英単語アプリmikanを使った学習方法を解説

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英語学習に欠かせない英単語の暗記。
大事だと分かってはいるけど、なかなか集中力が続かない。

そんな悩みをお持ちのために、今回は英単語学習アプリのmikanについて調べました。

特にmikanを使った学習方法について詳しく解説していますので、最後まで読んでみてください。

mikanって何?

mikanは英単語を学習するためのアプリです。

主な使用方法はフラッシュカード(暗記カード)のように1枚ずつカードをめくっていくモードと、1つの単語につき4つの選択肢が出てくるモードがあります。

いずれも短時間で効率的に英単語学習ができるよう設計されています。

mikanの使い方

まず、mikanがどういったものかを説明するために、mikanの基本的な使い方についてご紹介します。

mikanを使う前に

mikanを使って学習を始める前にすることが3つあります。

1)教材を選ぶ
2)レベルを選ぶ
3)目標を設定する

1)教材を選ぶ

mikanを使うためにはじめにすることは、教材を選ぶことです。

mikanでは、

·中高生対象(NEW CROWNやONE WORLDなどの教科書を含む)
·大学受験
·英検やTOEIC、TOEFLなどの各種試験
のための教材が揃っています。

もちろん日常英会話ビジネス英会話を目的とした教材もあります。

2)レベルを選ぶ

次に、偏差値やスコアを基準にして学習レベルを選びます。

学習目的、そしてレベルに合った教材をmikanが自動的に選んでくれます。

3)目標を設定する

最後に、1日に覚えたい単語の数、もしくはアプリを使って勉強する時間から目標を設定します。

1番やさしい目標では、1日5分10単語から設定することができます。

具体的な使用方法

mikanを使った単語学習は主に2つに分かれます。

1つは、「カードめくり学習」
もう1つは、「テスト」です。

カードめくり学習

カードめくり学習は、表に英単語、裏にその意味を書く暗記カードのようにして使います。

英単語が表示されるので、その単語の意味を知っていれば右にスワイプ、知らなければ左にスワイプするだけです。

テスト

テストモードでは、1つの英単語につき4つの選択肢が出てくるので、その中から正しい答えを選びます。

mikanの3つの特徴

英単語学習アプリのmikanには次の3つの特徴があります。

·発音が確認できる
·知らない単語を重点的に学べる
·解答の制限時間を設定できる

発音が確認できる

mikanは、ただ単に英単語を学べるだけではありません。

実際に単語帳を使って勉強するのとは違い、発音を聞きながら学習を進めることができます。

カードめくり学習モードでもテストモードでも、英単語が表示される際にその単語の発音が流れるので単語の「意味」だけでなく、「発音」も学べます。

知らない単語を重点的に学べる

mikanでは、間違えた問題が繰り返し表示されます。

既に覚えている単語を何度もチェックする必要がないので、効率的に英単語を覚えることができます。

解答の制限時間を設定できる

実際の英会話でも、英語のテストでも1つの単語の意味を思い出すのに何秒もかかってしまっては、それは覚えていないのと同じことです。

そもそも、普段の会話で単語の意味だけを聞かれることはまずありませんから、単語を聞いた/見た瞬間に反射的に意味が分かるようにしなければなりません。

mikanでは、解答の制限時間を設定することができます。

制限時間を1秒から設定することができるので、英単語の意味が本当に覚えられているか厳密にチェックすることができます。

mikanの良い点、悪い点

ここまでに紹介したmikanの特徴を踏まえて、良い点と悪い点のそれぞれについても解説いたします。

良い点

まず良い点は、

·テンポよく進められる
·スキマ時間を有効活用できる
の2つです。
それぞれ順番に見ていきましょう。

テンポよく進められる

既に見たようにmikanでは、解答の制限時間を決められます。

具体的には、1秒~10秒の間で設定することができます。

しかし、実際には10秒考えて英単語の意味を思い出すということはないので、長くても3秒以内に解答するようにしましょう。

そうすることで自分が本当にその英単語の意味を覚えているかどうかをチェックできます。

また、1つの単語に時間をかけ過ぎないことで、結果として短い時間で多くの単語に触れられます。

短い時間でテンポよく学習を進められるので、気分的にも楽しく英語学習に取り組めるでしょう。

スキマ時間を有効活用できる

短い時間でも学習に取り組めることのもう1つのメリットは、スキマ時間を有効活用できることです。

電車やバスの待ち時間やちょっとした休憩の際に、mikanを使えば最短10秒から英単語を学習できます。

解答時間を1秒、学習する単語数を10個に設定すれば、10秒で10個の単語を学べます。

制限時間を3秒としても30秒で終わるので、日々のスキマ時間にmikanを使うことを心がければ効率的に英単語を覚えられるでしょう。

悪い点

mikanで学習を進める上で悪い点は、
·無料版では「英語→日本語」のみ
です。 これは人によっては問題にならないかもしれません。

しかし、
·頭の中で日本語から英語の変換ができない
·スペルが覚えられない
という点で、ライティングやスピーキングの対策をしたい人にとっては困る部分かもしれません。

ただし、有料版に登録すれば「日本語→英語」の学習方法も選べるようになります。

次の章で無料版と有料版の違いについて解説するので、興味を持った方は確認してみてください。

無料版と有料版の違い

mikanの無料版と有料版(mikan PRO)の主な違いは次の3つです。

1)教材数
2)学習形式
3)暗記シート/分からないボタンの使用

また各プランの金額は下の表のとおりです。
(引用:https://mikan.helpshift.com/a/%E8%8B%B1%E5%8D%98%E8%AA%9E%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA-mikan/?s=mikan-pro%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6&f=mikan-pro%E3%81%AE%E5%88%A9%E7%94%A8%E6%96%99%E9%87%91%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6&l=ja) ※2021年2月現在

教材数

無料版のmikanでは学習できる教材数は14教材に限られていますが、有料版のmikan PROではなんと62教材から選ぶことができます。

無料版でも十分な教材数ですが、さらにレベルアップしたい方や特定の教材が使いたい場合は有料版への登録をおすすめします。

学習形式

前の章で悪い点として取り上げた、
·無料版では「英語→日本語」のみ
について、有料版では「英語→日本語」はもちろん、

·「日本語→英語」
·「リスニング」
での学習形式が選べます。

ライティングやスピーキングを伸ばしたい方は「日本語→英語」を、リスニングを伸ばしたい方は「リスニング」を選べば、それぞれの能力に直接的に効果が出る英単語力が身につくはずです。

なお、「リスニング」形式ではスペルが非表示になるため、スペルを覚えたいという方にも有効です。

暗記シート/分からないボタンの使用

有料版の3つ目の特徴は、
·暗記シート/分からないボタン(skip)
が使えることです。

「暗記シート」はテスト学習の際、4つの選択肢を隠した状態にしてくれます。

「選択肢を表示」をタップするとそれぞれの選択肢をタップできる状態になります。

もし選択肢に自分が思っていた意味がなければ、その場合はその英単語の意味をしっかりと覚えていなかったと判断できるので、「なんとなく分かる」という状況を避けることができます。

「分からないボタン(skip)」についても、コンセプトはほぼ同じです。

こちらはカードめくり学習の形式でも使えるので、英単語学習にありがちな「なんとなく覚えた気になる」を防止できます。


ここで少し余談!

下記記事では、話題沸騰中の言語交換アプリ『HelloTalk』のおススメの使い方についてご紹介しています!ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


mikanを使った学習方法

最後にmikanを使った効果的な学習方法をご紹介します。

まず最も大事なことは、「自分が続けられるやり方」を見つけることです。

無理な目標を立てて、結局挫折してしまっては意味がないからです。

そいうった意味では全ての人に敵した学習方法はありませんが、どのように始めたらいいか分からないという方にモデルとなるmikanの使い方を解説します。

キーワードは、

·1秒で
·1日10単語から
·カードめくり学習
です。

1秒で

mikanでは解答の制限時間を1秒から10秒の間で設定できますが、1秒にすることをおすすめします。

理由は簡単で、意味が「分かる」単語は意味を思い出すのに1秒もかからないからです。

例えば、
“water”
という英語を見た時、「waterの意味は~、えーっと」となる人はいないと思います。

それは、“water=水”ではなく、”water=water”という思考回路が頭の中にできているからです。

言い換えれば、思い出そうとしている時点で、それは「覚えていない」のと同じです。

意味を「覚えている」ではなく、意味が「分かる」ようにするために「1秒」で何度もトレーニングを繰り返すことが重要です。

1日10単語から

英単語に限らず英語学習で最も大事なことは「続けること」です。

そのためにはまず「続けること」自体に慣れる必要があります。

mikanでは1日に学習する目標単語数を最低10個から設定することができます。

1日10個で、しかも1単語につき1秒だと、1日10秒の学習時間にしかなりません。

とても簡単なように感じられるかもしれませんが、これをまずは1週間毎日続けましょう。

たった10秒です。

朝のトイレの時間、通勤/通学の時間、帰ってきてすぐに、寝る前に、いつでも構いませんからまずは毎日続けましょう。

1週間続けることができたら、1日の目標単語数を増やしましょう。

mikanでは、10区切りでしか単語数を増やすことができないので、1日20単語で挫折してしまった場合は、また10単語に戻してまずは続けることを優先しましょう。

自分に負担のない範囲で、どんどん目標単語数を増やせば、いつの間にか1日100単語学習も負担に感じなくなっているはずです。

カードめくり学習

ここまで丁寧に読んでくれた方は理由を言わなくても、カードめくり学習を選ぶかもしれません。

「テスト」形式ではなく、「カードめくり学習」をおすすめする理由は2つあります。

1つは、単純に実際に英語を使う時に選択肢が出てくることはないからです。

英単語のテストであれば別ですが、会話をする時、ニュース·ドラマを見る時、文章を読む時、どれも選択肢に頼らずに自分の力で英単語を理解、あるいは使わなけれはなりません。

したがって実際に英語を使うという観点からは、4択のテスト形式に慣れることは全く意味がありません。

カードめくり学習をすべきもう1つの理由は、テストの4択だと選択肢を読むのに時間がかかってしまうからです。

4つの選択肢を読むのに1秒しかかからないかもしれませんが、その1秒で次の新しい英単語を学ぶことができます。

100秒で100単語です。
英単語学習はとにかく
·短い時間で
·多くの単語に
触れることを心がけましょう。

繰り返しになりますが、mikanを使ったおすすめの学習方法をまとめると、

·1秒で
·1日10単語から
·カードめくり学習
です。


ここでまた少し余談!

下記記事では、スマホで気軽に英語学習が出来る「スタディサプリ」についてご紹介しています!きっと皆さんの英語学習に役立つアプリですので、ぜひこの記事を参考に始めてみて下さい♪♪

nativecamp.net


まとめ

英語学習に欠かせない単語の勉強。

時に退屈で単調に感じてしまいがちですが、今回ご紹介したmikanを使って無理なく続けることで英単語力が飛躍的にアップするはずです。

ダウンロードもちろん、有料版も無料で1週間体験することができます。もしmikanを使うかどうか迷っている方は、まずは実際に使ってみてはいかがでしょうか。