おすすめ英語学習法をご紹介!使って良かった教材、後悔した教材ベスト3

みなさんは、自分に合った勉強法を見つけられていますか?

英語に限らず学習教材はどんどん多様化しています。その分アタリハズレが大きいのも事実。

誰にとっても1日は24時間、1年は365日。少ない労力で最大限の効果を発揮できる教材探しにこの記事をぜひ役立てて下さい。

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こんなに違う!?使ってみて後悔した教材とよかった教材 BEST3

今まで様々な学習教材を利用してきましたが、やはり教材により英語能力がUPしたものと、あまり効果を実感できなかったものがありました。人によって合う、合わないはあるかと思いますが、それぞれの教材の特徴に触れながら紹介したいと思います。尚、あくまでも私個人の実体験に基づいた話になりますので、その点はご了承下さい。

まずは使ってみて後悔した教材。せっかくなので第3位から順番に紹介していきます。

使ってみて後悔した教材 BEST3

第3位 聞き流すだけで英語がペラペラになる教材

教材の宣伝文句通りに利用しているだけでは思うような効果が得られない、という点で第3位にしました。聞き流すだけで英語がペラペラになる、英会話がそんなに簡単であれば、英会話教室やオンライン英会話の需要は多くないはずですし、TOEICのリスニングパートで苦しむ人も減るはずです。

そもそも「〇〇だけで英語能力が~」〇〇の中に何が入ろうが英語能力がそれだけで抜群に伸びるということはありません。

教材自体がダメだと言っているわけではありません。シャドーイング(音声を聞いたあとの復唱)、ディクテーション(音声の書き取り)など、スピーキングやライティングの学習と併せて利用することで効率よく学習できる教材だと感じました。

第2位 本(洋書)

これはどちらかというと根気の問題かもしれません。初めて洋書の読解に挑戦する時は、気合を入れて難解でページ数も多い洋書を選んでしまいがちです。自分のレベルに合った程よい用量の洋書を選ばずに途中で挫折してしまった人も多いのでは?(私もそのうちの1人です。)

あまりにも自分のレベルと合っていない洋書の場合、とりあえずわからない所はスルーして最後まで読み終えても自分に吸収される英語が少ない、1つ1つわからない単語や熟語を調べていたらページがなかなか進まず非効率に。「自分のレベルに合う」、というのも抽象的でなかなか相性の良い洋書を探すのが困難というのが後悔した教材に選んだ理由の1つです。

第1位 参考書(英単語帳タイプ)

これはですね、作った人には申し訳ないのですが、一言で言うと眠たくなります。英単語を読んでから発音。これでは、暗記科目と変わらないです。学生の方は特にこういう勉強方法を続けている人も多いのではないでしょうか。

英単語はもっとイメージを持って覚えた方が実際の英会話で場面に応じた使い方ができますし、活用方法のバリエーションも増えます。例えば日本語訳では同じ「聞く」の意味を持つ英単語、“listen”“hear”

英単語帳の日本語訳を覚えても実際の場面で使い分けるのは難しいですよね。“listen”は耳を傾けるイメージ、“hear”は音や噂などが向こうから勝手に入ってくるイメージ、紙面上の文字だけ見ていてもわからないこのイメージを掴むことが英語を場面ごとに使い分ける能力につながります。

英単語をたくさん覚えても、それをどこでどういう風に使えばよいのか、英単語帳だけではとても得ることはできませんでした。

なんだかワースト3について書いていたらどんどん気分が落ち込んできたので気を取り直して、使ってよかった教材BEST3を見てみましょう!

使ってみて良かった教材 BEST3

第3位 携帯のアプリ(ゲームタイプ)

携帯の英語向けアプリも数多くあります。基礎英会話、TOEIC対策、マイクで日本語を話したら英語に翻訳してくれるアプリなどなどアプリの開発はかなり進んでいます。なかでもゲーム感覚で英語を学習できるアプリはとても役に立ちました。アプリを進めていけば進めていくほど問題も難しくなりますが、その分キャラクターも成長します。キャラクターの成長と自分の成長を重ね合わせることで、英語能力がアップしていることを実感しながら使えるので自然と学習頻度、学習時間も増えていくのが使ってよかった点です。

第2位 漫画を使って英語学習

書店やオンラインショップなどをみると日本人なら誰でも知っているような漫画が、英訳されて販売されています。特に英語学習初心者は「英語は難しい」というイメージをなくすために、自分がよく知っているとっかかりやすい教材を選んだ方がいいです。そういう意味では、漫画での英語学習は楽しく手軽に始めることができます

また、漫画のオリジナル(日本語版)と併用することで、プロの翻訳者が日本語から英語にどうやって訳すのかも学べるので、将来翻訳家を目指す人にもオススメです。

洋画や海外ドラマを英語字幕付きで見ながら学習するのをオススメしている方も多いですが、話の流れがスピーディーで慣れないうちは一時停止したり巻き戻したりして日本語の意味を考えたりする人も多いと思います。しかし、漫画での英語学習であれば、自分のペースでページをめくることができるので、リモコンを操作する無駄な動作をしなくてすみます。

第1位 オンライン英会話

第3位と第2位で学んだことを実践で使うのには最適のツールです。学んだことがどれだけ外国人に通じるのかを試す実力テストと捉えてもいいでしょう。

独学で学んでいると間違いに気づかずにそのまま知識として使ってしまうこともありますが、外国人に自分の英語を聞いてもらうことで、正しい知識に修正することができます。

また、オンライン英会話、スカイプ英会話と聞くと、スピーキングにのみ特化していると思われがちですが、各品詞や文法事項を表す英単語(他動詞:“Verb Transitive”、不可算名詞:“Uncountable noun”、現在完了:”Present Perfect”など)を覚えて、講師にその説明を求めれば文法を学ぶツールとしても効果的に活用できます。

「英会話のためのツール」とだけ捉えず、「外国人の先生から英語のことを気軽に学べるツール」と捉えると学習の幅がグングン広がるのが魅力のツールです。

使って後悔した教材とよかった教材、それぞれに共通する違いとは?

では、後悔した教材とよかった教材、これらにはどういう違いがあるのでしょうか?

難しいことはありません。「楽しいか楽しくないか」ただそれだけです。「英語をどうしても勉強しなければいけない。英語を使えるようにならないと大変なことになる」という状況で自分を追い込める人はどんな教材を使っても最大限に活かせると思いますが、そういう人ばかりではないですよね?

「いつか英語を使えるようになりたい」、「日本語以外も話すことができたらな~」そういった漠然とした英語学習目的を持っている人も多いでしょう。しかし、明確な目標と高いモチベーションを保つことができない場合、つまらない学習は長持ちしません。学生時代に得意不得意の科目が個々ででるのも、楽しいか楽しくないかが根本にあります。

ちなみに私は今でも数学があまり得意ではありません。数字の重なりや図形が同一であることを証明することよりも人の心の動きや言葉の仕組みを知る方が楽しかったので、今でも国語や英語が好きです。それは、数学の勉強を楽しいと思えなかったのが今でも尾を引いているのでしょう。

話が逸れてしまいましたね。

とにかく学習のツールを選ぶ際の最重要点は自分が楽しく学べるかそうでないかです。目標によって英語学習にかけられる時間と金額は人それぞれでしょうが、楽しく学ぶのに無理やり英語学習の時間を確保する必要も、何万円もする高価な教材を買う必要もありません。「英語勉強しなくっちゃ」から「今日も英語勉強したいな」と心が思えるツールを選ぶことが最終的に英語学習の継続→英語能力が総合的にUP!につながります。自分に合ったツールと出会うためには、まずは色々な学習方法を試してみることから始まると言えるでしょう。

学習効果を最大限に引き出すには勉強時間をどう使えばいいのか?

様々なツールをランキング形式で紹介しました。次は限られた時間をどうやって効率的に使うかについてです。

リーディング、リスニングに自信のない人は2時間の英語学習を確保!

英文を音読するのに、スラスラ読めずにとぎれとぎれになってしまう、リスニング中に何度か同じ英文を聞きなおしてしまう、そういう人は英語学習の時間を2時間以上確保することをオススメします。理由は、1日に見聞きする英単語、熟語、英文が少ないからです。出会う英語が少ないと「この英単語、3日前のあの場面でも使っていたな」という感覚になかなか遭遇しません。「前もどこかで使った」この感覚が1週間の間に何度もやってくると、自然と長期記憶に結び付いていきます。

英語学習を始めたばかり、これから始める方は特に注意してみましょう。

自分の体のサイクルに合わせる

よく90分が人間の集中力が持続する限界と言われていますが、90分にこだわる必要はありません。「集中していないな」と感じたら一旦勉強をストップしてまったく別の事をする。

私の場合、「今日19時から〇〇の放送あるんだっけ?」などとまったく別の事を考えだしたら、勉強をやめます。ちゃんと調べないと気になるようなことならなおさらで、そういう状態の時は英文を読んでいるつもりでも、何割かはすぐに抜けていってしまいます。「〇時間も勉強した」という達成感よりも「集中してこれだけ学んだ」という実感を持つことが大切です。

勉強時間、内容を自己管理

自分が何の学習にどれだけ費やしてどれだけの効果が得られたのか、客観的に知ることで自分の強みと弱みを把握して、今後の勉強に役立てることができます。なんだか会社経営みたいですね。自社商品の広告をお金かけて配ったけど、広告にどれだけ効果があったかわからない、漠然と学習して学習の効果を測定しない、一緒の事です。

今は勉強時間や勉強内容を管理するアプリもあります。しっかり自己管理して、どこに重点を置いて学習するべきかを見極めることが効率よく勉強するカギになります。
また、学習効果を測定するための方法として、TOEICや英検などの各種英語検定を受けてみるのも良いでしょう。

さいごに…音読は英語学習に必須!毎日取り組もう!

最後になりますが、仕事をしている方、複数の教科を学習しなければいけない学生、時には英語学習に時間を割けない日もあるでしょう。そんな時でも、毎日少しでもいいので音読だけは欠かさないことを心掛けましょう。

口に出さない言葉はどんどん忘れていきます。読み方がわからない言葉も覚えることができません。それは例え日本語でも同じ。

どんなに英語の知識を蓄えても、しばらく英語を発していないといざ必要になった時に口をついてでてこないのも言語の特徴。

英語に限らず、母国語以外の言語は普段使わない発音も含まれています。“she”と“see”カタカナで発音するとどちらも「シー」になってしまいますが、それぞれ発音が違います。英語の発音を日本語に取り入れながら普段使いするのは難しいので、毎日覚えたい単語の例文をいくつか読むだけでも構いません。5分、10分しかできなくてもまったく英語を発しないよりは1年後に大きな差がでてきます。

お風呂に入っている間でも、昼休みに少しでも、音読することで、英語に毎日触れられます。いきなり目の前の外国人に道を尋ねられてもスラスラと英語で答えられるくらいの準備はしておきましょう。

そうすることで、「私は英語を話すことができる」実感と自信を持てます。

継続することが1番の学習方法です。頑張っていきましょう!