手軽に自宅でできる!英語発音練習法!

今でも覚えていますが、留学したてのころ、ネイティブに話しかけた時に”Excuse me?”とか、”I beg your pardon”と言われることが多く、英語を話す時には非常にドキドキした経験があります。自分の英語がネイティブに理解されていないのです。それで「もう一度お願いします」と聞き返されていたわけです。私は、自分の英語の発音が悪いのでそう言われるのだと思うしかありませんでした。

どちらかと言えば、英語は一番得意な科目でしたし、中学生のころから将来はアメリカに留学するつもりでしたので、英会話にもそれなりに力を入れていました。それでネイティブの先生に助言をお願いしました。すると、その先生から二つのアドバイスをいただきました。

*もっと大きな声で自信を持ち英語を話しなさい。
*相手の片方の目を見て微笑みながら話しなさい。

それからは、このアドバイスに従い話をしてみました。
すると、驚いたことに、”Excuse me?”や”I beg your pardon”とか言われることが全くなくなりました。

確かに、以前は自信がないので相手の顔を見て微笑みながら話すなどという余裕などは全くありません。何時も視線を下げて小さな声で話していたのです。やはり、自信を持ち大きな声で話すことが重要なのです。これに自信を得た私は、英語の発音を改善しながら積局的にネイティブと会話をするように心がけました。

今なら、インターネットを利用すれば、手軽に自宅で英語の発音練習が楽々できるはずです。
今回は、私が英語の発音を改善してきた方法をご紹介しようと思います。ただ、私が最初に受けた二つのアドバイス、

*もっと大きな声で自信を持ち英語を話しなさい。
*相手の片方の目を見ながら微笑みながら話しなさい。

については、是非とも実践されるようにお勧めします。

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まずあなたがなすべき4つの英語の発音学習!

舌先だけでも充分に話せる日本語に慣れている私たちは、英語の発音に関しては、ある程度の効果的な発音練習が必要です。厳しく言えば、それこそ顔を「しわくちゃ」にして発音練習をする必要があります。英語には日本語とは違う発音が多数存在します。恥ずかしがらずにしっかりと発音する癖をつけましょう。英語の発音練習で特に私がこだわった4つのポイントをこれからご説明したいと思います。

1.日本人が苦手な音の発音を改善する

細かく挙げればきりがありません。まずは、日本語にない重要な音の中で、R, L, V, F, THを問題なく発音できるように心がけます。この5つの音に注意を払う癖がつけば、いずれは、他の気になる音についても敏感になり、自然に改善されていくことになるものです。まず、半年から一年、このR, L, V, F, THの5つの音に集中しましょう。この5つの音を含む英単語、特に語頭にこの音がくる英単語にはより注意を払い発音をする癖をつけます。

R, 舌が口の中でどこにも触れていない状態で発音します。唇を「ゥ」と口を丸めた状態から「ゥ」の音は出さずにrの音を発音します。Redなら(ゥ)レッドです。

L, 上の前歯の裏側の付け根に舌先を押し付けて発音します。

V, 上の前歯の先を下唇の内側に当てて「v」の音を発音します!

F, 上の前歯の先を下唇の内側に当てて「f」の音を発音します!

TH, 舌を出して軽く噛んで「th」を発音するか、又は、舌を出して軽く噛んで「th」を発音します。

2.英語の発音のルールを理解し、それを実践する

英語の発音のルールでまず取り組みたいのは、音の連結(リンキング)と消音です。このルールを理解すれば、まず、区切り読みの癖から卒業できますし、ネイティブの発音に近づけることでしょう。そして、あなたのスピーキング能力だけではなくリスニングの能力も飛躍的に伸びることになります。

3.英語のカラオケで自分の英語の発音をネイティブに近づける

日本語を話す場合、ついつい口先だけを使う話し方になります。というよりも口先だけでも発音できるのが日本語です。唇をかんで発音する、舌先をかんで発音する、喉の奥から絞り出すように発音する、破裂音を伴うように発音する、などということは日本語にはありません。本当に涼しい顔をして口先だけで発音できるのが日本語なのです。

普通に話す場合なら、日本語の発音が英語の発音に付きまといます。それで、英語の発音練習には英語の歌を歌うことが非常に有効になります。歌なら腹式呼吸を利用して体全体を震わせるように歌うことも可能です。これは、英語を話す時に非常に役に立ちます。歌えば、その人特有の何かしらの訛りも消え去ります(でも話すとその訛りが出てくるものですが)。歌い続けることで、少しずつネイティブの発音に近づくことができます。

それから英語独特のリズム感や単語、熟語、フレーズ表現など、歌を通して覚えられることもカラオケのメリットです。是非とも英語のカラオケの十八番を増やしていきましょう。

4.読み発音の英語から卒業する。

“How’re you doing?”, “what’s up?”, What’s new?”は、”How are you?”と同じ意味の挨拶で、日常会話では頻繁に使われます。ネイティブがこれらのフレーズを発音する時は、まるで

1つの単語を発音するように素早く発音します。単語1つ1つを発音するのではなく、続けて一気に発音するのです。私たちも同じように一気に発音することに挑戦しましょう。何故なら、これを続けていくことで、単語を区切り発音することから卒業できるからです。

例えば、”Where are you going?”は、「ウエアー アーユー ゴーイング」ではなく、”Where’re you going?”として「ウェァユゴーイン」と発音されます。goingの最後のgは、発音されずに口の形だけgのままで消音になります。ちょっと気障な発音でやりすぎだと思われるかもしれませんが、勇気を持ち「ウェァユゴーイン」に挑戦しましょう。そして、英語を区切り読みで発音することから卒業してネイティブの発音に近づきましょう。

5.日本人が苦手な音の発音を改善する!

英語の発音を改善しようとする努力は誰もが希望するものですが、中々難しいものです。これは、かなりの覚悟と長期間にわたる努力が必要です。まずは、日本語にない音、R, L, V, F, THを問題なく発音できるように心がけます。最低、半年間はこの音に対して注意を持ち続けて発音を繰り返す必要があります。必ずこの音を含む単語、特に語頭にこの音があれば、指示に従いしっかりと発音します。

半年もすれば、間違いなく日本語発音から卒業していることだと思います。私の経験からですが、この5つの音に半年を当てたことは、無駄ではありません。筋トレで上腕を鍛えたら、前腕の筋トレはしていないのに、前腕にも多少の筋肉肥大が起こるものです。これは、上腕だけが肥大して前腕とのバランスが悪くなることを避けるためです。発音も然りで、5つの音以外の音に対しても自然に上手く発音ができるようになるものです。

R, 舌が口の中でどこにも触れていない状態で発音します。唇を「ゥ」と口を丸めた状態から「ゥ」の音は出さずにrの音を発音します。Redなら(ゥ)レッドです。

L, 上の前歯の裏側の付け根に舌先を押し付けて発音します。

V, 上の前歯の先を下唇の内側に当てて「v」の音を発音します!

F, 上の前歯の先を下唇の内側に当てて「f」の音を発音します!

TH, 舌を出して軽く噛んで「th」を発音するか、又は、舌を出して軽く噛んで「th」を発音します。

6.英語の発音のルールを理解し、それを実践する!

日本語は、まず耳から覚えたので文字を常に意識しながら話すということはありません。しかし、英語は最初からアルファベットを使い覚えていきました。英語を話す時、聴く時、常に英単語を綴の単位、つまり文字でとらえようとする癖から逃れられません。これが、日本人の区切り読みの習慣の根底にあるものだと思います。英語も日本語と同じ様にまず耳から習い始めるべきだったのです。

その為には、英語の発音ルールを理解して、それに従い自分も発音するようにする必要があります。特に、音の連結(リンキング)と消音を理解すれば、かなりネイティブの発音に近づけます。例えば、簡単な例を挙げてみましょう。

I need your help. 「アイ、ニード、ユア、ヘルプ」は、「アィニィジュァヘルプ」、「ァニィジュァヘルプ」から最終的には「ニィジュァヘル」と発音がされます。早口だと主語のIは、聴こえません。needの前の主語のIは、口の形だけァで、次のneedがすぐに発音されます。

さらに、need のdは、次の単語のyourのユとリンキングされて、「ニィジュァ」と発音されます。そして最後の単語、help の発音で末尾の子音pは往々にして聴こえないか、口の形だけpにして、発音されない場合があります。つまりpは消音になります。末尾の子音が消音になることは、頻繁に起こりますので気を付けましょう。何よりもそれに慣れることが大切です。

又、helpの hの音がなくなり、「ニィジュァェル」と聴こえたり、発音する人も中にはいます。hの音は頻繁に省略されることを理解してください。例えば簡単な例文では、

I need him.は、「アィ、ニード、ヒム」は、「(ァ)二ィディム」となり、

I need her.は、「アィ、ニード、ハー」は、「(ァ)二ィダァ」となります。

7.区切り読み発音の英語から卒業する!

前述しましたように、英語は最初から常にアルファベットで覚えてきたので、英語を話す時、聴く時、常に英単語を綴の単位、つまり文字でとらえようとする癖から逃れられません。これが、日本人の区切り読みの習慣の根底にあるもので、これを改めなければなりません。

その為には、日常会話の英語表現のフレーズを練習する時にどのようにそのフレーズを発音すればよいのか、発音のルールから考えて予想する癖をつけることが非常に重要です。連続する英単語は連結されて元の音から違う音に頻繁に変化することや、消音が頻繁に起こることを理解して、自分自身もそれに従いそれらのフレーズを発音できるようになることを目指してください。

これができるようになれば、あなたのスピーキングの能力だけではなく、リスニングの能力も同時に向上せることができます。英会話を習得するためには、非常に重要なポイントです。

まとめ

1.日本人が苦手な音の発音を改善する

2.英語の発音のルールを理解し、それを実践する

3.英語のカラオケで自分の英語の発音をネイティブに近づける

4.区切り読み発音の英語から卒業する

この4つのポイントを実践していただければ、あなたの発音は飛躍的に改善されます。発音については、呼吸法や、細かな発声方法の解説などいろいろな説明がなされていますが、時間がかかります。是非ともこの4点を半年から1年取り組んでくださるようにお勧めします。何度も語説明しました英文読み上げサイトを利用して、発音を確認してその後に自分も発音する。そしてその録音を分析して自分の発音を改善していくやり方です。

ただ、発音練習だけでは進歩が確認できませんので、オンラインの英会話レッスンを数多くこなして、発音の問題点の指摘を受けることもお勧めします。最後に聴き取りやすい無料英文読み上げサイトとカジュアルな感じで英会話レッスンが受けられるオンライン英会話学校を下記に挙げさていただきました。どうぞご利用いただき、ご自身の発音の改善にご利用くだされば幸いです。

・ReadSpeaker
話し手は、English (American) –femaleをお選びください。聴き取りやすい声です。
http://www.readspeaker.com/voice-demo/