F.R.I.E.N.D.S で泣いて笑って恋して楽しく英会話を学ぼう!

英語学習,ドラマ,F.R.I.E.N.D.S

毎日英語学習をコツコツつづけられているみなさん、普段英語学習をしていて、新しく習った表現を使って「この英語表現を使って会社で新しい商品を提案したい!最近気になっている○○さんをカフェに誘いたい!」などの気持ちが湧き出てくることってありますか?

今は様々な英語学習の方法を選択できる時代
英会話教室に通ってネイティブスピーカーの先生と対面で授業を行うことはもちろん、オンライン英会話やアプリを使った学習、世界に住んでいる外国人に勉強のバディになってもらうアプリなど、探そうと思えば英語を学習する機会はたくさんあふれていますね。

みなさんそれぞれに合った学習方法を選択し、一生懸命に英語学習をされていることと思います。

しかし、実は言語を学習するプロセスの中で非常に重要でありながら忘れさらせてしまいがちなことがあるんですね。

それは、「言語と気持ち(感情)は同時に表現される」という事実です。
少し詳しく言うと、人は会話をしている中で、自分が発したことに対して相手からの反応がありますよね。

その反応に対してまた自分が返すことでコミュニケーションは続いていきます。
これって、私たちが普段母語である日本語でも行っている、当たり前のプロセスですよね。

そんなこと誰もが承知しているし当たり前の事実なのに、外国語学習となるととたんに「言語そのものだけ」が学習対象になり、一生懸命に「言語そのもの」を習得しようと試みる人が多いのです。

ですが今一度よく思い出してください。人と人とのコミュニケーションは、自分と相手がいて、双方の反応によって成り立ちます。

では、双方の反応を起こさせる要因っていったいなんだと思います?

それは、「気持ち」です。
自分が発した内容に対して相手が反応してくれたことに自分がどう思うか。どんな気持ちになったか。

その上で次になんと返そうか。返す言葉を作り出す前に、自分の心の中に、○○と言いたい、伝えたいという「気持ち」が生まれるんです。

外国語学習でも、この気持ちが湧き出るというプロセスを忘れてはいけません。

なぜかというと、言葉と気持ちは表裏一体だからです。(母語で考えたら、その通りですよね。)
英語学習者が、新しい英語の文法や表現を習って暗記できた、単語などを入れ替えていってみて、応用もできた!

よし、習得できたぞ。では本当の習得とは言えません。
「実際のコミュニケーションの中で自分の心がそのフレーズを使って伝えたい」と思えたうえで、使えたら、本当の習得だと思うんです。

前置きはこのくらいにしておいて、今回の記事では、そんな、「言葉(英語)と気持ち」を一緒に学ぶのに非常に効果的な方法をご紹介していきたいと思います。

英語圏の人たちのバイブル!大人気TVドラマシリーズF.R.I.E.N.D.Sとは

英語で楽しくコミュニケーションをとる際、まず相手や話題の対象への気持ちがあって、それを自分の英語で伝える、表現するという一連のプロセスを体現できるかが、カギになります。

そこで、そのプロセスはどうなっているかを具体的なコミュニケーションの場面を見て聴いて理解し(インプット)、自分の中に取り入れ(インテイク)、自分が実際に同じような場面に遭遇したら/そのような場面に遭遇したと想定して使ってみる(アウトプット)の流れを体験できるとても便利で楽しいコンテンツを紹介します。

それは、おそらく多くの英語学習者が一度は耳にしたことがあるアメリカの大人気TVシリーズ”F.R.I.E.N,D,S”です!

F.R.I.E.N.D.Sはニューヨークのアパートで20代の6人の男女が生活をする中で恋愛、仕事、友情、家族について日々起こる出来事を扱う、ジョークあり感動ありの素敵なストーリーです。

このドラマ、とにかく脚本が最高におもしろい!おそらく30秒に一回は大笑いさせられるジョークがばんばん出てきます(笑)。

そして人気の秘密は、何といっても20代後半に差し掛かる6人に起こる出来事に、視聴者は親近感が沸く点でしょう。

結婚を意識し始めた主人公たちのどたばた恋愛劇や、家族とのちょっとしたいざこざ、友達通しのライバル心や見栄を張ってしまう部分、親友との絆、仕事でのうざい上司との関係などなど、私たち誰もが体験することのあるテーマで毎回共感しっぱなしです!となると、ドラマの中で使われる英語表現も私たちが普段使っているもの。

もうF.R.I.E.N.D.Sで英語学習をしない理由が見つかりません!

では、筆者が実際に実践して効果を確信した、F.R.I.E.N.D.Sを用いた英語学習方法をお伝えしたいと思います。

F.R.I.E.N.D.S大ファンの筆者がおすすめする英語学習方法紹介

方法① 必要なものはドラマとノートとペンのみ!”Input→Intake→output”の順で英語表現を習得

みなさん!F.R.I.E.N.D.Sを使って英語を学ぶ際に、大切な大前提があります。

それは、とにかくドラマを笑って感動してキュンキュンして…感情を動かすことを楽しんでください!

そして、このドラマのことを大好きになれたらもうほとんどF.R.I.E.N.D.Sを使った英語学習の勝ち組ですよ!!この大前提をどうか忘れずに。

以下では具体的な学習方法を紹介していきます。

1. 日本語字幕付きで視聴 (とにかくドラマを見ることを楽しんでOK)

 

2. 英語字幕付きでもう一度視聴 (また同じ姿勢で)

   

→まずはワンエピソードの内容・状況・場面を理解するために日本語機幕付きで見ます。

その次に、字幕を英語に切り替えて先ほど大まかに理解した内容を思い出しながら英語の文字と音声のみで脳にインプットします。
(1エピソードの大まかな流れと内容がわかっていれば、ここで単語やフレーズを100%理解しなくても大丈夫です。)

3. その回で一番心が動かされたシーンをもう一度英語字幕付きで見る

→ここで、1エピソードを見てそのなかで一番印象に残ったシーンを選びます
(自分の感情が一番動いたシーンを選ぶのがおすすめです。ポジティブな感情ではなくても、ロスのあの発言にイライラしたとか、レイチェルのわがままさに呆れた、ジョーイのナンパ術に笑った…等)。

4. そのシーンで使われていた英語の表現と日本語訳をノートに取る

 

→一番のシーンを選んだら、そのシーンで使われていた自分の知らなかった言い回しやフレーズをノートに取ります。英語の横に日本語訳も書いておきましょう。

5. できればその場面を表す絵や漫画を描いておき、あとで見返した時に具体的に気持ちと英語表現がリンクするようノートをとる

→ここでできれば、心に残ったそのワンシーンの状況や場面がノートを開いた時に一目でわかるようなメモ書や絵、イラスト等を一緒に書いておくのがおすすめです。

今度ノートを開いた時に、「ああ!あのシーンね。こんな事言ってたっけなあ。」とすぐに思い出すための役目を果たします。
※感情が動かされたという事実が大切。

感情が動いたシーンで使われた英語表現は、ただ単にテキストやリスニング、ぼーっと見ていた映像で使われていた表現に比べて記憶定着度が格段に良いです。

皆さんにはとにかくこの”F.R.I.E.N,D,S”というドラマを見てドはまりして、楽しすぎて何度も見返すという事をしてもらいたいです。

その際にぜひ、先ほど紹介した、(日本語字幕の後英語字幕で見る)→(感動したワンシーンをノートに取る)という過程を繰り返していただきたいです。
このプロセスを何度も行うごとに、感情と英語表現が強く結びついて、気づいたら自分のものになっています。

6.記憶に定着した英語表現をアウトプットしよう

このようにして何度もドラマを見返すことでどんどん記憶に刻まれます。

すると徐々に、日常生活で”F.R.I.E.N,D,S”で感動したワンシーンと同じような場面に遭遇すると自然とそのシーンで覚えた表現が口から出てくるようになるのです(これは本当に私が体験したこと!)!

 

例えば、嬉しいことが突然起こってなんといっていいかわからないときに、”Oh my gosh, I don’t know what to say!”と言えたり。
人に何か頼まれたけれど、乗り気ではなくて断るときに、”I wish I could, but I won’t.”と、軽くジョーク交じりで言ってみたり。

ぜひ、”F.R.I.E.N,D,Sの登場人物たちになりきったつもりで記憶に濃く定着している表現を使ってみてください!

方法② 自分から覚えた表現を発信するためにSNS活用

とはいってももちろん、何度も簡単にドラマのワンシーンと同じような状況・場面に遭遇することはそう多くないですよね。

いくらそのシーンの表現が頭に焼き付いてされていてもアウトプットする機会が多く得られないときもあります。

そういう時は、SNSなどの「だれでも自分を表現できる場所」を活用して、「そういう場面にそうぐうした設定」を作り(妄想で全然オッケー!)、記憶に強く定着されてきた表現をアウトプットしてしまいましょう!

例えば、筆者は自分のインスタグラムのストーリーにこのように投稿しました。

I had a chat with this guy from work yesterday, and he told me that he had had a feeling for me. It was just out of the blue!
昨日仕事が一緒の彼と話してたんだけどね、彼、私のことずっと気に入っていたと打ち明けてきたの。突然すぎてびっくり!

この投稿で私がアウトプットしたかったフレーズは、”out of the blue”です。
「青天の霹靂」や「突然の出来事」という意味のこのフレーズ、F.R.I.E.N.D.Sでロスが使うシーンがあります。

実際にこのような譲許に遭遇しなくてもアウトプットして練習するために、あたかも実際にこういうことがあったかのようにSNSや日記帳などでアウトプットしてみましょう!

これで練習しておくと、実際に日常でそのような状況にあったときに、とっさに英語でその表現が口から出てくるようになります。


ここで少し余談!

下記記事では、「となりのトトロ」のセリフで英語学習を行う方法をご紹介しています!ぜひ皆さんの英語学習にお役立てください♪♪

nativecamp.net


F.R.I.E.N.D.Sを使って学んだ効果

効果① ここぞという状況で使いたい英語表現が出てきやすくなる

まず筆者がとても実感したF.R.I.E.N.D.Sによる学習の効果は、ある特定の状況や場面、コミュニケーションに遭遇した時に英語で言いたいことが口からポロっと出てくるようになることです。

それにはまずドラマのワンエピソード自体をとにかく楽しんで、笑って泣いてキュンキュンして怒って…感情をフルに使いながら視聴することがとっても大切!言語学習と感情は表裏一体なのです!

豊かな感情と一緒に脳に蓄積された英語の表現の記憶は強く残り、実際のコミュニケーションでアウトプットするのに時間がかからなくなります。

もちろん、「こう言いたい」と心で感じてから蓄積された表現を言葉で外へ出すのに最初は時間がかかります。

ですが、また大好きなドラマを見ているうちにその英語表現が使われているワンシーンを目にし、それが復習となり、蓄積し、次またアウトプットする際は前回よりも早いスピードで言葉にできるようになるでしょう。

効果② 英語での感情表現が上手になる

また、ほかに感じた効果の一つとして「自分の感情表現を英語で上手に行うことが上手になったこと」が挙げられます。

先ほども述べたとおり、F.R.I.E.N.D.Sで英語の表現を習得する際は「伝えたいという気持ち」や「感情の動き」が伴います。

という事はもちろん、自分が習った英語表現を使ってアウトプットする際もしっかり「自分の気持ち」がそこにあります。

これを別の表現で言い換えると、「自分が言いたいことが英語で言えるようになる。」という事です。

実際の状況や場面、感情を伴わずにテキストや本などを使って英文法だけ、単語だけで英語を学習していると、いざ英語で誰かとコミュニケーションをとった時に本当は言いたいことではないけれど今自分が知っている英語の表現や単語ではこれしかいうことができない→妥協して思っていることとは違うことを言う
→結果、コミュニケーションが楽しくないし、うそをついて話している気分になるというスパイラルに陥るのです。

そうではなくて、F.R.I.E.N.D.Sを使った英語学習で、誰しも日常生活で体験するリアルな現場・状況・場面の中で、その時起こりうる感情の現れと対話をしっかりと記憶、定着させ実際に使ってみることが本当の英語学習と言えるのではないでしょうか。

筆者も日常生活で、すごく相手に腹が立った時に”It’s not fair!”と言えたり、相手に親切にしてもらってうれしかったときに”That is so sweet of you!”と言えたり、感情と英語表現が一緒に口から出てくるようになったのを実感していますね。


ここでまた少し余談!

下記記事では、ハリーポッターを使った英語学習について解説しています!たまにはこういった自分の好きな作品を活用して英語学習を進めていきましょう♪♪

nativecamp.net


まとめ

今回はアメリカの大人気ドラマF.R.I.E.N.D.Sを用いた英語学習について、筆者の経験を交えながら詳しくお伝えしてきました。

この記事でとにかくお伝えしたかったのは、

①F.R.I.E.N.D.Sというドラマを好きになり、感情を動かしながらとにかく楽しんで視聴すること。
②気持ちや感情と言語学習は切っても切れない、表裏一体な関係であることです。

この観点をベースに、F.R.I.E.N.D.Sを使った具体的な学習の方法とその過程も紹介しました。

このドラマが大好きすぎて何度も繰り返し見る→心が動く→心が動いたためそのシーンの英語が記憶に定着、アウトプットの準備→ここぞという状況でアウトプットできるようになる…という「F.R.I.E.N.D.S式英語習得」のスパイラルにあなたも巻き込まれれば、もう英語学習が楽しくて仕方がなくなりますよ!

なんだか今行っている英語学習の方法に不安や疑問が残っているみなさん、そしてまだF.R.I.E.N.D.Sを見たことがないという英語学習者の方、ぜひ騙されたと思ってF.R.I.E.N.D.Sを使った英語学習にチャレンジしてみてくださいね。