英語が話せるようになるためには、「海外留学は必須。」と、よく言われてきましたね。
しかし今、そんな時代ではなくなってきているんです。
SNSや言語学習アプリを利用すれば、いつでもどこでも世界中の人とコミュニケーションを取ることができます。
今回は、英語学習者の間で話題沸騰中の、外国人と言語交換ができるアプリ「HelloTalk(ハロートーク)」をご紹介します。
英語学習に使える基本機能のご紹介から、外国人の友達のつくり方や効果的な活用の仕方などもご紹介していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
ハロートークってどんなもの?
ハロートークとは、外国語を勉強するユーザー同士がお互い交流しながら言語を学習できる、言語学習者のためのスマホアプリです。
このアプリを使えば、日本語を学習している外国人に日本語を教えつつ、相手からも外国語を教えてもらうことができます。
ユーザー数は世界で1500万人以上、対応する言語数は150カ国にのぼるため、韓国語や中国語、スペイン語など英語以外の言語も勉強することができます。
ハロートークの機能と魅力
ハロートークの1番の魅力は、ユーザー同士が様々なコミュニケーションを取りながら言語を学習できることです。
フォロー機能や投稿機能、チャット機能などのSNS要素もありながら、電話やチャットを使えば、1対1でコミューニケーションを取ることもできます。
言語を教え合う中で、ユーザー同士が友達になることもあるでしょう。
そんな「密なコミュニケーション」をベースとした言語交換アプリ、ハロートーク。
具体的にどういった機能があるのか解説していきます。
SNSのように使える!モーメンツ機能で英語をいつでも世界中にシェア
「モーメンツ機能」とは、ハロートーク内のタイムライン(投稿が集まった掲示板のようなもの)に、テキストや写真を投稿する機能です。
その日にあった出来事など自由なことを、1500万人以上のユーザーに英語でシェアすることができます。
その使い方はまるでSNSのようですが、一番の魅力は、投稿した英語のテキストを海外のユーザーが訂正機能で訂正してくれる、ということです。
また、投稿には「トピック」というタグ付け機能もあるため、添削して欲しいテキストを投稿する場合は、「修正してください」タグをつけると目に留まりやすくなります。
ネイティブスピーカーと1対1でコミュニケーション!
ハロートークではSNSのようなモーメンツ機能以外にも、特定のユーザーと1対1でコミュニケーションの取れる「トーク機能」があります。 「トーク機能」ではテキストで会話できるチャットのほか、実際に電話することも可能なんです。
そしてこのトーク機能にも、送ったテキストを添削し合える「訂正機能」が備わっています。 この訂正機能があれば、何気ないトークの中から間違って使っていた英語表現や単語を洗い出すことができます。
「翻訳機能」で安心して英語が学べる!
ハロートークには、「モーメンツ」の投稿や、「トーク機能」で個別に送られてきた英語のテキストを自分の母語に翻訳する「翻訳機能」が備わっています。
特にトーク中は、相手から送られてきた文章の意味が分からなかったりすることがありますよね。
そんな時もこの翻訳機能を使えば、ある程度理解できる文章に機械翻訳してくれます。
英会話の中で一番のネックは「相手の言っていることが分からなかったらどうしよう・・・」ということではないでしょうか。
しかしこの翻訳機能があれば、そんな不安に悩まされず英語を勉強することができます。
自分の声を録音する「ボイスメッセージ機能」
そして最後に注目したい機能は、自分の声を録音する「ボイスメッセージ機能」。
録音した声は、「モーメンツ」に投稿したり、ユーザーに「トーク」で送ることができます。
対面の会話のように、海外のユーザーに発音をチェックしてもらえることがメリットです。
また録音したものを自分で聴くことで、「自分にどんな発音のクセがあるのか」も知ることができ、発音スキルの向上も狙えます。
ハロートークで友達をつくるコツ
ハロートークはユーザー同士が「双方向」にコミュニケーションを取りながら言語を学習できることが魅力とお伝えしましたが、言い換えると「言語学習をしながら友達をつくることができる」ということでもあります。
ネイティブスピーカーの友達がいるのといないのとでは、英語力の上達度は天と地ほど変わってきます。
ここではハロートークの醍醐味である「外国人の友達づくり」のコツをご紹介したいと思います!
STEP1:自分の趣味や、言語学習に対する本気度をプロフィールで見せよう
最初に充実させるといいのは、自分のプロフィールです。
プロフィールは、ユーザーと初めてコミュニケーションを取る時に必ず見る「自己紹介ページ」。
ここを見られたときに「相手に自分への興味を持ってもらえるか」が重要なポイントになってきます。
自分がどういう人なのか、なぜ英語を勉強しているのか、趣味は何かなど、自分の人物像がしっかり見える工夫をしてみましょう。
またハロートークでは恋愛・出会い目的の利用は禁止されていますが、出会い目的で利用しているユーザーもゼロとは言えません。
真面目に勉強したいと思っているユーザーの中には、そういった出会い目的のユーザーを警戒している人も大勢います。
そのため、「自分は本当に英語学習がしたくて、このアプリを使っています。」ということが伝わるようなプロフィール文にすることも重要です。
STEP2:積極的にユーザーをフォローしよう
次に、趣味が合いそうなユーザーをモーメンツで探し、「フォロー機能」でフォローしてみましょう。
フォローするということは、「あなたに興味がありますよ、お話しがしたいと思っていますよ。」というアピールでもあります。
相手をフォローしたら、まずはトークを始めてみてください。
トークが始まれば、どちらの母語で話をしたいか希望を聞いて、その言語でトークを進めます。
盛り上がってくれば、もうそのユーザーは友達です!(友達なんだ!と思いこむことが大事です!)
その日のトークが終わっても、自分と相手のタイミングを見て、数日おきでもいいので気軽にコミュニケーションを取り合いましょう。
STEP3:ユーザーと電話してみよう
ある程度トークを重ねたユーザーとは、積極的に電話をしてみることをオススメします。
やはり文章で会話するより、直接声を聞く方が、相手の人となりが分かりますし仲良くなりやすい傾向があります。(筆者のハロートーク経験より)
これは少し強引な方法かもしれませんが、モーメンツで「電話したい人」を募ることも友達を早くつくる近道です。
コメントしてくれたユーザーから自分と趣味が合いそうな人をフォローして、トークを送ってみましょう。
ハロートークを使ったオススメの英語勉強法
外国人とコミュニケーションを取ることで英語学習ができるハロートーク。
その魅力は十分にお分りいただけたかと思いますが、そんなハロートークを活用したオススメの英語の勉強方法はあるのでしょうか?
ここでは筆者の経験をもとに、実際に実践してきた英語学習のコツをご紹介します。
機能は目的に合わせて使い分ける
筆者は英語学習にあたり、それぞれのハロートーク機能を「スピーキング」「リスニング」「ライティング」など、目的に合わせて使い分けています。
例えば、単語やイディオムをたくさん覚えた後は、「ライティングの実践」としてモーメンツ機能で英語の投稿をします。
投稿したモーメンツは海外のユーザーによって訂正されるので、1人での勉強では気づかなかった細かい英語のニュアンスや、単語の間違いを知ることができます。
新しい英語のフレーズを実践で使うことで、効率的に自分のものとして吸収することもできます。
また、動画サイトや映画などで英語の「リスニング」を鍛えた後は、実際に海外のユーザーと電話をします。
電話ができない場合は、ボイスチャット機能で何かしらの「声に出して話す」機会をハロートークでつくるようにします。
というのも、耳が英語に慣れた直後は、脳が英語に切り替わっているので、リスニング&スピーキング練習にとても最適だからです。
このように、自己練習を重ねた後の実践としてハロートークを使うと、効率よく英語を勉強することができます。
ただ無闇にハロートークを利用するのも間違いではないのですが、こうして戦略的に活用することで、より「生きた英語」を身につけられますよ。
ここで少し余談!
下記記事では、Instagramを使った英語学習方法についてご紹介しています!ぜひ英語学習の参考にしてみて下さい♪♪
ハロートークで使える英語フレーズ13個
最後に、ハロートークを利用する際に使える英語のフレーズを13個紹介します。
実際にハロートークを使用してきた筆者が「これはよく使っていた!」という頻出フレーズです。
ぜひ使ってみてくださいね!
初めてのトークで使えるフレーズ
・Nice to meet you, I’m ○○(名前). What can I call you?
はじめまして、○○です。君のことなんて呼んだらいい?
・Why do you study Japanese?
どうして日本語を勉強しているの?
・I study English in order to talk with people if I travel to a foreign country someday.
いつか旅行に行って外国人と話をしたいから英語を勉強しています。
・I see you like ○○ as well !
あなたも○○(趣味)好きなんだね!
・Do you wanna (= want to) call now?
今から電話してみる?
・I’m gonna (= going to ) take a shower. Wait for a while.
お風呂入ってくるからちょっと待っててね。
・I’m going to bed now. Good night!
もう寝るね!おやすみ。
仲が深まったら使うフレーズ
・Can I call you now?
今電話できる?
・What did you do today?
今日は何をしていたの?
・I was hanging out with my friends.
友達と遊びに行ってたんだ。
・I’m really tired today. There was a lot of work to do.
今日は本当に疲れた。仕事が忙しくてさ。
・I’ll be in touch tomorrow again.
また明日連絡するね。
・I’m so happy to have a friend like you.
あなたのような友達がいて本当によかった。
まとめ
ハロートークの使い方、いかがでしたか?
ハロートークは英語初心者から上級者まで、様々なレベルのユーザーが英語学習に活用できる、英語学習者を知り尽くして作られたアプリです。
まだ自分の英語に自信のない初心者の方は、モーメントを少しずつ投稿していくことから始めていってもいいですし、慣れてきたらユーザーとのコミュニケーションを増やして、存分に機能を使い倒していきましょう。
今や自宅にいても英語学習ができる時代。
電話もチャットもできて英語の訂正機能も搭載されているハロートーク、ぜひ活用していきましょう!

大阪出身大阪育ち。英語学習歴10年弱。中学時代から洋楽にハマり、いつか海外で生活をしてみたいという夢を持ちながら成長する。大学在学中は、アメリカのワシントン州立大学に短期留学。大学卒業後は、ベトナムで3年間仕事のため滞在し、日本人一人という環境のなか英語を独学で勉強しながら奮闘。趣味は世界各国を旅行することで、16か国を制覇。 現在は大阪に在住し、Web関係の仕事をしながらフリーのライターとしても活動中。