
イギリス留学の準備を進めるに当たり、パスポートは最も重要な書類の1つです。
パスポートがきちんと用意できていなければ、ビザやフライトの手配など、イギリス留学に必要な準備をスムーズに進められなくなってしまいます。
本記事では、パスポートの取得方法から、パスポートの有効期限や残存期間のこと、紛失時の対応について紹介します。イギリス留学の準備で気をつけるべきポイントもあわせて紹介するので、しっかり確認してスムーズに渡航準備を進めてください。
パスポート取得の仕方
イギリス留学の準備ではパスポートの準備が欠かせません。
すでにパスポートを持っている場合は、その有効期限をチェックし、残り期間が少なければ更新手続きが必要です。
初めての海外でイギリス留学をするのであれば、まずはパスポートの取得から準備を進めましょう。ここでは、パスポートを新規取得する場合の方法を詳しく解説します。持っているパスポートの期限が切れてしまっている場合もここでの解説を参考にしてください。
【イギリス留学準備】パスポート申請方法:窓口で申請
窓口でパスポートの申請をする場合は、各都道府県のパスポート申請窓口で申請します。下記をそろえて、住民登録のある都道府県の窓口で申請してください。
▼窓口申請で必要な書類
◾️一般旅券発給申請書 1通
・ウェブで入力可能な「ダウンロード申請書」または窓口でもらえる手書き申請書
◾️戸籍謄本 1通
・6か月以内に発行されたもの
・「住民基本台帳ネットワークシステム」の利用を希望しない人や住民登録のある場所とは別の都道府県で申請する人は「住民票の写し 1通」も必要
◾️写真 1枚
・縦45mm×横35mmの縁なし
・無背景のもの
・6か月以内に撮影されたもの
◾️本人確認書類
・マイナンバーカードや運転免許証、健康保険証など
【イギリス留学準備】パスポートの申請方法:オンラインで申請
2025年3月24日からマイナンバーカードとマイナポータルを使って、新規パスポートのオンライン申請が全都道府県でできるようになります。
オンライン申請であれば、クレジットカードによる申請手数料の納付が可能で、窓口に行くのはパスポート受取の1回のみにできます。
▼ オンライン申請で必要な書類
・マイナンバーカード マイナポータルアプリ
・マイナポータルアプリに対応するスマートフォン
・戸籍謄本
・白い紙に署名を書いたもの
・(あれば 写真データ)
・(あれば 有効期限切れのパスポート)
オンラインでのパスポート新規申請の大まかな流れは下記のようになります。
1.マイナポータルアプリの「パスポート(旅券)申請」を開いてログインする
2.「パスポートを取得する(新規申請)」を選択する
3.パスポート用顔写真をアプリ内で撮影、または写真データをアップロードする
4.白い紙に書いた署名をアプリ内で撮影、または撮影データをアップロードする
5.「申請事前情報」から必要な情報を入力する 「申請する」のボタンから申請する
6.交付予定と交付窓口を確認して、申請手続きを完了する
※詳しい手順や操作方法についてはマイナポータルや外務省の案内をご確認ください。
※パスポートの申請では、15歳未満や15〜17歳の本人申請の場合には別途必要な手続きがあります。詳しくは外務省のページで確認してください。
【イギリス留学準備】パスポートの受取
申請時に知らされた交付日以降、交付窓口にパスポートを受け取りに行きましょう。 パスポートの受取には、下記の2点が必要です。
・手数料(※オンライン申請の場合はカード払いが可能)
手数料については、申請したパスポートの種類によって額が変わるため、外務省のページで最新の情報を確認してください。外務省の案内によれば、2025年パスポートの申請から交付までは2週間程度とされています。
場合によっては、さらに長い時間がかかる可能性も考えられるため、イギリスへの渡航1ヶ月前までにはパスポートの申請を済ませるようにしましょう。
都道府県の窓口によって手続きの詳細が異なる場合があるため、詳しくは各都道府県の情報を確認するようにしてください。
海外旅行に欠かせないパスポートの役割
そもそものところですが、「パスポートの役割」についても整理しておきましょう。留学を含めた海外への渡航で混乱しやすいのが「パスポート」と「ビザ」です。それぞれの役割は下記のようになります。
| パスポート |
・自国の政府が発行する世界で使える「身分証明書」 ・所有者の氏名、国籍、生年月日等を証明するもので、自国への入国・外国での滞在許可のために携帯・呈示するもの |
| ビザ |
・事前申請し、審査後に渡航先の国より発行される「入国許可証」 ・申請の際にパスポートが必要 |
日本のパスポートは世界的に高い信頼を得ており、ビザの申請なく日本のパスポートのみで入国できる国が190ヶ国以上あります。
イギリス留学の場合は、日本のパスポート所持者で、6ヶ月以内の滞在であればビザは必要ありません。イギリス留学での滞在が6ヶ月を超える場合は、学生ビザの取得が必要になります。
パスポートの有効期限と残存期間
渡航に際しては、パスポートの「有効期限」と「残存期間」に注意が必要です。「有効期限」はパスポートの「有効期間満了日 / Date of Expiry」と表記される日付で確認可能です。有効期間満了日を過ぎたら、パスポートは無効になります。
一方で、「残存期間」は有効期限まで残っている期間のことを指します。 残存期間の必要日数は渡航先の国により指定がさまざまですが、3ヶ月〜6ヶ月以上とされている場合がほとんどです。
ちなみに、イギリス政府の入国に関するページでは、「滞在期間をカバーする有効なパスポート」とあり、残存期間について厳しい指定はありません。 しかし、予期せぬ予定変更や緊急事態が起こる可能性もあるため、パスポートの有効期限が6ヶ月を切っている場合は、イギリス渡航前にパスポートの更新手続きをしておくようにしましょう。
パスポートの紛失と再発行手続き
パスポートを紛失してしまった場合の対応と、再発行手続きについても事前に確認しておきましょう。
パスポートを紛失したときの対応
旅行先・留学先でパスポートを紛失または盗まれた場合は、次のステップで対応が必要です。
1.紛失の場合は、まずは身の回りを確認し、思い当たる場所をすべてチェックする
2.現地警察に報告して「紛失証明書」や「盗難証明書」などを発行してもらう
(火災でパスポートを焼失した場合は、消防署に「罹災証明書」を発行してもらう)
3.日本大使館や総領事館等に警察で発行してもらった届出書を出し、パスポートの失効手続きをする
4.日本大使館や総領事館等で帰国のための「渡航書」の発行かパスポートを再発行してもらう
日本でパスポートを紛失したり盗まれたりした場合は、まず警察に紛失・盗難届を提出し、証明書を発行してもらいましょう。その後、各都道府県のパスポート申請窓口で失効手続きを行い、再発行の手続きを進めてください。
イギリス留学における渡航準備
イギリス留学に向けてはパスポート以外にも、学生ビザの申請、航空券や保険の手配などの準備が必要です。
ビザ申請
イギリスに6ヶ月以上滞在するにはパスポートだけでなく、学生ビザが必要です。また、学生ビザの申請の際は、イギリスの国民健康保険である「NHS」への加入も必須となっており、この支払いも済ませておく必要があります。
ETAの申請
2025年1月から、パスポートの種類にかかわらず、6ヶ月以下の期間でイギリスに入国する場合は「ETA(電子渡航認証)」が必要となっています。ETAの取得対象者には、6ヶ月以下の期間で留学する人も該当します。観光ビザでイギリスに留学する人は、ETAの申請も忘れずに行いましょう。
航空券の手配
パスポートやビザの手配が済んだら、フライトチケットも早めに押さえましょう。語学学校への留学で空港送迎サービスも申し込んでいるなら、フライト情報を学校の担当部署まで知らせる必要もあります。
保険の手配
学生ビザでの留学の場合はイギリスの健康保険にも加入しますが、医療費以外にも携行品の損害や飛行機の遅延費用を補償する海外旅行保険の加入も検討しましょう。
渡航に向けた書類・情報の整理
入国時や現地到着時に必要な情報をすぐに取り出せるように書類や情報の整理をしておくことも重要です。
イギリスへの入国審査では、パスポート以外にも、ビザの情報や滞在場所の住所、学校の住所や連絡先などの提示が求められる場合があります。
スマートフォンに情報をまとめておくのも安心ですが、バッテリー切れのリスクに備えて紙で用意しておくのもおすすめです。
現地通貨・国際キャッシュカード・クレジットカードの準備
現地で使えるお金の準備も必要です。
最近ではイギリスでもキャッシュレス化が進み、カードでの支払いが可能なところが増えています。クレジットカードや国際キャッシュカードを用意し、留学に備えましょう。カード類は盗難や破損、紛失のリスクも考えて、複数枚用意するのをおすすめします。これからカードを作る場合は、発行に1〜2週間かかることも多いので、渡航前に早めに発行手続きを進めましょう。
また、現金を用意する場合は、日本で両替するのか、現地で両替するのか決めておきましょう。イギリスの両替所を利用する場合は、パスポートの提示が必要となる点にも注意してください。
「たびレジ」または「ORRnet」へ登録
渡航時期が近くなったら、外務省が管理する「たびレジ」や「ORRnet」への登録を済ませましょう。 下記を基準にそれぞれ登録手続きをします。
・3ヶ月以上の滞在を予定 →「ORRnet(オンライン在留届 / 在留届電子届出システム)」に登録
「たびレジ」は海外に短期間滞在する場合に、旅行日程や滞在先、連絡先を登録しておくと、渡航に関する情報や現地の注意情報を受け取れるようになります。
「ORRnet」は、海外の住所に3ヶ月以上滞在する場合に義務付けられている「在留届」の提出ができるシステムです。 どちらの登録も外務省のページから手続きができます。
まとめ
以上、イギリス留学に必須のパスポートの取得方法から紛失時の対応、イギリス留学準備でのポイントについてまとめました。
イギリス留学の準備を進めていくうえでは、ビザやフライトの手配を進めるためにも、手元に有効なパスポートが必要です。
すでにパスポートを持っている場合でも、有効期限や残存期間をよく確認し、しっかり留学準備を進めましょう。
◇経歴
・ワーホリ3ヵ国経験あり
・海外企業の営業・マーケティングで5年の経験あり
・留学サポート経験あり
◇資格
・ケンブリッジ英検 FCE
・TOEIC 900点以上
◇留学経験
・イギリス・エディンバラ大学附属の語学学校にて1ヶ月の語学留学経験あり
◇海外渡航経験
・ニュージーランド、カナダ、アイルランドでワーホリを経験
・アイルランドの企業で営業・マーケティングを担当(出張でマルタやイギリス、アジア圏の国々にも行きました)
・これまで仕事や旅行で訪れた国は20ヵ国以上
◇自己紹介
留学サポートの経験も経て、現在はWebライターとして活動しています。
大学から本格的に英語を学び始め、留学・ワーホリ経験を通して、世界各国の人たちと交流する楽しさを知りました。現在は、日本で国際交流・異文化理解の場を作るお手伝いもしています。