【保存版】英語が伸びた人はやっているおすすめの勉強法

今回は英語をマスターするためにお勧めの勉強方法をご紹介します。
中級者向けの内容になりますが、初級者の方にとっても重要な内容になっていますので一度ご覧頂ければ幸いです。

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やはり英会話を楽しくトレーニングしていくためには、発音が重要です。英語の発音が良いと、ネイティブとの英会話で、”Pardon?”とか、”Excuse me?”とか、”Sorry?”とか、聞き返される確率が低くなります。反対に発音が悪いと、”What’s that?”、「なんだって」と、最悪の問いかけをされて、恥ずかしい思いをすることもあるでしょう。そうなれば、「もう英語なんて絶対しゃべらないぞ」と、心に誓うことにもなりかねません。つまり、英語との決別が起こります。

英語をあきらめないためにも、英語に挫折しないためにも、又、英会話のトレーニングを楽しくやっていくためにも、ご自分の英語の発音をある程度のレベルまで上げておくことを強くお勧めします。ご自分の英語の発音をネイティブに通じるレベルまで良くしておくことは、英会話のトレーニングを始める際、まずは最初にとりかかりたいことです。そして、日本語訛りが目立つ英語を卒業して、ネイティブに近い話し方ができるように頑張りましょう。

発音の次は英文法にも注目します。もちろん文法嫌いの方も多いと思いますが、英文法に親しむということは、いろいろな場面での英会話表現のニュアンスが理解できるということで、ご自分の英会話の表現にも厚みが出てきます。今回は、日常英会話でよく使われるフレーズを文法の観点から考えていきます。英文法は、例文で表現のニュアンスを感じ取りながら理解していくのが最も有効的なやり方です。

英語は言葉ですから、スピーキングは、当然、重要になります。残念ながら日本人は、他のノンネイティブの英語学習者と比べると、スピーキングの絶対量が不足しています。これは、センシティブで恥ずかしがり屋の国民的性格が関係しているのかも知れません。発音をよくしながら、どんどん英語の音読を続けましょう。英語を話すことに違和感がなくなれば、しめたものです。英語がうなぎのぼりに上達します。

通勤や通学の隙間時間は、音読の練習には不向きですが、リスニングの練習には最適です。リスニングは、スピーキングと表裏一体です。リスニングが良くなれば、スピーキングも良くなります。通勤や通学の隙間時間をリスニングの練習時間に利用することをお勧めします。最後に、簡単ですが、お勧めの英語勉強サイトと英語勉強アプリのご紹介をさせていただきます。

発音しっかりとやっていますか?

英会話のトレーニングを始めるなら、まずは、発音トレーニングから始める!

前述しましたが、多くの人が英語につまずいたり英語をあきらめたりする理由に英語の発音の問題があります。英語の発音が上手くできないと悩んでいる人が多いのです。昔、英会話学校の講師をしていた時、生徒さんの発音の実力レベルを上げてあげると、みるみる効果が現れました。英語を話すことが楽しくなり自分の英語に自信が持てるようになったのです。当然、話す時の声も自然と大きくなり、英語を話す時には、笑顔で話せるようにもなりました。

こういう話を聞いたことがあります。「人は、一つの言語を習得すると他の言語を拒否するようになる」。記憶があやふやで、翻訳調のまずい日本語になりましたが、言いたいことは、一度ある言語を母国語にしてしまうと、他の言語については、それを第二外国語として受け入れるどころか、その外国語を全く拒否してしまう傾向があるということです。

古代ギリシャでは、ギリシャ人は外国人のことを「バルバロイ」、つまりギリシャ語で「聞きづらい言葉を話す者」、または「訳の分からない言葉を話す者」と呼んだそうです。これは、正に自分の母国語以外は、許容しないという気持ちの表れではないでしょうか。英語が話せるようになりたいと願いながら英会話のトレーニングに明け暮れていても、こんな意識が頭のどこかにあるのかもしれません。

私は、英語の発音に関しては、あまり苦労はしませんでした。中学から始めたバンドのボーカル担当で、英語の唄をたくさん歌っていたことが役に立ちました。英語の唄を歌っていると発音のルールが身につくのです。ここで、少し例を挙げてみましょう。

英語カラオケで練習できる発音トレーニング!

例えば、The Police のRoxanneという曲ですが、後半の歌詞に

I know my mind is made up 「僕は、決めたよ」

So put away your make-up 「だから、化粧は落としなよ」

Told you once that I won't tell you again 「もう二度と言わないと、前に言ったよ」

It's a bad way 「(そんなあんたの生き方は)まずいやり方だ」

という部分があります(歌詞全体を見ていただかなければ、ニュアンスが伝わりません)。

The Police – Roxanne

https://www.youtube.com/watch?v=3T1c7GkzRQQ

動画では、この部分は、1:45分位から始まります。

カタカナで英語の発音表記をすることに違和感を持たれる方もおられると思いますが、

英単語が連続すると音に変化が生じることを示す場合は、非常に役に立ちます。

I know my mind is made up. で、

“my mind is”は、「マイ マインド イズ」ではなく「ママインディズ」と発音され、

“made up”は、「メイド アップ」ではなく「メーダップ」と発音されます。

So put away your make-up.で、

“so put away”は、「ソープットアウェイ」ではなく「ソプタウェィ」と発音されます。

そして、

“Told you once”は、「トウルド ユー ワンス」ではなく「トォジュワンス」と発音されます。

“that I won't tell you again” 「ザット アイ ウオント テル ユーアゲイン」から、

「ザッアウォンテルヤゲン」になります。

つまり、

「アイノ ママインディズ メーダップ」

「ソプタウェィ ヤメイカーップ」

「トォジュワンス ザッアウォンテルヤゲン」

「イッアバードウエイ」

みたいな感じに発音されていると聴こえるはずです。スティングの歌をフォローしながら聴けば、なお良く分かるはずです。

この部分で、一番聞き取りが難しいのは、

Told you once that I won't tell you againの、”that I”の部分でしょう。

歌詞カードなどには、

Told you once, I won't tell you againと、”that”なしの表記がされていますが、

私には、

Told you once that I won't tell you again

と、”that Iいう風に「ザッアィ」と聴こえます。

”that I”は、普通の場合は、「ザタイ」と発音されますが、ここでは、スティングが「ザッア(ィ)」と歌っているように聴こえます。皆様は、いかがでしょうか。今回、又、こういう風に聴き取りすると、昔を懐かしく思い出します。本当に命がけで、一曲の英語歌詞の録音テープを何度も何度も耳をすませて聴いたものです。今ならインターネットで曲の動画や歌詞も見られます。

このように1つの英語の唄を何度も何度も聴いてその発音に自分の発音を近づける努力をすることは、ご自分の英語の発音が良くなることと、英語の発音のルールに慣れ親しんで英語の単語の並びを想像するだけで発音が予想できるようになります。曲の歌詞は、「曲の名前とlyrics」と入れて検索すれば、歌詞の表示サイトが出てきます。

是非とも英語カラオケで発音練習しましょう。別に人前で歌うわけではないので、恥ずかしがる必要もありません。できれば、ボイスレコーダーに録音してご自分の発音と歌手の発音を聴き比べます。最初、自分の録音された唄を聴くと、あまりにも原曲の歌い方と異なり、テンションが下がるかもしれませんが、エデイー・マーフィーだってあの程度ですし、あくまでも目的は、あなたの発音の改善です。カラオケの歌を競うためではありません。

映画の中でこの曲が歌われている場面があります。それは、邦題「48時間」、英語のタイトルが”48 Hrs.”のアメリカ映画の中です。エデイー・マーフィーが演じるレジーという囚人が独房の中でウオークマンのテープを聴きながらこの曲を歌っているシーンです。

本人は、スティングと同じように上手く歌っているつもりでしょうが、スティングの歌とは比べ物になりません。ちなみに、エデイー・マーフィーはコメディアンとして活躍した後、いくつもの映画に出演して、素晴らしい演技を見せています。

Eddie Murphy - Roxanne (English)
https://www.youtube.com/watch?v=NjQ2DgNoHjs

ヘッドホーンで唄を聴きながら自分もその唄を歌うと、歌手が歌うように自分も上手く歌っているように思うものです。でも実際は全くそうではありません。映画「48時間」の中でエデイー・マーフィーが演じていたのは、そんな面白さを表したものです。

英単語がつながると音が変化する発音のルールに慣れ親しもう!

私は、英語の唄をネイティブ並みの発音で歌うことにこだわりました。それでレコードやCDを何度も聴いて、まずは曲のギターのコード進行をコピーした後、今度は歌詞の方に集中しました。何度も何度も唄を聴いて自分の発音を歌手の発音に近づけていくのです。これもギターのコード進行をコピーするのと同じように、慣れてくると速くできるようになります。

私は、発音のルールなどは教わらずに、常に1曲ずつ英語の歌詞と格闘するように自分の発音をネイティブの発音に近づける努力をしました。おかげで、実際の体験から英語の発音ルールをマスターすることができたのです。前述しましたように、常に英語の音読をしながら英語の発音ルールに慣れ親しみ、ご自分の発音の改善に取り組まれるようにお勧めします。

文法は基礎からしっかりと

私は、文法は必要だと思いますが、日本で教えられるような方法ではなく、例文でその表現のニュアンスを体得するべきだと考えます。中級から上級を目指して、さらに「英語がペラペラに話せる」レベルに挑戦するなら、日本語に翻訳してから英語を話すのでは、話し方にスピードが出ません。常にぎこちない英語表現になります。英語らしい英語を話すためには、英語で考えて英語を話すことが必要になります。

日本語で過去分詞がどうだとかBe動詞がどうだとか、頭の中で常に日本語で考えながら英語を話すのは、あまり得策ではないと考えるのです。たくさんの英語の例文を日本語に翻訳して覚えるのではなく、語順や表現の持つニュアンスで理解することが必要だと思います。そしてもちろん、たくさんの例文を参考にする際には、発音のルールも意識しながら音読をしていきます。ここで、いろいろな例文をみながら、様々なニュアンスの英語表現を考えてみましょう。

まずは、仮定法過去完了から!

仮定法過去完了は、英文法の観点から考えると、かなり難易度の高い表現になります。それでは、いろいろな例文でご説明させていただきます。

You shouldn't have done that.

「ユーシュドゥントゥダンザット」
日本語的には、実際にしてしまったことに対して「するべきではなかった」という表現ですね。後悔を表す表現として使われることはもあります。

You shouldn't have done that.
「そんなことは、すべきではなかったよ(実際はしている)」

You really shouldn't have done that.
「そんなことは、本当にすべきではなかったよ(実際はしている)」

You probably shouldn't have done that.
「そんなことは、おそらくすべきではなかったよ(実際はしている)」

You shouldn't have done that thing.
「あのことは、すべきではなかったよ(実際はしている)」

You shouldn't have done that to me.
「そんなことは、私にすべきではなかったよ(実際はしている)」

No, you shouldn't have done that.
「いや、そんなことすべきではなかったよ(実際はしている)」

You know you shouldn't have done that.
「わかるだろう、そんなことすべきではなかったよ(実際はしている)」

この表現の元の形は、

You should not have done that.で、

助動詞の

SHOULD + NOT + HAVE + 過去分詞

の語順になります。

ただ、普通は、

You should not have done that.の形では、あまり使われません。

You shouldn’t have done that.

You shouldn’t’ve done that.と発音上はなり、

日常英会話では、最後のこの形が最もよく使われます。
ただ、早口でこの形を使われると、聴き取れない場合が多くありますので、
ご自分でも早口で話せるようにして、慣れ親しみましょう。

発音に関しては、「ユーシュドゥントゥダンザット」と発音することになり、
は、発音の際に下唇をかむ必要があります。読み上げサイトで発音をお聴きください(いくつかのサイトでは、最後の短縮形に対応できない発音のものもあります)。「無料 英文読み上げサイト」で検索すると、複数の読み上げサイトが出てきますので、いろいろなサイトでお試しください。ダウンロードなしで使うことができ、もちろん無料です。

さて、SHOULD+NOT+HAVE+過去分詞の語順で、
助動詞の SHOULD の部分が
COULD, WOULD, MIGHT に変わるとニュアンスの違いが出ますので、
それを例文で覚えていきます。それでは、ここから例文のオンパレードになります。

You should have done that.

「ユーシュドゥダンザット」
先程とは逆に、していなかったことに対して「すべきだった」という表現です。

You should have done that. 
「それをすべきだったのに(実際はしていない)」

You should have done that yesterday. 
「昨日、それをすべきだったのに(実際はしていない)」

You should have asked her out last night. 
「昨日の夜、彼女をデートに誘うべきだったよ(実際はしていない)」
(昨夜は、絶好のチャンスだったのに、勇気がないね、何やってんの、お前は、根性なしみたいなニュアンスでしょうか。)

You should’ve asked her out last night. の形が日常英会話では使われます。
(発音上の話です)

ご自分でも早口で話せるようにして、慣れ親しみましょう。

You couldn't have done that.

「ユークドゥントゥダンザット」

You could not have done that. 
「そんなことは、できなかったかもしれない(実はできている)」

You couldn't have done that. 
「そんなことは、できなかったかもしれない(実はできている)」

You couldn't have done it without me.
「それは、私抜きでは、できなかったかもしれない(実はできている)」

日常英会話では、次の形がよく使われます。早口で話せるようにして、慣れ親しみましょう。

You couldn't’ve done that. (発音上の話です)

You could have done that.

「ユークドゥダンザット」

You could have done that. 
「あれは、できていたかもしれない(実はできていない)」

You could have done better than that. 
「あれよりもっと上手くできていたかもしれない」

日常英会話では、次の形がよく使われます。ご自分でも早口で話せるようにして、

慣れ親しみましょう。

You could’ve done that.(※発音上です)

You wouldn't have done that.

「ユーウドゥントゥハダンザット」

You would not have done that. 
「そんなことは、しなかったのに(してしまった)」

You would never have done that. 
「そんなことは、決してしなかったのに」

You wouldn't have done that, would you. これは、付加疑問文で、
「そんなことは、しなかったのに(してしまった)、そうだよね」のニュアンスになります。日常英会話では、これもよく使われる表現になります。
日常英会話では、次の形がよく使われます。早口で話せるようにして、慣れ親しみましょう。

You wouldn't’ve done that. (※発音上です)

You would’ve done that.

「ユーウドゥダンザット」

You would have done that. 
「それをしたかもしれない(実は、していない)」

You would have done that anyway.  
「とにかく、それをしたかもしれない」

If I had asked you to do that last week, you would’ve done that for me? 
「先週それをするように頼んだら、私のためにそれをしていてくれたの(実際はしてくれてはいない)」

If you had not shown up last night, I would have asked her out. 
「もしあんたが昨夜現れなかったら、俺は彼女をデートに誘ってたのに、(お前が来たからチャンスが消えたよ)」みたいな感じになります。

You might not have done that.

「ユーマイトノットハダンザット」

You might not have done that. 
「それをしなかったかもしれない(していた)」

You might not have noticed that. 
「それに気づかなかったかもしれない」

You mightn't have done that. 
「それをしなかったかもしれない(していた)」

発音に注意して「マイトントハダンザット」です。

日常英会話では、次の形がよく使われます。早口で話せるようにして、慣れ親しみましょう。

You mightn't've done that.  「それをしなかったかもしれない(していた)」

発音に注意して「マイトントダンザット」です。

You might have done that.

「ユーマイトダンザット」

You might have done that. 
「それをしていたかもしれない(していない)」

You might have noticed that. 
「それに気づいたかもしれない」

日常英会話では、次の形がよく使われます。早口で話せるようにして、慣れ親しみましょう。

You might’ve done that. 
「それをしていたかもしれない(していない)」

発音に注意して「マイトダンザット」です。

今回は、英文法では難易度の高い仮定法過去完了の例文をみながら、表現のニュアンスを感じることに注目してみました。難易度の高い表現方法ですが、過去の事実に反することが表現できますので、日常英会話でもよく使われます。一度、発音に慣れるとそれほど難しい発音でもありませんので、是非とも慣れ親しみましょう。

英文法は、多数の例文を発音のチエックも行い、なるべく速く話せるように、発音もネイティブに近づけていけるように音読して練習していきます。前述しました読み上げサイトとボイスレコーダーを併用していただくと効果的に練習が進められますので、是非ともご利用下さい。いずれ、いろいろな時制での進行形、受動態、完了形などの重要な英文法の説明も機会を改めてさせていただきたいと思います。まず文法の練習方法について例文を使いご説明させていただきました。

音読は絶対にやるべき!

英語を上達させるためには、どんどん口にだして英語を話すことが重要です。前述しましたが、日本人は、他のノンネイティブの英語学習者と比べると、スピーキングの絶対量が不足しています。恥ずかしがらずに英語を音読することを習慣にしましょう。

いつも提案させていただいているオンラインで使える無料の「英文読み上げサイト」を利用することをお勧めします。ほぼネイティブ並みの音声であなたがコピペした文章を発音してくれます。これなら、自宅のパソコンの前でできますので、思う存分ご自分の発音をネイティブ並みのレベルに引き上げる音読練習ができます。

読み上げてもらいたい日常英会話でよく使われる表現などをサイトにコピペして読み上げてもらいます。その後に自分でも読み上げて、二つの発音をこれも無料で使えるボイスレコーダーに録音しておきます。それから、録音した音読練習を聴きながらご自分の発音を修正していきます。又、発音する際の音の変化や消音などの現象にも注意を払いながら発音のルールを覚えていきます。これを半年も続ければ、発音に対しては、自信がつくはずです。

ここで重要なのは、どうしてそんな音の変化が起こるのか、どうして音が消えるのかなどの理由をその都度確認しておくことです。そうすることにより、あなたは、発音のルールを習得してご自分の発音に自信を持つことができることでしょう。

音読のテクニックについては、シャドーイングやスラッシュリーディングなどがあります。

スラッシュリーディングは、同時通訳者のトレーニングに使われるような高度なテクニックですので、いずれ又、ご紹介させていただきたく思います。シャドーイングにつきましては、基本的に2種類のシャドーイングがあります。

1つは、音の特徴に注目するシャドーイングで英語独特のリズムを体得して日本語アクセントの英語を話すことから卒業して英語らしい話し方を目指します。もう1つのシャドーイングは、意味に注目するシャドーイングで、常に日本語に翻訳してから英語を話す癖をつけないためにも、このシャドーイングは、個人的には、あまりお勧めできません。

最初の音読のテクニックであるシャドーイングをしながら英語独特のリズムを体得して日本語アクセントの英語を話すことから卒業しましょう。そして、前述しましたように、常に英語の音読をしながら英語の発音ルールに慣れ親しみ、ご自分の発音の改善に取り組まれることをお勧めします。

ちょっとした隙間時間も勉強に活かそう!

私は、隙間時間に外国語のリスニングをしてきました。リスニングの復習ではありません。リスニングの本番です。リスニングの復習はパソコンの前で音読しながらします。隙間時間のリスニングは、初めて聞くもので、私の場合は英語のニュースやノンフィクションのプログラムなどです。その日の隙間時間が分かるので、その時間分の材料をMP3にしてウオークマンに入れておくのです。できれば、-5-6分の長さの物が最適です。

リスニングの素材は、無料でダウンロードできるものが無数にあります。本当にありがたいことです。どうして初めて聞くものばかりを隙間時間に聴くかというと、まず暇つぶしになります。初めての物なら少し緊張しながら注意を払って聞けます。集中して聞くことができるのです。素材はいくらでもあるので、自分が退屈な素材だと思えば、飛ばして次の素材を聴きます。テストじゃありませんから、興味のあるものだけを聴けばよいのです。

本当に興味を持てる素材については、メモを取ることもお勧めできます。理解できない英単語や聞きづらい言い回しなど、スペリングが間違っていても大丈夫ですから、書きとっておきましょう。その後、PCの前でもう一度、その部分が聴き取れないか、理解できないかを再確認します。

もし、できなければ、スクリプト(大抵のサイトでは、放送されたスクリプトも利用できます)を見ながら、理解できなかった個所や聴き取れなかった個所を確認していきます。重要なことは、この時スクリプトを必ず音読することで、特に理解できなかった個所や聴き取れなかった個所は何度も音読を繰り返します。

本当に興味が持てる内容なら、スクリプトを丸ごと暗記するのも効果的です。いずれ上級になれば、BBC, CNN, NPR, NEW YORK TIMESやVOAのサイトからの情報に興味を持つことでしょう。毎日、それらの新しいニュースを聴き、ご自分のリスニングの能力を確認しながらその能力を伸ばしていくことが可能です。

隙間時間で初めて聴いたニュースなどを自宅のPCの前で音読をしながら復習する。それを確認のために数週間後にもう一度隙間時間で聴いてみる。こうすることで、ご自分がしっかりとそのニュースなどを理解できているのかどうかを確認することもできます。

ですから、私がお勧めするのは、興味が持てて初めて聴くニュースを隙間時間で聴くことと、音読をして復習したニュースなど、時間をおいて、やはり隙間時間で聴いてみることです。

レベル別おすすめ英語勉強サイトと勉強アプリ

年々、インターネットを使えば英語だけでなく他の外国語も留学などせずともマスターできるなという思いを強くしています。私の場合は、留学から卒業後の就労も含めてアメリカには20年以上いました。 今なら日本にいても全く問題なく、それも殆どお金を掛けなくて英語がマスターできると思います。お金が必要なのは、ネイティブとの会話練習にかかる費用だけでしょう。それも、日本ではオンラインでできる英会話のプログラムがいくらでも利用できます。

ただ、英会話をマスターするための情報があまりにも多すぎて、逆に、どのような勉強方法で、どのようなサイトを使い、どのようなアプリを使って英語をマスターしていくのかに悩むのではないでしょうか。本当に贅沢な悩みです。それで、今回は、お金がかからない、つまり無料のサイト、プログラムやアプリなどをお勧めしたいと思います。

レベル別おすすめ英語勉強サイト

NHKの語学教育番組、「ニュースで英会話」(英語 日本語)

https://cgi2.nhk.or.jp/e-news/index.cgi

本当は、日本語のサイトより英語のサイトで英語を読みながら英語に慣れ親しんでいく方法をお勧めしたいのですが、どうしても日本語に頼りたい方のために、NHKの語学教育番組、「ニュースで英会話」をお勧めします。この語学学習番組は、ウェブサイト、テレビ、ラジオと3つのメディアで利用できるクロスメディアの手法を展開しています。

お勧めは、興味をそそるニュースが多く、いろいろなジャンルからニュースが集められているので、飽きることなく利用できるということです。又、リスニング練習や英単語を覚えるための練習問題や特にボキャブラリーについては、未習の英単語を登録して保管しておけるMy単語帳の機能もありますので、英単語の記憶練習として利用できます。そしてこの素晴らしい英語学習企画は、全て無料で利用できます。

TED (Technology, Entertainment, Design)(英語)

https://www.ted.com/

毎年、世界的な講演会を主催しているTEDの講演会は、トピックだけでも400以上あり、トピックごとに膨大な2000以上の動画講演会が催されています。そして、何よりも全てが無料の上質の素晴らしい講演ばかりです。ノーベル賞受賞者をはじめ世界中から選ばれた多種多様な専門分野における一線級の人物の講演が視聴できます。膨大な講演からはリスニングだけではなくプレゼンテーションのやり方についても学ぶことができます。

動画で話されている英語はトランスクリプトがありますので、聴き取りは、それを利用しましょう。まずは公式サイトに進み、やや右上に並ぶWATCH にカーソルを合わせます。すると TED Talksが一番上に現れますので、それをクリックします。すると2300+ talks to stir your curiosity、Find just the right one の画面が出ます。ここで興味のある動画講演会を探しだすのです。

BBC(British Broadcasting Corporation)News(英語)

http://www.bbc.com/

BBC Learning English

http://www.bbc.co.uk/learningenglish/

BBC(British Broadcasting Corporation)News、「英国放送協会」は、「イギリス放送会社」(British Broadcasting Company)として1922年に設立されたイギリスの公共放送局です。

BBC Newsで特にお勧めは、「BBC LEARNING ENGLISH」の「The English we speak」のリスニングトレーニングです。何時でも何度でも英国英語を聴きながらリスニングトレーニングができます。トランスクリプトもあるので、それを利用して、聴き取れない部分は確認できます。つまり、リスニングの弱点などを確認することができます。

BBC Newsは、無料で利用できます。BBCのニュースレター、Today's HeadlinesとBreaking News Alertも自分のemail addressで登録すれば、Today's Headlinesは毎日、そしてBreaking News Alertも無料購読できます。是非とも登録をして購読されることをお勧めいたします。

レベル別おすすめ英語勉強アプリ

今回、何度もご説明しましたが、英会話のトレーニングを始められるのなら、まずその前に、リンキングやリエゾンなどの発音のルールに親しみ、ある程度ご自分の発音のレベルを上げることが非常に重要です。ご自分の発音の実力レベルを上げることで、英語のトレーニングに挫折することがないように、英語をあきらめることがないようにしましょう。

そこで、まず今回は、発音やリスニングとスピーキングに役立つ「英文読み上げサイト」と録音してご自分の発音を確認できる「ボイスレコーダー」のご紹介をします。

英文読み上げサイト

NEOSPEECH

http://www.neospeech.com/

IVONA VOICES

http://www.ttsforaccessibility.com/

ReadSpeaker

http://www.readspeaker.com/voice-demo/

Text-to-Speech

http://www.oddcast.com/home/demos/tts/tts_example.php

ご自分のお気に入りの読み上げサイトをお使いください。

ボイスレコーダー

ボイスレコーダーにつきましては、パソコンに標準装備されているものもあります。又、ダウンロードしてご利用いただけますので、「無料 ボイスレコーダー」で検索していただくくようにお願いいたします。

まとめ

今回は、いろいろな勉強方法についてご説明させていただきました。個人的には、やはり発音と音読が英会話のトレーニングを始めていく上では、非常に重要だと思います。何度もお勧めいたしますが、読み上げサイトで読み上げられた発音の後に、ご自分も発音してそれを録音する。それをもとにご自分の発音をネイティブの発音に近づけていくことができれば、英語のトレーニングが楽しくなりどんどんと上達していくものです。

もう一度、今回、ご紹介しました説明をお読みいただき、ご自分で実践していただければ幸いでございます。今回も又、最後までありがとうございました。