フィリピンのセブ島周辺には、
透明度抜群の海と白い砂浜を誇る美しい離島が数多く点在しています。
マクタン島から気軽にアクセスできる島々は、日帰りツアーでも十分に楽しむことができ、セブ島旅行の醍醐味とも言えるアイランドホッピング体験を提供してくれます。
今回は、セブ島から行ける離島の中でも特におすすめの5つの島をご紹介します。
- セブ島から行ける離島の魅力とは?
- ナルスアン島の魅力と楽しみ方
- ヒルトゥガン島でのシュノーケリング体験
- カオハガン島での文化体験
- ソルパ島での静かなひととき
- カモテス諸島、秘境感あふれる自然の楽園
- まとめ
セブ島から行ける離島の魅力とは?
セブ島周辺の離島群は、それぞれ独自の魅力を持っています。
最大の魅力は、何と言ってもその
海の美しさです。
透明度が高く、エメラルドグリーンに輝く海水は、
まさに楽園そのもの。
また、マクタン島からボートで20分から1時間程度という手軽なアクセスの良さも大きな魅力。
早朝に出発すれば夕方には戻ってこられるため、セブ島滞在中の1日を使って気軽に離島での観光を楽しむことができます。
離島ツアーの料金は、含まれるサービスによって異なりますが、一般的には1人あたり2,500〜5,000ペソ(約5,000〜10,000円)程度が相場となっており、往復のボート代、ランチ、シュノーケル用具のレンタル、現地ガイドなどが含まれています。
ナルスアン島の魅力と楽しみ方
ナルスアン島(Nalusuan Island)は、セブ島のアイランドホッピングツアーで最も人気の高い離島の一つです。
マクタン島から船で約30分の距離に位置し、島のシンボルでもある全長300メートルの長い桟橋が印象的な美しい島です。
ナルスアン島の特徴
ナルスアン島の最大の特徴は、島よりも長い木製の桟橋です。
桟橋の上を歩きながら、両側に広がるターコイズブルーの海を眺める体験は、まさに絶景の連続。
桟橋の先端からは、遠くまで続く美しい海のパノラマを楽しむことができます。
島自体は小さく、のんびりと散策を楽しむのに最適なサイズ。
椰子の木が立ち並ぶ白い砂浜では、ハンモックでリラックスしたり、ビーチでくつろいだりと、思い思いの時間を過ごすことができます。
アクティビティと料金
ナルスアン島では様々なマリンアクティビティを楽しむことができます。※
シュノーケリング: 島周辺の海洋保護区では、色とりどりの熱帯魚やサンゴ礁を間近で観察できます。
パラセーリング: 3,000ペソ/人(約6,000円)
体験ダイビング: 5,000ペソ/人(約10,000円)
島にはコテージや売店も完備されており、現地でトロピカルドリンクや軽食を購入することも可能です。
ツアーには通常、新鮮なシーフードを使ったランチが含まれており、海を眺めながらの食事は格別の美味しさです。
※料金はツアー催行会社、ツアー内容(パッケージに含まれるか、個別に追加するか)、参加人数、時期によって大きく変動します。
実際に現地で申し込む際や、ツアーを予約する際には、必ず最新の料金を確認することをお勧めします。
ヒルトゥガン島でのシュノーケリング体験
ヒルトゥガン島(Hilutungan Island)は、セブ島周辺で最高のシュノーケリングスポットとして知られています。
マクタン島から船で約20分の距離にあり、島全体が海洋保護区として厳格に管理されているため、手つかずの美しい海洋環境が保たれています。
世界屈指のシュノーケリングポイント
ヒルトゥガン島の海は、透明度が非常に高く、海底まで見渡すことができるほどクリアです。
浅瀬でも多種多様な熱帯魚やサンゴ礁を間近に観察することができ、シュノーケリング初心者でも安心して楽しむことができます。
ヒルトゥガン島周辺の海洋保護区では、たくさんの海洋生物を観察することができます。
美しいサンゴ礁: テーブルサンゴ、枝サンゴなど様々な種類のサンゴ
ウミガメ: 運が良ければ海亀に遭遇することも
安全で快適なシュノーケリング体験
ヒルトゥガン島周辺は内海のため波が穏やかで、お子様連れの家族でも安心してシュノーケリングを楽しむことができます。
ツアーには経験豊富な現地ガイドが同行し、シュノーケリング用具(マスク、シュノーケル、フィン)とライフジャケットが無料で提供されます。
島には上陸せず、船上からのシュノーケリングが主なアクティビティとなりますが、その分海洋環境の保護に貢献できる環境に優しい観光スタイルとなっています。
カオハガン島での文化体験
カオハガン島(Caohagan Island)は、
「何もなくて豊かな島(Island of Nothingness and Richness)」として知られ、現地の人々の素朴な暮らしを体験できる特別な島です。
1987年に日本人の崎山克彦氏がこの島を購入し、島民とともに持続可能な島づくりを行ってきた歴史があります。
島民との交流と文化体験
カオハガン島の最大の魅力は、島民との温かい交流です。
約600人の島民が住むこの島では、フィリピンの伝統的な生活様式が今も大切に受け継がれています。
カオハガン島で体験できる文化活動には以下があります。
伝統的な漁業体験: 現地の漁師と一緒に伝統的な漁法を学ぶ
島民との交流: 現地の子供たちとの触れ合いや島の歴史についての話
伝統料理の体験: 島で採れる新鮮な食材を使った現地料理
宿泊体験で深まる島の魅力
カオハガン島では日帰りツアーに加えて、1泊2日の宿泊ツアーも人気です。
宿泊することで、島の一日の流れを体験でき、
満天の星空や水平線から昇る朝日など、宿泊ならではの美しい光景を楽しむことができます。
宿泊ツアーには4食(夕食、夜食、朝食、昼食)が含まれており、島で採れる新鮮な魚介類や野菜を使った素朴で美味しい料理を味わうことができます。
電気が限られた環境で過ごす夜は、都市部では体験できない貴重な時間となるでしょう。
ソルパ島での静かなひととき
ソルパ島(Sulpa Island)は、マクタン島から船でわずか20分の距離にある小さな無人島です。
まだ観光客が比較的少ない穴場的な離島で、プライベートビーチのような贅沢な時間を過ごすことができます。
透明度抜群の海と白い砂浜
ソルパ島の最大の魅力は、その抜群に高い透明度を誇る海です。
エメラルドグリーンに輝く海水は、底まで見渡すことができるほどクリアで、まさに天然のプールのような美しさです。
島の白い砂浜は非常に細かく、裸足で歩いても心地よい感触を楽しむことができます。
潮が引いている時には、隣接するオランゴ島まで歩いて渡ることができるほど遠浅のビーチが広がり、キラキラと輝く海がどこまでも続く絶景を楽しめます。
静寂に包まれたリラックス体験
ソルパ島は観光地化が進んでいないため、島全体が静寂に包まれています。
波の音と風の音だけが聞こえる環境で、日常の喧騒を忘れてリラックスすることができます。
ソルパ島での過ごし方
日光浴: 白い砂浜でのサンバス
写真撮影: インスタ映えする絶景スポットでの撮影
瞑想やヨガ: 静かな環境での精神的なリフレッシュ
早朝に訪れると、まるで島を貸し切ったかのようなプライベート感を味わうことができ、特別な体験となるでしょう。
カモテス諸島、秘境感あふれる自然の楽園
カモテス諸島(Camotes Islands)は、パシハン島、ポロ島、ポンソン島、トゥラン島の4つの島からなる諸島です。
セブ島から少し離れた場所にありますが、その分秘境感あふれる手つかずの自然を楽しむことができます。
アクセスと島の特徴
カモテス諸島へは、セブシティのピア1からフェリー「オーシャンジェット」を利用してアクセスできます。
片道料金は時期やクラスによって変動しますが、800〜1,000ペソ(約1,600〜2,000円)程度が目安です。
また、より近いルートとして、リロアンのピア88からポロ港へのルートも利用でき、セブ市内から港まではバスで約30分と便利になりました。
各島の見どころ
パシハン島(Pacijan Island)
・美しいビーチリゾートと地元の文化を両方楽しめる
・ダナオ湖という美しい淡水湖がある
・Timubo Caveという神秘的な洞窟探検が楽しめる
ポロ島(Poro Island)
・静かでプライベート感のある小さなビーチが点在している
ポンソン島(Ponson Island)
・地元の漁村の素朴な生活を垣間見ることができる
カモテス諸島でのアクティビティ
カモテス諸島では、多様なアクティビティを楽しむことができます。
・湖での遊泳: 淡水湖でのユニークな水遊び体験
・バイクツーリング: ハバルハバル(バイク)レンタルで島内観光(24時間200-300ペソ)
・地元料理体験: 新鮮なシーフードと地元の特産品
・文化交流: 地元住民との交流と伝統文化の体験
カモテス諸島は1-2泊の滞在がおすすめで、ゆったりとした島時間を満喫することができます。
観光地化があまり進んでいないため、フィリピンの離島本来の魅力を存分に味わうことができる貴重な場所です。
まとめ
セブ島から行ける5つの離島は、それぞれ異なる魅力を持っています。
どの島も日帰りで楽しむことができ、セブ島旅行の思い出に残る特別な体験を提供してくれることでしょう。
ぜひ、あなたの旅行スタイルに合った離島を選んで、セブ島の海の美しさを存分に堪能してください。

◇経歴
海外向けデバイスのソフト設計開発、関連資料翻訳
◇資格
TOEIC 900点
◇留学経験
ワーキングホリデーにてカナダ、オーストラリアに滞在経験あり
◇海外渡航経験
ワーキングホリデーでは、ホテルやレストランで仕事をしていました。
◇自己紹介
普段は翻訳などの仕事をしていますが、Webライターとしても活動しています。
興味の幅が広く、様々なテーマで記事を書いています。
皆様にとってわかりやすく面白い記事を書けるよう頑張ります。
よろしくお願いいたします。