海外の怖い宗教ランキングは?悲惨な事件やカルト宗教が登場する映画もご紹介

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「宗教」と聞くと、多くの人が「信仰」「精神的な支え」といったポジティブなイメージを思い浮かべるでしょう。

しかし、世界には危険な
「カルト宗教」新興宗教が存在し、中には悲惨な事件を引き起こした団体もあります。

また、宗教をテーマにした映画も数多く制作され、実際の事件をモチーフにしたものも少なくありません。

本記事では、海外の怖い宗教ランキングや、宗教に関連する事件、さらにはカルト宗教が登場する映画についてご紹介します。

 

カルト教団・宗教とは?

 

「カルト」とは、一般的に社会的に問題視される宗教や団体を指します。

特に、極端な教義を掲げ、信者に対する洗脳や拘束を行うことで知られています。

カルト教団は、信者を精神的・肉体的に支配し、経済的搾取を行うことも多く、家族や社会からの孤立を引き起こす原因となることがあります。

 

宗教とカルトの違い

 

宗教とは、人々が信仰を持ち、精神的な支えを求めるためのものであり、多くの国では自由な信仰が認められています。

一方、カルト宗教は、指導者(教祖)の権力が強く、信者の思考や生活を支配する特徴があります。

世界には「新興宗教」として登場した団体が、時間の経過とともに危険視されるケースも多いです。

 

カルト宗教の特徴

 

教祖の絶対的権威:信者たちは教祖を神のように崇め、批判を許されません。

強制的な勧誘と洗脳:家族や友人を利用して信者を増やす戦略をとることが多いです。

社会との断絶:外部の情報を遮断し、信者たちを組織内に閉じ込めることが一般的です。

経済的搾取:信者が財産を教団に寄付し、経済的に依存させることが多い。

教義の変化:当初は無害な宗教団体だったものが、次第にカルト化するケースも。

 

海外の怖い宗教は?

 

世界には数多くの宗教団体が存在しますが、その中には恐怖を感じるようなカルト教団もあります。

信者を過度に支配し、洗脳し、財産を搾取するような団体もあり、その影響力は計り知れません。

特に新興宗教やカルト団体の中には、集団自殺や殺人事件を引き起こすケースも多く、社会的に大きな問題となっています。

ここでは、特に危険視された宗教をランキング形式で10位までご紹介します。

1位 ジム・ジョーンズと人民寺院(アメリカ)

ジム・ジョーンズが率いた「人民寺院」は、1978年に信者900人以上が集団自殺を遂げた事件で有名です。

信者たちは教祖に従い、毒入りのジュースを飲んで命を絶ちました。

2位 ヘヴンズ・ゲート(アメリカ)

1997年、39人の信者が宇宙船に乗るために集団自殺を図った事件を起こしました。

彼らは、カルト的な終末思想を信じていました。

3位 オウム真理教(日本)

1995年に日本で地下鉄サリン事件を起こし、多くの人が犠牲になりました。

新興宗教の名のもとに、化学兵器を使用するなど危険な活動を行っていました。

4位 ラエリアン・ムーブメント(フランス)

1970年代に創設され、UFOやクローン技術に関連する信仰を持っています。

科学的な進歩を背景にした信仰ですが、社会からの批判も多く受けています。

5位 フォロワーズ・オブ・クリスト(アメリカ)

信者が医療を拒否し、信仰による治癒のみを信じることで、子供たちの死亡事故が多発していることで問題視されています。

6位 ラエリアン・ムーブメント(フランス)

UFO信仰とクローン技術に関する思想を持ち、科学的な進歩を背景にしていますが、社会からは異端視されています。

7位 マンソン・ファミリー(アメリカ)

カリスマ的指導者チャールズ・マンソンが率いた犯罪集団で、ハリウッド女優シャロン・テートを含む数名を殺害しました。

8位 ブラック・ヘブン(南米)

南米で秘密裏に活動する団体で、信者に過激な儀式を強制することで問題視されています。

9位 ムーニーズ(統一教会・韓国)

世界的に大きな影響力を持つ団体で、信者たちは強制的な結婚儀式や経済的搾取に苦しんでいます。

10位 カルロス・カストネダ派(メキシコ)

神秘的な思想と儀式を信奉し、信者たちに厳格なルールを強いる団体として知られています。

 

カルトや宗教で起きた悲惨な事件

 

カルト宗教による悲惨な事件は世界中で発生しており、その中には多くの死者を出した衝撃的なものもあります。

信者の盲目的な信仰や指導者の極端な思想によって、無実の人々が巻き込まれることも少なくありません。

特に有名な事件を詳細に紹介します。

人民寺院の集団自殺事件(ガイアナ・1978年)

1978年、カルト教団「人民寺院」を率いるジム・ジョーンズは、信者918人に毒入りの飲み物を飲ませ、史上最悪の集団自殺事件を引き起こしました。

ウェイコ包囲事件(アメリカ・1993年)

1993年、テキサス州ウェイコでブランチ・ダビディアンとFBIの銃撃戦が発生しました。

指導者デビッド・コレシュの教義を信じた信者は、連邦捜査官との戦闘に突入し、最終的に80人以上が死亡しました。

地下鉄サリン事件(日本・1995年)

オウム真理教が1995年に東京の地下鉄でサリンを散布し、13人が死亡、50人以上が重症、6000人以上が負傷する大惨事となりました。

太陽寺院の集団自殺事件(スイス・フランス・1994年-1995年)

カルト団体「太陽寺院」は、1994年と1995年にかけて、複数の地域で信者の集団自殺事件を引き起こしました。

総勢74人が死亡し、団体の教祖は終末思想を強調していました。

ヘヴンズ・ゲート集団自殺事件(アメリカ・1997年)

UFO信仰を掲げた「ヘヴンズ・ゲート」は、1997年に信者39人が集団自殺しました。

彼らは「彗星に乗る」と信じ、意図的に命を絶ちました。

マンソン・ファミリーの殺人事件(アメリカ・1969年)

カルト的集団「マンソン・ファミリー」は、カリスマ指導者チャールズ・マンソンの命令で、ハリウッド女優シャロン・テートを含む数名を惨殺しました。

韓国の新天地イエス教事件(韓国・2020年)

新興宗教「新天地イエス教」は、COVID-19の感染拡大を引き起こしたとして社会問題化しました。

感染者数を隠蔽し、政府との対立が生じました。

カナダのデヴィッド・モーセス信仰共同体事件(カナダ・2013年)

宗教指導者デヴィッド・モーセスは、信者を極端に支配し、暴力的な制裁を加えました。

内部告発により、虐待の実態が明るみに出ました。

ナイジェリアの宗教テロ(ナイジェリア・2014年)

過激派組織「ボコ・ハラム」は、ナイジェリア国内で学校襲撃や誘拐事件を引き起こし、数百人の命が奪われました。

日本の「ライフスペース」事件(日本・1999年)

宗教団体「ライフスペース」の教祖が、死亡した信者の遺体を「治療中」として数カ月間保存し続けるという衝撃的な事件が発生しました。

 

カルトや宗教が出てくる映画

 

カルト宗教や宗教を題材にした映画は、多くの人々に衝撃を与え、社会的な問題意識を高めるものとなっています。

実際の事件をモデルにしたものや、フィクションとしてカルトの恐怖を描いた作品まで、その内容は多岐にわたります。

ここでは、有名映画のあらすじをちょこっと紹介いたします。

『ミッドサマー』(スウェーデン・2019年)

大学生のダニーと彼女の友人たちは、スウェーデンの田舎で行われる「夏至祭」に招待される。

美しい自然に囲まれた村では、白装束をまとった村人たちが温かく迎えてくれる。

しかし、次第に不可解な儀式が始まり、やがてメンバーは恐怖の渦に巻き込まれていく。

日常から切り離された閉鎖的な環境の中、ダニーは恐ろしい決断を迫られることになる。

『エクソシスト』(アメリカ・1973年)

ワシントンD.C.に住む12歳の少女リーガンは、ある日を境に異常な行動を見せ始める。

母親のクリスは医師や心理学者を訪ねるも原因は不明。

やがて、リーガンは悪魔に取り憑かれたことが判明し、カトリックの神父たちがエクソシズム(悪魔祓い)を行うことになる。

果たして彼らはリーガンを救うことができるのか。

実際の事件を基にした本作は、ホラー映画の金字塔として今なお多くの人に語り継がれている。

『ザ・マスター』(アメリカ・2012年)

第二次世界大戦後、帰還兵のフレディ・クエルは精神的な安定を求めてさまよう。

そんな彼が出会ったのが、カリスマ的指導者ランカスター・ドッド。

ドッドは「ザ・コーズ」という新興宗教を立ち上げており、フレディは彼の魅力に引き込まれていく。

しかし、次第にその教義と団体の実態に疑問を抱くようになる。

ポール・トーマス・アンダーソン監督による本作は、実在のカルト団体をモデルにした心理ドラマとして話題となった。

 

おまけ:宗教に関する英語表現

 

宗教に関する英語表現を知っておくことで、海外のニュースや映画の理解が深まるだけでなく、英語での議論や文化交流にも役立ちます。

以下に、宗教に関する重要な英語表現を紹介します。

 

基本的な宗教用語

 

Religion(宗教):一般的な「宗教」を指す言葉。

Faith(信仰):神や宗教的な教義に対する「信仰心」を意味する。

Believer(信者):特定の宗教を信仰している人。

Worship(礼拝):神や聖なるものに対する崇拝行為。

Sacred(神聖な):宗教的に重要で、冒涜してはならないものを指す。

 

宗教に関する活動や役職

 

Clergy(聖職者):宗教の指導者や聖職者の総称。

Priest(司祭・神父):カトリックや正教会の聖職者。

Monk(修道士)/Nun(修道女):仏教やキリスト教の修道生活を送る人々。

Pilgrimage(巡礼):聖地を訪れる宗教的な旅。

Sermon(説教):宗教的な教えを伝えるスピーチ。

 

宗教の種類と関連表現

 

Christianity(キリスト教):世界最大の宗教であり、イエス・キリストの教えに基づく。

Islam(イスラム教):コーランを聖典とする宗教。

Buddhism(仏教):仏陀の教えに基づく宗教。

Hinduism(ヒンドゥー教):インド発祥の宗教で、多神教の要素を持つ。

Judaism(ユダヤ教):旧約聖書を聖典とし、ユダヤ民族の信仰と文化を形成する宗教。

 

まとめ

 

宗教は人々の生活に深く関わるものですが、一方でカルト宗教のような危険な団体も存在します。

歴史上、多くの悲劇的な事件が発生しており、情報を正しく理解することが重要です。

宗教を理解することで、その国の歴史を知ることができる場合もあります。

1つの情報に偏らず、満遍なく知識をつけ、理解を深めてみてください。

 

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