
みなさんは、イギリスの「ブリストル」という都市を知っていますか?名前をなんとなく聞いたことがあるという人、実際に旅行などで行ったことがある人、まったく知らずに今初めて地名を聞いたという人など、さまざまだと思います。
そこで、今回の記事では、そんなブリストルに焦点をあててご紹介していきたいと思います。
ブリストルとはどんな街なのか、教育都市としてのブリストルの特徴、ブリストルで留学するメリット、ブリストルの主な語学学校と大学紹介、そしてブリストル留学の準備と手続きなどをていねいにわかりやすく解説していきます。
イギリス留学に興味がある方、イギリスのどこに留学しようか迷っている方、留学先の候補としてブリストルを考えている方などは、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
イギリス西部の港町・ブリストルはどんな街?
イギリスがお好きな方や、何度も訪れたことがある方は、ブリストルという都市の名前を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、首都・ロンドンをはじめとする、マンチェスターやバーミンガム、リバプール、エディンバラなどと比べると、どうしても知名度が低くなるブリストル。
そもそもブリストルがどんな街なのか、まったくわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、まずはブリストルという街の基本情報をチェックしていきましょう!
ブリストルの位置
ブリストルは、イギリス・イングランド西南部に位置する港町(大西洋・ブリストル海峡に面しています)です。
ロンドンから特急列車で向かった場合、約1時間半~2時間弱かかります。
また、ウェールズの首都・カーディフからも1時間ほどで行くことができます。
ブリストルの気候
ブリストルは西岸海洋性気候(気候区分:Cfb)に属しています。
他の気候帯に比べて、年間の気温差や降水量に大きな変化がないことが特徴です。
基本的にブリストルは東京と比べると気温が低いです。
特に夏は東京と比べるとぐっと涼しくなります。
夏の平均最低気温が15℃を下回ることもありますし、最高気温も30度を超えることはめったにありません。
そのため、夏でも一枚羽織れるもの・脱ぎ着しやすいパーカーなどがあると便利です。
ブリストルの人口・産業
ブリストルの人口は約46万人です。
ブリストルは比較的大きな街であり、イギリス全体では8番目、イングランド内だけでは6番目に人口が多いです。
ブリストルは古くから港湾都市として栄えました。
現在港では貿易はほとんど行われていませんが、産業のまち、観光地、歴史とアートが共存する街となっています。
産業では飛行機や自動車などの機械の生産が盛んです。
超音速輸送機コンコルドが開発された街でもあります。
また、アート面では日本でも有名なバンクシーの故郷ともいわれています。
教育都市としてのブリストルの特徴
ブリストルという街の基本的な情報がわかりましたね。
港町、というだけでもワクワクしてくる、という方も多いのではないでしょうか。
つづいてここからは、教育都市としてのブリストルの特徴をご紹介していきたいと思います。
イギリス西部屈指の学術都市
イギリスは全体として教育水準が高いことで知られていますが、なかでもブリストルはイングランド西部エリアの屈指の学術都市として有名です。
のちほど詳しく解説しますが、有名な大学もありますし、語学学校もたくさんあります。
教育水準の高さや、研究活動の活発さなど、勉強に力を入れたい人にはぴったりの環境といえるでしょう。
有名大学がある他の都市へもアクセスしやすい
ブリストルそのものではありませんが、先ほどもご紹介したとおり、ロンドンへは1時間半から2時間弱で行けます。
ロンドンには、インペリアル・カレッジ・ロンドンやロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)など、世界的に見ても優秀な大学がそろっています。
また、イギリスでもケンブリッジ大学とともに1、2を争うオックスフォード大学のあるオックスフォードへも、電車で1時間15分ほど、車で1時間半ほどで行くことができます。
ブリストルに住みながらこうした大学へ通うというのはあまり現実的ではないかと思いますが、研究イベントやセミナーなどが開催された場合でも、アクセスしやすいという点は、ブリストルに滞在し学ぶメリットといえるでしょう。
ブリストルで留学するメリット
続いて、ブリストルで留学をするメリットをいくつかご紹介します。
街としての魅力、生活する上でのメリットなど、さまざまなものがありますよ。
ぜひ、以下を参考に、イギリス留学の滞在先選びの参考にしてみてくださいね。
日本人が少ない
ブリストルは、ロンドン、マンチェスター、バーミンガム、エディンバラ、リーズといったイギリスを代表する都市と比べて、やはり日本人が少ない傾向にあります。
日本人が多い方が安心、という方ももちろん多いとは思いますが、「英語の勉強」に力を入れるのであれば日本人が少ないことは大きなメリットとなります。
日本人がまわりに多くなければ、それだけ学校・語学学校以外で英語を使わなければならない機会が増えるからです。
交通が便利で移動が楽
ブリストルは、他都市への移動がしやすいだけでなく、ブリストル市内の交通手段も整っているため、移動も楽です。
留学の場合は車を持っていないことが多いと思いますが、バスが多く走っています。
10分間隔程度で走っていることが多いので、何分も待たないと乗れないということは少ないでしょう。
多くのアートに触れられる
ブリストルはバンクシーを生んだ街として知られています。
彼の作品を街なかで見ることができます。
また、ほかにもさまざまなグラフィティーアートが見られます。
実は、ブリストルはグラフィティーアートで有名な街でもあるんですよ!
その他、ブリストルはロンドンからそれほど離れていないこともあり、多くのアーティスト、デザイナー、写真家、作家など文化・クリエイティブにかかわる人たちが住んでいます。
イベントが多い
ブリストルでは有名な音楽イベントが開かれています。
たとえばブリストル・ハーバー・フェスティバルやブリストル・サウンズなどです。
ほかにも、毎年8月に4日間かけて「ブリストル・インターナショナル・バルーン・フェスタ」がおこなわれます。
このイベントでは、100以上の熱気球(この規模は欧州最大です)が空に舞い上がります。
ブリストルの主な語学学校と大学紹介
ここからは、ブリストルの主な語学学校と大学をご紹介します。
ブリストル大学
ブリストル大学は、イギリスの『ガーディアン』紙が発表した「The best UK universities 2024」で16位にランクインしています。
コンピューターサイエンスやエンジニアリング、医療などが特に有名です。
ECブリストル校
ECブリストル校は語学学校のひとつです。
ブリストル中心部に位置し、アクセスも良好。
少人数制のクラスなのでアットホームな環境で集中して英語を学ぶことができます。
語学留学プログラム、ビジネス英語、ジュニアコースといった多様なプログラムがそろっているのもうれしいポイントです。
ブリストルランゲージセンター
ブリストルランゲージセンターもブリストル中心部にある語学学校です。
レッスンのクオリティーの高さに加え、24時間のサポート体制が整っているなど、語学留学や海外そのものが初めてで不安だという方にもおすすめです。
ブリティッシュ・カウンシル、English UK、Quality Englishなどの認定校でもあり、講師陣も経験豊富な人が多いです。
EFブリストル校
EFブリストル校はEF独自のカリキュラム・教材・学習方式を導入しています。
ブリストル校には世界各地から留学生が集まります。
ジムやスイミングプールなども併設されているため、わざわざ学校の外に行かなくても授業後に気軽にリラックスすることができます。
ブリストル留学の準備と手続き
最後に、ブリストル留学の準備をご紹介します。
ブリストル大学への留学準備
ブリストル大学への進学を希望する場合、「英語の資格・GPA(成績)・規程テスト」が求められます。
英語の資格を取得できたら、推薦書と志望動機書を同時に準備し、出願します。
イギリスの大学は3年制ですが、3年間通う以外の留学方法もあります。
たとえば夏の期間のみのサマースクールなどに参加するという方法もあります。
まずは短い期間留学してみて、雰囲気などをつかみ、本格的に学びたいと思ったら大学へ正規留学する、という方法もあります。
まとめ
今回の記事では、留学先としても常に人気が高いイギリスのなかから、「ブリストル」という都市に焦点をあててご紹介していきました。
そもそもブリストルとはいったいどんな街なのか、教育都市としてのブリストルの特徴、ブリストルで留学するメリット、ブリストルの主な語学学校と大学紹介、そしてブリストル留学の準備と手続きなどについてもわかりやすく解説していきました。
記事の中でもご紹介したとおり、
そんなブリストルでの留学を成功させるために知っておくと役立つことはたくさんあります。
ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
また、ご紹介したブリストルの街やブリストルに留学することについて「もっと詳しく知りたい」「ネイティブスピーカーの意見を聞いてみたい」と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブスピーカーの講師とマンツーマンで話すことができます。
イギリス出身、特にブリストルや周辺の都市出身の講師であれば、よりリアルな現地情報を聞くこともできます。
ぜひ、みなさんの英語学習や渡航前の準備にレッスンをフル活用してくださいね。
◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!