アフリカの英語ってどう?

英語は多くの国で公用語となっている言語ですが、アフリカ人が英語を話すというイメージがない人も多いのではないでしょうか。そんな中、アフリカ人の講師などをオンライン英会話で見かけると、不安に思う人もいるかもしれません。

そこで、ここではアフリカ大陸では英語がどのように扱われているのかをご紹介していきます。

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アフリカ大陸の言語分布について

アフリカ大陸は、言語的な意味では世界で一番複雑な大陸かもしれません。アメリカ大陸は北は英語、中南米はスペイン語とポルトガル語、一部英語・・・という風にはっきりとわかれています。オセアニアも国ごとに言語がはっきりしていますし、ユーラシア大陸は大きいだけあって、さまざまな言語が話されていますが、陸続きになっている国の言語は似ていますし、その国で話されている言葉もはっきりしていますよね。

しかし、アフリカ大陸の場合は、昔植民地だったということが影響してなのか、公用語として定められている言語がバラバラです。また「公用語」と国民が日常的に話している言葉も違う場合もあったりします。

植民地だった歴史の影響で、ヨーロッパ言語が公用語になっている国も多く存在します。英語、フランス語の国が多く、この2つで全体のほとんどを占めています。他には、スペイン語、ポルトガル語の国もいくつかあります。

アフリカに旅をするならフランス語が話せた方がいいと言われますが、これは、英語の他にはフランス語が話せる人がアフリカには多いからなんですね。

アフリカ人たちの元々の母国語ももちろんあります。しかし、アフリカは民族が非常に多く、民族ごとに言語が違うので、かなり多くの言語がアフリカ大陸に存在することになっています。

ちなみに、上記のヨーロッパ言語以外でアフリカで多くの人々に使われている言語は、アフリカーンス語、アラビア語、スワヒリ語といった感じです。特にアラビア語は、アフリカにはイスラム教の国が多いこともあり、多くの国で話されている言語です。

しかし、そんな国々でも、英語やフランス語も公用語になっていたりします。

アフリカにも英語のネイティブスピーカーがいる?

通常は日本語しか話さない私たちとは違って、アフリカでの言語を「母国語」とカテゴリするのは難しいので、英語が母国語の国がアフリカにあるかというと、それは「ない」ということになるでしょう。

しかし、生まれた時から英語が家庭内でも家庭外で話されているような状況なら「ネイティブスピーカー」といえますよね。アフリカで、英語のネイティブスピーカーはいるのでしょうか。

英語のネイティブスピーカーということで、代表的な国は南アフリカでしょう。南アフリカで最も多くの人に話されているのは、アフリカーンス語ですが、英語がネイティブだという人もいます。

アフリカ人の英語は、たとえ流暢に話せる場合でも訛りがあって聞き取りづらいという人もいるのですが、南アフリカの英語は、とても綺麗で聞き取りやすいでしょう。南アフリカ独特の言い回し等もあるようですが、外国人にそれを使うことはあまりありません。イギリス英語にとても似ていて、文法などもイギリス英語よりになっています。

ですから、英会話講師が南アフリカ出身だということなら、ほとんどの場合ネイティブスピーカーですから、その英語力に不安を感じる必要はありません。

では、南アフリカ以外の国ではどうかというと、ナイジェリアなんかもほぼネイティブと言っていいでしょう。ナイジェリアでは、300前後の民族が存在していて、それぞれ独自の言葉を持っています。そして、同じ民族間ではその言葉で会話をしますが、民族が違うと英語でないと意思の疎通ができないそうです。

特に都市部では違う民族同士でも同じように生活をしますから、家族や親戚以外とは英語のみで会話ということも少なくないようです。つまり、公式の場ではナイジェリア人は英語で会話をすることになります。そういった背景から考えると、ナイジェリア人は生まれた時から自分の民族の言葉(私たちで言う母国語)と、英語のバイリンガルと言っていいでしょう。実際、ナイジェリア人は自分のことを英語のネイティブスピーカーだという人も多い傾向にあります。

アジアでは、マレーシアなんかが同じような環境ですよね。国語のマレー語と英語は、マレーシア人ならどちらも流暢に話せます。

というわけで、アフリカにも英語のネイティブスピーカーが多く存在しているのです。

アフリカで英語が公用語の国

では、英語が公用語として機能しているアフリカの国の状況もみてみましょう。

ジンバブエという国では英語が公用語になっていますが、その他にもたくさんのアフリカ独自の言語が公用語として定められています。

「ジンバブエ」という言葉はショナ語という言葉で「石の館」を表しているそうです。このことからジンバブエではショナ語が広く使われていることがうかがえます。実際、国民の7割位が母語をショナ語とするショナ族なので、ジンバブエで一番話者が多いのは、ショナ語のように見えるかもしれません。

しかし、実際は話者数という観点からすると、英語の話者の方が多いと考えられます。ジンバブエも前述のナイジェリア同様、他の民族との会話は英語で行われるからです。ただし、ジンバブエの場合7割がショナ族なので、ショナ族は家庭外でもショナ語を使って会話をすることも多いようです。

そのため、ジンバブエ人は国の共通語として英語を小学校から習うことになります。ちなみにジンバブエ人が習う英語も、イギリス英語だそうです。これは元々イギリスの植民地だったからですね。

学校で英語を習っている最中、そしてその後も日常生活において英語を使うことも多いジンバブエ人は、ネイティブとまでは行かなくても、セミネイティブと言ってもいいでしょう。

日本人にとって比較的馴染みのある国でいうと、ガーナなんかでも英語が広く使われています。ガーナも他のアメリカ諸国と同様に、他の民族との会話が母語だけではできない国です。しかし、ガーナでは小学校から授業は全て英語で行われるため、きちんとした教育を受けている人なら流暢に英語が話せます。

ガーナ独特の言い回しなどもあることから、こちらもほとんどネイティブに近いセミネイティブスピーカーだということになります。

ちなみにガーナの公用語は英語ということになっています。しかし、きちんとした教育を受けてない人は英語が話せないので、国民に公用語が話せない人もいるということになってしまいます。アフリカでは、そんな地域は少なくないようです。

そして、スワヒリ語が国語になっているケニアも同じような状況で、イギリス英語を日常的に使用する国となっています。ガーナと同様、学校教育は英語で行われていますし、ケニア人の若い人なら、ケニア人同士の日常会話も英語を使います。メディアなんかも英語のものが多いようです。

この他にも、同じような状況で英語のセミネイティブと言ってもいいような国が、アフリカにはたくさんあります。多くの人が持っているイメージに比べると、アフリカ人は英語を日常的に使っているんですね。

まとめ

アフリカは国が多く、英語が公用語の国も多いため、その全てをご紹介することはできませんでしたが、アフリカ出身の英語講師がいても、心配は要らないということはわかっていただけたのではないでしょうか。

地域によって独特の訛りはありますが、それも楽しみながらレッスンを受けてみてください。

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