留学は、自分自身の成長を感じられる貴重な機会です。
しかし、実際に留学先を選ぶとなると、費用や治安、気候、学校のレベルなど考慮すべきことが多く迷うこともあるでしょう。
そこで、今回は留学先の選び方から、人気の留学先、おすすめの診断サイトや留学エージェントまで役立つ情報を詳しくご紹介します。
自分に合った留学先を見つけ、充実した留学生活を送るためのポイントをしっかり押さえていきましょう。
留学先はどうやって選ぶ?
留学先を検討する時に、確認する項目は以下の通りです。
費用
留学費用には、生活費や学費、準備費用が含まれています。
生活費は地域によって異なりますが、寒い地域では防寒具が必要になります。
学費も学校の種類(私立・公立)や、年度によって大きく変わります。
治安
治安の良い国としては、アイスランドやニュージーランド、ポルトガル、オーストラリア、デンマーク、カナダなどが挙げられます。
アメリカは、地域によって異なるので事前によく調べてみましょう。
気候
気候も、留学生活に大きな影響を与える要因のひとつ。
一般的に、日本より南にある国は温暖で、北にある国は寒い傾向があります。
気候によって服装なども準備する必要があるので、実際に現地に住んでいる人や、その国に留学経験がある人の話を聞いておくと安心です。
周辺環境
都会のメリットは、観光地や娯楽施設が多く、レベルの高い学校が多いという点です。
一方で、田舎は自然に囲まれた環境で勉強に集中でき、学費も比較的安いという点で選ぶ人も多くいます。
ビザなどの手続きのしやすさ
ビザ申請料は国によって異なり、必要なビザの種類も留学期間によって変わります。
アメリカでは、短期間の語学留学でも週18時間以上の授業を受講する場合は学生ビザが必要になります。
オーストラリア、カナダ、ニュージーランドも同様に、一定期間以上の留学には学生ビザが必要です。
英語の訛り
英国圏への留学は、英語のアクセントも考慮する必要があります。
アメリカ英語、イギリス英語など、国によって異なる特徴があります。
時差
長期留学の場合は、家族や友人と連絡する時間を考えると、時差が小さい方が時間を合わせやすいでしょう。
学校のレベル・雰囲気
学校によってカリキュラムやサポート体制が異なるので、自分の目的に合った学校を選ぶ必要があります。
例えば、英語学習が目的であれば、TOEFLやIELTSの対策が充実している学校を選ぶと良いでしょう。
また、校風や雰囲気も重要な要素です。
ウェブサイトや留学エージェントから情報を集め、自分に合った学校を選ぶことが大切です。
口コミも参考になるので、ランキングサイトや留学体験談なども確認しておきましょう。
おすすめ留学先・国診断サイト
留学先選びで最初に悩むのは、どの国や都市が自分に合っているかという点。
そんな不安を解決してくれるのが、客観的なデータに基づいておすすめの国を判定してくれる「診断サイト」。
ネスグローバルでは、留学先の国・都市診断を提供しています。
学ぶ言語に関係なく、希望にマッチした都市を5つ紹介してくれるのが特徴です。
ネスグローバルの診断では、27の項目にチェックを入れることで、希望に合った留学先都市を見つけられます。
これらの診断サイトを活用することで、漠然としたイメージしかなかった留学先を、より具体的に検討できるようになるでしょう。
こちらが、ネスグローバルの診断項目の一例です。
・都市のタイプ: 大都市か田舎か
・自然環境: 自然や動物の多さ、海や山の近さ
・気候: 温暖な気候か、四季の変化を楽しめる気候か
・アクティビティ: 週末と平日の過ごし方、エンターテイメント施設の充実度
・都市の雰囲気: ビジネスの中心地か、アートが盛んな場所か
・利便性: ショッピングの便利さ、カフェやショップの充実度
・ナイトライフ: パブやクラブの充実度
・スポーツ: スポーツの盛んさ
・観光: 観光名所の多さ、歴史や文化の深さ
・交通の便: 旅行のしやすさ、公共交通機関の充実度
・学習環境: 治安の良さ、勉強に集中できる環境
・留学生の数: 留学生の多さ、日本人の少なさ
・情報の入手: 日本語で情報が得やすいかどうか
これらの要素を考慮して、自分にとって優先順位の高い項目を明確にすることで、留学先選びの軸が見えてくるはずです。
より簡単に診断できるチャート・タイプ診断
留学先選びで迷ったら、診断チャートやタイプ別診断を活用することで、自分にぴったりの国を見つけやすくなります。
HISの診断チャート
HISの診断チャートでは、性格に基づいて留学先を提案しています。
質問に答えていくと、自分のタイプが分かります。
①積極的タイプ
社交的で、周りの人と積極的に交流できる人におすすめの国は、アメリカ、イギリス、マルタ。
様々な文化的背景を持った人と交流できるアメリカや、世界各国の留学生と交流できるイギリス、ヨーロッパの雰囲気を味わいつつ異文化交流ができるマルタはぴったりの場所です。
②慎重派タイプ
しっかりと準備してから臨む人におすすめの国は、カナダ、オーストラリアです。
治安が良く、HISの現地支店でのサポートが充実しているカナダや、一年中温暖な気候で過ごしやすく安全性も高いオーストラリアもおすすめです。
③コツコツ努力タイプ
目標を持ち、コツコツ自分のペースで勉強をしたい人におすすめの国は、フィリピン、ニュージーランドです。
フィリピンは英語力向上に特化しており、ニュージーランドは大自然の中で自分のペースで勉強できる点がおすすめです。
④のんびりタイプ
自分のペースで物事を進めることが好きな人は、ニュージーランドやカナダがおすすめです。
多民族国家でおおらかな国民性を持つニュージーランドや、多様性を尊重する文化があるカナダはぴったりの場所です。
⑤個性派タイプ
他の人とは違うことがしたい人におすすめの国は、アメリカやドバイ、マルタです。
最先端な環境で学べるアメリカや、アラビア語も習得できるドバイ、自分流に自由に楽しめるマルタは魅力的な国となるでしょう。
WLPの10秒診断
WLP(World Life Partners)の10秒診断では、価値観に基づいて留学先を提案しています。
4つのタイプから自分の考えに近いものを選択することで、おすすめの国が分かります。
Aタイプ:手に職つけたい真面目な努力家
おすすめの国はカナダ。欧米留学でも留学費用を抑えられます。
また、治安が良く、移民や外国人に優しい雰囲気も魅力です。
Bタイプ:とにかくアクティブなチャレンジャー
おすすめの国はタイ。欧米人講師によるマンツーマンレッスンで英語力を高め、タイ文化に浸ることができます。
物価が安く、様々な体験を通して新しい自分を発見できるでしょう。
Cタイプ:自分の可能性を試したい上昇志向
おすすめの国はアメリカ。エンタメ、スポーツ、サイエンス、ITなど、あらゆる分野の最先端が集まっているので、刺激的な留学生活を送れます。
Dタイプ:海と街を同時に満喫したい
おすすめの国はオーストラリア。ロケーション抜群のキャンパスでLOHAS(Lifestyles of Health and Sustainability)と同じ水準の給料を得るチャンスもあります。
人気の留学先・国の特徴
留学は、語学力の向上だけでなく、将来の可能性を広げる貴重な機会となります。
留学先を選ぶ際には、費用だけでなく、その国の文化や生活様式、教育制度などを知っておくことが大切です。
おすすめの留学先
留学先として人気のある国々には、それぞれ異なる魅力があります。
カナダ
治安が良く、親日的な国なので日本人にとって留学しやすい環境です。
教育水準が高く、英語の発音がきれいであることも魅力のひとつ。
カナダでは、1日以上の滞在には電子渡航認証(eTA)が必要で、半年以上の就学には学生ビザが必要です。
オーストラリア
フレンドリーな国民性で、留学生向けの英語コースやサポート体制が充実しています。
自然も豊かで、ビーチアクティビティが好きな人におすすめです。
観光や短期の留学にはeVisitorビザが必要で、3ヶ月未満の留学であれば学生ビザは不要です。
ニュージーランド
授業料や物価が比較的安く、治安が良いことが人気の理由。
留学生の受け入れ体制が整っているので、安心して過ごすことができます。
3ヶ月未満の留学であれば、学生ビザは不要です。
アメリカ
多様な文化が体験できる点が魅力の国です。
広大な国土が故に、留学する州によって異なる文化や生活様式を体験できます。
フルタイムの学生として就学する場合は、F-1ビザが必要です。
イギリス
歴史的な名所が多く、観光地としても人気があります。
寒暖差が少なく気候が安定しているので、過ごしやすいです。
6ヶ月未満の留学はビザは不要ですが、6ヶ月以上の留学はStudent Visaが必要です。
アイルランド
治安が良く、イギリスよりも物価が安いです。
世界的に評価の高い教育を受けられ、起業やイノベーションに関心のある人にもおすすめです。
3ヶ月(90日)未満の留学ではビザは不要で、90日を超える場合は学生ビザが必要です。
フィジー
フレンドリーな国民性が魅力で、現地の人々との交流がしやすいです。
留学費用が欧米諸国に比べて安く、格安で留学できる点が魅力です。
14日未満の留学はビザは不要で、15日を超える場合は学生ビザが必要です。
留学に関するFAQ.
高校留学に関する、よくある質問とその回答を以下にまとめました。
Q.高校留学の準備はいつから始めるべきですか?
A.留学の意思が固まり、保護者の同意が得られたらすぐに準備を始めることをおすすめします。情報収集や留学エージェントへの相談など、早めの準備が大切です。
Q.夏休みや冬休みを使った短期留学は可能ですか?
A.短期留学は可能です。短期留学は、長期留学が不安な人や留学が自分に合っているかどうかを試したい人におすすめです。
Q.高校留学に必要な英語力はどのくらいですか?
A.正規留学では、語学力に応じたクラス分けや留学生向けのコースがあるため、自信がなくても留学できます。しかし、充実した留学生活を送るためには、ある程度の英語力があった方が良いでしょう。
Q.日本の高校と海外の高校の違いは何ですか?
A.海外の高校では、自発性が重視され、授業中の発言や話し合いが活発に行われます。選択科目も多く、自分で授業を選べる点が特徴です。
Q.短期留学でもビザは必要ですか?
A.留学期間や国によって異なります。例えば、カナダでは半年以内の短期留学であればビザは不要ですが、オーストラリアでは3ヶ月以上の留学には学生ビザが必要です。
迷ったら留学エージェントに相談するのもアリ
留学先選びで迷った時は、留学エージェントに相談することも有効な手段です。
エージェントは、留学プランの提案から、学校とのやり取り、ビザ申請の代行などサポートが手厚いのでおすすめです。
さらに、ネットには掲載されていない最新の情報や割引キャンペーンなどを提供してくれることもあります。
また、留学中に予期せぬトラブルが発生した時も、現地オフィスがサポートしてくれるのが何よりのメリットです。
一方で、デメリットとしては、エージェントを利用すると費用が発生することも。
また、エージェントが特定の学校とのみ提携している場合は、学校の選択肢が狭まる可能性もあります。
留学エージェントは、留学を検討する上で有益な情報やサポートを提供してくれる存在です。
しかし、エージェント選びは慎重に行う必要があります。
複数のエージェントに相談し、自分の希望に合ったサポートを提供してくれるエージェントを選びましょう。
まとめ
留学先を選ぶ際は、自分の目的や希望に合った国を慎重に選ぶことが大切です。
費用や治安、気候といった基本的な条件はもちろん、英語の訛りや周辺環境、学校のレベルなど、様々な要素を総合的に検討する必要があります。
そんな中で心強い味方となるのが、留学診断サイトや留学エージェント。
診断サイトを使えば自分の性格や価値観に合った国を客観的に知ることができ、エージェントに相談すれば専門家の立場から適切なアドバイスを得られます。
これらのツールを上手に活用しながら、あなたにとって最適な留学先を見つけ、実りある留学生活を実現させましょう。