
「海外と日本のMBAランキングは何が違うの?」
「結局どのスクールを選べばいいのか分からない」
MBA取得を検討する際、多くの人が参考にするのがMBAランキングです。ただし、ランキングは評価基準や対象地域によって見え方が大きく異なり、順位だけを見て判断すると、自分の目的に合わない選択につながることもあります。
この記事では、海外と日本のMBAランキングを比較しながら、それぞれの評価の考え方や難易度の違いを整理します。あわせて、ランキングをどう読み解き、どのような視点でスクールを選ぶべきかも解説します。
ご自身のキャリア目標に合った現実的なMBA選びの参考にしてみてください。
- MBAランキングは海外と日本でどう違う?見るべきポイント
- 【2025年版】海外のMBAランキング
- 【2026年版】日本のMBAランキング
- MBA取得の難易度と必要な準備
- MBAスクールを選ぶ3つのポイント
- まとめ
MBAランキングは海外と日本でどう違う?見るべきポイント
海外と日本のMBAランキングは、同じ「MBA」を評価しているように見えても、前提となる考え方や評価軸が大きく異なります。また、作成する機関によっても異なります。
そのため、単純に順位だけを比較してしまうと、実態を正しく読み取れないことがあります。MBAランキングを見る際は、まず「何を基準に評価されているのか」を理解することが重要です。
MBAランキングの主な評価基準
MBAランキングでは、取得後の給与水準や昇給率、起業する件数といった成果指標が重視されることが多くあります。加えて、教授陣や学生の質、クラスの国際性、ダイバーシティ(多様性)なども評価対象になります。
海外のMBAランキングでは、こうした数値化しやすい指標に加え、卒業生の国際的な活躍や社会的影響力などが評価に含まれる傾向があります。一方、日本のMBAプログラムは、日本国内のビジネス環境に即した教育内容や実務との親和性が重視されやすく、グローバル基準とは異なる軸で評価されることが少なくありません。
そのため、同じMBAランキングであっても、「何を評価している順位なのか」を理解せずに比較するのは避けるべきでしょう。
有名なMBAランキングとそれぞれの特徴
世界的に知られているMBAランキングには、次のようなものがあります。
Financial Times Quacquarelli Symonds(QS) Bloomberg Businessweek
Financial TimesのMBAランキングは、国際性や卒業後のキャリア成果を重視する傾向があり、世界各国のMBAプログラムを横断的に比較できる点が特徴です。
QSのMBAランキングは、学術的評価や雇用主からの評価に重きを置いており、大学・ビジネススクールとしての総合的な評価を把握しやすい点が特徴です。
Bloomberg BusinessweekのMBAランキングは、雇用主からの評価を重視しており、企業側から見たMBAの価値が反映されやすいランキングといえます。
このように、ランキングごとに評価の切り口は異なります。
スクールを選ぶ際は、ランキング内容を参考にしたうえで、留学したい地域や予算、自分の学びたい専門分野などの条件も考慮しましょう。
ランキング上位のスクールは入学難易度も高く、英語力、職務経験など、厳しい選考基準を設けています。自分の条件に合わせて、挑戦できるスクールを現実的に選ぶことも大切です。
【2025年版】海外のMBAランキング
海外MBAランキングを確認する際の代表的な指標として、イギリスの経済専門紙 Financial Timesが公表しているランキングがあります。
Financial Timesは毎年、オンラインMBAを対象とした世界ランキングを発表しています。以下は、2025年に公開されたオンラインMBAランキングにおける上位校の一例です。
| 位置 | 教育機関 | 所在国 |
| 1 | IE Business School | スペイン |
| 2 | Imperial College Business School | イギリス |
| 3 | Warwick Business School | イギリス |
| 4 | University of Southern California: Marshall | アメリカ |
| 5 | Carnegie Mellon: Tepper | アメリカ |
| 6 | University of North Carolina: Kenan-Flagler | アメリカ |
| 7 | University of Florida: Warrington | アメリカ |
| 8 | University of Porto – FEP | PBS | ポルトガル |
| 9 | Durham University Business School | イギリス |
| 10 | AGSM at UNSW Business School | オーストラリア |
2025年版のランキングでは、IE Business Schoolが1位となり、上位にはイギリスとアメリカの教育機関が多く並ぶ結果になっています。一方で、8位にポルトガルのUniversity of Porto – FEP | PBS、10位にオーストラリアのAGSM at UNSW Business Schoolが入っている点から、評価対象が欧米に限られず、幅広い地域に広がっていることも読み取れます。
このランキングの特徴として、給与や昇進といった経済的指標だけでなく、国際性や社会的貢献度も評価項目に含まれています。そのため、順位だけで判断するのではなく、自分が重視したい評価軸(キャリア、国際環境、学習スタイルなど)とも照らし合わせて活用しましょう。
【2026年版】日本のMBAランキング
日本国内のMBAプログラムは、世界的なMBAランキングでは上位に入るケースは多くありませんが、国際認証の取得状況を見ると、一定の評価を受けているスクールが存在します。
ここでは、イギリスのQuacquarelli Symondsが集計した、2026年版QS Global MBA Rankingsより日本の主なMBA提供機関の上位校をまとめます。
| 国内評価 | 教育機関 | 取得認証 |
| 1 | 名古屋商科大学大学院 | AACSB・EQUIS・AMBA |
| 2 | 一橋大学大学院 | AACSB |
| 3 | 早稲田大学大学院 | AACSB・EQUIS |
| 4 | 同志社大学大学院 | AMBA |
| 5 | 国際大学大学院 | AACSB |
| 6 | 立命館アジア太平洋大学大学院 | AACSB・AMBA |
国内MBAランキングを見る際のポイントとして、上位校はAACSBやAMBAなどの国際認証を取得しています。これらの認証は、教育内容や教員体制、運営プロセスが国際基準に沿っていることを示す指標の一つです。
全世界のビジネス教育機関の中で、こうした国際認証を持っているのは わずか5%ほどと言われており、非常に厳格な基準をクリアした証といえます。これらの認証マークがあれば、そのカリキュラムやプログラム内容は 一定の質が担保されていると判断できるでしょう。
MBA取得の難易度と必要な準備
MBA取得を目指す際は、取得までのハードルや必要な準備を把握しておくことが重要です。MBAの難易度は、進学先が国内か海外か、またスクールのレベルや学習形態によって大きく異なります。
入学試験と選考プロセス
国内のMBAプログラムでは、多くの場合、大学卒業資格と一定の社会人経験が応募条件とされます。選考は書類審査と面接を中心に行われ、これまでの職務経験やMBAを志望する理由を論理的に説明できるかが重視されます。
一方、海外のMBAプログラム、特に評価の高いビジネススクールでは、高い英語力を証明するTOEFLスコアに加え、言語・数学能力を測るGMATスコアの提出を求められるのが一般的です。加えて、職務経験の質やリーダーシップ経験、将来のキャリアプランなども総合的に判断されるため、選考難易度は高くなります。
MBA取得までにかかる期間
MBAプログラムの履修期間は、国内では2年間が標準とされています。海外MBAでも1年半から2年程度のプログラムが主流ですが、出願準備や語学対策を含めると、学位取得までに必要な期間はさらに長くなります。
特に海外MBAを目指す場合、出願の1年以上前から英語学習や試験対策を始めるケースも珍しくありません。そのため、準備期間を含めると、MBA取得までに数年単位の時間投資が必要になる点を理解しておく必要があります。
スクール入学後のハードル
スクールに入学後、MBA学位の取得には所定の履修科目をすべて修了する必要がありますが、スクールのレベルによって最終的なハードルも大きく異なります。
一般的に、ビジネススクールに入学後は一定の学習量が求められますが、必要な単位を着実に履修していけば、学位自体は取得しやすいとされています。
ただし、仕事と学業を両立する社会人学生の場合、時間管理が大きな課題となります。特に海外MBAでは、英語での授業や課題対応が負担になることもあるため、自分の生活スタイルや学習環境に合ったプログラムを選ぶことが重要です。
近年ではオンラインMBAなど、柔軟に学べるプログラムも増えています。従来の形にとらわれず、自分の状況に合った学習スタイルでMBA取得を目指す視点も大切です。
MBAスクールを選ぶ3つのポイント
MBAスクール選びでは、ランキングや知名度だけで判断するのではなく、自分の目的や将来像に合っているかを軸に考えることが重要です。ここでは、特に押さえておきたい3つの視点に絞って整理します。
カリキュラム内容と専門分野
MBAでは経営全般を学びますが、スクールごとに強みのある分野は異なります。
マーケティング、ファイナンス、経営戦略、グローバルビジネスなど、自分が伸ばしたい分野を重点的に学べるかを確認することが大切です。
カリキュラムや選択科目、専門領域の有無を事前に調べておくと、入学後のミスマッチを防ぎやすくなります。
修了後のキャリア
MBA取得後は、キャリアにつなげてこそ価値を発揮します。目指す業界や職種に強い実績があるか、卒業生がどのような進路を歩んでいるかは重要な判断材料です。
また、在学中に築ける人脈や卒業後のネットワークも、長期的に見て大きな資産となるため、着目しておきましょう。
学習環境や現実的な負担
MBAにはフルタイム、パートタイム、オンラインなど、さまざまな学習形態があります。仕事と両立するのか、留学に専念するのかによって、適したプログラムは変わります。学習に割ける時間や費用、生活への影響を踏まえ、無理のない選択肢を選びましょう。
まとめ
MBAランキングは有力な参考情報ですが、順位そのものよりも、どのような基準で評価されているかを理解することが重要です。海外MBAは国際性や修了後のキャリア成果が重視される一方、国内MBAは日本のビジネス環境に即した教育内容が評価される傾向があります。
また、MBA取得には入学前の準備から在学中の学習まで、継続的な時間と労力が必要です。そのため、投資できる時間や費用を踏まえた無理のない計画が欠かせません。
ランキングを参考にしつつ、自分のキャリア目標や学びたい分野と照らし合わせて比較することで、納得感のあるMBAプログラムの選択につながるでしょう。
◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇留学経験
イングランドのオックスフォードのOxford English Centreに3週間の語学留学と、スコットランドのエディンバラのUniversity of Edinburghに1年間の交換留学をしていました。
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。
◇経歴
英語や科学、金融ジャンルのライターをしています。
◇資格
英検2級
◇留学経験
大学時代にアメリカ・カリフォルニア州の大学に短期留学
◇海外渡航経験
アメリカ(カリフォルニア、ハワイ)、イギリス、ドイツ、イタリア、台湾、タイ、ベトナム(留学や旅行、海外出張などで訪問)
◇自己紹介
留学中に訪れたヨセミテ国立公園の壮大な景色に感動したことをきっかけに、海外の絶景を求めて旅をするようになりました。
将来は子どもと世界一周することを目標に、日々英語学習に取り組んでいます。