「ブライトン」
皆さんはこの街をご存じですか。
サッカー日本代表三苫選手
国際開発学の権威であるサセックス
そして、眼下に広がる美しいビーチに洗練された街並み
そこに住むのは穏やかで多様性に富んだ人々
その住み良い環境、多様性の豊かさから、実は今、世界中から英才が集まるイギリス屈指の人気都市なのです。本記事では、そんな留学地として注目度上昇中の街「ブライトン」での留学あれこれを紹介します!
ブライトンの基本情報
多岐にわたる魅力を併せ持つブライトンのことを知れば訪れてみたくなること間違いなし!ここではブライトンの基本的な特徴を紹介します。
ブライトンはイングランド南東部に位置し、イギリス海峡に面する地理的特徴から、イギリス屈指のリゾート地として名高い街です。また、ロンドンから電車で一時間程度で行き来できる立地の良さに加え、様々な文化や芸術が入り混じるその多様性からイギリスでも有数の人気観光地です。
そんなブライトンの特徴の1つ目は、交通利便性の良さです。
ブライトンは公共交通機関が発達しているため、様々な近隣都市へ簡単にアクセスできます。前述した通り、ロンドンには片道1時間程度で訪れることができます。
ブライトン内の移動もバス電車が数多く走っており、東京と相違ない利便性を感じることができます。また、サイクリングロードも充実しているので、海風を浴びながらサイクリングも楽しめます!
2つ目はイギリス随一のビーチを擁する美しい街並みです。
イギリス海峡に面する美しいビーチを求め国内外から観光客が集まるブライトン。昼と夜で魅せる異なる景色に思わず息を呑むことは間違いないでしょう。
また、リゾートだけでなく都市部では歴史と風情に溢れる洗練された雰囲気を漂わせています。海と街、異なる美しさを併せ持つブライトンの街並みは一見の価値ありです。
3つ目にリゾート地ならではの気候環境です。
ブライトンの気候的特徴は、年間を通して寒暖差はそこまで大きくないので、比較的過ごしやすい環境です。
夏の期間は短いですが平均気温20度前後と非常に過ごしやすく、ビーチを楽しむにはうってつけの気候です。ただ、基本的に夏は涼しく、冬の冷え込みは厳しく、気温が低めであると認識しておく必要があります。加えて海風も強くなるため、冬は厳重な防寒対策が必須です。
4つ目は多様性に富んだ価値観の広がりです。
ブライトンは街として多様性への理解が深く、LGBTQ+の活動も盛んに行われています。現地に住む人たちは非常にオープンマインドかつおおらかな気性の方が多く、観光客や留学生にとっては居心地の良い環境であると評判です。
活気があり芸術性の高い地域、モダンで落ち着いた雰囲気を醸し出す地域、訪れる地域によって様々な雰囲気、価値観を味わうことができる多様性に富んだ街であることはブライトンの大きな特徴です。
ブライトン留学のメリット・デメリット
街の特徴を理解したところで、実際に留学を検討し始める頃でしょうか。ではここで、今までの情報を踏まえつつ、ブライトン留学のメリット、デメリットを考えていきましょう。
前提として、ブライトンには2つの国立大学(ブライトン大学、サセックス大学)があります。また語学学校も多数存在している街になります。そんなブライトンに留学するメリットは大きく3つあります。
1つ目は多様性に富んだ学習環境です。
ブライトンには世界120以上の国/地域から留学生が集結します。ブライトン大学には毎年3000人以上の留学生が在籍し、サセックス大学は学生全体の3割以上を留学生が占めるほど、国際性が豊かな環境があります。授業のサポートも手厚く、留学生でも安心して学業に励むことができます。
また、語学学校では、1クラスあたりの日本人比率が5%程度と、日本人の少なさが目立ちます。多様性豊かな留学環境にどっぷりと浸かることができるのは、大きなメリットです。
2つ目はオープンマインドなコミュニティです。
前述した通り、現地に住む人々はおおらかで多様性を受け入れることに長けています。なので、留学生も安心して地域コミュニティに溶け込み、関係を築いていくことができます。価値観が多様なだけでなく、相互に理解し、支え合える環境はブライトンの大きな魅力の1つです。
3つ目は生活環境の充実です。
ブライトンの街は自然と利便性の両立を実現しています。自然に心を癒されながら、利便性には困らないため、生活環境に不安少なく留学に集中することができるのは非常にありがたいです。
一方でブライトン留学にもデメリットがあります。ここでは大きく2点紹介します。
まず大きなデメリットは「コスト」です。ブライトンは人気の観光地であるため、生活にかかるコストがどうしても高くなります。費用については後ほど詳しくお話しますが、住居費や生活必需品の価格が上がってしまうのは大きなネックです。
2つ目は気象環境の厳しさです。寒さに強い方には問題ないかもしれませんが、ブライトンは平均気温が低いだけでなく「夏は短く冬は長い」という特徴があります。更に海風により冷え込みは数字以上になります。このような寒さの厳しい環境が苦手な人にとってブライトンの気候はネックになるでしょう。
留学費用の概算
ブライトン留学のデメリットの1つである「留学費用」の高さ。では実際にどの程度の資金準備が必要なのでしょうか。ここからはブライトン留学にかかるコストを紹介します。
まずは授業料です。学部・修士課程の留学となると約300〜500万円/年以上かかります。英語語学学校の場合だと、安いところで10万円〜/週(20時間レッスン)程度になります。1ヶ月だと凡そ40万円〜というところですね。
次に住居費です。キャンパス周辺に部屋を借りると、1Rの家賃相場は街中心部だと約30万円/月、中心部から離れると約20〜23万円/月程度かかります。やはり、人気観光地でもあるブライトンの家賃相場は高くなってしまいますね。
最後に生活にかかる諸費用です。スーパーマーケットでは、牛乳が約230円/L、鶏肉が約1,300円/KG、牛肉は約2,600円/KG程度です。外食をするなら、リーズナブルなランチで3,000円/人、ファストフードで1,500円/人程度かかります。
以上が留学で滞在する際に必要となる主なコストです。ロンドン留学ほどでは無いかもしれませんが、やはり留学費用は高いですね。ただ、幸いなことにイギリス留学には多くの奨学金制度があります。本記事で詳細については触れませんが、ウェブ上に様々な情報がありますので、留学準備の際はぜひご自身でチェックしてみてください!
ブライトンでの生活スタイル
広大で美しいビーチを眼下に自然の息吹を感じ、少し歩けば洗練された都市空間の中で生活できる。自然と都会、両面を持ち合わせる街ブライトンでは、どのような留学生活が待っているのでしょうか。これまでお話した情報も踏まえて、ブライトン留学の生活スタイルを見ていきます。
東京と比較し、平均気温がやや低めのブライトン。夏は過ごしやすく、冬は少し厳しい環境にはなりますが、1年を通して安定した気候の下、滞在することができます。
洗練された街並みを楽しみながら歩を進めれば、350軒以上が立ち並ぶカフェでおおらかで親しみやすい現地のコミュニティや、世界各地から集まった多様性溢れる仲間との語らいに花を咲かせることでしょう。
街の中心では多くのイベントやお祭りで賑わい、美術館を訪れれば多種多様な芸術を嗜めるでしょう。街の至るところで様々な文化、価値観に触れながら、英語を学び、英語で専門分野を学びます。このような留学生活では、きっと単なる語学力や専門性の向上だけには止まらず、人間として大きな、大きな成長を実現することでしょう。
留学費用は決して安価ではありませんが、このような素晴らしい環境の下、留学生活に没頭できるのはブライトン留学の何よりの醍醐味です。
ブライトンの治安と安全
ブライトンでのライフスタイルについてお話しましたが、長期滞在する上で忘れてはいけないのは現地の治安状況の確認です。そこで最後にブライトンの安全性についてお話していきます。
結論、ブライトンでは基本的に安全で快適に暮らすことができます。犯罪発生率はイギリス国内でも平均的な数値のため、軽犯罪等には最低限警戒は必要ですが、生命の危機に見舞われることは非常に稀です。治安安定の根底には、これまでも再三お話してきたように、ブライトンに暮らす人々のおおらかでオープンな人間性が創る街の雰囲気の賜物でしょう。
とはいえブライトンでも注意をしなければいけないエリアはあります。例えば、夜遅い時間帯のクラブやバーです。どの国でも同様かと思いますが、こういった場ではスリなどの軽犯罪への警戒は必要です。また、アルコール関係のトラブルに巻き込まれないようにしっかりと自ら予防してください。
その他には「ホワイトホーク」という地域も警戒が必要になります。ここは家賃相場が低くなっている地域でもあるので、うっかり部屋を借りてしまうかもしれません。ですが、家賃相場が低い理由は治安面で懸念事項があるためです。ブライトン内でも比較的犯罪発生率が高くなっている地域なので、出歩く際は注意してください。
基本的には安全に暮らせるブライトンですが、せっかくの留学機会に危険な目に遭うなんてことがないように身の回りのケアは忘れずに行ってください!
まとめ
ここまでブライトン留学のあれこれをお話してきましたが、如何だったでしょうか。住みやすい街、豊かな自然に、世界中から集まる英才と共に過ごす留学生活。ブライトンという街での留学は、きっと高い留学費用以上の大きな価値を、あなたの人生にもたらすことでしょう。
これから留学をしようと考えている、またイギリス留学で行き先に悩んでいる、という方はぜひ「ブライトン」を選択肢の1つに入れてみてください!
この記事を踏まえて、留学先について納得のいく選択ができることを心より願っています!