イディオムってなに?その効率的な覚え方とは

最終更新日:2019-07-14

イディオム、英語のイディオム、英単語帳、フラッシュカード

英語を勉強していると、「イディオム」というものの存在に気づくことがあるでしょう。実はネイティブが英語を話すとき、このイディオムをかなり使っています。また、英語学習中の人たちも、それがイディオムと知らずに自然と使っていることも。

それだけ頻繁に出てくる表現なので、英語を勉強するときや英会話を習うときには、この「イディオム」を覚えることが必須になります。

今回はこのイディオムについて、どういったもので、どうすれば効率的に覚えられるかについてご説明していきます。

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イディオムってなに?

イディオムを日本語では「英熟語」という言い方で教えられているかもしれません。
厳密に言えば、「英熟語」の中にイディオムがあるといったイメージです。

例えば、英熟語とは2つ以上の英単語が連立することにより、元々の単語とは違う意味を持つものになるもののことです。

動詞+upやoffなどの単語の並び(例えばGet upやPut offなど)がこれに当たります。

ではイディオムは何かというと、2つ、または3つの英単語が連立し、その文字から連想される意味とは異なる意味になる慣用語といったところでしょうか。いわゆる慣用句のことです。

言葉で説明すると同じもののように思えるかもしれませんが、英熟語の中にはイディオムに該当しないものもあります。

そういったことはイディオムを使いこなすためには、あまり関係ないのでここでは省略しますが、イディオムは「イディオム」という慣用表現として覚えた方がいいでしょう。

比喩表現が多いのも特徴です。

 

さてこのイディオムですが、実は英語を勉強する上で大変重要な要素の1つです。

なぜなら、イディオムはリーディング・リスニングをするときに頻出する表現ですし、ライティングやスピーキングをするときにも、使える場面では使った方が、より自然な英語になるからです。

英語力が上がれば上がるほど、当然、無視できない存在になってきます。

 

特にリーディングやリスニングをするときには、それがイディオムだとわかっていないと意味を取り違えてしまうかもしれません。

そういった意味でイディオムは英文法と同等、場合によってはそれ以上に重要と言ってもいいかもしれません。

だからといって、イディオムは上級者のものではありません。英語初心者でも慣用的表現として覚えて使ってしまえばこっちのものです♬

しかし、英単語の暗記と同様に、イディオムもしっかり記憶できていなければ、英語を使いこなせるようにはならないでしょう。
イディオムをしっかり覚えて、うまく使えるようになってくださいね。

 

イディオムを効率よくたくさん覚えるコツとは

イディオムの量は非常に膨大ですから、そのすべてを記憶することは難しいでしょう。しかしある程度必要なイディオムを覚えてしまえば、英文を見ていて知らないイディオムが出てきても、それがイディオムだと気づくことができるようにはなります。

これはイディオムがその文面から連想されるものとは、全く異なる意味を持つものであるため、そのイディオムを知らなければ文脈が理解できないからです。

「理解できない単語の並びがある=イディオム」と気付けるということですね。

アメリカのドラマなどをみていても日常英会話でこんなにたくさん使っているの?と驚くことがあります。

特に、相手は関係なしに、友達にでも、ビジネスでも英語圏では本当によく使われています。

ですからまずは、基本的で特によく見かけるイディオムから覚えていくのがコツです。

 

イディオムを覚えるには、イディオムや英熟語の参考書やテキストを購入するといいでしょう。英熟語一覧がついていて、イディオムを含まれているようなものだと、もっといいですね。

イディオムの基本的な勉強法は、英単語と同様になります。そういった参考書・テキストにある例文をフレーズ単位で覚えていけば、しっかりその意味が身につくでしょう。

例文はできるだけ多い方がいいので、購入した参考書やテキストの例文が少ないと思えば、インターネットで探してみてください。

こうした英単語を覚えるときの基本的なやり方に加えて、イディオムにはもう1つ覚え方があります。

それは「面白いな」と感じるものや「使える」と感じるものからどんどん覚えていくということです。

イディオムの中には、なぜそれでそういう意味になるの?と思わせるようなものがたくさんあります。

また、体のパーツの入ったイディオムや動物が入ったイディオムを多いため、「体シリーズ」「動物シリーズ」というように覚えてもいいでしょう。

有名どころの辞書にもイディオムはたくさん収録されていますので、インターネットでenglish, idiomなどと検索すると無数に見つけることができますよ。

 

よく見るイディオムを例文+日本語訳とともにご紹介

イディオムがどういうもので、どう覚えればいいかわかったところで、基本的でよく見るイディオムをいくつか日本語訳つきでご紹介していきます。

中には知っているものもあるでしょう。これを見たら「イディオムっておもしろい!」とどんどん覚えたくなるかもしれません。

 

①「とても簡単なこと」を表すイディオム

・A piece of cake:とても簡単なこと

“Speaking English is a piece of cake for me.”
(私にとって英語を話すことはとても簡単です。)

これはとてもよく見るフレーズですから、知っている人も多いでしょう。しかしこれがイディオムだったとは知らなかったという人もいるかもしれません。

「ケーキ」は、たやすい、またはほとんど労力を必要としないといった状況を説明する際によく使用されます。

ケーキを一切れ食べるって大変ですか?いえ、簡単ですよね?そのようなイメージで覚えましょう。
語源ははっきりしていないものの、そのような意味です。

ほぼ同じ意味で以下も併せて覚えましょう!

 

・easy as pie :とても簡単なこと

“Finishing the task by tomorrow will be easy as pie.”
(このタスクを明日までやることは朝飯前だよ。)

 

②「体調不良」を表すイディオム

・To feel under the weather:
具合が悪い、気分がすぐれないこと

“She seems to feel under the weather today.”
(彼女は今日は具合が悪いようです。)

これも日常会話でよく聞く表現なので覚えることをおすすめします。

※もともとこれは船酔いを感じたり、悪天候によって悪影響を受けたりすることを意味していました。
同じような体調不良を表す表現では「色」を使用し以下のようにいうこともできます。

 

・off-color:
具合が悪い、体調がすぐれないこと

“I'm feeling a bit off-color today.”
(今日は少し体調が悪いの。)

しかし上記の表現はイギリスだと主に体調不良を表しますが、アメリカだとoff-color jokes, off-color storyと言うと、体調不良の話ではなく、性的な、あるいは、かなり聞いている人にとって失礼な話やジョークという意味になるので、注意です。

 

③「可能性」を表すイディオム

・When pigs fly:起こりようもないこと

“My mother will stop complaining when pigs fly.”
(豚が飛んだら私のお母さんは文句を言うのをやめるだろう)

この表現はちょっと日本人には馴染みがないかもしれません。日本語訳は直訳です。

豚が飛ぶことはありえないので、お母さんは文句を言うのをやめないということです。

アメリカではさらに変化球で「pigs might fly」もよく使用されます。
ここでもmightはかなり低い可能性を表すます。

 

・pigs might fly:起こりようもないこと

"I'll have finished it by tomorrow." "And pigs might fly!"
(「これ、明日までには終わらせてるよ。」「豚が飛ぶでしょう!(無理でしょ!)」)

この表現は、可愛らしくまた、面白い英語フレーズなので、無理そうなことを表す状況があったら英会話レッスンなどでも気軽に使用できそうですよね。

日本語のボケのノリに近いです。

逆に可能性として起こりそうにないことを表すイディオムをみてみましょう。

 

・Once in a blue moon:
あまり起こらないようなこと

“I see my brother once in a blue moon.”
(私は私の兄弟とそんなに会うことがありません。)

この表現はかなり聞く表現です。覚えておいて損はないでしょう。

この「ブルームーン」というのは、1ヶ月の中で2回目にでる満月を指します。

ただし、ふつう満月はひと月に1度しかないですよね?(月の周期は29.5日)
ひと月に満月が2回出るのは2、3年に1度なんです。

once in a blue moon「青い月に1度」というのは「ほぼ起きないこと、滅多にないこと」を表すのです。

この他にもイディオムにはたくさんの種類があります。先ほどの“When pigs fly”なんてなかなか面白い表現ですよね。

このような動物を使った面白い表現もたくさんありますし、日本語と似ているもの、なんとなく想像がつくものなど、その種類はさまざまです。

 

④「一石二鳥」を表すイディオム

・To kill two birds with one stone:
2つの問題を1度に解決すること=一石二鳥

“Working as a web writer is like killing two birds with one stone for me. I can travel and earn money at the same time.”
(ウェブライターとして働くのは私にとって一石二鳥です。旅をしながらお金を稼ぐこともできます。)

これは日本語では「一石二鳥」として使われているので、そのまま対訳して理解しやすいでしょう。こんな風に日本語と似ているようなイディオムもあります。

では次にビジネスシーンで使えそうなイディオムを覚えて、かっこよく仕事でビジネス英語を使いこなしてみましょう!

 

⑤「ビジネス英会話」で使用できるイディオム

・bring (something) to the table:
価値のある物事をもたらす

“Masako was the right person to hire – she brings a lot of experience and some important skills to the table.”
(Masakoを雇って正解だったよ。彼女は豊富な経験と需要なスキルをもたらしてくれるんだ。)

テーブルに何かを持ってくる=価値のある物事を運んでくれる、そんな意味です。

最後に、ビジネスで簡潔に物事を話したい時によく使用するイディオムを紹介しましょう。
これは、ビジネスシーンなくてももちろん使えます。

 

・in a nutshell:
ひとことで言えば、簡潔に言えば

“Okay, that’s our proposal in a nutshell. Any questions?”
(さて、言ってしまえば、それが私たちの提案です。他に質問は?)

これは貝の中に入るほど、単語数量が少ない、なので「かいつまんでいうと」「要点だけ抑えていうと」という意味になります。

 

まとめ

今回はイディオムについてご説明しましたが、うまく覚えられそうでしょうか。イディオムを制覇することは、語彙力・表現力アップにつながります。

色々調べていると面白いですからどんどん覚えて使いこなしてみてください。

ちなみに日本の英語学習では、「イディオム」と「英熟語」はしばしば同一視されるのですが、英語ではイディオムというと、ここでご紹介した例文のようなもののことを指します。

「イディオムってどんなもののこと?」でちらっと触れているGet upやPut offのような熟語は、英語ではPhrasal verbsと呼ばれています。

日本語では句動詞というようです。
Phrasal verbsも英語には欠かせない表現ですから、またの機会にご説明します。

 

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