TOEIC®L&R TEST part7をしっかり解けるようになる勉強法!

TOEIC

TOEIC®L&R TEST Part7は、長文リーディング問題になっています。15個くらいの長文が用意されていて、それぞれの文章に2~5問ほどの設問があり、それを解いて行く問題になっています。この長文は、新聞記事のようなものやコラム、Eメールやチャット画面など、さまざまな形態のものが出題されます。新形式になって、このPart7の難易度はさらに上がってしまいました。

長文なだけあり、このPart7に一番時間がかかってしまうという人も少なくありません。時間がかかってしまうことで、時間切れになり全問解けなかったという人もしばしばいるようです。

このPart7の問題がスラスラ解けるかどうかが、TOEICのリーディングパートで点数がとれるかどうかがかかっているといっても過言ではありません。

ここでは、このPart7を攻略するための方法をご紹介していきます。

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まずはPart7頻出の語句をしっかりと学習する!

Part7を攻略するには、まずは頻出語句をしっかりと身につけておきましょう。知らない単語が少しくらいあっても問題ありませんが、わからない言葉が多ければ多いほど、読み解くのに時間がかかってしまいます。

頻出される語句を覚えるには、単語帳を探せばいいと思う人もいるかもしれません。しかし、TOEICで高得点を狙うなら、単語は単語だけではなくフレーズで覚える方が効率も良く、使い方も身につきます。

ですから、Part7の頻出語句を覚えるためには、Part7向けの問題集でさまざまな長文を読むようにしましょう。頻出語句は、色々なPart7形式の問題を読んでいれば、自然とわかってきます。

Part7対策をするためにオススメの問題集にはこのようなものがあります。

公式TOEIC Listening & Reading問題集

TOEICの公式問題集です。全てのパートが入っていますが、公式なだけあって、実際のTOEICでよく使われるようなトピックや表現がたくさん出てきます。このPart7部分をやれば、Part7ではどんな表現や語句が出るのか感じ取れるようになるでしょう。

TOEIC L&Rテスト 究極のゼミ Part7

新形式にしっかり対応した、Part7に的をしぼった問題集です。出版社がアルクだというのも信頼できますね。

この問題集のよいところは、問題文の読み上げ文章を無料でダウンロードできるところと、解説がわかりやすいところです。

このような問題集を使って、自分にまだ身についていない単語を覚えるには、意味のわからなかった単語が入っているフレーズをそのまま抜きとり、ノートに書き写しましょう。その単語の意味を調べつつ、全体の文章としての意味も理解するようにします。和訳も一緒に書き写しておきましょう。あとは、声に出して読みあげてください。

わからなかった単語は、参考書の中で蛍光マーカーで線を引いておくことをおすすめします。

ある程度時間が経った後で、その問題をもう1度解いてみましょう。またその単語が思い出せないかもしれません。しかし、マーカーが引いてあるので前回も間違えたということがわかります。そして、ノートを見てみるとこのフレーズが和訳と一緒に載っているというわけです。

間違えた部分は覚えるチャンスになります。間違えた方が記憶には定着しやすいのです。フレーズごと書き残しているので、その単語を使いこなせるようにもなって一石二鳥ですね。

フレーズを書き写すノートは、小さめのものをおすすめします。どこにでも持ち歩くことができるからです。ちょっとした空き時間にこのノートを眺めていると、より単語やフレーズを覚えやすくなります。

日本語訳(精読)をやめる!

Part7を制するためには単語力による読解力も必要ですが、スピードもかなり重要です。どれだけ単語がわかったとしても、読むスピードが遅いと時間が足りなくなってしまいます。

Part7の長文を読むのに、文章の最初から日本語訳をするようにゆっくりと精読することは厳禁です。精読とは、細かいところまでしっかりと読むことを指します。細かく読まなければ意味がわからないのでは?と不安に思うでしょう。しかし、Part7のような選択肢が用意されている長文問題には精読は必要ありません。英語上級者の方でも、精読をしていたら時間が足りなくなってしまうでしょう。

ではどうすればいいのかというと、Part7の問題を解くときには、まず長文の文章を読むより先に問題の方に目をとおしてください。その内容を覚えられる気がしないなら、メモ書き程度で日本語で何を訊かれているのかを書き残しておいても問題ありません。

その問題の解答は長文の中にあります。問題の方を先に頭に入れておけば、長文を流し読みしている間にその解答がどこに書いてあるのかを発見することができます。

精読すべきはその周辺のみです。問題の解答が書いてある部分の周辺は重要ですから、少し丁寧に読むことをおすすめします。

このやり方は慣れるまで少しトレーニングが必要かもしれません。しかし、TOEICで900点以上などといった高得点を出す方のほとんどがこの方法で問題を解いているようです。

問題集のPart7の部分で、このやり方を何度も試してみて時間短縮に努めましょう。慣れてくると、このやり方をすると全文を精読したときに比べてかなり早く解けることがわかるはずです。

実際のTOEICテストでは、時間が余った時のみ見直しとしてこのPart7を精読してみてもいいでしょう。

捨てる問題を見極める

問題集のPart7の部分を何度か解いていると、自分が苦手な長文問題がわかるようになります。TOEICの問題は全てが難しいわけではなく、そこそこの英語力しかない人でも解ける問題が混じっているので、まずはそういったすぐに答えられるものを見極めてから解いていきます。このとき、解答欄を間違えないように気をつけてください。

そして、余った時間を苦手な長文問題に回すようにします。

いくら得意な問題だったとしても、何度読んでも答えがわからない問題もあるでしょう。それもいさぎよく飛ばします。考えてもわからないことは、まだ知識としてない問題かもしれません。勘で選択肢を選んで、問題集の方にわからなかった問題として何か印をつけておきましょう。そして、時間が余ったときにまたその問題に戻って考えてみます。時間を置くとなぜか解答がわかることもありますが、今わからない問題に時間を費やすのは無駄です。

苦手で飛ばした長文問題を解くときにも同じことで、苦手なりにわかる問題から解いて行くようにしてください。

すぐに解けない問題に時間を費やしていると、本来は解けるはずの問題まで解く時間がなく点数が取れないということが起こります。

しかし、苦手で飛ばした長文問題にしても、解答が分からなかった部分にしても、空白で提出しないでいいようにしてください。解答がわからない場合、ヤマ勘でマークシートを塗りつぶしましょう。選択肢は4つくらいですから、25%の確率で点が取れるかもしれません。ですから、空白で出すのはもったいないのです。

アプリを使ってスキマ時間を活用する!

TOEICのための勉強に効果的なアプリは、無料のものから有料のものまで、さまざまなものが作成されています。中にはかなり有用なものもあります。

スマホアプリなら、移動中やちょっとした時間、寝る前などにささっと勉強できるので、1つか2つは持っておくととても便利です。

ここではどんなレベルの人にもおすすめできるアプリを4つほど紹介します。アプリの口コミなどを見て、自分に合いそうなものを選んでみましょう。

English Upgrader(無料)

TOEIC公式協会から出ている無料英語学習アプリのEnglish Upgraderは、さまざまな場面での会話例がまとめられています。TOEIC公式ということで、TOEICでも見かけるようなシチュエーションばかりです。

音声付きの英語・日本語訳のスクリプトが30以上用意されているため、このアプリに慣れるだけでもTOEICで点数が取りやすくなるでしょう。

TOEIC®L&R TEST 実力判定アプトレ(有料)

TOEICの勉強をするというよりは、今の仮TOEICスコアを知るためのアプリです。TOEICの実試験ほど長くはありませんが、このアプリで模試を受けることで、今の自分の実力が大体どのくらいのものであるかを知ることができます。

ざっくり英語ニュース!(無料)

かなり評判の良い英語アプリの「ざっくり英語ニュース」は、英語学習に特化したリーディング力を鍛えられるアプリです。TOEIC向けに作られているわけではありませんが、時事問題や新聞記事からの出題もあるPart7を攻略するためには、英文ニュースを読み慣れておくことも重要です。

ざっくり英語ニュース!の英文記事は、その全てに和訳がついています。リーディングスピードを上げたり、ニュースに使われる単語力を高めるのにとてもおすすめのアプリです。

キクタンTOEIC® (有料)

アルクから出ている超人気シリーズの「キクタン」のTOEICバージョンです。目指すスコア別に600点、800点、990点の3つのレベルのアプリが出ています。

問題を解いているうちに単語力が身についていくという、TOEIC頻出単語を覚えるのに必携のアプリです。Part7だけではなく、TOEIC全体の頻出単語なので、Part7以外の問題をスラスラと解くための大きな味方になってくれます。

まとめ

TOEICのPart7は冒頭でも触れたとおり、新形式になりますます難易度が高くなってしまいました。問題形式が特殊なものもあり、わからない部分に時間を割いている場合ではなくなってきています。

ですがしっかり対策をしていれば、点数を取れるパートです。アプリや問題集の力を借りながら実際の試験にそなえておきましょう。