英語が外国人に伝わらない理由はコレ!原因を見つけて、たくさん英語を話そう!

一生懸命、参考書や単語帳を使ってインプットをして、オンライン英会話などでいざ実践。気合を入れて臨んだものの、なんだか自分の英語がうまく相手に伝わっていない、という場面はありませんか?

今回は英語が外国人に伝わらない理由を紹介していきたいと思います。相手の心情や状況を理解しながら英会話を進められるといいですよね。

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発音がしっかりできていない

英語学習の際にやはり重視されるのが英語の発音。firstやgirlなどの発音はカタカナのファースト、ガールと発音してもうまく伝わらないことがとても多いです。bud, bod, bad,など母音の発音がそれぞれ異なる単語に関しても上手く使い分けるにはコツコツとした発音練習が必要になります。Native Camp.BLOGにも発音に関する記事がたくさんありますので、詳しく学びたい方はそちらをご覧下さい。

そもそも外国人が知らない英単語

日本に何十年住んでいても知らない日本語はたくさんあります。それは外国人にとっても一緒です。ましてやノンネイティブの人と英語で話す場合は、相手も学習者なので全ての英語を知っている、というわけではありません。

以前、レストランで働いている時に外国人の接客をしました。その際にメニューにアワビがあり、「これ何?」と聞かれて“abalone”と答えたことがあるのですが、あまり理解していなかった様子。あとで、その出来事を職場の上司に伝えると「そもそもアワビを食べる文化がない国ではアワビ自体も知らないことが多い」と言われたことをとてもよく覚えています。

我々が食用でない魚や花の名前を知らないことが多いのも同じ感覚です。

話題の転換時に突拍子もないことを言う

例えば、車の話をしている時に、話題の転換を表したい時に使うフレーズ(by the way, well, by chanceなど)を一切挟まずに「(ところで)○○って(観光名所)知っている?」という質問をすると、相手は話題の転換に気づかずに車種や車を作っている会社の名前かな?と推測してしまいます。()の部分はそういう気持ちで質問しているけれども、会話の表現としては触れていない部分です。一呼吸置いて話題の転換をした方が、相手も理解しやすいです。

和製英語やカタカナ英語をそのまま使う

TsunamiやShogunなどはそのまま日本語としても伝わりますが、そういう単語ばかりではありません。

ズボンはpantsですし、コロッケはcroquette(発音:krouket)です。そのままのカタカナ英語で発音しても伝わりにくいです。

普段から「これは英語でなんていうのだろう?」と疑問を持ち、その都度調べると英語能力も備わってきます。世間に出回っているカタカナをぜひ調べ尽しましょう。

アクセントや文章全体の抑揚に気をつけていない

単語にはそれぞれ強く発音する箇所があります。文章も肯定文、疑問文、否定文などによって抑揚のつけかたが変わってきます。

アウトドアーという言葉は日常でもよく使いますが、英語のoutdoorは最初の“o”にアクセントがあります。

また、疑問文だから語尾を上げるとも限らず、疑問文でも語尾を肯定文と同じようにする文章もあれば、肯定文で語尾を上げて疑問の意味を表すこともあります。

ネイティブの人がどういう気持ちで英語を話しているのか、前後の会話のリスニングにも注意しながら自分の意見や気持ちを言えるようになると相手にも伝わりやすくなります。外国人が話す英語には何を言っているのか、だけでなくアクセントや抑揚にも注意しながら聞くようにしましょう。

ローカル過ぎる話題

以前、セルビア人と有名なお酒、オリジナルのお酒について話をしたことがあります。赤ワインをコーラで割ったお酒がセルビアでは有名で、“バンブー”というそうです。その話をさっそく他国の外国人に話をしてみようと思い、“バンブー”という酒について話をしたのですが、なかなか意味が伝わりませんでした。“bamboo” 竹を意味する単語と発音が同じで、そっちの意味に勘違いされたこともあります。

日本人の間でもローカルフードや方言などはうまく伝わらないことがあります。一部の土地や人の間でしか人気のないものについてはやはり知らない人の方が多いです。場所や文化、歴史的なものなどを表す固有名詞は会話で使う時は気をつけましょう。ある分野に特化した専門用語にも同じことが言えます。

早口で話そうとする

だんだん英語に触れることに慣れてくると、ネイティブが話すスピードに近づけたくなってきます。早く話すように努力することは大切ですし、長い時間会話をするには必要なことですが、話すスピードが速くなるほど、基本的な発音などがゆっくり話した時よりも雑になりがちです。単語と単語のつながりの発音もあいまいなままだとどうしても聞く側は聞きづらいので、もし英語が伝わっていないと感じたら話すスピードを遅くしてみましょう。

英会話に自信がない

外国人と英語で会話する時、緊張したり自信なさげに話したりしていませんか?緊張や自信のなさは声の小ささにも繋がるし、本来持っている英語能力を存分に発揮できないことが多いです。

「慣れ」の部分が多いので、一朝一夕には変えられないかもしれませんが、実力と合わせて自信もつけていきましょう。

まとめ 相手がわからない英単語を説明する能力

相手に伝わっていないこと、相手が知らない単語を使った場合、シチュエーションは様々だと思いますが、大事なのは伝わってないからといって、その話題をストップしたり無理に別の話題にしないこと。別の表現で伝えたり、知らない単語を別の英語で説明できると単語やフレーズ、英語に対して理解度が深まります。聞き手も理解しやすいです。

別の言語に通訳、翻訳するのではなく、英語という言語の中で別の伝え方を学ぶことは表現力を豊かにしてくれます。英英辞典に載っているようなことを会話で行なうので、練習が必要ですし、根気が入りますが、英会話の内容としてはとても濃いものになります。

英語学習をする際に類義語や対義語を一緒に覚えることがよくオススメされているのは、効率がよいという面だけではなく、上記したように、相手に言いたいことが伝わらなかった場合に、言いかえるフレーズを1つでも多くもっておけるということにも繋がります。

新しい英単語やフレーズに出会った時に、言い換える方法を一緒に調べられると効率的ですね。

伝わらない理由は英文法ではない

上記した理由の中には、あえて「英文法の理解」という項目は外しました。文法の理解は大切ですし、ネイティブイングリッシュに近づくには避けては通れない道です。しかし、相手に意思をとにかく伝える、という点ではあまり重要ではないと思います。

なので、「英文法を理解していないから」、「ちゃんとした英語を話せないから」といったことを気にせずに英語で会話をすることを楽しんでほしいと思います。仮に英文法の参考書を読み込んだとしても、やはり読み込んだ時間と同じ時間、もしくはそれ以上にスピーキングやライティングなどで実践する必要があります。

英文法をちゃんと理解してから英会話に挑戦しよう、英単語をいくつ覚えたら英会話を始めてみよう、ではなかなか始められないですし、インプットばかりでアウトプットが追いつかなくなってしまいます。実践しながら実力をつけていくのが一番学習を楽しめるし、能力もグングン上がっていきます。

英語が相手に伝わらなかったとしても恐れずに英語学習を進めていきましょう。