?

新任の先生のこと、どう思う?

B:She teaches us passionately. I think that she's a very good teacher.

彼女は私たちに熱心に教えてくれるね。とても良い先生だと思うよ。

上着を新調しようと友人と一緒に買い物に来ています。とても気に入った一着を試着して友人に見てもらいました。

A:What do you think of this jacket?

このジャケットどう思う?

B:Looks good on you.

とてもよく似合っているよ。

アルバイトの面接が迫っているあなた。自己分析をするために自分のいいところを友達から教えてもらっています。

A:I have to discover my strong points. So, what do you think about me?

自分の強みを見つけないといけないの。で、あなたは私のことをどのように思っている?

B:I think you're a nice person and a hard-working, diligent, patient, honest person.

感じがよい人で、努力家で、勤勉で、忍耐強く、真面目な人だと思うわ。

「What do you think about me?」とほぼ同じ意味で「What do you think of me?」という言い方もあります。

「What do you think is〜?」「What do you think 〜 is?」の文法と使い方

下の2つの文章があります。いずれも「do you think」は文中に挿入されている形です。それぞれどう違うのか説明していきましょう。

①What do you think is good for him?

彼には何が似合うとあなたは思いますか?

②What do you think this is?

あなたは、これは何だと思いますか?

①と②では「is」の来ている位置が違います。これは「what」の役割が違うためです。①のWhatは主語で、②のWhatは補語です。

①のWhatの後に「do you think」が挿入されています。これを外すと下記のような文になります。

What is good for him?

彼に似合うのは何ですか?

この文の場合、「What」が主語で「good」が補語となっています。そして「あなたは何だと思う?」という表現にしたい場合「do you think」を挿入すればいいわけです。

②の文章もやはり「do you think」が挿入されていますが、「do you think」を除くと「What this is?」となり、これは文としては成り立ちません。

「What」が補語のためです。「What is this?」という順番すれば普通の疑問文になります。

逆に言うと、補語を尋ねる疑問文に「do you think」を挿入する場合は、「do you think」の後が肯定文の語順に戻り、「What do you think this is?」になるということです。

「How do you feel/like?」は正しい英語表現か

「〜をあなたはどう思いますか」の英語表現は「What do you think about〜?」以外にも「How do you feel about〜?」「How do you like〜?」などで言い表すことができます。

「え? "What"を使わないの? "How"は使ってはいけないと言わなかった?」と混乱してしまいますが、「feel」や「like」を用いて表現する場合はWhatではなくHowを使います。混同しないように、しっかり音読暗唱して覚えましょう。

では使い方を見てみましょう。

A:How do you feel about seeing a movie ?

映画に行きませんか?

B:That sounds good! I've always wanted to see that movie.

それはいいね!私もずっと観たいと思っていたの。

A:How do you like your new job?

新しい仕事はどう?

B:Actually, it's not very good. 

実を言うと、あんまりよくないの。

過去の話として「〜はどうだった?」と尋ねる場合は「do」を「did」にします。

A: How did you feel about her idea?

彼女のアイデアについてどう思いましたか?

B: In my opinion, her idea was great.

私の意見では、彼女のアイデアはよかったと思う。

ニューヨークに旅行にでかけていた同僚に対して、

A:How did you like it there?

ニューヨークはどうでしたか?

B: I enjoyed every single minute.

大変楽しく毎日を過ごしたよ。

まとめ

いかがでしたか?

日本語で「どう」というと「How」を思い浮かべてしまう人も多いかもしれませんが、日本語に引きずられることなく、また日本語にそのまま英語をあてはめず、正しい英語表現を使うようにしましょう。

そのためには音読暗唱を繰り返し、頭で考えることなく、スムーズに口をついて出てくるようにトレーニングをすることをオススメします。